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〈高2 :1学期〉
12.吉沢と昼ご飯
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布団に潜った後、そのまま寝てしまったみたいで起きたのは夜中だった。パンツがカピカピで変に張り付く感じが嫌ですぐ履き替えた。
グ~となるお腹とともにリビングに行くと、テーブルの上にメモが置いてあって、桐崎の字で『起こしたけどぐっすり寝てたから、ご飯は冷蔵庫に入れたよ。温かくして食べてね』と書いてあった。
お前人にあんだけのことしといて平然としやがってこの野郎、となんとも言えない感じがしたが、ご飯を作ってくれたことには感謝しかなかった。
冷蔵庫の中を見ると、ご飯とシャケとレタスが盛られたプレートが入ってた。横にコーンスープもある。
今から全部食べるのはキツイかもと思い、ご飯は移し替えてお茶漬けにして、あとはシャケを少し食べた。美味しい。温かくしたコーンスープを飲むとまた眠くなってきて、サッとシャワーを浴びてから寝た。残りのご飯は明日の朝に食べることにした。
***
朝起きると家に桐崎が居なかった。
リビングに昨日とは違う新しいメモが置いてあって、桐崎の字で『おはよ。今日から朝練で先に行くね。寝顔可愛いね』と最後要らんことを書いたメモがあった。人の部屋に勝手に侵入するな。
サッカー部の朝練自体、俺のことを心配して桐崎は最近行ったり行かなかったりしてたので、一昨日には明後日から朝練を毎日行くようになると聞いていたがホッとした。
桐崎に好きなことを我慢させるのもサッカー部に迷惑をかけるのも申し訳なかったのだ。
昨日はサッカー部でのチームメイト同士の仲の良さを見てホッとしたぐらいであった。
昨日の残りのご飯とバナナやらなんやら食べつつ、学校に向かった。
今日からは一人かあと思ってると、何だか寂しい感じがした。気のせい気のせいと思いたいけど、昨日までが濃厚すぎたせいだよなと考えているうちに昨日の夜のことまで思い出しそうになって顔を振った。思い出すな俺。
教室に着くと、まだ桐崎は朝練が終わってないようで教室に来ていなかった。吉沢がこちらに気づき「おはよ~」と声をかけてきた。
「おはよ」
「桐崎は朝練?」
「そうだけど、なんか用事あったの?」
「ん~あのさ、今日お昼一緒に食べない?私と江本との2人で」
「んん?...いいけど」
「やったあ!桐崎いるとさ、めっちゃ牽制してくるからなかなか誘えなかったのよね」
「牽制??」
「ほら、江本に近づくなオーラというか」
「え、あいつそんなん出してんの」
全く気づかなかった。あいつ何してんだ。
「気づいてなかったの??江本に好き好きオーラと他の人には江本に近づくなオーラを器用に使ってんのよあいつ」
「ヤバいやつだな」
「ヤバいわよ」
最終的に桐崎がヤバいやつだと判明したところで、本人が登場した。
「江本~~おはよ~~あ~可愛い~~」
「おはよ桐崎。ヤバいな」
ついヤバい奴発言をしてしまった。でもヤバいぞお前。そんなこと言いながらサラッと人のこと抱きしめるな。挨拶でハグの文化は日本にないだろうが。
なんか昨日のことがあるので、また目を合わせられなくなるかと思ってたけど、吉沢に流されたのか普通に喋れるわ。
「ほら~~言った通りでしょ。というか、江本以外は眼中にないってか~~!??透明人間になった気分。悪戯するぞ」
「おはよ吉沢」
「ほら見て江本。これがこいつの本性よ」
はぁ、と吉沢が態とらしく嘆きつつ顔を振った後、思い出したように桐崎の方を見た。
「あ、桐崎、今日の昼は江本借りるから!」
「は?」
「怖い怖い。でもこっちは桐崎対策はしてきた!!」
桐崎対策とは??吉沢が真面目な顔で変なことを言い出したので戸惑っていると、俺の写真を数枚サッと桐崎に見せた。俺が男なのでここ最近に撮った様子であった。おい、俺に無断で撮ってんじゃんこれ。授業中に寝かけた写真とか勘弁して。
「これで成仏してね!桐崎!!」
吉沢は桐崎の手にサッと写真を渡した後、逃げるように去って行った。
吉沢は桐崎を悪霊かなんかかと思ってんのか。後、俺の写真はお札じゃない。
桐崎はジッと写真を観察してる。怖い。何か言ってくれ。
少し経ってから、へへ、と笑い写真を大事そうに懐に入れた。おい、やめろ。
「お昼寂しいけど楽しんできてね」
「賄賂を受け取るな」
「吉沢がせっかく成仏のために用意してくれたみたいだし?」
「お前は幽霊じゃないだろ」
「もし俺が霊なら江本の守護霊になっちゃうね?」
「俺以外、全方位攻撃型の悪霊になりそうだけど」
「俺、そんなに強そう??」
話がマジで噛み合わない。朝から俺は何でこんなに疲れてるんだと思ってると、桐崎が手を繋いできた。
「話戻すけどさ、寂しいから明日からはまた俺と食べようね?」
「んんん、分かったよ」
「サッカー部に入ったのは俺の意志だけど、登下校が一緒にできないのも寂しい」
「でも今は家一緒だろ」
「それ自体はめちゃくちゃ嬉しい」
偶々近くに居た丸刈り頭のクラスメイトから「???お前ら同棲してんの???」と聞かれた。なんでそんなピンポイントのところをしっかりと聞いてんだこいつ。
「住んでるよ~」
「え!?親公認??」
「そりゃもちろん」
「結婚式はいつ頃に??」
「高校卒業してからかなあ」
「早いですが、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
お互い丁寧にお辞儀する桐崎とクラスメイト。何してんだこいつら。横を通った別のクラスメイトが不思議そうな顔してるのに気づけ。2人の頭を叩き、この話はここで終わりだと思っていたが終わらなかった。
どうやって隣のクラスまで話が届いたのか知らないが、3時間目の休憩時間に廊下を偶々すれ違った髙橋に「おめでとう!結婚式楽しみにしてる!!」と言われた。大声で言うなバカ。お前その上通る声してんだからな。
高橋の発言のせいで廊下で多数の視線を浴びる目にあった、ちくしょう。
***
朝食の時間になって吉沢に連れられて、中庭のベンチで食べることになった。
吉沢が緊張している様子だったので話し始めるまで前にある小さな噴水を見ながらご飯を食べていると、決心がついた様子で話し始めた。
「あのさ、江本。なんていうかさ前に言ったことちゃんと伝え直したかったんだ」
「前に言ったこと?」
吉沢は髪の毛を指先でクルクルしながら言葉を選ぶように言った。
「背が高くなったとか制服似合ってるって言ったの覚えてる?江本が一番混乱してるはずの時に私まで混乱してさ、あの時まっ先に言う言葉かって感じじゃん。あ、制服似合ってんのはホントね。でも、今思い出しても恥ずかしいぐらい碌なこと言えなかったなあって」
「そんなことないよ」
「そんなことあるよ」
本当にそんなことないんだけどな。俺マジであの時は状況分からなくて、吉沢の言葉の意味が全く分かってなかったのが申し訳ないぐらいだ。
そういえば、バタバタしててあの時のお礼、ちゃんと言えてなかったな。
「あのさ、あの時ちゃんと言うべきだったのに今更になってごめんな。吉沢、ありがとう。自分は味方だからって言ってくれて」
「それは、当たり前じゃん」
「当たり前じゃないだろ。みんなを混乱させたし、桐崎だって相当混乱してたよ」
「...そっか」
「そうだよ」
吉沢はポロポロと涙を流し始めた。
「江本。私ね、江本のこと大事な友達だと思ってる。今の江本は前とちょっと雰囲気変わったよね。それならそれでさ、今の江本のこといっぱい知っていきたいし、私も日々バージョンアップしてるから江本にいっぱい知ってほしい」
「....ありがとう吉沢。これからもいっぱい喋ろうな」
「うんっ、うん」
吉沢と女の時の俺は相当仲良かったのかもしれないな。俺の記憶の中の吉沢との関係でも友人だったが、ここまで想われるほどの関係じゃなかったと思う。
女の時の俺に聞かせてやりたい言葉の数々に、空を見上げながら吉沢に気づかれないように小さくため息を吐いた。
グ~となるお腹とともにリビングに行くと、テーブルの上にメモが置いてあって、桐崎の字で『起こしたけどぐっすり寝てたから、ご飯は冷蔵庫に入れたよ。温かくして食べてね』と書いてあった。
お前人にあんだけのことしといて平然としやがってこの野郎、となんとも言えない感じがしたが、ご飯を作ってくれたことには感謝しかなかった。
冷蔵庫の中を見ると、ご飯とシャケとレタスが盛られたプレートが入ってた。横にコーンスープもある。
今から全部食べるのはキツイかもと思い、ご飯は移し替えてお茶漬けにして、あとはシャケを少し食べた。美味しい。温かくしたコーンスープを飲むとまた眠くなってきて、サッとシャワーを浴びてから寝た。残りのご飯は明日の朝に食べることにした。
***
朝起きると家に桐崎が居なかった。
リビングに昨日とは違う新しいメモが置いてあって、桐崎の字で『おはよ。今日から朝練で先に行くね。寝顔可愛いね』と最後要らんことを書いたメモがあった。人の部屋に勝手に侵入するな。
サッカー部の朝練自体、俺のことを心配して桐崎は最近行ったり行かなかったりしてたので、一昨日には明後日から朝練を毎日行くようになると聞いていたがホッとした。
桐崎に好きなことを我慢させるのもサッカー部に迷惑をかけるのも申し訳なかったのだ。
昨日はサッカー部でのチームメイト同士の仲の良さを見てホッとしたぐらいであった。
昨日の残りのご飯とバナナやらなんやら食べつつ、学校に向かった。
今日からは一人かあと思ってると、何だか寂しい感じがした。気のせい気のせいと思いたいけど、昨日までが濃厚すぎたせいだよなと考えているうちに昨日の夜のことまで思い出しそうになって顔を振った。思い出すな俺。
教室に着くと、まだ桐崎は朝練が終わってないようで教室に来ていなかった。吉沢がこちらに気づき「おはよ~」と声をかけてきた。
「おはよ」
「桐崎は朝練?」
「そうだけど、なんか用事あったの?」
「ん~あのさ、今日お昼一緒に食べない?私と江本との2人で」
「んん?...いいけど」
「やったあ!桐崎いるとさ、めっちゃ牽制してくるからなかなか誘えなかったのよね」
「牽制??」
「ほら、江本に近づくなオーラというか」
「え、あいつそんなん出してんの」
全く気づかなかった。あいつ何してんだ。
「気づいてなかったの??江本に好き好きオーラと他の人には江本に近づくなオーラを器用に使ってんのよあいつ」
「ヤバいやつだな」
「ヤバいわよ」
最終的に桐崎がヤバいやつだと判明したところで、本人が登場した。
「江本~~おはよ~~あ~可愛い~~」
「おはよ桐崎。ヤバいな」
ついヤバい奴発言をしてしまった。でもヤバいぞお前。そんなこと言いながらサラッと人のこと抱きしめるな。挨拶でハグの文化は日本にないだろうが。
なんか昨日のことがあるので、また目を合わせられなくなるかと思ってたけど、吉沢に流されたのか普通に喋れるわ。
「ほら~~言った通りでしょ。というか、江本以外は眼中にないってか~~!??透明人間になった気分。悪戯するぞ」
「おはよ吉沢」
「ほら見て江本。これがこいつの本性よ」
はぁ、と吉沢が態とらしく嘆きつつ顔を振った後、思い出したように桐崎の方を見た。
「あ、桐崎、今日の昼は江本借りるから!」
「は?」
「怖い怖い。でもこっちは桐崎対策はしてきた!!」
桐崎対策とは??吉沢が真面目な顔で変なことを言い出したので戸惑っていると、俺の写真を数枚サッと桐崎に見せた。俺が男なのでここ最近に撮った様子であった。おい、俺に無断で撮ってんじゃんこれ。授業中に寝かけた写真とか勘弁して。
「これで成仏してね!桐崎!!」
吉沢は桐崎の手にサッと写真を渡した後、逃げるように去って行った。
吉沢は桐崎を悪霊かなんかかと思ってんのか。後、俺の写真はお札じゃない。
桐崎はジッと写真を観察してる。怖い。何か言ってくれ。
少し経ってから、へへ、と笑い写真を大事そうに懐に入れた。おい、やめろ。
「お昼寂しいけど楽しんできてね」
「賄賂を受け取るな」
「吉沢がせっかく成仏のために用意してくれたみたいだし?」
「お前は幽霊じゃないだろ」
「もし俺が霊なら江本の守護霊になっちゃうね?」
「俺以外、全方位攻撃型の悪霊になりそうだけど」
「俺、そんなに強そう??」
話がマジで噛み合わない。朝から俺は何でこんなに疲れてるんだと思ってると、桐崎が手を繋いできた。
「話戻すけどさ、寂しいから明日からはまた俺と食べようね?」
「んんん、分かったよ」
「サッカー部に入ったのは俺の意志だけど、登下校が一緒にできないのも寂しい」
「でも今は家一緒だろ」
「それ自体はめちゃくちゃ嬉しい」
偶々近くに居た丸刈り頭のクラスメイトから「???お前ら同棲してんの???」と聞かれた。なんでそんなピンポイントのところをしっかりと聞いてんだこいつ。
「住んでるよ~」
「え!?親公認??」
「そりゃもちろん」
「結婚式はいつ頃に??」
「高校卒業してからかなあ」
「早いですが、おめでとうございます」
「ありがとうございます」
お互い丁寧にお辞儀する桐崎とクラスメイト。何してんだこいつら。横を通った別のクラスメイトが不思議そうな顔してるのに気づけ。2人の頭を叩き、この話はここで終わりだと思っていたが終わらなかった。
どうやって隣のクラスまで話が届いたのか知らないが、3時間目の休憩時間に廊下を偶々すれ違った髙橋に「おめでとう!結婚式楽しみにしてる!!」と言われた。大声で言うなバカ。お前その上通る声してんだからな。
高橋の発言のせいで廊下で多数の視線を浴びる目にあった、ちくしょう。
***
朝食の時間になって吉沢に連れられて、中庭のベンチで食べることになった。
吉沢が緊張している様子だったので話し始めるまで前にある小さな噴水を見ながらご飯を食べていると、決心がついた様子で話し始めた。
「あのさ、江本。なんていうかさ前に言ったことちゃんと伝え直したかったんだ」
「前に言ったこと?」
吉沢は髪の毛を指先でクルクルしながら言葉を選ぶように言った。
「背が高くなったとか制服似合ってるって言ったの覚えてる?江本が一番混乱してるはずの時に私まで混乱してさ、あの時まっ先に言う言葉かって感じじゃん。あ、制服似合ってんのはホントね。でも、今思い出しても恥ずかしいぐらい碌なこと言えなかったなあって」
「そんなことないよ」
「そんなことあるよ」
本当にそんなことないんだけどな。俺マジであの時は状況分からなくて、吉沢の言葉の意味が全く分かってなかったのが申し訳ないぐらいだ。
そういえば、バタバタしててあの時のお礼、ちゃんと言えてなかったな。
「あのさ、あの時ちゃんと言うべきだったのに今更になってごめんな。吉沢、ありがとう。自分は味方だからって言ってくれて」
「それは、当たり前じゃん」
「当たり前じゃないだろ。みんなを混乱させたし、桐崎だって相当混乱してたよ」
「...そっか」
「そうだよ」
吉沢はポロポロと涙を流し始めた。
「江本。私ね、江本のこと大事な友達だと思ってる。今の江本は前とちょっと雰囲気変わったよね。それならそれでさ、今の江本のこといっぱい知っていきたいし、私も日々バージョンアップしてるから江本にいっぱい知ってほしい」
「....ありがとう吉沢。これからもいっぱい喋ろうな」
「うんっ、うん」
吉沢と女の時の俺は相当仲良かったのかもしれないな。俺の記憶の中の吉沢との関係でも友人だったが、ここまで想われるほどの関係じゃなかったと思う。
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