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第二章
【第24.5話】帰り道にて
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王城を後にした俺と魔王は何気ない話でもしながら宿に帰る
……予定だったが、魔王が予想以上に街に興味津々だったので少し回ることになった
「ねねね!シュウヤシュウヤ!あれ!あれ食べたい!」
そう言って屋台を指さす魔王を見ていると弟が出来たような気さえする
幸い魔物討伐で金はあるので俺と魔王は食べ歩きを楽しんでいた
しばらく食べ歩いた後は喫茶店のような店に入り少し休憩を兼ねてお互いについて話し合った
「ねぇ、シュウヤ。君の武器は魔族を素材にしてるね?」
突然魔王が聞いてきた
やっぱり同族の事だから気になるのか?
「ああ、連れが魔族と人間のハーフだからなのか魔力が強いらしく森で襲われてな。それを助けるために戦ったんだ」
「名前は分かるかい?」
魔王の目つきが変わる
「確か、食欲のゼル?とか言っていたような……」
それを聞くと魔王に笑顔が戻った
「食欲の子か、それならしょうがないかな。あそこの一族はその名の通り食欲が旺盛で人まで食べるんだ。僕も何度も注意して最近収まったと思ったんだけど、まさか隠れて食べてたなんて」
魔王が分かってくれたようで良かった
「でも気をつけた方がいいよ。僕達魔族は同族の気配が分かるんだ、例えそれが死体であっても。だから魔族を媒体とした装備を持っていると魔族が寄ってくるからね」
「なるほど、気をつけるよ。
さて、そろそろ行こうか」
「そうだね、かなり寄り道しちゃったし」
そう言って席を立ち、店を出ると俺達は真っ直ぐ宿に向かった
辺りは夕日に染まっていた
……予定だったが、魔王が予想以上に街に興味津々だったので少し回ることになった
「ねねね!シュウヤシュウヤ!あれ!あれ食べたい!」
そう言って屋台を指さす魔王を見ていると弟が出来たような気さえする
幸い魔物討伐で金はあるので俺と魔王は食べ歩きを楽しんでいた
しばらく食べ歩いた後は喫茶店のような店に入り少し休憩を兼ねてお互いについて話し合った
「ねぇ、シュウヤ。君の武器は魔族を素材にしてるね?」
突然魔王が聞いてきた
やっぱり同族の事だから気になるのか?
「ああ、連れが魔族と人間のハーフだからなのか魔力が強いらしく森で襲われてな。それを助けるために戦ったんだ」
「名前は分かるかい?」
魔王の目つきが変わる
「確か、食欲のゼル?とか言っていたような……」
それを聞くと魔王に笑顔が戻った
「食欲の子か、それならしょうがないかな。あそこの一族はその名の通り食欲が旺盛で人まで食べるんだ。僕も何度も注意して最近収まったと思ったんだけど、まさか隠れて食べてたなんて」
魔王が分かってくれたようで良かった
「でも気をつけた方がいいよ。僕達魔族は同族の気配が分かるんだ、例えそれが死体であっても。だから魔族を媒体とした装備を持っていると魔族が寄ってくるからね」
「なるほど、気をつけるよ。
さて、そろそろ行こうか」
「そうだね、かなり寄り道しちゃったし」
そう言って席を立ち、店を出ると俺達は真っ直ぐ宿に向かった
辺りは夕日に染まっていた
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