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ベス戦1
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「おおお!」
「わあああ!」
「いよいよだ!」
「さあ、始まるぜ!」
ドゴォーン!鳴り響く銅鑼の音響。ボルテージマックスの観客席。ついに始まってしまった、デカルト大会の決勝戦が。大人になって初めてのベスとの試合が。
「やあやあやあ!」
俺がこの世で一番勝ちたいと思っている拳闘士、世界で一番かわいいと感じている女の子、数多い女性の中で圧倒的ナンバー1で異性を感じ魅力を感じている“おんな“、全てにおいて好きで憧れている二つ年上のベス。
そんな彼女がものすごい威力で俺にアタックを仕掛けてくる。パンチ、キックの連打コンボ。試合開始すぐにこんなラッシュ攻撃を仕掛けてくるなんて予想外だった。まして、あの精神的に落ち着き払っている、静のベスが。
新たな呼吸法をマスターして、アグレシッブなファイターへと変身したのか、それとも俺の実力をまだまだと判断して早く仕留めに来ているのか。
いずれにしても、ナメられている!子供の頃、彼女には何度となく負けているが、こんな力負けみたいな負け方だけはしたことはない。このままラッシュ押しで負けてしまったら、差は縮まるどころかもっともっと開いてしまったことになる。
だから……。
「おおお!」
「すげげ!始まって1分も経ってないんじゃないかな?」
「デカルト大会決勝戦の最短決着時間を更新するんじゃないか?」
「ええ。それも大幅の時間短縮よ。同じ女として鼻が高いわ」
観客席からの声というのは案外届いてしまう時がある。俺の耳にこんな声が届いて来てしまった。
俺はベスのストレートパンチを左右と見事に顔面に受けてしまい、足元がフラついてダウンを喫してしまった。彼女のラッシュ攻撃にディフェンスと逃げること以外何もできなかった俺は、彼女の打撃を細かに食いつつも凝視してはいた。
隙が見えた。即座に最短距離のパンチを左右と放っていった。ごく自然に打ち出せた相手に勘付かれにくいパンチだったと思う。だけど、彼女はそれを体をわずかに捻っただけでかわしてしまい、そして、間髪を置かないタイミングでミラーのように左右のストレートパンチを放ってきたのだ。
よけることもガードを作ることも俺にはできなかった。ベスのパンチのサンダーフラッシュ級の素早さになんの反応もできなかったのだ。そして、気づいたら目の前に彼女の拳が見えて、頭に直接落雷したかのようなショックを感じてしまっていたのだ。
足元がフラついた。踏ん張って立ち続けることはできた。でも、俺は敢えてダウンすることを選択したのだ。立ち続けていたら一気にパンチもキックも叩き込まれて決められてしまっていたから。
ベスはやっぱり強すぎる。俺が彼女を追い求めて強くなっていっているのと同様、彼女だって何かを追い求めて強くなっていっているのである。それも、俺よりも早い速度で。
試合が再開される。ベスは再び激しく俺に迫ってくる。パンチ、キック。ロー、アッパー。顔面、ボディ。そのストームの中に俺は晒されてしまう。逃げてもピッタリと一定の距離間でずっと追い続けてきて、ガードを固めて身体をどの方向へよじっても、彼女のパンチとキックを受けてしまう。
直撃やクリーンヒットこそなんとか防げていたものの、このままではまたもやダウンを奪われてしまうか、最悪失神させられノックアウト負けを喫してしまう。
意識までは奪われずとも、肉体的ダメージで立ち上がれず、あるいは心が折られてしまい戦意を失くし立ち上がるのを拒否して、そのままカウントアウトでの負け。
そんなの嫌だ!そう強く思った瞬間、その一瞬集中力は切れていたのだ。脇腹に落雷直撃のような痛みを身体の中で感じて、俺は二度目のダウンを喫してしまった。
パンチだったのかキックだったのか、それすら分からない。ただ闘円場の中にひっくり返っていて、仰向け目線でベスの姿を見つめていた。脚も手も長くておっぱいもそれなりに大きくて、俺に対して君臨している。
俺はクラクラする頭の中でそう感じていた。
「わあああ!」
「いよいよだ!」
「さあ、始まるぜ!」
ドゴォーン!鳴り響く銅鑼の音響。ボルテージマックスの観客席。ついに始まってしまった、デカルト大会の決勝戦が。大人になって初めてのベスとの試合が。
「やあやあやあ!」
俺がこの世で一番勝ちたいと思っている拳闘士、世界で一番かわいいと感じている女の子、数多い女性の中で圧倒的ナンバー1で異性を感じ魅力を感じている“おんな“、全てにおいて好きで憧れている二つ年上のベス。
そんな彼女がものすごい威力で俺にアタックを仕掛けてくる。パンチ、キックの連打コンボ。試合開始すぐにこんなラッシュ攻撃を仕掛けてくるなんて予想外だった。まして、あの精神的に落ち着き払っている、静のベスが。
新たな呼吸法をマスターして、アグレシッブなファイターへと変身したのか、それとも俺の実力をまだまだと判断して早く仕留めに来ているのか。
いずれにしても、ナメられている!子供の頃、彼女には何度となく負けているが、こんな力負けみたいな負け方だけはしたことはない。このままラッシュ押しで負けてしまったら、差は縮まるどころかもっともっと開いてしまったことになる。
だから……。
「おおお!」
「すげげ!始まって1分も経ってないんじゃないかな?」
「デカルト大会決勝戦の最短決着時間を更新するんじゃないか?」
「ええ。それも大幅の時間短縮よ。同じ女として鼻が高いわ」
観客席からの声というのは案外届いてしまう時がある。俺の耳にこんな声が届いて来てしまった。
俺はベスのストレートパンチを左右と見事に顔面に受けてしまい、足元がフラついてダウンを喫してしまった。彼女のラッシュ攻撃にディフェンスと逃げること以外何もできなかった俺は、彼女の打撃を細かに食いつつも凝視してはいた。
隙が見えた。即座に最短距離のパンチを左右と放っていった。ごく自然に打ち出せた相手に勘付かれにくいパンチだったと思う。だけど、彼女はそれを体をわずかに捻っただけでかわしてしまい、そして、間髪を置かないタイミングでミラーのように左右のストレートパンチを放ってきたのだ。
よけることもガードを作ることも俺にはできなかった。ベスのパンチのサンダーフラッシュ級の素早さになんの反応もできなかったのだ。そして、気づいたら目の前に彼女の拳が見えて、頭に直接落雷したかのようなショックを感じてしまっていたのだ。
足元がフラついた。踏ん張って立ち続けることはできた。でも、俺は敢えてダウンすることを選択したのだ。立ち続けていたら一気にパンチもキックも叩き込まれて決められてしまっていたから。
ベスはやっぱり強すぎる。俺が彼女を追い求めて強くなっていっているのと同様、彼女だって何かを追い求めて強くなっていっているのである。それも、俺よりも早い速度で。
試合が再開される。ベスは再び激しく俺に迫ってくる。パンチ、キック。ロー、アッパー。顔面、ボディ。そのストームの中に俺は晒されてしまう。逃げてもピッタリと一定の距離間でずっと追い続けてきて、ガードを固めて身体をどの方向へよじっても、彼女のパンチとキックを受けてしまう。
直撃やクリーンヒットこそなんとか防げていたものの、このままではまたもやダウンを奪われてしまうか、最悪失神させられノックアウト負けを喫してしまう。
意識までは奪われずとも、肉体的ダメージで立ち上がれず、あるいは心が折られてしまい戦意を失くし立ち上がるのを拒否して、そのままカウントアウトでの負け。
そんなの嫌だ!そう強く思った瞬間、その一瞬集中力は切れていたのだ。脇腹に落雷直撃のような痛みを身体の中で感じて、俺は二度目のダウンを喫してしまった。
パンチだったのかキックだったのか、それすら分からない。ただ闘円場の中にひっくり返っていて、仰向け目線でベスの姿を見つめていた。脚も手も長くておっぱいもそれなりに大きくて、俺に対して君臨している。
俺はクラクラする頭の中でそう感じていた。
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