3 / 3
第3話
しおりを挟む
その子の噂は、瞬く間に学校中に広まった。
勉強、運動、性格……全てにおいて完璧な転校生の彼女は、あっという間に全校生徒の注目の的、そして男子たちのマドンナになった。
だが、ここまでは別に私には関係ないこと。
しかし彼女、赤城夢桜(あかぎゆら)は璃玖くんと同じテニス部に入ったのである。
このまま行けば、夢桜さんと璃玖くんは明るく、誰にでも話しかける明るいタイプなので、2人が仲良くなり、そのまま付き合うという可能性もなくはない。
どうすればいいものか……と考えているうちに、一つの策を編み出した。
そうか……私がテニス部に入ればいいのか……!!
今までテニス部に入らなかったのには理由がある。
元々私はテニス部で、テニスは結構できる方だったが、1度大会で優勝を逃し、もうテニスも何もかも疲れ果てやる気がなくなったのだ。
悔しい、なんであの時点数が取れなかったのか、優勝はもうすぐ近くだったのに……
そんな想いたちが渦巻き、テニスを引退した。
たったそれだけ。だが私にとっては物凄く大きいもの。
またテニスを始めるのは憂鬱だが、璃玖くんのためならしょうがない、頑張ろう。
「よし……!!」
夕日に包まれた教室で一人そう呟くと、何だかなんでも出来るような気がした。
勉強、運動、性格……全てにおいて完璧な転校生の彼女は、あっという間に全校生徒の注目の的、そして男子たちのマドンナになった。
だが、ここまでは別に私には関係ないこと。
しかし彼女、赤城夢桜(あかぎゆら)は璃玖くんと同じテニス部に入ったのである。
このまま行けば、夢桜さんと璃玖くんは明るく、誰にでも話しかける明るいタイプなので、2人が仲良くなり、そのまま付き合うという可能性もなくはない。
どうすればいいものか……と考えているうちに、一つの策を編み出した。
そうか……私がテニス部に入ればいいのか……!!
今までテニス部に入らなかったのには理由がある。
元々私はテニス部で、テニスは結構できる方だったが、1度大会で優勝を逃し、もうテニスも何もかも疲れ果てやる気がなくなったのだ。
悔しい、なんであの時点数が取れなかったのか、優勝はもうすぐ近くだったのに……
そんな想いたちが渦巻き、テニスを引退した。
たったそれだけ。だが私にとっては物凄く大きいもの。
またテニスを始めるのは憂鬱だが、璃玖くんのためならしょうがない、頑張ろう。
「よし……!!」
夕日に包まれた教室で一人そう呟くと、何だかなんでも出来るような気がした。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
幼馴染の許嫁
山見月あいまゆ
恋愛
私にとって世界一かっこいい男の子は、同い年で幼馴染の高校1年、朝霧 連(あさぎり れん)だ。
彼は、私の許嫁だ。
___あの日までは
その日、私は連に私の手作りのお弁当を届けに行く時だった
連を見つけたとき、連は私が知らない女の子と一緒だった
連はモテるからいつも、周りに女の子がいるのは慣れいてたがもやもやした気持ちになった
女の子は、薄い緑色の髪、ピンク色の瞳、ピンクのフリルのついたワンピース
誰が見ても、愛らしいと思う子だった。
それに比べて、自分は濃い藍色の髪に、水色の瞳、目には大きな黒色の眼鏡
どうみても、女の子よりも女子力が低そうな黄土色の入ったお洋服
どちらが可愛いかなんて100人中100人が女の子のほうが、かわいいというだろう
「こっちを見ている人がいるよ、知り合い?」
可愛い声で連に私のことを聞いているのが聞こえる
「ああ、あれが例の許嫁、氷瀬 美鈴(こおりせ みすず)だ。」
例のってことは、前から私のことを話していたのか。
それだけでも、ショックだった。
その時、連はよしっと覚悟を決めた顔をした
「美鈴、許嫁をやめてくれないか。」
頭を殴られた感覚だった。
いや、それ以上だったかもしれない。
「結婚や恋愛は、好きな子としたいんだ。」
受け入れたくない。
けど、これが連の本心なんだ。
受け入れるしかない
一つだけ、わかったことがある
私は、連に
「許嫁、やめますっ」
選ばれなかったんだ…
八つ当たりの感覚で連に向かって、そして女の子に向かって言った。
うわさの行方
下沢翠花(しもざわすいか)
恋愛
まだ十歳で結婚したセシリア。
すぐに戦場へ行ってしまった夫のニールスは優しい人だった。
戦場から帰るまでは。
三年ぶりにあったニールスは、なぜかセシリアを遠ざける。
ニールスの素っ気ない態度に傷つき疲弊していくセシリアは謂れのない酷い噂に追い詰められて行く。
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる