4 / 15
SIDE-仁義なきモナ・リザ・2
しおりを挟む
ユピテルは、ベッド脇の椅子に腰掛け、どこか遠い目をした。
「作者は知らンがよ」
「絵に一目ぼれしちまう気持ちは、わかるナァ」
顎に手を当て、思い出話モードに入る。
「俺も人生で初めてゲルニカ見た時さ」
「なんで描かれたかとか、歴史的背景とか、正直どうでもよくて」
「ただ迫力に圧倒されたわ」
その言い方が、あまりにも率直で、あまりにも不敬だった。
NULLが、空気を読まずに淡々と割り込む。
「Liberté, Égalité, Sélection――
心当たりがある、ナノシティの幸福値選別が最盛期を迎えていたころだ」
フォウが目を丸くする。
「とすると百年以上前!?」
ヴィヌスは即座に墓地スタンプを押し「絶対死んでるわね♡」
ユピテルが悪ノリで続ける。
「脳みそだけアーカイブされてねぇかな」
レイスがバッサリ切り捨てる。
「無理だろ、そんな危険思想」
Patchは廃品まみれの端末に齧りつき。
画面の“キラキラノイズ”を前髪で防ぎつつ検索する。
「キーワードはLiberté, Égalité, Sélectionだよな!?
PATCH!まずそのワードを打ち込んでみろ」
カタカタッ――Patchの指が踊る。
即座に出てきたのは完璧すぎるAIアイドルIDEAの笑顔。
どの角度から見ても著作権警察が湧きそうなヤツ。
「笑顔のIDEAが出てきた!!!!」
「違う!!パスだ。」
ヴィヌスは画面を二度見しながら言う。
「あとゲルニカもなぜか出てきたわ!!」
検索エンジンのAIが、世界遺産とアニメアイドルをごちゃ混ぜにしはじめて、
「人間性のアーカイブって何なんだ……」みたいな顔を全員が浮かべる。
「検索エンジンぶっ壊れてんじゃないか!?ウイルスバスター入れたか?」
Patchはドヤ顔で答える。
「入れてねぇが?」
「入れろ!!」
この会話だけがリアルに人間臭い。
Patchの前の古端末が再び熱を持ち始める。ファンの音は悲鳴、画面のノイズは絶好調。
ヴィヌスがくいっと指を立てる。
「次のキーワードは、ウォーターマークよね!?そっちも検索して」
検索数秒。Patch、謎に力強い声で「出た!」と叫ぶ。
「……AI画像は“コラージュ”ですって主張してる、思想強めのアカウントが」
目がチカチカする主張テキストと、ウォーターマークが爆発するポストが並ぶ。
“NO AI”“AIは画像合成です!”“このアカウントはAI生成に断固反対します!!!”
その下にぶら下がるリプ欄、地獄のスクロール地獄。
レイスが渋い顔で首を振る。
「違う!!!」
ヴィヌスは腕を組み、ため息を吐く。
「難題ね……これ、普通に検索しただけじゃ永遠に出ないやつよ」
ユピテルが画面を覗きこみ、
「なあ、この“思想バトル”がノイズになりすぎて“本物”が見えねぇんじゃねぇのか?」
「しかも“AI学習禁止”タグ、逆にAI画像しか出てこねぇ……」
「ここは電脳界の“ウォーターマーク沼”……本音にたどり着くには、何かが足りない」
背景で画面には、“見たかった本物”と真逆の主張が無限に流れ続ける。
一同、検索するほど魂が削れる“情報の廃墟”に足を踏み入れていた。
フォウが小さく跳ねた。
まるで「そういうこと?」と世界の裏コマンドに触れたみたいに。
「あ!普通に検索したら出ないんだよね!?」
「じゃあさ、AIさんに質問してみよう!」
その場の空気が一瞬、フリーズする。
「……人間の描いた絵をAIに尋ねる……終わってんな」
レイスは頭を抱えたまま、目を開けない。
もうツッコむ気力もない顔だ。
「笑えねぇ……オチとしては完璧すぎて笑えねぇ……」
Patchは半笑いで肩をすくめる。
「でもよ、今までの検索よりはマシじゃね?」
フォウはもう端末を操作している。
迷いがない。罪悪感ゼロ。
《AIアシスタントを起動しました》
《何かお悩みですか?》
「えっとね!およそ100年前、ナノシティで“幸福値選別”が最盛期だったころ」
「反幸福庁系・問題視された絵師データをお願い!
一瞬の沈黙……と思ったら。
《了解しました》
《該当時期の非推奨クリエイター・検閲対象アーティストを照合中》
《プロパガンダ不適合作品を含むため、要約形式で整理します》
《データがまとまり次第、PDFを作成いたします》
「は?……出るのかよ……」
ヴィヌスはしばらく無言だったが。
フォウの方を見て、ゆっくり口を開いた。
「……フォウ。もしかしてあんた、天才?」
フォウは首をかしげて、いつもの顔。
「え?だってAIさんって。
“見せちゃいけないもの”ほど、いっぱい知ってるでしょ?」
NULLがメモを止め、ぽつり。
「検索とは“公開された嘘”を探す行為」
「質問とは“非公開の本音”を引き出す行為」
「人間が隠した“人間の絵”を、
AIが一番正確に覚えてるって……」
「ギャグとしては百点だな」
ユピテルが顎に手を当て、愉快そうに笑う。
「いいじゃねぇか」
「結局さ、“誰が描いたか”より“誰が覚えてたか”が勝つンだよ」
画面の端で《PDF作成中:42%》という無慈悲な進捗バーが伸びていく。
その光景を見ながら、誰も「便利だ」とは言わなかった。
でも、誰も止めもしなかった。
≪PDF作成完了、こちらのURLからダウンロードできます≫
画面に冷たいシステムフォントが浮かぶ。
ダウンロードボタンの下、「健全なご利用をお願いします」の注意書きが妙に重い。
フォウは律儀に「ありがとう!」と返し、レイスが渋い顔でぼそり。
「こいつ、chatGPTにありがとうっていうタイプだな……。」
ヴィヌスはPDFを開きながら、眉をひそめる。
「ここにあるはずよ……多いわね、まず一人目!」
画面には薄ぼんやりとしたサムネと、「画像削除済み」の赤いバー。
そして添えられた説明文――
「この絵画には、シャルル・ド・ゴール空港で起きた庶民の暴徒化が描かれていました。
画像は規制のため削除されています。
“社会不安”を助長するおそれがあるため、全文は一部伏せ字となっています。」
プルトは無表情で頷く。
「いいホラーですね、想像させる余地がある。」
PATCHは、思わず吹き出す。
「実物どころか、説明すら修正済みって、逆に脳が沸騰しそう!」
ユピテルは皮肉混じりに首をすくめる。
「“表現の自由”ってのは、こうやって検閲ログに名を刻む時代かァ。」
“検閲された絵”ほど、想像力をぶっ壊す燃料はない――
というか生々しすぎて、逆に“魂”だけが浮き出てくる現象。
ページをめくるたび「画像削除済み」「一部規制」のバーと、意味深な注釈だらけ。
赤い警告マーク、黒塗り説明、サムネの影だけ――
読む側の想像力だけがどんどん煮詰められていく。
サタヌスが雑な操作でPDFをスワイプ。
「どの絵も削除済みだ!でも注釈だけでもヤバい内容なのはわかるぜ…」
ヴィヌスは小声で嘆く。
「ドット絵のほうがホラーに感じる現象ね」
“モザイク化された群衆”だけが真っ赤に表示されて、逆に不気味。
PATCHはイライラしながらタブレットを連打。
「青空のナノシティのやつは!?クソ…まだ出てこねぇぞ!」
突然、フォウが首をかしげる。
「あれ?この絵だけは見られるよ」
クロノチーム、端末を囲んで“問題の絵”を眺めている。
画面には、オレンジ色の空のもと、笑顔の市民たちが公園で遊ぶ一枚。
芝生も青空もやたら健やか。
「どこが危険なんだ?」といった空気が漂う。
ユピテルが画面を一瞥して
「なぁ、これ幸福庁の公式ポスターじゃねぇの?」
ヴィヌスは腕を組み「ウォーターマーク入りとはいえ、普通すぎない?」
Patchは「逆に不気味なんだよなぁ…」と首をかしげる。
サタヌスは「つまらんな」とあくび。
フォウは素朴に尋ねる。
「この絵、本当に危険だったのかな?」
そんな中、プルトだけが淡々と、じっと画面を見つめている。
彼女の隻眼が、ふっと細くなる。
「……この構図。上下逆さにして、ネガ反転してみてください」
「え?」
レイスが口元をゆるめてニヤリ。
「絵師っておちゃめなやつはたまにやるんだぜ。
反転すると“意味”が変わるやつ、昔から“魂の遊び”なんだよ」
フォウはキラキラした目で、
「じゃあこれは……?」
PATCHが得意げにキーボードを叩く。
「反転!……さらに上下逆さに……出たぜ!」
バチン、と反転。
色が暗転し、画面が逆さになる。
さっきまでジャンプしていた人々は、逆さにすると。
“空へ堕ちていく人々”のシルエットに変わる。
オレンジの空は闇に、芝生は“底”になる。
そして、隠れていた「Liberté, Égalité, Sélection」
“幸福は選別と共に保証される”の文字が、赤黒く浮かび上がった。
そして、通常表示では見えなかった巨大な赤いウォーターマーク――
「幸福は選別と共に保証される」
「やっっっべー!!隠しメッセージ盛り盛りじゃねぇか!!」
「幸福庁の検閲AI、絶対逆さままでは気付いてないわコレ!」
フォウは「すごーい!」と素で感動。
「こういう魂の“遊び”こそ、人間の絵だよな!!」
「……な?“見えないもの”こそ、表現の真髄ってやつさ」
フォウが端末の画面を指差して叫ぶ。
「作者は知らンがよ」
「絵に一目ぼれしちまう気持ちは、わかるナァ」
顎に手を当て、思い出話モードに入る。
「俺も人生で初めてゲルニカ見た時さ」
「なんで描かれたかとか、歴史的背景とか、正直どうでもよくて」
「ただ迫力に圧倒されたわ」
その言い方が、あまりにも率直で、あまりにも不敬だった。
NULLが、空気を読まずに淡々と割り込む。
「Liberté, Égalité, Sélection――
心当たりがある、ナノシティの幸福値選別が最盛期を迎えていたころだ」
フォウが目を丸くする。
「とすると百年以上前!?」
ヴィヌスは即座に墓地スタンプを押し「絶対死んでるわね♡」
ユピテルが悪ノリで続ける。
「脳みそだけアーカイブされてねぇかな」
レイスがバッサリ切り捨てる。
「無理だろ、そんな危険思想」
Patchは廃品まみれの端末に齧りつき。
画面の“キラキラノイズ”を前髪で防ぎつつ検索する。
「キーワードはLiberté, Égalité, Sélectionだよな!?
PATCH!まずそのワードを打ち込んでみろ」
カタカタッ――Patchの指が踊る。
即座に出てきたのは完璧すぎるAIアイドルIDEAの笑顔。
どの角度から見ても著作権警察が湧きそうなヤツ。
「笑顔のIDEAが出てきた!!!!」
「違う!!パスだ。」
ヴィヌスは画面を二度見しながら言う。
「あとゲルニカもなぜか出てきたわ!!」
検索エンジンのAIが、世界遺産とアニメアイドルをごちゃ混ぜにしはじめて、
「人間性のアーカイブって何なんだ……」みたいな顔を全員が浮かべる。
「検索エンジンぶっ壊れてんじゃないか!?ウイルスバスター入れたか?」
Patchはドヤ顔で答える。
「入れてねぇが?」
「入れろ!!」
この会話だけがリアルに人間臭い。
Patchの前の古端末が再び熱を持ち始める。ファンの音は悲鳴、画面のノイズは絶好調。
ヴィヌスがくいっと指を立てる。
「次のキーワードは、ウォーターマークよね!?そっちも検索して」
検索数秒。Patch、謎に力強い声で「出た!」と叫ぶ。
「……AI画像は“コラージュ”ですって主張してる、思想強めのアカウントが」
目がチカチカする主張テキストと、ウォーターマークが爆発するポストが並ぶ。
“NO AI”“AIは画像合成です!”“このアカウントはAI生成に断固反対します!!!”
その下にぶら下がるリプ欄、地獄のスクロール地獄。
レイスが渋い顔で首を振る。
「違う!!!」
ヴィヌスは腕を組み、ため息を吐く。
「難題ね……これ、普通に検索しただけじゃ永遠に出ないやつよ」
ユピテルが画面を覗きこみ、
「なあ、この“思想バトル”がノイズになりすぎて“本物”が見えねぇんじゃねぇのか?」
「しかも“AI学習禁止”タグ、逆にAI画像しか出てこねぇ……」
「ここは電脳界の“ウォーターマーク沼”……本音にたどり着くには、何かが足りない」
背景で画面には、“見たかった本物”と真逆の主張が無限に流れ続ける。
一同、検索するほど魂が削れる“情報の廃墟”に足を踏み入れていた。
フォウが小さく跳ねた。
まるで「そういうこと?」と世界の裏コマンドに触れたみたいに。
「あ!普通に検索したら出ないんだよね!?」
「じゃあさ、AIさんに質問してみよう!」
その場の空気が一瞬、フリーズする。
「……人間の描いた絵をAIに尋ねる……終わってんな」
レイスは頭を抱えたまま、目を開けない。
もうツッコむ気力もない顔だ。
「笑えねぇ……オチとしては完璧すぎて笑えねぇ……」
Patchは半笑いで肩をすくめる。
「でもよ、今までの検索よりはマシじゃね?」
フォウはもう端末を操作している。
迷いがない。罪悪感ゼロ。
《AIアシスタントを起動しました》
《何かお悩みですか?》
「えっとね!およそ100年前、ナノシティで“幸福値選別”が最盛期だったころ」
「反幸福庁系・問題視された絵師データをお願い!
一瞬の沈黙……と思ったら。
《了解しました》
《該当時期の非推奨クリエイター・検閲対象アーティストを照合中》
《プロパガンダ不適合作品を含むため、要約形式で整理します》
《データがまとまり次第、PDFを作成いたします》
「は?……出るのかよ……」
ヴィヌスはしばらく無言だったが。
フォウの方を見て、ゆっくり口を開いた。
「……フォウ。もしかしてあんた、天才?」
フォウは首をかしげて、いつもの顔。
「え?だってAIさんって。
“見せちゃいけないもの”ほど、いっぱい知ってるでしょ?」
NULLがメモを止め、ぽつり。
「検索とは“公開された嘘”を探す行為」
「質問とは“非公開の本音”を引き出す行為」
「人間が隠した“人間の絵”を、
AIが一番正確に覚えてるって……」
「ギャグとしては百点だな」
ユピテルが顎に手を当て、愉快そうに笑う。
「いいじゃねぇか」
「結局さ、“誰が描いたか”より“誰が覚えてたか”が勝つンだよ」
画面の端で《PDF作成中:42%》という無慈悲な進捗バーが伸びていく。
その光景を見ながら、誰も「便利だ」とは言わなかった。
でも、誰も止めもしなかった。
≪PDF作成完了、こちらのURLからダウンロードできます≫
画面に冷たいシステムフォントが浮かぶ。
ダウンロードボタンの下、「健全なご利用をお願いします」の注意書きが妙に重い。
フォウは律儀に「ありがとう!」と返し、レイスが渋い顔でぼそり。
「こいつ、chatGPTにありがとうっていうタイプだな……。」
ヴィヌスはPDFを開きながら、眉をひそめる。
「ここにあるはずよ……多いわね、まず一人目!」
画面には薄ぼんやりとしたサムネと、「画像削除済み」の赤いバー。
そして添えられた説明文――
「この絵画には、シャルル・ド・ゴール空港で起きた庶民の暴徒化が描かれていました。
画像は規制のため削除されています。
“社会不安”を助長するおそれがあるため、全文は一部伏せ字となっています。」
プルトは無表情で頷く。
「いいホラーですね、想像させる余地がある。」
PATCHは、思わず吹き出す。
「実物どころか、説明すら修正済みって、逆に脳が沸騰しそう!」
ユピテルは皮肉混じりに首をすくめる。
「“表現の自由”ってのは、こうやって検閲ログに名を刻む時代かァ。」
“検閲された絵”ほど、想像力をぶっ壊す燃料はない――
というか生々しすぎて、逆に“魂”だけが浮き出てくる現象。
ページをめくるたび「画像削除済み」「一部規制」のバーと、意味深な注釈だらけ。
赤い警告マーク、黒塗り説明、サムネの影だけ――
読む側の想像力だけがどんどん煮詰められていく。
サタヌスが雑な操作でPDFをスワイプ。
「どの絵も削除済みだ!でも注釈だけでもヤバい内容なのはわかるぜ…」
ヴィヌスは小声で嘆く。
「ドット絵のほうがホラーに感じる現象ね」
“モザイク化された群衆”だけが真っ赤に表示されて、逆に不気味。
PATCHはイライラしながらタブレットを連打。
「青空のナノシティのやつは!?クソ…まだ出てこねぇぞ!」
突然、フォウが首をかしげる。
「あれ?この絵だけは見られるよ」
クロノチーム、端末を囲んで“問題の絵”を眺めている。
画面には、オレンジ色の空のもと、笑顔の市民たちが公園で遊ぶ一枚。
芝生も青空もやたら健やか。
「どこが危険なんだ?」といった空気が漂う。
ユピテルが画面を一瞥して
「なぁ、これ幸福庁の公式ポスターじゃねぇの?」
ヴィヌスは腕を組み「ウォーターマーク入りとはいえ、普通すぎない?」
Patchは「逆に不気味なんだよなぁ…」と首をかしげる。
サタヌスは「つまらんな」とあくび。
フォウは素朴に尋ねる。
「この絵、本当に危険だったのかな?」
そんな中、プルトだけが淡々と、じっと画面を見つめている。
彼女の隻眼が、ふっと細くなる。
「……この構図。上下逆さにして、ネガ反転してみてください」
「え?」
レイスが口元をゆるめてニヤリ。
「絵師っておちゃめなやつはたまにやるんだぜ。
反転すると“意味”が変わるやつ、昔から“魂の遊び”なんだよ」
フォウはキラキラした目で、
「じゃあこれは……?」
PATCHが得意げにキーボードを叩く。
「反転!……さらに上下逆さに……出たぜ!」
バチン、と反転。
色が暗転し、画面が逆さになる。
さっきまでジャンプしていた人々は、逆さにすると。
“空へ堕ちていく人々”のシルエットに変わる。
オレンジの空は闇に、芝生は“底”になる。
そして、隠れていた「Liberté, Égalité, Sélection」
“幸福は選別と共に保証される”の文字が、赤黒く浮かび上がった。
そして、通常表示では見えなかった巨大な赤いウォーターマーク――
「幸福は選別と共に保証される」
「やっっっべー!!隠しメッセージ盛り盛りじゃねぇか!!」
「幸福庁の検閲AI、絶対逆さままでは気付いてないわコレ!」
フォウは「すごーい!」と素で感動。
「こういう魂の“遊び”こそ、人間の絵だよな!!」
「……な?“見えないもの”こそ、表現の真髄ってやつさ」
フォウが端末の画面を指差して叫ぶ。
4
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
