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デカルト大会決勝
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デカルト大会、俺が決勝戦に進めたのはベーコン大会以来、およそ1年ぶりということになる。目指すは初優勝!ベーコン大会だけど、俺の攻撃は執拗に相手のマスクを狙っていたと審判団に長時間の協議の末にそう判定され、反則負けとなってしまったのだ。
通常、相手のマスクを狙っての反則負けは、ファンや同業の拳闘士たちから嫌われてしまうものであるが、試合を観ていた者たちはあれしか攻め手はなかったと思ってくれたので、俺が嫌われ者になることなかった。
決勝戦の相手はオレンジタイガー。女性拳闘士だ。彼女は試合後もマスクを取ることはないが、その正体を俺は知っている。ベスだ。ものすごく強くてかわいくて女子力のある、俺が一番勝ちたいと思っていて憧れてもいる、二つ年上の元メイドの女性。
俺がギリギリの闘い、運を味方につけての決勝戦進出を決めたのに対して、彼女は危うげのない闘い方で決勝戦まで勝ち進んでいる。しかも、あのブラックモアの尖兵であろうことは間違いない(両親やその仲間もまだ確証は掴めていないけど)スカンク拳闘士さえ倒して。
ブラックモアの手のかかっている者は、死霊やらゾンビやらブードゥやらオカルト系のマスクを被ることが多い。彼女が倒した相手もブルーライトスカルというマスクを被っていたが、ピンチとなると強烈な屁をこいて窮地を脱する、スカンクであったのだ。
彼女の取った戦法は至って簡単なものだった。それは息を止めて攻撃をするというもの。単純で誰でも思いつけそうな気もするが、実際やるとなるとかなりの困難さを伴う。
言うまでもないが格闘技の試合をはじめ、激しい運動をすればするほど呼吸だって比例して激しくなる。そんな中で息を止めて激しい運動、格闘技を行うことは至難の業だ。
だけど、彼女はそれをやってみせた。みせてしまった。試合序盤で彼女は相手の実力を測り、それを見切ると呼吸を止めてのラッシュ攻撃。これで相手を完全にノックアウトしてしまったのである。
おそらく、このために特別の特訓をしてきたはずだし、例えば海女さんの元へ行って素潜りを修行したり、あるいは高地の寺院にでも行き独特の呼吸法を学び、その過程で無呼吸などもマスターしたはずだ。文字通りの山籠りでもして、無呼吸で激しい攻撃のできるスキルをマスターしてしまったのだろう。
スクエアジャングルにはメタル、つまり金属を加工する技術が発達している。プラントという金属を糸のように細く加工する技術が古くから存在して、さまざまな衣服が作られている。
流石に、命のやりとりをする戦いの防具にするには防御力や耐久力が不足してしまうが、拳闘士による格闘技の試合ではちょうど良いのだ。また、通気性もよく男女多くの拳闘士に好まれて使われている。
オレンジタイガー、つまり、ベスも好んでプラントメタルを使用している。オレンジ色のワンピース状の水着。腰元に愛らしいフリルのついたもの。これが彼女の拳闘士としてのコスチュームであり、機動性を重視したシンプルなものであるのだ。
ちなみに、俺は暑くぬるっとしてしまうことに結構不快感を感じてしまう体質なので、上半身は露出させているが、下半身はやはりプラントでできたロングズボンのコスチュームを履いている。
他のメタルや植物性の繊維などと混ぜ合わせることにより、独特のツルツルピカピカの光沢を放ったり、逆に艶消しにしたりもできる。ベスの身体をピッタリ包み込む感じの水着コスは、陽光を浴びて独特の妖しげな光沢を放っている。
通常、相手のマスクを狙っての反則負けは、ファンや同業の拳闘士たちから嫌われてしまうものであるが、試合を観ていた者たちはあれしか攻め手はなかったと思ってくれたので、俺が嫌われ者になることなかった。
決勝戦の相手はオレンジタイガー。女性拳闘士だ。彼女は試合後もマスクを取ることはないが、その正体を俺は知っている。ベスだ。ものすごく強くてかわいくて女子力のある、俺が一番勝ちたいと思っていて憧れてもいる、二つ年上の元メイドの女性。
俺がギリギリの闘い、運を味方につけての決勝戦進出を決めたのに対して、彼女は危うげのない闘い方で決勝戦まで勝ち進んでいる。しかも、あのブラックモアの尖兵であろうことは間違いない(両親やその仲間もまだ確証は掴めていないけど)スカンク拳闘士さえ倒して。
ブラックモアの手のかかっている者は、死霊やらゾンビやらブードゥやらオカルト系のマスクを被ることが多い。彼女が倒した相手もブルーライトスカルというマスクを被っていたが、ピンチとなると強烈な屁をこいて窮地を脱する、スカンクであったのだ。
彼女の取った戦法は至って簡単なものだった。それは息を止めて攻撃をするというもの。単純で誰でも思いつけそうな気もするが、実際やるとなるとかなりの困難さを伴う。
言うまでもないが格闘技の試合をはじめ、激しい運動をすればするほど呼吸だって比例して激しくなる。そんな中で息を止めて激しい運動、格闘技を行うことは至難の業だ。
だけど、彼女はそれをやってみせた。みせてしまった。試合序盤で彼女は相手の実力を測り、それを見切ると呼吸を止めてのラッシュ攻撃。これで相手を完全にノックアウトしてしまったのである。
おそらく、このために特別の特訓をしてきたはずだし、例えば海女さんの元へ行って素潜りを修行したり、あるいは高地の寺院にでも行き独特の呼吸法を学び、その過程で無呼吸などもマスターしたはずだ。文字通りの山籠りでもして、無呼吸で激しい攻撃のできるスキルをマスターしてしまったのだろう。
スクエアジャングルにはメタル、つまり金属を加工する技術が発達している。プラントという金属を糸のように細く加工する技術が古くから存在して、さまざまな衣服が作られている。
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オレンジタイガー、つまり、ベスも好んでプラントメタルを使用している。オレンジ色のワンピース状の水着。腰元に愛らしいフリルのついたもの。これが彼女の拳闘士としてのコスチュームであり、機動性を重視したシンプルなものであるのだ。
ちなみに、俺は暑くぬるっとしてしまうことに結構不快感を感じてしまう体質なので、上半身は露出させているが、下半身はやはりプラントでできたロングズボンのコスチュームを履いている。
他のメタルや植物性の繊維などと混ぜ合わせることにより、独特のツルツルピカピカの光沢を放ったり、逆に艶消しにしたりもできる。ベスの身体をピッタリ包み込む感じの水着コスは、陽光を浴びて独特の妖しげな光沢を放っている。
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