来世契約バトル日記

優希ヒロ

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来世をかけた戦い

1日目

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とりあえず、自分の置かれている状況を認識することから始めることにしよう。まず、俺のような罪人たちは来世をかけた戦いをすることになったということ、そして、この戦いに負けると地獄に堕ちてしまうことがわかった。
武器が一つずつ与えられることがわかった。
俺にはナイフが与えられた。
とりあえず、向かってくる奴は全員殺す、ただそれだけだ。
俺に向かってくる奴はほとんど居なかった。
俺はまず、強そうなヤンキー顏の男の急所をナイフで一差しで突いた。
俺は何も感じなかった、見ず知らずの他人を殺したところで心を痛くもかゆくもない。
それは俺がそれだけ汚い人間ということであろう。
1日目は一人しか殺せなかった。それしか殺せなかったということは自分の来世が人間に近づけていないということだ。
もっと殺さなければ、殺す、殺す。
俺は全てを殺す。
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