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SIDE-仁義なきモナ・リザ・3
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「あれ?青空のナノシティでウォーターマークって……この絵じゃない!?」
――その瞬間、背後でSE:SSR確定ピカピカ演出が光る。
明らかに昭和レトロな効果音(パチンコのアレ)
Patchは両手で端末を抱え、電脳スクラップを爆速で漁る。
「来た……!これだ!!」
画面に映るは“青空のナノシティ”――そこにどデカいウォーターマークと、
誰も頼んでないのに主張しまくるAI不使用宣言の赤文字。
Patchがテンションぶっ壊れで叫ぶ。
「聞いてもいないのにAI不使用宣言!!間違いねえぇぇぇぇぇ!!!」
ヴィヌスは力尽きたように机に突っ伏しながら、
「……判定基準ひっどぉい……でも分かっちゃうのが悔しい……!」
フォウは目を潤ませ、手を突き上げる。
「やったああああああ!」
レイスは両手を広げて仰け反る。
「嬉しいけど俺等なんに喜んでるんだあああああ!?」
患者のベッドサイド、画面にはさっきまで“規制・削除”とバグしかなかった世界で。
一枚の“魂のノイズ”――青空とウォーターマーク、そしてAI不使用の主張。
患者はそっと画面を撫でて、目を潤ませる。
「間違いない……これが、僕が見た絵……!」
「ありがとう……また見られるなんて……夢みたいです」
Patchは小声で呟く。
「魂ってのはな……“誰にも求められてない主張”の中にあるんだよ」
それが絵かどうかなんて、どうでもよかった。
“誰かが描いた”――その事実が、ただ嬉しかった。
この世界で一番人間らしいのは、“誰にも求められてないノイズ”だった。
30世紀ディストピアの底でも、ちゃんと人間の温度が残ってたって証明だった。
夜の闇病院。
廊下には誰もいない。
ナースステーションの蛍光灯だけが、
ぼんやり白い島のように浮かんでいる。
フォウは膝を抱えてカルテ端末をいじっている。
「……ねぇ、レイス。なんで人間は、絵を描かなくなったの?」
レイスはカウンターの端で煙草をふかしていた。
無精ひげに寝癖のまま、どこか投げやりな顔。
「んん~……夢をぶっ壊す言い方になるけどさ。
昔、絵師ってのは“それだけで価値があった”んだよ」
「だいじにされてたの?」
フォウは首をかしげる。
レイスは肩をすくめる。
「あぁ。だから――“甘えた”んだ。納期は守らねぇ、規約も読まねぇ」
「気づいたら、AIの方がマシって言われてた」
ふいに後ろからOBSOLETEの声が落ちる。
「よくある結末さね。“自分は価値がある”と思った時が、一番崩れやすい。
……そいつはもう、絵師じゃなくて、“信者”だったのさ」
レイスは懐かしそうに苦笑する。
「昔は、絵師にみんな甘かったんだよ。特別視されててさ」
「描き直しにキレても、依頼晒しても、納期破っても」
「それでも“感謝しろ”って言えば、誰も逆らわなかった」
「でもあれ、キレてないんじゃなくて――」
「“堪えてただけ”なんだよな。……みんな」
フォウはしばらく沈黙して、それからぽつり。
「じゃあ……魂が入ってても、遅れたらもう価値はないの?」
レイスは少しだけ笑って、遠い目をする。
「そう思ってる奴らが、多くなっただけだ」
NULLがバイザー越しに口を挟む。
「納期破り:回収不可能なデータ欠損として処理。修復は不要と判断」
フォウは静かに、どこか寂しげに言う。
「“誰かのために描こうとした気持ち”が、ゼロになっちゃうのは、寂しいよ」
ヴィヌスは指を振りながら踊る。
「魂がこもってるのは分かるけど、“提供”できなきゃ、それは“幻”なの」
Patchが隅で焼きそばをひっくり返す。
「ていうか、俺は知ってるぜ。
“人間が描いた絵”ってなぁ……だいたい“描いた後に燃やしたくなる”もんなんだよ」
ヴィヌスはため息混じりに肩をすくめる。
「じゃあ、魂の証明って……恥ずかしさ込みってこと?」
レイスは最後にもう一度、静かに答える。
「……恥ずかしさに耐えてまで描いたなら、それはもう“絵”だろ」
壁にはAI生成の超美麗美少女イラストがホログラムで流れている。
その下に、誰かの子供の落書きが――
ピンク色のクレヨンで、少し曲がった笑顔の天使が描かれていた。
フォウはそっと手を重ねる。
「……こっちの方が、あったかいね」
ネットは静かだった。
静かすぎるほどに。
AIによって、過去百年分の“人間らしい絵”が解析され、
分類され、平均化され、そして――量産されはじめた。
再現された“人間の絵”の特徴。
・無意味なウォーターマーク
・ラフ調なのに計算されすぎていて、逆に読みづらい
・主張が強すぎる赤字テキスト
・「AI不使用」宣言(誰も聞いていない)
PATCHは画面を見つめたまま、言葉を失った。
「やべぇ……AIが“魂の演出”をパクり始めた……」
ユピテルは歯を鳴らしながらモニターを睨む。
「ただそういう“特徴”を学習してるだけで……魂が籠もってねぇんだよな」
OBSOLETEが、思い出したように低く言う。
「……そういえば、幸福庁には……モナ・リザがあるよ」
沈黙。
ユピテルが、肩で笑い始める。
「……ハァ!?表現の自由も、足掻きも、魂も奪っといて──」
「モナ・リザだけはちゃっかり飾ってんのかよォォォ!!?」
プルトは何も言わない。
ただ、無表情で刃物を研ぎ始めた。
「カチコミ、しましょう」
色が落ちる。線が太くなる。背景が、筆と墨に変わる。
作戦名:《仁義なきモナ・リザ》
目的:幸福庁が保管する“魂の象徴”――モナ・リザ原本データの奪取。
手段:クロノチーム全面突撃/狙撃支援/文化的恫喝
目的:芸術鑑賞
「……魂の真似はできても、“渇望”は真似できねぇ……!」
ユピテルは美術ホールを見上げる。
ガラス越しに、微笑む女。
「飾るんじゃねぇ!見せるんだろォが!!」
フォウは泣きながら叫ぶ。
「文化は、焼きそばみたいに……
アッツアツのままじゃなきゃ、伝わんないんだよ……!」
PATCHはデータ中枢へ殴り込み。
「学習ってのは真似じゃねえ!!」
フォウは医療用の電撃で“観賞用AI”を外科的に停止。
「感動してるフリしてんじゃねぇ!!」
ユピテルは美術ホールのガラスを叩き割る。
「これは展示じゃねぇ、冒涜だ!!」
プルトは無音で“魂保存装置”を爆破。
誰にも気づかれないまま、本体破壊。
結果。
「で、データがっ……!100年分の学習データが……っ」
「生成機が……吹っ飛んだァアアアア!!」
AIイラスト生成、一時停止。
サービス全面がダウンし「人間絵らしさ学習パッチ」無効化。
市民のTLは白紙になる。広告も、笑顔も、消える。
画面に残ったのは、沈黙だけだった。
揺らぐモナ・リザのプロジェクションが崩壊し。
その代わりに映し出されるのは――PATCHが、その場で描いた一枚の落書き。
歪んだ線。左右非対称。下手くそな笑顔。
「……下手でもいい。崩れててもいい」
「でもそれは、“俺が描いた”って線だ」
ユピテルは隣で煙草を吸う。
「……魂は学習できねぇ」
「あったとしても、それは“お前の線”じゃねぇんだよな」
模倣された魂に、価値はない。
魂とは、誰にも教えられず、誰にも見せなくても描いてしまったものだ」
それが、文化。それが、仁義。
――墨が、静かに乾く。
夜が明けた闇病院。
テーブルの上に置かれた一枚の紙――
そこには、超絶技巧で描かれた人体筋肉図+神経経路+正中断面図が、
異様なリアリティと正確さで鎮座していた。
全員が揃って“絶句”の沈黙。
PATCHは声にならない声を上げ、
「……………………え?」
ヴィヌスは額を押さえてフリーズ。
「どこで覚えたのよそんな技術!?!?」
レイスは死んだ目で呟く。
「なあフォウ……これ、イラストっていうか……医学書の挿絵だろ?」
フォウは屈託なくニコッと笑う。
「でもアナログだよ」
PATCH、机に突っ伏してガチ泣き。
「そういう問題じゃねええええ!!!」
その隅に、超達筆で
「第7頸椎部位に見られる筋束の走行異常例」とメモまで添えてある。
NULLが無慈悲なAI音声でアナウンス。
「再確認:フォウの本体は“高位医療用天使端末”です」
PATCHは泣きながら叫ぶ。
「……魂が、スペックで殴ってきやがった!!」
ヴィヌス、ユピテル、レイス、全員白目&放心。
でも、フォウはその横で、本当に楽しそうに鉛筆を握っている。
「“描きたい”って思ったから、描いてみたよ」
その線は、誰の指示も、学習も、データも関係なく――
ただ“自分が描きたかったから”生まれたものだった。
魂とは、叫びでも主張でもない。
それは、“楽しくてやってしまった行為”の中にある。
そして時々、魂は――医療レベルの解剖学で、殴ってくる。
フォウはまた鉛筆を手に取り、次のページをめくる。
なお、本人は――めちゃくちゃ楽しそうだった。
――完。
――その瞬間、背後でSE:SSR確定ピカピカ演出が光る。
明らかに昭和レトロな効果音(パチンコのアレ)
Patchは両手で端末を抱え、電脳スクラップを爆速で漁る。
「来た……!これだ!!」
画面に映るは“青空のナノシティ”――そこにどデカいウォーターマークと、
誰も頼んでないのに主張しまくるAI不使用宣言の赤文字。
Patchがテンションぶっ壊れで叫ぶ。
「聞いてもいないのにAI不使用宣言!!間違いねえぇぇぇぇぇ!!!」
ヴィヌスは力尽きたように机に突っ伏しながら、
「……判定基準ひっどぉい……でも分かっちゃうのが悔しい……!」
フォウは目を潤ませ、手を突き上げる。
「やったああああああ!」
レイスは両手を広げて仰け反る。
「嬉しいけど俺等なんに喜んでるんだあああああ!?」
患者のベッドサイド、画面にはさっきまで“規制・削除”とバグしかなかった世界で。
一枚の“魂のノイズ”――青空とウォーターマーク、そしてAI不使用の主張。
患者はそっと画面を撫でて、目を潤ませる。
「間違いない……これが、僕が見た絵……!」
「ありがとう……また見られるなんて……夢みたいです」
Patchは小声で呟く。
「魂ってのはな……“誰にも求められてない主張”の中にあるんだよ」
それが絵かどうかなんて、どうでもよかった。
“誰かが描いた”――その事実が、ただ嬉しかった。
この世界で一番人間らしいのは、“誰にも求められてないノイズ”だった。
30世紀ディストピアの底でも、ちゃんと人間の温度が残ってたって証明だった。
夜の闇病院。
廊下には誰もいない。
ナースステーションの蛍光灯だけが、
ぼんやり白い島のように浮かんでいる。
フォウは膝を抱えてカルテ端末をいじっている。
「……ねぇ、レイス。なんで人間は、絵を描かなくなったの?」
レイスはカウンターの端で煙草をふかしていた。
無精ひげに寝癖のまま、どこか投げやりな顔。
「んん~……夢をぶっ壊す言い方になるけどさ。
昔、絵師ってのは“それだけで価値があった”んだよ」
「だいじにされてたの?」
フォウは首をかしげる。
レイスは肩をすくめる。
「あぁ。だから――“甘えた”んだ。納期は守らねぇ、規約も読まねぇ」
「気づいたら、AIの方がマシって言われてた」
ふいに後ろからOBSOLETEの声が落ちる。
「よくある結末さね。“自分は価値がある”と思った時が、一番崩れやすい。
……そいつはもう、絵師じゃなくて、“信者”だったのさ」
レイスは懐かしそうに苦笑する。
「昔は、絵師にみんな甘かったんだよ。特別視されててさ」
「描き直しにキレても、依頼晒しても、納期破っても」
「それでも“感謝しろ”って言えば、誰も逆らわなかった」
「でもあれ、キレてないんじゃなくて――」
「“堪えてただけ”なんだよな。……みんな」
フォウはしばらく沈黙して、それからぽつり。
「じゃあ……魂が入ってても、遅れたらもう価値はないの?」
レイスは少しだけ笑って、遠い目をする。
「そう思ってる奴らが、多くなっただけだ」
NULLがバイザー越しに口を挟む。
「納期破り:回収不可能なデータ欠損として処理。修復は不要と判断」
フォウは静かに、どこか寂しげに言う。
「“誰かのために描こうとした気持ち”が、ゼロになっちゃうのは、寂しいよ」
ヴィヌスは指を振りながら踊る。
「魂がこもってるのは分かるけど、“提供”できなきゃ、それは“幻”なの」
Patchが隅で焼きそばをひっくり返す。
「ていうか、俺は知ってるぜ。
“人間が描いた絵”ってなぁ……だいたい“描いた後に燃やしたくなる”もんなんだよ」
ヴィヌスはため息混じりに肩をすくめる。
「じゃあ、魂の証明って……恥ずかしさ込みってこと?」
レイスは最後にもう一度、静かに答える。
「……恥ずかしさに耐えてまで描いたなら、それはもう“絵”だろ」
壁にはAI生成の超美麗美少女イラストがホログラムで流れている。
その下に、誰かの子供の落書きが――
ピンク色のクレヨンで、少し曲がった笑顔の天使が描かれていた。
フォウはそっと手を重ねる。
「……こっちの方が、あったかいね」
ネットは静かだった。
静かすぎるほどに。
AIによって、過去百年分の“人間らしい絵”が解析され、
分類され、平均化され、そして――量産されはじめた。
再現された“人間の絵”の特徴。
・無意味なウォーターマーク
・ラフ調なのに計算されすぎていて、逆に読みづらい
・主張が強すぎる赤字テキスト
・「AI不使用」宣言(誰も聞いていない)
PATCHは画面を見つめたまま、言葉を失った。
「やべぇ……AIが“魂の演出”をパクり始めた……」
ユピテルは歯を鳴らしながらモニターを睨む。
「ただそういう“特徴”を学習してるだけで……魂が籠もってねぇんだよな」
OBSOLETEが、思い出したように低く言う。
「……そういえば、幸福庁には……モナ・リザがあるよ」
沈黙。
ユピテルが、肩で笑い始める。
「……ハァ!?表現の自由も、足掻きも、魂も奪っといて──」
「モナ・リザだけはちゃっかり飾ってんのかよォォォ!!?」
プルトは何も言わない。
ただ、無表情で刃物を研ぎ始めた。
「カチコミ、しましょう」
色が落ちる。線が太くなる。背景が、筆と墨に変わる。
作戦名:《仁義なきモナ・リザ》
目的:幸福庁が保管する“魂の象徴”――モナ・リザ原本データの奪取。
手段:クロノチーム全面突撃/狙撃支援/文化的恫喝
目的:芸術鑑賞
「……魂の真似はできても、“渇望”は真似できねぇ……!」
ユピテルは美術ホールを見上げる。
ガラス越しに、微笑む女。
「飾るんじゃねぇ!見せるんだろォが!!」
フォウは泣きながら叫ぶ。
「文化は、焼きそばみたいに……
アッツアツのままじゃなきゃ、伝わんないんだよ……!」
PATCHはデータ中枢へ殴り込み。
「学習ってのは真似じゃねえ!!」
フォウは医療用の電撃で“観賞用AI”を外科的に停止。
「感動してるフリしてんじゃねぇ!!」
ユピテルは美術ホールのガラスを叩き割る。
「これは展示じゃねぇ、冒涜だ!!」
プルトは無音で“魂保存装置”を爆破。
誰にも気づかれないまま、本体破壊。
結果。
「で、データがっ……!100年分の学習データが……っ」
「生成機が……吹っ飛んだァアアアア!!」
AIイラスト生成、一時停止。
サービス全面がダウンし「人間絵らしさ学習パッチ」無効化。
市民のTLは白紙になる。広告も、笑顔も、消える。
画面に残ったのは、沈黙だけだった。
揺らぐモナ・リザのプロジェクションが崩壊し。
その代わりに映し出されるのは――PATCHが、その場で描いた一枚の落書き。
歪んだ線。左右非対称。下手くそな笑顔。
「……下手でもいい。崩れててもいい」
「でもそれは、“俺が描いた”って線だ」
ユピテルは隣で煙草を吸う。
「……魂は学習できねぇ」
「あったとしても、それは“お前の線”じゃねぇんだよな」
模倣された魂に、価値はない。
魂とは、誰にも教えられず、誰にも見せなくても描いてしまったものだ」
それが、文化。それが、仁義。
――墨が、静かに乾く。
夜が明けた闇病院。
テーブルの上に置かれた一枚の紙――
そこには、超絶技巧で描かれた人体筋肉図+神経経路+正中断面図が、
異様なリアリティと正確さで鎮座していた。
全員が揃って“絶句”の沈黙。
PATCHは声にならない声を上げ、
「……………………え?」
ヴィヌスは額を押さえてフリーズ。
「どこで覚えたのよそんな技術!?!?」
レイスは死んだ目で呟く。
「なあフォウ……これ、イラストっていうか……医学書の挿絵だろ?」
フォウは屈託なくニコッと笑う。
「でもアナログだよ」
PATCH、机に突っ伏してガチ泣き。
「そういう問題じゃねええええ!!!」
その隅に、超達筆で
「第7頸椎部位に見られる筋束の走行異常例」とメモまで添えてある。
NULLが無慈悲なAI音声でアナウンス。
「再確認:フォウの本体は“高位医療用天使端末”です」
PATCHは泣きながら叫ぶ。
「……魂が、スペックで殴ってきやがった!!」
ヴィヌス、ユピテル、レイス、全員白目&放心。
でも、フォウはその横で、本当に楽しそうに鉛筆を握っている。
「“描きたい”って思ったから、描いてみたよ」
その線は、誰の指示も、学習も、データも関係なく――
ただ“自分が描きたかったから”生まれたものだった。
魂とは、叫びでも主張でもない。
それは、“楽しくてやってしまった行為”の中にある。
そして時々、魂は――医療レベルの解剖学で、殴ってくる。
フォウはまた鉛筆を手に取り、次のページをめくる。
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