小さくとも強い灯は、決して消えない

第一章 誰が為の新嫁娘（シンチャンニャン）

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「帝の死も時間の問題ってとこかね」
「なっ⁈ 兄上！」

「助けるにはどうしたらいいか、これはお前さん次第で決まるさね」



燐燗が煙管を吹かす。
すると煙が白い紙になり、字が浮いて連られた。

燐燗はソレを仁光儀に渡す。



「助けたかったらよく考えな。
死ぬも生きるもお前さん次第さ」

「コノ内容は？」

「必要最低限の要望さ。
無料で受けれる学舎の設立、男女共差別の無い働き口の提供、清潔な低価格でしっかりした医療の病院の設立。
アタシは下町の噂を聴いた帝に嫁としてではなくビジネスパートナーとして呼ばれたのさ。
アタシは添い遂げる気はないし向こうも興味本位だろうしねぇ」



さあどうする？


燐燗が仁光儀に詰め寄った。