私の彼は超乙女!?

優希ヒロ

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ライバル登場!?

ステージ

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「いよいよね、紫音君。」
「そうだね。じゃあ、王子様行きましょう。」
「紫音姫、手をどうぞ。」
紫音君が先に出ると男子生徒の歓声で紫音君のセリフが全く聞こえなかった。
次に美奈子が出ると今度は女子生徒の歓声も上がり、会場のボルテージが一気に凄くなった。
二人が手を取り合って走り去ると更に歓声が凄くなった。
「紫音君、凄かったね。」
「うん、ここまでなるとは思わなかったよ。投票結果どうなるかな?」
「きっと大丈夫だよ。じゃあ、シノさんのところに行こうか。」
「うん。」
二人は控え室に戻った。
「シノさん、どうでしたか?」
「良かったわよ。決勝も大丈夫よ。じゃあ、次の衣装に替えましょう。」 
「次の衣装?ドレスを変えるだけですよね、そんな時間かからないですよね。」
「今度は美奈子ちゃんがドレスを着るのよ。」
「えっ!聞いてませんけど…。」
「サプライズ!」
「じゃあ、みやびよろしく。」
「了解。」とみやびが美奈子を連れてどこかへと消えていった。
「紫音君も準備にかかるわよ。化粧落として。」
紫音も化粧を落とし始めると決勝進出の報が入った。
二人が準備を終え、お互いをみると二人とも完全にフリーズしていた。
「綺麗…。」
「カッコいい。」
「二人とも大丈夫?」
「はい…。」
「さぁ、紫音君ばっちり決めてよ。」
「はい…。頑張ります。」
「美奈子ちゃんは紫音君に身を任せなさい。そうすれば、大丈夫だから。」
「わかりました。」
「紫音君、お願いします。」
「うん、任せて。」
「初々しいわね、みやび。」
「本当…。あの二人が恋人じゃないって言われても信じられないね。」
「そうね、あの二人の間には越えないといけない壁があるから…。」
「そんなの、一度唇を合わせれば越えられるよ。」
「若いわね、みやび。恋愛ってそんな簡単じゃないのよ。」
「そうかな、素直になれば良いだけだと思うけど…。」
「そうね、そろそろ時間みたいよ、ステージの前の方に行こうか。」
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