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12;それぞれのその後(継母と姉達)
後編;なぜ私はあんなに母が怖かったのか
しおりを挟む上の義姉マライシアは、19歳なので孤児院に入れないのでに修道院入っているよ
マライシアも統合失調症と判断されて精神科に入院してたんだ
ひどく情緒不安定でね、入院してからも毎日泣いて君への謝罪を口にしてた
その状態なので修道院に移ってからも母親のことは知らせてない
マリゼラには、孤児院に引き取られてから憲兵団の方(ほう)から知らせたんだが彼女は、唇をぎゅと結んで黙って泣いていたと聞いている、落ち着いてから姉には自分から様子を見て言うので言わないでほしいと言われたのもあるんだ
数か月たった現在は大分落ち着いていて今はまだ見習いだが修道女になりたいと言っていると聞いている
これは最近預かった手紙だ
謝罪と近況が書かれていた
本当に申し訳なく思っております
そう書かれた後にこう書いてあった
なぜ私はあんなに母が怖かったのか、小さい時ならまだしも大きくなっても怖かった
それを疑問に思ったのはファティマ様が戦闘用鞭で母に攻撃されていた時、このままでは母が殺人犯になってしまうと思って一生懸命止めました・・・そして思ったのが 母は弱かった・・・のです
腕をつかんだら母は、身動きが取れなくなりました、鞭もすぐに取り上げることができました
母をなだめて部屋に力づくで閉じ込めるのも簡単でした
少し違和感がありましたが、やはり母の怒号を聞くと恐怖にさいなまれていた
あの時自分が母をねじ伏せることが出来ると言うことに、もう少し向き合っていたら
ファティマ様への虐待がもっと早く終わらせることができたのでは・・・と後悔に苛まれております
私があなたに行ったいじめに対してはの謝罪は、言葉だけでは終わらすことは許されないでしょう
求婚してくださる方もいらっしゃいますが、これからは修道女になって神に許しを願い続けようと思っております。
本当に申し訳ありませんでした。
ファティマ様の幸せをお祈りしております。
「皆・・・ドレメン婦人の被害者だったんだね・・・ん?求婚者?・・・」
「あー・・・・修道院に出入りしているパン屋の跡継ぎだね」
「パン屋?修道院で焼かないの?」
「パンの納品じゃなくて小麦の納品で来ていたパン屋の息子に言い寄られているらしい」
「監視人の報告ですか?」
「ああ・・・1年間は監視がつくがそのあとは自由だ、一応虐待の当事者だからね」
「別に嫌じゃないなら結婚すればいいのに、気にしないよ」
「許せるのかい?君に暴言はいていたんだろう」
「知ってるから・・・私への折檻を少しでも減らそうと同調してたの、だってドレメン婦人が居ない時彼女たち一切私に係らなかっのよ、無視よ無視・・・」
「無視?」
「ドレメン婦人が居る時はあれしろ、これしろって言うのに、居ない日は関わってこなかったわ、おかげで自分のやりたい順で仕事が出来て、ドレメン婦人に怒られなくてよかったわ」
「サボらないのが君らしいね」
「サボったら折檻されるもの、ドレメン婦人は仕事の邪魔をしてきてね、余計な仕事も押し付けるから、いつもする分が終わらなくて、そてで終わってないって折檻するのよ、わざとだと思う」
調子に乗って摂関のことを話したら・・・フェルディナンドの様子がおかしい
「ちょっ・・・・ルディ?」
『閣下どうされました!?』
馬車の外から護衛騎士が焦ったように声をかけてきた
「なんでもない、大丈夫だ」
そう返答するフェルディナンド、
フェルディナンド怒気が馬車からもれていたからだった
びっくり、結構な手誰だと思ったが・・・私がちびりそうになるとは、
「もう終わったことだし、ドレメン婦人はもう罰を受けてるし、大丈夫よ」
「私が・・・王家が君の環境にもっと早く気がついていれば」
「無理でしょう、しがない伯爵家の家庭事情に気を配るほどの余裕は無いでしょう、王様たちの仕事は少なくないのだから」
「実は君のことが明るみになってから、貴族の侍女や侍従からの告発が何件かあってね」
「?私のこと?」
「愛し子が虐待されてたんだ問題だろう?・・・良心のある者から貴族の子女子息に対する、それも虐待のね」
「えー」
「後妻が前の妻の子供を蔑ろにしてるとか、本当の子供でも侍女に育児丸投げで、一切関わって無くて侍女侍従に虐待されてるとか」
「聞いた事あるような話だな・・・ラノベか!」
「ラノベ?」
「いえ、なんでもありません」
「貴族の出生率が下がっているからね、問題視されて監視機関が作られることになったよ、虐待の罪は重く最大極刑もありうると思う、これから細部を決めていくことになる」
「そうですか、殺人と変わらないかも知れませんものね、命はあっても心が死んでしまっている子も居るだろうし、私のように精神耐性MAXの子なんて居ないでしょうし」
「・・・・・」
ぎゅっと私を抱きしめるフェルディナンドだった
私は恋愛以外の感情がおかしいのだそうだ
虐待されていればあるはずの、怒りも、息道理も、恨みも一切無く
それが虐待の後遺症なのだろう、救われないことの辛さから逃げる為の自己防衛だったのだろう
そう言われた
まあ、恨まないに越したこと無いと思うのだが、フェルディナンドにはなぜか同情されてしまった
二人の義姉には、恨んでないので幸せになって欲しいと、結婚が幸せなら是非して欲しいと
伝えてもらうことにした
その後、二人は正式に薬師とパン屋の跡継ぎと結婚したと報告を受けた
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