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謎の少年グラムヴィル
謎の少年グラムヴィル3
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「一応破損した光科魔金から破れた人工皮膚の取り換えまで、全てを行った。
後は…、意識が戻るのを待つだけである」
「最善の処置を施してくれてありがとう、星月博士」
広々とした部屋に、大きなソファーが在った。
ふかふかしたそのソファーには、先程綾瀬とグレイシアによって保護され、星月博士によって修復された、グラムヴィルと思われる少年が横たえられている。
薄桃色のブランケットをかけられ、モフモフしたクッションを枕にして横たえられたその子は、静かな寝息をたてて眠っていた。
年は十六、七ばかりになるのだろうか?
自分より少し年上であろうその少年を見つめ、綾瀬はふとそう思った。
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