32 / 75
5章 二人の巡り合い
レインの書~巡り合い・4~
しおりを挟む
アースもあんな感じで夜な夜な星空を眺めていたのよね。
……うん、ちょっとあの人に話し掛けてみようかな。
おっと、念の為に仮面、仮面っと。
「これでよし」
アタシはヤシイさんから買った白い仮面をつけフードを被り、プレートアーマーの人の傍へ近づいた。
このプレートアーマーって、デュラハンやアイリスさんと同じタイプね。
流行っているのかしら? まぁいいや。
「コホン……こんばんは」
プレートアーマーの人がアタシの言葉に反応し、ゆっくりとこちらを向いた。
『――っ!』
そして、アタシを見るなり驚いた様子で後ろに仰け反ってしまった。
人を見るなり、その反応は失礼しちゃうわね! ……と、いつものアタシなら怒っていただろう。
でも今のアタシの姿とこのかすれた声、おまけにこの夜中に話しかけられると話は別。
同じ状況ならアアタシも間違いなく驚く。
無意味な不安を与えない様に、優しく諭すような感じで……。
「あ~……驚かせちゃったみたいですみません。わけあってこんな姿をしているんです」
そして、それとなく怪しい人物じゃないアピール。
『……』
何故に無言。
ちょっと、返事位返してもよくない?
驚かせちゃった事は申しわけないけど、さっき謝ったじゃないのよ。
『……』
少しの沈黙が流れると、いきなりプレートアーマーの人が地面に座り込んだ。
そして、人差し指を土の地面に押し付け始めた。
「……?」
この人は一体何がしたいのだろう?
……ポ……イ……ズ……? あ~なるほど、地面に文字を書いているのね。
だったらアタシも見やすい様に座って、書きやすい様に蝋燭を地面に置いてっと。
え~と、なになに……【ポイズンフロッグの毒で喉を傷めてしまいまして、すみませんが今は声が出せません】か。
ありゃ、この人もアタシと同様にポイズンフロッグの毒にやられたのか。
わかる! それすごくわかるよ!
それで無言だったり、地面に文字を書いていたのね。
「それよくわかります。アタシもポイズンフロッグの毒で喉を傷めたんですよ。今はやっとここまで声が出せるようになったんです」
こんなカスカス状態だけど。
『……』
え~と、【それはお互い不運でしたね】か。
本当にね……あんな所にポイズンフロッグが居るとは思わなかったし、踏んづけちゃうし。
「いやはや、本当ですね……」
あっそうだ、薬は十分余っているしこの人にあげよう。
道具袋の中に入れておいて良かったわ。
「あの、良かったらこの薬をどうぞ。よく効きますよ」
効果は保証済み。
ただし副作用がありますけどね。
『……!』
【そんなの悪いですよ! 気にしないでください!】ですって?
もう~そんな遠慮なんてしなくていいのに。
喉の激痛はよくわかっているんだから。
「そう言わないでください。困ったときはお互い様ですから」
アタシは虹色の薬が入った小袋をプレートアーマーの人に手渡した。
少し悩み【わかりました。ありがとうございます】と書いてくれた。
「いえいえ」
ちょっと強引過ぎたかもしれないけど、受け取ってもらえて良かったわ。
「ソフィーナ!」
ん? 教会の方からアタシの名前を呼ぶ声が聞こえた。
後ろを振りかえると、教会の入り口付近に誰か立っていた。
◇◆◇◆
もう~ジョシュアがそんな顔をするから、色々思い出して喉が痛くなってきたわ。
「どうしたもこうしたもないよ! ……って、聞いているの!?」
「聞いているわよ」
よくわからないけど、ジョシュアったら何やら興奮しているみたい。
このまま外に居るのは迷惑になっちゃいそうだ。
「今は夜だから、教会の中で話しましょう」
ジョシュアの背中を押し、無理やり教会の中へと入れた。
「で、何でジョンがここに居るのよ?」
寝ていると思ったのに。
「なんか外で話声が聞こえるなと思って来てみたんだよ、そしたら…………あのプレートアーマーの人は誰なの?」
「誰と言われても……知らない人」
「はあ!? 何で知らない人と親しげに話していたのさ!」
「ん? そう見えた? ん~……どうしてだろう」
自分でもよくわからないや。
というか、あれは親しく話していたと言えるのだろうか。
「見えたよ! 本当に知らない人なの!? ボクに何か隠してない!?」
「本当だって、それに何も隠していないわよ!」
「それ本当でしょうね!? 嘘だったらボク泣いちゃうよ!」
しつっこいわね。
よし、こうなったら……。
「ねぇレイ――もがっ! ……すぴー……すぴー……」
大口を開けているジョシュアの口に虹色の薬を押し込めた。
毒じゃないし、健康な人が飲んで問題は無いでしょう。
これで静かに……あ、しまった。
副作用のすごい睡魔に襲われる事をあの人に言い忘れちゃってた。
まぁいいか、どうせ今は夜なんだし。
「ふわあ~……」
いい感じでアタシも眠くなってきたわ。
さっさとジョシュアを部屋に戻して、自分の部屋で寝よ。
◇◆アース歴9年 6月15日◇◆
早朝、ヤシイさんと別れを告げアタシとジョシュアは魔樹の跡地へと向かった。
けど結果は空振り……跡地には枯れた魔樹以外は何もない。
周辺を調べてみたけど、デュラハンどころか人が居た形跡なんて全くなかった。
仕方がないのでアカニ村に戻り、昨日の集会の件も含め何か情報が得られないか村長さんのお宅を訪ねた。
ノックをすると家の中から出て来たのは中年の男性、この人がアカニ村の村長さんか。
「突然すみません。ちょっと村長さんにお聞きしたい事があるんですが宜しいですか?」
ただ、聞くとしても核心に迫る様な事を話のは止めよう。
余計な不安を煽るだけだしね。
「はい、何でしょう?」
「プレートアーマーを着た人物、髪が薄紫色の女性、あと腰位まで伸びた黒髪の少女の3人をお見かけしませんでしたか?」
「ああ、その3人なら今朝ここに来ましたよ」
「「えっ!?」」
待て、慌てるなアタシ。
アルガムの件もあるんだし、冷静になるのよ。
「そのプレートアーマーを着た人物なんですけど、アーメットに凹みはありましたか? この辺りなんですけど」
アタシはジョシュアの頭で、メイスで凹ませた場所に指をさした。
「ちょっと、人の頭に指をささないでよ……」
「はい、その辺りに少々凹みがありましたね」
少々? 結構な大きさだと思うんだけど……まぁそこは人それぞれの捉え方か。
それに村長さんの気遣いで、少々って言っている可能性もあるし。
どっちにしろ、村長さんの家に来たのはデュラハンで間違いないわ。
まさか人に扮して堂々と歩き回るとは、なんて奴だ。
「その人達は何をしにここへ来たのですか!?」
「えっ……えーと……あの人達に何か問題があったんでしょうか……」
村長さんが困った顔をしている。
しまった、つい前のめりになっちゃった。
余計な不安を煽らない様にって思っていたのに、アタシの馬鹿!
どうにかして穏誤魔化さないと。
「あー……その人達は別行動をしているボク達の仲間なんです。この辺りに居るという事を聞き、合流しようと思って来てみたんですけど……まさか、行き違いになっていたなんてーあっははは!」
ジョシュアがとっさにフォローにまわってくれた。
それはありがたいんだけど、デュラハンの仲間ってのはちょっと嫌だな。
「なるほど、そうでしたか。あの方達でしたらオリバー様を探している様で、砂の街【マレス】で魔術研究の施設にいたという話をしました。なのでマレスに向かったと思います」
オリバーの爺さんを探しているですって?
もしかして、爺さんの魔力を狙っているんじゃ……だとすれば、大変だわ!
アタシ達も早く砂の街【マレス】に向かわないと!!
……うん、ちょっとあの人に話し掛けてみようかな。
おっと、念の為に仮面、仮面っと。
「これでよし」
アタシはヤシイさんから買った白い仮面をつけフードを被り、プレートアーマーの人の傍へ近づいた。
このプレートアーマーって、デュラハンやアイリスさんと同じタイプね。
流行っているのかしら? まぁいいや。
「コホン……こんばんは」
プレートアーマーの人がアタシの言葉に反応し、ゆっくりとこちらを向いた。
『――っ!』
そして、アタシを見るなり驚いた様子で後ろに仰け反ってしまった。
人を見るなり、その反応は失礼しちゃうわね! ……と、いつものアタシなら怒っていただろう。
でも今のアタシの姿とこのかすれた声、おまけにこの夜中に話しかけられると話は別。
同じ状況ならアアタシも間違いなく驚く。
無意味な不安を与えない様に、優しく諭すような感じで……。
「あ~……驚かせちゃったみたいですみません。わけあってこんな姿をしているんです」
そして、それとなく怪しい人物じゃないアピール。
『……』
何故に無言。
ちょっと、返事位返してもよくない?
驚かせちゃった事は申しわけないけど、さっき謝ったじゃないのよ。
『……』
少しの沈黙が流れると、いきなりプレートアーマーの人が地面に座り込んだ。
そして、人差し指を土の地面に押し付け始めた。
「……?」
この人は一体何がしたいのだろう?
……ポ……イ……ズ……? あ~なるほど、地面に文字を書いているのね。
だったらアタシも見やすい様に座って、書きやすい様に蝋燭を地面に置いてっと。
え~と、なになに……【ポイズンフロッグの毒で喉を傷めてしまいまして、すみませんが今は声が出せません】か。
ありゃ、この人もアタシと同様にポイズンフロッグの毒にやられたのか。
わかる! それすごくわかるよ!
それで無言だったり、地面に文字を書いていたのね。
「それよくわかります。アタシもポイズンフロッグの毒で喉を傷めたんですよ。今はやっとここまで声が出せるようになったんです」
こんなカスカス状態だけど。
『……』
え~と、【それはお互い不運でしたね】か。
本当にね……あんな所にポイズンフロッグが居るとは思わなかったし、踏んづけちゃうし。
「いやはや、本当ですね……」
あっそうだ、薬は十分余っているしこの人にあげよう。
道具袋の中に入れておいて良かったわ。
「あの、良かったらこの薬をどうぞ。よく効きますよ」
効果は保証済み。
ただし副作用がありますけどね。
『……!』
【そんなの悪いですよ! 気にしないでください!】ですって?
もう~そんな遠慮なんてしなくていいのに。
喉の激痛はよくわかっているんだから。
「そう言わないでください。困ったときはお互い様ですから」
アタシは虹色の薬が入った小袋をプレートアーマーの人に手渡した。
少し悩み【わかりました。ありがとうございます】と書いてくれた。
「いえいえ」
ちょっと強引過ぎたかもしれないけど、受け取ってもらえて良かったわ。
「ソフィーナ!」
ん? 教会の方からアタシの名前を呼ぶ声が聞こえた。
後ろを振りかえると、教会の入り口付近に誰か立っていた。
◇◆◇◆
もう~ジョシュアがそんな顔をするから、色々思い出して喉が痛くなってきたわ。
「どうしたもこうしたもないよ! ……って、聞いているの!?」
「聞いているわよ」
よくわからないけど、ジョシュアったら何やら興奮しているみたい。
このまま外に居るのは迷惑になっちゃいそうだ。
「今は夜だから、教会の中で話しましょう」
ジョシュアの背中を押し、無理やり教会の中へと入れた。
「で、何でジョンがここに居るのよ?」
寝ていると思ったのに。
「なんか外で話声が聞こえるなと思って来てみたんだよ、そしたら…………あのプレートアーマーの人は誰なの?」
「誰と言われても……知らない人」
「はあ!? 何で知らない人と親しげに話していたのさ!」
「ん? そう見えた? ん~……どうしてだろう」
自分でもよくわからないや。
というか、あれは親しく話していたと言えるのだろうか。
「見えたよ! 本当に知らない人なの!? ボクに何か隠してない!?」
「本当だって、それに何も隠していないわよ!」
「それ本当でしょうね!? 嘘だったらボク泣いちゃうよ!」
しつっこいわね。
よし、こうなったら……。
「ねぇレイ――もがっ! ……すぴー……すぴー……」
大口を開けているジョシュアの口に虹色の薬を押し込めた。
毒じゃないし、健康な人が飲んで問題は無いでしょう。
これで静かに……あ、しまった。
副作用のすごい睡魔に襲われる事をあの人に言い忘れちゃってた。
まぁいいか、どうせ今は夜なんだし。
「ふわあ~……」
いい感じでアタシも眠くなってきたわ。
さっさとジョシュアを部屋に戻して、自分の部屋で寝よ。
◇◆アース歴9年 6月15日◇◆
早朝、ヤシイさんと別れを告げアタシとジョシュアは魔樹の跡地へと向かった。
けど結果は空振り……跡地には枯れた魔樹以外は何もない。
周辺を調べてみたけど、デュラハンどころか人が居た形跡なんて全くなかった。
仕方がないのでアカニ村に戻り、昨日の集会の件も含め何か情報が得られないか村長さんのお宅を訪ねた。
ノックをすると家の中から出て来たのは中年の男性、この人がアカニ村の村長さんか。
「突然すみません。ちょっと村長さんにお聞きしたい事があるんですが宜しいですか?」
ただ、聞くとしても核心に迫る様な事を話のは止めよう。
余計な不安を煽るだけだしね。
「はい、何でしょう?」
「プレートアーマーを着た人物、髪が薄紫色の女性、あと腰位まで伸びた黒髪の少女の3人をお見かけしませんでしたか?」
「ああ、その3人なら今朝ここに来ましたよ」
「「えっ!?」」
待て、慌てるなアタシ。
アルガムの件もあるんだし、冷静になるのよ。
「そのプレートアーマーを着た人物なんですけど、アーメットに凹みはありましたか? この辺りなんですけど」
アタシはジョシュアの頭で、メイスで凹ませた場所に指をさした。
「ちょっと、人の頭に指をささないでよ……」
「はい、その辺りに少々凹みがありましたね」
少々? 結構な大きさだと思うんだけど……まぁそこは人それぞれの捉え方か。
それに村長さんの気遣いで、少々って言っている可能性もあるし。
どっちにしろ、村長さんの家に来たのはデュラハンで間違いないわ。
まさか人に扮して堂々と歩き回るとは、なんて奴だ。
「その人達は何をしにここへ来たのですか!?」
「えっ……えーと……あの人達に何か問題があったんでしょうか……」
村長さんが困った顔をしている。
しまった、つい前のめりになっちゃった。
余計な不安を煽らない様にって思っていたのに、アタシの馬鹿!
どうにかして穏誤魔化さないと。
「あー……その人達は別行動をしているボク達の仲間なんです。この辺りに居るという事を聞き、合流しようと思って来てみたんですけど……まさか、行き違いになっていたなんてーあっははは!」
ジョシュアがとっさにフォローにまわってくれた。
それはありがたいんだけど、デュラハンの仲間ってのはちょっと嫌だな。
「なるほど、そうでしたか。あの方達でしたらオリバー様を探している様で、砂の街【マレス】で魔術研究の施設にいたという話をしました。なのでマレスに向かったと思います」
オリバーの爺さんを探しているですって?
もしかして、爺さんの魔力を狙っているんじゃ……だとすれば、大変だわ!
アタシ達も早く砂の街【マレス】に向かわないと!!
0
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる