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1章 二人の始り
アースの書~始まり~
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◇◆旧歴519年 初冬◇◆
人類滅亡の危機が前触れなく訪れた。
突如人類の前に現れ、殺戮と破壊の限りを尽くす者が現れたからだ。
その者の名は魔神ファルベイン。
闇を司るかのような漆黒の筋肉、頭には1本の長い角があり、背中には蝙蝠の様な翼が生えている巨漢の人型のモンスター。
そんな人類の危機に帝国【ディネッシュ】が立ち上がる。
ディネッシュは総戦力をもってファルベイン討伐に兵を挙げたが、全滅してしまう。
兵力が落ちたディネッシュは全大陸に向けて、ファルベイン討伐の勇士を集う事になる。
剣と魔法の腕には自信があったアース・カルデナスは、その話を聞いた瞬間に家を飛び出し勇士に志願した。
ディネッシュ内は各地から集まった勇士達でいっぱいになり、たまたま周りにいた4人とアースはパーティーを組む事になる。
後に英雄五星と呼ばれる者達。
剣士のアース・カルデナス。
パーティーのリーダーで金髪隻眼の青年。
剣術と魔法に長けており、齢18にしてディネッシュの戦士長を打ち負かすほどの実力者。
ただし、他の4人の存在感が強いせいで一番影が薄い。
重戦士のオーウェン・サンティア。
2m近くの長身で筋肉質、スキンヘッドで厳つい顔つきをしている巨漢の男。
自分の身長並みに長いバスターソードを軽々振り上げ、数々のモンスターを一刀両断してきた。
アースと同じ18歳だというのに40台に見られるのが彼の悩みの種らしい。
聖職者のレイン・ニコラス。
右目の泣きぼくろがあり、肩より長い紅色の髪が特徴の女性。
16歳ながら身体能力が高く、髪をなびかせながら軽やかに戦う姿はまるで踊っているかのようだ。
本人は聖職者と言っているが、基本は前に出て自慢のメイスでモンスターをタコ殴りにしている。
彼女の戦闘を見ると、本当に聖職者なのか疑問に思う。
狩人のジョシュア・ティリス。
銀髪で頭のてっぺんには2本の長い触覚の様なクセ毛が生えているのがトレードマーク。
扱いが難しい長弓を使いこなすほどの実力があり、後衛として頼りになる。
小柄で中性的な顔をしている為に、よく女性と間違えられて男に声を掛けられるのが悩みの種らしい。
同じ歳であるオーウェンとは何もかもが真逆である。
魔法使いのオリバー・ジョサム
100歳を超えてから年齢を数えなくなったという老練の魔法使い。
白髪交じりで立派なフルフェイスの髭を蓄えている姿はまさに物語に出てくる老人の魔法使いそのものだ。
知識も豊富で、上位魔法も使いこなすほどの実力者なのだが……何故かオリバーの名前は世間に知られていない。どうしてそんな人物がこの場所に居て、アース達とパーティーを組んだのか全くの謎である。
5人はファルベインへ向かう旅で苦難を乗り越え、徐々に意気投合していく。
そして運命の日、旧歴520年 6月11日。
アース達はファルベインの元まで辿り着き、死闘を繰り広げる。
5人は満身創痍になりつつも、アースは一瞬のスキをつきファルベインの胸に剣を突き立てた。
これで勝敗が決したかに思えたが、ファルベインは最後の力を振り絞り両手でアースを捕まえ、自爆しようとする。
アースは全ての魔力を使い自分とファルベインの周りに結界を張り、己を犠牲に被害を最小限に食い止めた。
そして暦が変わり、10年の月日が経った……。
『……うっ……うう……ううん……』
目を開けると、見た事がない木製の天上が見えた。
どうやら俺は、知らない場所で横になっているらしい。
一体ここは何処だろうか、今の状況がつかめない。
えーと、俺はファルベインに掴まってしまって……そう、あいつが自爆しようとしたから俺はとっさに魔法の壁を張ったんだ。
そうしたら目の前が真っ白になって、俺は死んだと思ったんだが……どうやら生きているみたいだ。
『はは……我ながら、悪運が強いもんだ……』
となると、ここは病院だろうか。
あの戦いからどのくらい時間がたったのだろう。
みんなは? ファルベインの奴はどうなった……。
――ガシャ
ん? 今、右手を動かしたら金属音がしたぞ。
『……?』
俺の右手に金属のガントレットが付けられている。
なんでこんな物が付けられているんだ?
『……? ――って! 何だこりゃ!』
上半身を起こし自分の体を見ると、プレートアーマーで全身が覆われているではないか。
おいおい……怪我人相手にプレートアーマーを付けるなんて、どんな治療法だよ。
よくわからんがこんな物をつけて寝ていられん、外してしまおう。
『よっと…………はあ?』
右腕のガントレットを外すと俺の右手が……無い。
そんなはずはない、だって外す前まで右腕のガントレットを動かしていたんだぞ。
それに、ちゃんと右手を動かす感じはあるんだ……がっ!?
『どっどういう事だ!?』
外した右腕のガントレットが俺の思うように動いている。
俺は物を操れる魔法なんて使えない……けど、右腕のガントレットはちゃんと動いているぞ。
『もしかして………』
右腕のガントレットを戻し、今度は左腕のガントレットを外してみる。
左腕も同様に俺の左手はない、でも左腕のガントレットは動かせる。
『……』
左腕のガントレットを戻し、今度は両足のグリーブを外してみる。
両足もない、しかしグリーブの足首はやっぱり動かせる。
『……』
俺は嫌な予感をしつつ両足を戻した。
そして、両手でアーメットを持って――。
『はいっ!』
思いっきり持ち上げてみた。
すると、俺の目線は両手で持ち上げた分だけ上がった。
『――――』
この光景には流石に絶句してしまった。
正直このままアーメットを下の方に向けてたくはない……が、今俺の身体に何が起きているか知る為にも向けるしかない。
俺は恐る恐るアーメットを下に向ける。
そして、視界に入ってきたのは――。
中身が空っぽのプレートアーマーだった。
『やっぱり無いし!! 俺の身体はどこにいったんだああああああああああああああああああああああああ!?』
◇◆アース歴9年6月11日◇◆
人類滅亡の危機が前触れなく訪れた。
突如人類の前に現れ、殺戮と破壊の限りを尽くす者が現れたからだ。
その者の名は魔神ファルベイン。
闇を司るかのような漆黒の筋肉、頭には1本の長い角があり、背中には蝙蝠の様な翼が生えている巨漢の人型のモンスター。
そんな人類の危機に帝国【ディネッシュ】が立ち上がる。
ディネッシュは総戦力をもってファルベイン討伐に兵を挙げたが、全滅してしまう。
兵力が落ちたディネッシュは全大陸に向けて、ファルベイン討伐の勇士を集う事になる。
剣と魔法の腕には自信があったアース・カルデナスは、その話を聞いた瞬間に家を飛び出し勇士に志願した。
ディネッシュ内は各地から集まった勇士達でいっぱいになり、たまたま周りにいた4人とアースはパーティーを組む事になる。
後に英雄五星と呼ばれる者達。
剣士のアース・カルデナス。
パーティーのリーダーで金髪隻眼の青年。
剣術と魔法に長けており、齢18にしてディネッシュの戦士長を打ち負かすほどの実力者。
ただし、他の4人の存在感が強いせいで一番影が薄い。
重戦士のオーウェン・サンティア。
2m近くの長身で筋肉質、スキンヘッドで厳つい顔つきをしている巨漢の男。
自分の身長並みに長いバスターソードを軽々振り上げ、数々のモンスターを一刀両断してきた。
アースと同じ18歳だというのに40台に見られるのが彼の悩みの種らしい。
聖職者のレイン・ニコラス。
右目の泣きぼくろがあり、肩より長い紅色の髪が特徴の女性。
16歳ながら身体能力が高く、髪をなびかせながら軽やかに戦う姿はまるで踊っているかのようだ。
本人は聖職者と言っているが、基本は前に出て自慢のメイスでモンスターをタコ殴りにしている。
彼女の戦闘を見ると、本当に聖職者なのか疑問に思う。
狩人のジョシュア・ティリス。
銀髪で頭のてっぺんには2本の長い触覚の様なクセ毛が生えているのがトレードマーク。
扱いが難しい長弓を使いこなすほどの実力があり、後衛として頼りになる。
小柄で中性的な顔をしている為に、よく女性と間違えられて男に声を掛けられるのが悩みの種らしい。
同じ歳であるオーウェンとは何もかもが真逆である。
魔法使いのオリバー・ジョサム
100歳を超えてから年齢を数えなくなったという老練の魔法使い。
白髪交じりで立派なフルフェイスの髭を蓄えている姿はまさに物語に出てくる老人の魔法使いそのものだ。
知識も豊富で、上位魔法も使いこなすほどの実力者なのだが……何故かオリバーの名前は世間に知られていない。どうしてそんな人物がこの場所に居て、アース達とパーティーを組んだのか全くの謎である。
5人はファルベインへ向かう旅で苦難を乗り越え、徐々に意気投合していく。
そして運命の日、旧歴520年 6月11日。
アース達はファルベインの元まで辿り着き、死闘を繰り広げる。
5人は満身創痍になりつつも、アースは一瞬のスキをつきファルベインの胸に剣を突き立てた。
これで勝敗が決したかに思えたが、ファルベインは最後の力を振り絞り両手でアースを捕まえ、自爆しようとする。
アースは全ての魔力を使い自分とファルベインの周りに結界を張り、己を犠牲に被害を最小限に食い止めた。
そして暦が変わり、10年の月日が経った……。
『……うっ……うう……ううん……』
目を開けると、見た事がない木製の天上が見えた。
どうやら俺は、知らない場所で横になっているらしい。
一体ここは何処だろうか、今の状況がつかめない。
えーと、俺はファルベインに掴まってしまって……そう、あいつが自爆しようとしたから俺はとっさに魔法の壁を張ったんだ。
そうしたら目の前が真っ白になって、俺は死んだと思ったんだが……どうやら生きているみたいだ。
『はは……我ながら、悪運が強いもんだ……』
となると、ここは病院だろうか。
あの戦いからどのくらい時間がたったのだろう。
みんなは? ファルベインの奴はどうなった……。
――ガシャ
ん? 今、右手を動かしたら金属音がしたぞ。
『……?』
俺の右手に金属のガントレットが付けられている。
なんでこんな物が付けられているんだ?
『……? ――って! 何だこりゃ!』
上半身を起こし自分の体を見ると、プレートアーマーで全身が覆われているではないか。
おいおい……怪我人相手にプレートアーマーを付けるなんて、どんな治療法だよ。
よくわからんがこんな物をつけて寝ていられん、外してしまおう。
『よっと…………はあ?』
右腕のガントレットを外すと俺の右手が……無い。
そんなはずはない、だって外す前まで右腕のガントレットを動かしていたんだぞ。
それに、ちゃんと右手を動かす感じはあるんだ……がっ!?
『どっどういう事だ!?』
外した右腕のガントレットが俺の思うように動いている。
俺は物を操れる魔法なんて使えない……けど、右腕のガントレットはちゃんと動いているぞ。
『もしかして………』
右腕のガントレットを戻し、今度は左腕のガントレットを外してみる。
左腕も同様に俺の左手はない、でも左腕のガントレットは動かせる。
『……』
左腕のガントレットを戻し、今度は両足のグリーブを外してみる。
両足もない、しかしグリーブの足首はやっぱり動かせる。
『……』
俺は嫌な予感をしつつ両足を戻した。
そして、両手でアーメットを持って――。
『はいっ!』
思いっきり持ち上げてみた。
すると、俺の目線は両手で持ち上げた分だけ上がった。
『――――』
この光景には流石に絶句してしまった。
正直このままアーメットを下の方に向けてたくはない……が、今俺の身体に何が起きているか知る為にも向けるしかない。
俺は恐る恐るアーメットを下に向ける。
そして、視界に入ってきたのは――。
中身が空っぽのプレートアーマーだった。
『やっぱり無いし!! 俺の身体はどこにいったんだああああああああああああああああああああああああ!?』
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