乙女ゲームの世界に転生!?婚約者に溺愛されても恋愛経験ゼロのヒロインなので身が持ちませんっ!!

ずっとガラケーでいい

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義姉に男として見られてない件について

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「義姉に男として見られてない件について」


「え~~っっ!!!優勝者って湊なの!!?」

「姉さん……声でかいってば……!!」

な、なななんとびっくり!!!

私と湊は今、放課後、新しくできたカフェで新作のフラパチーノチョコを飲んで、まったりと午後の一時を楽しんでいたわけなんだけど。

まさか湊のペアが優勝したとは……。

「で、遊園地のペアチケットが一枚余ってて……」

えっ、なんで??

ペアチケットが余ることなんてある??

「ペアの子……女の子なんだけど、付き合ってる彼氏がいるらしく……他の男子と遊園地なんて浮気になるでしょって……なんか渡された」

……ん??その子が彼氏と行けば良かったんじゃ…??

「俺もそう言ったんだけど、なんか……」

なんか??

「気になる子でも誘って行ってきなさいよって言われて……」

ほう?

………………で、なんで私?

「…………………姉さん、こういうの好きそうだし」

さっすが弟!!わかってる~~~!!

「………………気になる人も別に……いないし……………」

確かにな~~~!!乙女ゲーム「Princess Heart」でも、湊、ヒロイン以外に特段仲良い子、いなかったしな……。

「………宮子ちゃん、良い子だよ?」

「誰?」

うん、まあ面識ないもんね……。

「………僕が誘いたいの、姉さんだし」

やだも~~~~!!お姉ちゃん思いの良い弟っっ!!!

いいよいいよっ!!お姉ちゃんが一緒に行ってあげようじゃないっ!!!

というかなんだかんだ言って、本当はむちゃくちゃ行きたいんだけどっ!!!

「じゃあ今度の日曜日、とまこまいまいまい御縁遊園地、行こっ!!」

「……うん」

こくん、と赤らめた顔で頷く湊が、なんだか歳不相応に幼く見えて。

弟がいたらこんな感じだったのかな、なんてお姉ちゃんみたいなことを考えてしまったのだった。


☆ ☆ ☆

~白馬と湊のちょっとした話~

なんやかんやあって、L◯NEを交換した二人。
相談内容は専ら、七瀬のことばかりでー!?


白馬「湊くん!今日の新入生歓迎イベントのことなんだけど…………」

湊「……また姉が何かやらかしました?」

白馬「えっ!?違うよそうじゃなくて…!!」

湊「?」

白馬「七瀬さんと、ちゃんと会話、出来た!!!!!!」

(この人、姉がアレだから幸せの沸点低くなってる………!!)

(婚約者なんだから普通はもっとこう……恋人っぽいこととか出来る立場だろ………!!なのにそのポジションのくせに…………!!うらやまし…っっ!!)

白馬「湊くん?」

湊「あ、すみません。何でもないです」

湊「良かったですね、ちゃんと話せて」

白馬「うんうん!!大進歩だよ!!!」

湊「アレでも、姉も気にしてたんでまあ、良かったです」

湊「で、あの……………」

白馬「?」

湊「……………だっこ、とかしたんですか?」

白馬「??だっこ??」

湊「…………お姫様だっこ」

白馬「ああ!!あれ!!」

白馬「…………アレ…ね…」

湊「?」

白馬「七瀬さんは奏がお姫様だっこしてたよ……………!!」

(…??奏?誰だろ)

白馬「なんか、奏にお姫様だっこされたいってさ!ふんっ!!」

湊「は、はあ…」

(奏って誰だ…?
でもそっか。白馬さんと、してないんだ…)

湊「あ、そうだ。白馬さんに話があって」

白馬「?」

湊「今度、姉さんととまこまいまいまい御縁遊園地、行くんですけど」

白馬「えっ!!とまこまいまいまい御縁遊園地!!?」

湊「は、はい」

白馬「七瀬さんがね、すごく行きたがってたんだ!!」

湊「そ、そうだったんですね」

(姉さん、仮にも婚約者……白馬さんの前で変なこと(騒いだりとか)してないよな…?)

白馬「楽しんできてね!!」

湊「あ、ありがとうございます…」

湊「あの、お土産、買ってきますね」

白馬「楽しみにしてる!」

パタンッ。

(何も、言われなかったな)

まあ姉弟だし。
でも、こう、なんていうか、仮にも弟とはいえ、男女二人っきりで遊園地だぞ。

間違いが起こったらどうするんだ…って、起こすつもりも起きる気もないけど!!
別に何もする気ないけど!!!

(牽制……すらされなかった…よな)

もし俺が、白馬さんの立場だとして。
好きな婚約者が、弟と遊園地に行くと知ったら。

まあ少しは……多少なりとも気にはするだろう。

…………大体姉さんも姉さんだ。
あんな呑気に、ほいほいオッケーなんかしちゃって。

弟だからって油断してるのか…?
でもあんな誘い方だぞ?少しは自分に気があるかも、なんて考えもしないんだろうか?

………いや、しない……んだろうな。

そう見られてない………ってこと…。

(はぁー……自分で言ってて落ち込んできた…)

まあ余ってたチケットを無駄にしなくて済んだわけだし。
好意云々は置いておいて、姉さんとどこか遊びに行きたいと思っていたのは事実なわけで。

(まあ、なるようになるだろ)

何かあったら、そんときはそんときだ、と、とりあえずポジティブに考えることにしたのだった。



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