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彼のマザド・グラムヴィル ~ ソノ名は、光天華

彼のマザド・グラムヴィル ~ ソノ名は、光天華3

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「護れ──!」



ミストルァルタが命じる。

ソレは光。
ソレは天にひらく華。
ソレはあまりにも、神々しく──


魔人の咆哮がピタリと止み、ただただ驚きだけが耳につく。

目に見えぬ“気”が、自分を中心に辺りに伝うように広がり、ソレをミストルァルタは心と身体で感じていた。
気づけば自分の手には、長い長い身の丈以上の長さにもなる美しい杖が握られていた。

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