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第5話 側近の方
しおりを挟む~ララノア王国・お城~
目が覚めると、そこは見慣れない真っ白い天井があった。
(あ、そうか、ちびドラゴンにフルボッコにされたんだった……)
そこは病室のようなところで、横を見るとリン達が眠っていた。
ボーッとしているうちに、全員起きたみたいで、王様が部屋に入ってきた。
「今回は全滅してしまったようじゃな……まぁまた、コツコツとレベルを上げて頑張ってくれたまえ!」
そして王様は去っていってしまった。
(あ、なんかくれるわけじゃないんだ……)
王様が部屋を去ったすぐ後、王様の側近の方が入ってきた。
「どう頑張っても勝てないのでしたら、クエストをクリアしてみればどうですか?村などには、困った人がたくさんいます。その人たちを助けてあげれば、クエストの報酬として経験値や装備、Gなどが手に入りますよ。」
(ここにきてやっとガチめな説明キタ……!!)
説明不足な王様を見てからこの側近の話を聞くと、この側近の方がものすごくかっこよく見えた。
説明を終えると、にっこり微笑んで側近の人は部屋を去っていった。
そしてハヤト達は動けるようになり、今度はクエストをクリアする為にララノア王国の至る所を歩いていた。
「あの側近の人超超超かっこよかったんだけど!!」
手を胸に当て、テンションの上がったユメは、完全に恋に落ちた目だった。
「ユメちゃん……」
この4人の中でも1番大人しいリンが呆れた目でユメのことを見ている。
(リンのこんな呆れた目、初めて見た……)
「リンならわかってくれると思ったのにぃ……」
そう言ってユメは泣きマネを始めた。
リンは、ついに呆れた目ではなく、冷たい目で見ていた。
男性陣は何も触れなかった。
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