スライムが"ニンゲン"を誤解していく過程

文字の大きさ
6 / 18

しおりを挟む
 ボクとオウジサマを床に仰向けに寝転がせたと思ったら、魔法陣がピカッと光った。

 最初の頃のようなことがまたしたくなったのかと思ったが、魔法陣が光った後から身体が何だか変だ。

 悪魔からまた透明な液体が入った瓶を身体かけられたときも身体の一部が変だった。

 また人間の形になったとき、悪魔が楽しそうにこちらを見ていた。

 今度はどうする気だろうと悪魔を見ていると、悪魔は何故かオウジサマの方を触り出した。

 オウジサマの顔を触り、上半身の乳首以外のところを触り、下半身の棒以外を触っていた。
 オウジサマが触られボクは触られてないのに、何故かオウジサマが触られている部分と同じところが触られているような感じがした。
 不思議に思っていると、悪魔がオウジサマの乳首をギュッと指で摘んだ瞬間、オウジサマもボクも身体が跳ねた。

 一体、何が起きたのか分からなくて戸惑っていると悪魔がケタケタと笑い出した。

「気持ちイイ?」

 悪魔の目はオウジサマじゃなくてボクを見ていた。身体の内側が何か変で咄嗟にうつ伏せになって逃げようとすると、悪魔に足を掴まれた。

「だぁ~め。オシオキ、だからね?」

 背後から水音が聞こえた。その水音とともにボクの内側ももっと変になっていった。ジタバタと暴れ逃げようとするボクの足から手を離さない悪魔は、何が楽しいのかクスクス笑っていた。

「はじめての感覚、嬉しい?」

 ボクの背後から近づいてきた悪魔が耳元付近で「こんな感覚知ったら、忘れられないでしょ」と小さな声で呟やいた。

 身体の内側が変になる度に、「気持ちイイね」と言われ続けるとこの変なのは『気持ちイイ』っていうものだと認識し始めた。

 水音が激しくなった頃には気持ちイイで頭がいっぱいになっていた。オウジサマの一段と高い声が響いた時にはボクの身体が勝手に飛び跳ねた。

 その後、横からオウジサマの荒い息が聞こえた。

「気持ちよかったね?」とボクの身体を触る悪魔の手の片方はネバネバしていた。ボクには分かる。きっとオウジサマの棒から白い液体が出たのだ!

 手に白い液体が付いたからとボクの身体で拭こうとするなんて、悪魔は酷いーーー酷いことをするヤツはスライムから嫌われるんだからな!

 悪魔はご機嫌な様子でボクとオウジサマを抱え込むと、またベットまで運ばれた。

「ペットがイイコにしたら優しくするのが飼い主なんだって」と謎の発言を残して放置されたが、一体先程まで何をされたのかさっぱり分かってない。

 暫くするとまた身体が変化して元に戻ったので、オウジサマの身体に付いている白い液体を吸い取ってあげた。

「...んっ...ぁあ...ん」

 オウジサマの身体がピクピクと震え、オウジサマの下半身の棒が立ち上がってきたがボクも疲れていて歓迎できそうにない。

 少し赤くなっているオウジサマの顔にスリッと身体を擦り付けてから休んだ。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

執着

紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。

ネガティブなΩがスパダリαから逃げる

ミカン
BL
オメガバース

キサラギムツキ
BL
長い間アプローチし続け恋人同士になれたのはよかったが…………… 攻め視点から最後受け視点。 残酷な描写があります。気になる方はお気をつけください。

兄弟カフェ 〜僕達の関係は誰にも邪魔できない〜

紅夜チャンプル
BL
ある街にイケメン兄弟が経営するお洒落なカフェ「セプタンブル」がある。真面目で優しい兄の碧人(あおと)、明るく爽やかな弟の健人(けんと)。2人は今日も多くの女性客に素敵なひとときを提供する。 ただし‥‥家に帰った2人の本当の姿はお互いを愛し、甘い時間を過ごす兄弟であった。お店では「兄貴」「健人」と呼び合うのに対し、家では「あお兄」「ケン」と呼んでぎゅっと抱き合って眠りにつく。 そんな2人の前に現れたのは、大学生の幸成(ゆきなり)。純粋そうな彼との出会いにより兄弟の関係は‥‥?

大学一軍イケメンにいちご狩りに誘われた陰キャの俺、なぜかいちごじゃなくて俺が喰われたんだが(?)

子犬一 はぁて
BL
大学一軍イケメン×大学九軍陰キャ 喰われるなんて聞いてないんだが(?) 俺はただ、 いちご狩りに誘われただけだが。 なのに── 誘ってきた大学一軍イケメンの海皇(21)に なぜか俺が捕まって食われる展開に? ちょっと待てい。 意味がわからないんだが! いちご狩りから始まる ケンカップルいちゃらぶBL ※大人描写のある話はタイトルに『※』あり

処理中です...