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2章 二人の逃走と追跡
アースの書~逃走・3~
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『思った通りだ』
丘の近くまで来て確信した、女性はやっぱりレインだ。
いやはや……レインの奴すっかり大人の女性になったなー。
ラティアの時もそうだったが、やはり年月が経ったんだなと実感する。
「ん~……」
レインがキョロキョロと辺りを見渡しながら丘の上にある大きな樹の下に歩いて行った。
「ん~……ん~? ここはどうかな……」
レインが大きな樹の下から見上げる。
あの動き的に何かの動物を探しているのだろうか? なら俺も手伝うとしよう。
俺にとっては数刻ぶりだが、レインからしたら10年ぶりに会うからな。
警戒されない様に優しく声を掛けてっと。
『おーい、レイ――っ!』
なんだ、大きな樹の根元に何かが居るぞ。
あれは……ジャイアントスネークか。
大きさ的に2~3mくらいでまだ子供の様だが、それでも危険生物なのには変わりはない。
レインは樹の上ばかり気にして下を見ていないから、ジャイントスネークの存在に全く気付いていないようだ。
やばいぞ、ジャイアントスネークがレインを獲物と判断しているのか身を低くして臨戦態勢に入っている。
『レイン! ジャイアントスネークが足元に居るぞ! そこから離れるんだ!』
「……いないな~ガセの依頼だったのかしら?」
レインの奴、離れるどころかジャイアントスネークに対して背を向けてしまった。
それに俺の声に気付いている様子はない。
ここからだと俺の声が聞こえていないのだろうか。
なら、レインが聞こえるくらい近くに行くしかない。
『レイン! レイン! 後ろだ! 後ろを見ろ!』
頼む、ジャイアントスネークに気付いてくれ!
「……?」
あ、レインが俺の方を向いた。
俺の声に気が付いたののだろうか。
だとしても違うんだ、そうじゃない!
俺じゃなくて後ろを見てほしいんだ!
「シュルルル……」
まずい、ジャイアントスネークがレインに飛び掛かろうと身を低くして――。
「――シャアアアアアアアア!」
レインの首元に向かってジャンプをした!
「えっ?」
『うおおおおおおおおおおおおおお!』
間に合えええええええええええええ!
――ガキーンッ
「ハガッ!?」
「きゃっ!」
『ふぅ……何とか間に合ったな』
ジャイントスネークはレインではなく間に割って入って来た俺の右腕に噛みついた。
良かった、ジャイアントスネークの毒牙からレインを守れた。
……にしても、俺の右腕が金属製のガントレットで良かった。
これが生身の腕だったら食いちぎられていたかもしれん。
「ガアアアアアアアアアアアアア!」
ジャイントスネークが俺の体に巻き付いて来たぞ。
どうやら噛みつきが失敗したから、このまま俺を締め上げるつもりらしい。
今の俺は武器を持っていないからこいつを倒す事が出来ないし……そうだ、レインのメイスでどうにかしてもらっ――。
『へっ?』
レインに手助けを求めようと振り向こうとした次の瞬間、何故か俺の視界に入ってきたのは雲一つない空だった。
そして、ガッシャーンと何かが落ちた音と同時に今度はジャイアントスネークが巻き付いている頭のないプレートアーマーが視界に入ってきた。
一瞬何が起こったのかわからなかったが、このような感じはさっきも経験した。
そう、俺の頭が外れて地面に落ちたんだ。
多分ジャイアントスネークが俺の首を絞めようと巻き付いたら、その勢いで俺の頭が外れて飛んでしまったんだろう。
自分の体が見える角度で落ちたのは良かったが……問題なのはレインの姿が全く見えない事だ。
どうやらレインは俺の死角にいるっぽい。
どこにいるんだ? くそっ頭だけだと動かせないから全然わからん!
『レイン! メイスでジャイアントスネークを殴ってくれ!』
……。
ええ……叫んでも何の反応もない。
一体どうしたっていうんだ?
――メキキ、メキッ
ああっ俺の体が嫌な音を立て始めているぞ。
ジャイアントスネークの締め付け力が強すぎるんだ。
このままじゃ俺の体が持たん! 何とかせねば!
えーと、何かいい手はないか……何か……あっそうだ!
『これならどうだ! ――おらぁ!』
「ガャッ!?」
俺の思い付いた方法は大きな樹に向かって体当たりをする事。
生身がある状態でこんな事をすれば自分にもダメージを食らうが、今の俺はなんのダメージもない。
けど巻き付いているジャイアントスネークにはたまったもんじゃないだろう。
まぁその衝撃で鎧のあちこちが凹むだろうが……そこは気にしてもいられん。
『おらぁ! おらぁ! おらあぁ!』
「ギャッ! ギャッ! シャアアッ!」
ジャイアントスネークが俺の体から離れて逃げて行った。
視界から外れたから追いかけられないし、何より武器が無いから倒せもしない。
仕方ない、今は見逃してやるか。
『よっと』
地面に落ちた俺の頭を回収してっと。
レインは……いたいた、地面にペタンと座り込んでいる。
さっきの騒動で腰を抜かしたのだろうか。
『レイン、大丈夫だったか?』
俺はレインに声を掛け、手を差し伸べるた。
いやはや、冒険していた時を思い出すな。
時には俺がレインの手を取った事もあった……。
「……っ! 悪霊たいさああああああああああああああああん!!」
『なっ!? ――ヘブッ!!』
ジャイアントスネークの時とは違い、今度は高速で景色が360度クルクル回っている。
そして、またガッシャーンと聞きなれた落ちた音と同時に頭のないプレートアーマーが倒れ込むのと、メイスを力強く握り鬼のような形相したレインが視界に入ってきた。
『えっ? えっ?』
もしかして、俺はレインにメイスで頭をどつかれて吹き飛ばされたのか?
何で? どうして?
「ふぅ~ふぅ~」
やばい、レインの眼がかなりやばい。
あの殺気に満ちた眼は、モンスターを狩る時に良くしていた奴じゃないか。
……という事は何か? レインは俺をモンスターと勘違いしているのか!?
『待て待て! 俺だよ! アースだ! 信じられないかもしれないが鎧の姿で復活したんだ!』
「すぅ~はぁ~……」
レインが倒れた俺の体を無視して頭の方へと歩いて来た。
相変わらず眼には殺気が宿ったまま……ジャイナントスネークの時といい、今といいもしかして俺の声が聞こえていないのか? だとしたら非常にまずい。
これはレインを無理やりにでも抑え込むしかないぞ。
『あれ?』
体が思うように動かせないぞ。
どうしてだ!? さっきまで自由に動かせていたのに!
「これでトドメよ! デュラハン!」
そう叫び、レインがメイスを振り上げた。
『デュラハンだって!?』
やっぱり俺をモンスターと勘違いしてるしー!
レインを止めようにも俺の体は動かない。
俺の声も届かない……ああ、これはもう詰んだわ。
たった数刻でこんな形で終わるなんて思いもしなかったな……。
丘の近くまで来て確信した、女性はやっぱりレインだ。
いやはや……レインの奴すっかり大人の女性になったなー。
ラティアの時もそうだったが、やはり年月が経ったんだなと実感する。
「ん~……」
レインがキョロキョロと辺りを見渡しながら丘の上にある大きな樹の下に歩いて行った。
「ん~……ん~? ここはどうかな……」
レインが大きな樹の下から見上げる。
あの動き的に何かの動物を探しているのだろうか? なら俺も手伝うとしよう。
俺にとっては数刻ぶりだが、レインからしたら10年ぶりに会うからな。
警戒されない様に優しく声を掛けてっと。
『おーい、レイ――っ!』
なんだ、大きな樹の根元に何かが居るぞ。
あれは……ジャイアントスネークか。
大きさ的に2~3mくらいでまだ子供の様だが、それでも危険生物なのには変わりはない。
レインは樹の上ばかり気にして下を見ていないから、ジャイントスネークの存在に全く気付いていないようだ。
やばいぞ、ジャイアントスネークがレインを獲物と判断しているのか身を低くして臨戦態勢に入っている。
『レイン! ジャイアントスネークが足元に居るぞ! そこから離れるんだ!』
「……いないな~ガセの依頼だったのかしら?」
レインの奴、離れるどころかジャイアントスネークに対して背を向けてしまった。
それに俺の声に気付いている様子はない。
ここからだと俺の声が聞こえていないのだろうか。
なら、レインが聞こえるくらい近くに行くしかない。
『レイン! レイン! 後ろだ! 後ろを見ろ!』
頼む、ジャイアントスネークに気付いてくれ!
「……?」
あ、レインが俺の方を向いた。
俺の声に気が付いたののだろうか。
だとしても違うんだ、そうじゃない!
俺じゃなくて後ろを見てほしいんだ!
「シュルルル……」
まずい、ジャイアントスネークがレインに飛び掛かろうと身を低くして――。
「――シャアアアアアアアア!」
レインの首元に向かってジャンプをした!
「えっ?」
『うおおおおおおおおおおおおおお!』
間に合えええええええええええええ!
――ガキーンッ
「ハガッ!?」
「きゃっ!」
『ふぅ……何とか間に合ったな』
ジャイントスネークはレインではなく間に割って入って来た俺の右腕に噛みついた。
良かった、ジャイアントスネークの毒牙からレインを守れた。
……にしても、俺の右腕が金属製のガントレットで良かった。
これが生身の腕だったら食いちぎられていたかもしれん。
「ガアアアアアアアアアアアアア!」
ジャイントスネークが俺の体に巻き付いて来たぞ。
どうやら噛みつきが失敗したから、このまま俺を締め上げるつもりらしい。
今の俺は武器を持っていないからこいつを倒す事が出来ないし……そうだ、レインのメイスでどうにかしてもらっ――。
『へっ?』
レインに手助けを求めようと振り向こうとした次の瞬間、何故か俺の視界に入ってきたのは雲一つない空だった。
そして、ガッシャーンと何かが落ちた音と同時に今度はジャイアントスネークが巻き付いている頭のないプレートアーマーが視界に入ってきた。
一瞬何が起こったのかわからなかったが、このような感じはさっきも経験した。
そう、俺の頭が外れて地面に落ちたんだ。
多分ジャイアントスネークが俺の首を絞めようと巻き付いたら、その勢いで俺の頭が外れて飛んでしまったんだろう。
自分の体が見える角度で落ちたのは良かったが……問題なのはレインの姿が全く見えない事だ。
どうやらレインは俺の死角にいるっぽい。
どこにいるんだ? くそっ頭だけだと動かせないから全然わからん!
『レイン! メイスでジャイアントスネークを殴ってくれ!』
……。
ええ……叫んでも何の反応もない。
一体どうしたっていうんだ?
――メキキ、メキッ
ああっ俺の体が嫌な音を立て始めているぞ。
ジャイアントスネークの締め付け力が強すぎるんだ。
このままじゃ俺の体が持たん! 何とかせねば!
えーと、何かいい手はないか……何か……あっそうだ!
『これならどうだ! ――おらぁ!』
「ガャッ!?」
俺の思い付いた方法は大きな樹に向かって体当たりをする事。
生身がある状態でこんな事をすれば自分にもダメージを食らうが、今の俺はなんのダメージもない。
けど巻き付いているジャイアントスネークにはたまったもんじゃないだろう。
まぁその衝撃で鎧のあちこちが凹むだろうが……そこは気にしてもいられん。
『おらぁ! おらぁ! おらあぁ!』
「ギャッ! ギャッ! シャアアッ!」
ジャイアントスネークが俺の体から離れて逃げて行った。
視界から外れたから追いかけられないし、何より武器が無いから倒せもしない。
仕方ない、今は見逃してやるか。
『よっと』
地面に落ちた俺の頭を回収してっと。
レインは……いたいた、地面にペタンと座り込んでいる。
さっきの騒動で腰を抜かしたのだろうか。
『レイン、大丈夫だったか?』
俺はレインに声を掛け、手を差し伸べるた。
いやはや、冒険していた時を思い出すな。
時には俺がレインの手を取った事もあった……。
「……っ! 悪霊たいさああああああああああああああああん!!」
『なっ!? ――ヘブッ!!』
ジャイアントスネークの時とは違い、今度は高速で景色が360度クルクル回っている。
そして、またガッシャーンと聞きなれた落ちた音と同時に頭のないプレートアーマーが倒れ込むのと、メイスを力強く握り鬼のような形相したレインが視界に入ってきた。
『えっ? えっ?』
もしかして、俺はレインにメイスで頭をどつかれて吹き飛ばされたのか?
何で? どうして?
「ふぅ~ふぅ~」
やばい、レインの眼がかなりやばい。
あの殺気に満ちた眼は、モンスターを狩る時に良くしていた奴じゃないか。
……という事は何か? レインは俺をモンスターと勘違いしているのか!?
『待て待て! 俺だよ! アースだ! 信じられないかもしれないが鎧の姿で復活したんだ!』
「すぅ~はぁ~……」
レインが倒れた俺の体を無視して頭の方へと歩いて来た。
相変わらず眼には殺気が宿ったまま……ジャイナントスネークの時といい、今といいもしかして俺の声が聞こえていないのか? だとしたら非常にまずい。
これはレインを無理やりにでも抑え込むしかないぞ。
『あれ?』
体が思うように動かせないぞ。
どうしてだ!? さっきまで自由に動かせていたのに!
「これでトドメよ! デュラハン!」
そう叫び、レインがメイスを振り上げた。
『デュラハンだって!?』
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