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第二章
【第25話】ご対面
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さて、宿に着いた俺たちを待ち受けていたのは、入口で仁王立ちをしている女性組2人だった
「ちょっとシュウヤ?いったい何をしでかしたのかしら?」
「えーと?何のことでしょうか?」
「とぼけないで下さい!今この街は王様が殺されたと大騒ぎなんですよ!」
「シュウヤ、あなたがやったんじゃないでしょうね?」
「えーと、」
俺は視線を魔王に向け助けを求める
魔王はと言うと、必死に笑いを堪えている
おい魔王、薄々思ってたがあんた相当呑気なんじゃないか?
「あら?お客さ…」
言い切る前にソフィアは後ろに飛び武器を構えている
「なるほど、君か。魔族とのハーフというのは」
「シュウヤ!何で魔族が一緒にいるのよ!」
「これはこれは。自己紹介が遅れて申し訳ないね。僕はアルエリア。これから君達と一緒に旅をする事になったから、どうぞよろしく☆」
それでもソフィは警戒を緩めない
「やれやれ。ここまで警戒されるとは……あれ?君ってもしかしてリグルの娘?」
それを聞いた瞬間ソフィの顔が変わった
アルの近くまで走り寄ると食い気味に
「お父さんを知ってるの!?」
と魔王に掴みかかった
「お、落ち着いてちゃんと話すから!」
へっ、魔王の癖に慌ててやがるぜ
さっき人を笑ってたから罰が当たったんだな!
俺はステラを撫でながらその様子を見ていた
ステラは何だか照れ臭そうにしてるし
魔王には睨まれた気もしなくもないが
魔王に関しては気のせいだろう
それぞれ落ち着いた所でお茶でも飲みながら新事実の事情説明&ソフィのお父さんの昔話
二人は笑顔で昔の事を思い出しながら喋っている
ソフィについては最初に敵対してたなんて誰も信じないと思うほど打ち解けていた
俺はその様子をベットの上で武器などの整備をしながら見ていた
ステラは俺の足を枕にして寝ている
「ステラさーん、重いんでどいてくださーい」
と言ってもどいてくれない
そう言えばこうやって見ると全員黒髪なんだよな~
この異世界という色んな色の髪の人が居るのにこれだけ黒髪が揃うってなかなか無いんじゃない?
なんて考えながら夜は更けていった
「ちょっとシュウヤ?いったい何をしでかしたのかしら?」
「えーと?何のことでしょうか?」
「とぼけないで下さい!今この街は王様が殺されたと大騒ぎなんですよ!」
「シュウヤ、あなたがやったんじゃないでしょうね?」
「えーと、」
俺は視線を魔王に向け助けを求める
魔王はと言うと、必死に笑いを堪えている
おい魔王、薄々思ってたがあんた相当呑気なんじゃないか?
「あら?お客さ…」
言い切る前にソフィアは後ろに飛び武器を構えている
「なるほど、君か。魔族とのハーフというのは」
「シュウヤ!何で魔族が一緒にいるのよ!」
「これはこれは。自己紹介が遅れて申し訳ないね。僕はアルエリア。これから君達と一緒に旅をする事になったから、どうぞよろしく☆」
それでもソフィは警戒を緩めない
「やれやれ。ここまで警戒されるとは……あれ?君ってもしかしてリグルの娘?」
それを聞いた瞬間ソフィの顔が変わった
アルの近くまで走り寄ると食い気味に
「お父さんを知ってるの!?」
と魔王に掴みかかった
「お、落ち着いてちゃんと話すから!」
へっ、魔王の癖に慌ててやがるぜ
さっき人を笑ってたから罰が当たったんだな!
俺はステラを撫でながらその様子を見ていた
ステラは何だか照れ臭そうにしてるし
魔王には睨まれた気もしなくもないが
魔王に関しては気のせいだろう
それぞれ落ち着いた所でお茶でも飲みながら新事実の事情説明&ソフィのお父さんの昔話
二人は笑顔で昔の事を思い出しながら喋っている
ソフィについては最初に敵対してたなんて誰も信じないと思うほど打ち解けていた
俺はその様子をベットの上で武器などの整備をしながら見ていた
ステラは俺の足を枕にして寝ている
「ステラさーん、重いんでどいてくださーい」
と言ってもどいてくれない
そう言えばこうやって見ると全員黒髪なんだよな~
この異世界という色んな色の髪の人が居るのにこれだけ黒髪が揃うってなかなか無いんじゃない?
なんて考えながら夜は更けていった
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