雑に学ぶと書いて雑学 ~昨日より今日の自分が少し賢くなるかもしれない~

雲条翔

文字の大きさ
247 / 271

その247.シミュラクラ現象について

しおりを挟む
 ちょっとした実験を。

 手書きで、「一品」って紙に書きます。「天下一品」の「一品」。

 横書きではなく、縦に書いてください。

 書き終わったら、ぐるんと上下を逆にしてみてください。

 ……顔に見えませんか?

 四角い部分が「目」と「鼻」、横棒が「口」。

 分割すると、単なる記号にすぎないのに、なんとなくそこに「顔」を見い出してしまう。

 建物でも、外壁に窓が二つ横に並んでいて、その下にシャッターがあったりすると「ロボットの顔だ」なんて、小学校の時はそんなことを言って笑っていたような気もします。

 もっと単純に、黒い丸をふたつ横に並べて描いて、その下にもうひとつ黒い丸を描くと、ハニワっぽい顔の出来上がりです。


 ●  ●

  ●


(↑ちゃんと表示できてるかな……?)


 図形を「顔」として認識する、脳の働きのことを「シミュラクラ現象」と呼びます。

「シミュラクラ」とは、「シミュラクラム」の複数形。「シミュラクラム」とは、ラテン語で「似ている物」を意味する言葉です。

 原始時代から、人は他者に出会った時、相手の行動や感情を読み取り、予測してきました。
 目を見て、「この人は味方」「この人はよく分からない、敵かもしれない」と本能的に察知し、危機回避能力に役立てて来たのです。

 なので、三つの点の図形でも無意識に「人の顔」を認識する、と遺伝子レベルでプログラムされているのだそうです。

 また、「顔」だけではなく、空に浮かぶ雲が動物の形に見えたり、木の幹が人の形に見えたりすることを「パレイドリア」と言います。

 似ている別の何かに見える、という現象全般が「パレイドリア」であり、「顔」に限定した「シミュラクラ現象」は、「パレイドリア」の中の一例と言えます。

 ちなみに、「煙の影などが人の顔に見える」などの「心霊写真」のほとんどは、この「シミュラクラ現象」で説明できる、と言われています。

「どうしても、天井のシミが人の顔に見えて不気味なんだ……」とお悩みの人は、シミュラクラ現象のことを思い出して「人間の本能なら仕方ないか」と自分を納得させるのもいいかもしれません。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?

無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。 どっちが稼げるのだろう? いろんな方の想いがあるのかと・・・。 2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。 あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ナースコール

wawabubu
大衆娯楽
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

アルファポリスの禁止事項追加の件

黒いテレキャス
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスガイドライン禁止事項が追加されるんでガクブル

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...