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第三章
【第49話】執行人
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しばらくして部屋の扉が開きミクモを無残な姿に変えた張本人が入ってきた
「客人を待たせるとは、なかなか呑気だな」
「すまない、少し汚れてしまってね風呂に入っていた
それより、どちら様かな?客人とは聞いていないのだが?」
「おっと失礼、俺は朝日 柊夜と言う者だ
嫁達を返してもらったんでその挨拶をしようと思って待ってたんだ」
「お前が…
そうか、わざわざ殺されに来たのか」
王は笑いながら壁に掛けてある斧に手を伸ばす
右手で斧を掴み構えようとするが何かおかしい
左腕が無い
見るとシュウヤがその左腕を持っていた
俺は王の左腕を食った
すると元々の自分の太さ、長さ、大きさの腕が再生された
「悪いが俺は今、すごく機嫌が悪い
理由は嫁が傷つけられた
だが、すぐ殺してしまっては面白くない
じっくり痛ぶりながら殺してやる
丁度ミクモにやったように、な?」
俺は刀を抜きその先を王に向ける
せっかくだ、この刀の新しい力の実験台になってもらおう
刀に魔力を流すと粘土を練るように段々と形が変わっていく
出来上がったのは大きなハサミ
歯の部分は凸凹しているが凹凸一つ一つがカミソリのように鋭く尖っている
更にハサミ全体に施された装飾はまるで川の流れのように赤い光が流れており、一層不気味さを醸し出していた
「全てを噛み砕け
妖刀参式 龍の顎」
「暴食の私に顎とはなかなかに面白い」
そう言って手に持っていた両手斧を俺に投げてきた
俺はハサミを盾にそれを防ぐ
「俺に喧嘩を売ったこと後悔するがいい」
俺はハサミを開くとそれを閉じた
すると数メートル先にいたはずの暴食の王の右足が落ちた
足をなくした王はバランスを崩し倒れる
「その距離でなぜ届く!?」
「俺のハサミは何処に居ても、どんなに距離があっても、空間すらも切り裂く
その身体ではもう戦えまい
失せろ。そして2度と俺の前にその汚い面を出すな
そしてその身体を引きずりながら惨めに生きて、もがきながら死ねばいい」
俺は武器を刀に戻し鞘に収めながら部屋の出口に手を掛ける
俺が扉を開けて部屋を去ろうとした時、
後から飛んできたレイピアに俺の心臓は貫かれた
「馬鹿め!腕を残したのは失敗だったな!
もう貴様は助からん。後悔するのは貴様の方だ
お前、両足が無いんだろう?
俺が気づかないとでも思っていたのか?
貴様が生きた所で俺とさほど変わらない。
なら、その力を俺に寄越せ!」
そう言って飛び掛ってくる暴食の王に振り返る
その顔には黒い狐面が着けられていた
そして、王の指先が俺に触れる直前に
俺の身体は人の型を崩した
「ハァハァハァハァ…
クソッどうなっている!?人間は心臓を刺せば死ぬんじゃなかったのか!?」
どれだけ走っただろうか
ヤツに切り落とされた足を治した俺は館を飛び出し家の裏にある森の中を走っていた
大きな木が立ち並び魔界独特の明るさと相まって木がいつ動いてもおかしくない様な雰囲気が漂っている
「ルルル~♪」
「ウゥゥヴヴゥゥオオォォォ…」
「ケタケタケタケタ」
「シクシクシクシク…」
俺がいくら走ってもヤツの声が四方八方から聞こえてくる
それは獲物を追いかけ追い詰められていくのを楽しんでいる様だった
ガサガサッ!
俺は持っていたレイピアを音のした方向に投げた
レイピアは木を数本貫通した後、木に突き刺さった
「バァ!」
ヤツはいきなり俺の背後から飛び出してきた
俺は驚きの余り尻餅をついてしまった
「ケタケタケタケタ」
ヤツは俺の前に立って楽しそうに笑っている
「クソッ!こっちに来るんじゃねぇ!」
俺は近くに落ちていた石を手に取るとヤツに投げつけた
投げた石はヤツの顔に見事命中した
しかし、それがトドメとなってしまった
「ヴヴゥゥオオォォォ!」
俺が最後に見た光景は絶対に晴れる事の無い魔界の空が青々と光っている景色だった
「客人を待たせるとは、なかなか呑気だな」
「すまない、少し汚れてしまってね風呂に入っていた
それより、どちら様かな?客人とは聞いていないのだが?」
「おっと失礼、俺は朝日 柊夜と言う者だ
嫁達を返してもらったんでその挨拶をしようと思って待ってたんだ」
「お前が…
そうか、わざわざ殺されに来たのか」
王は笑いながら壁に掛けてある斧に手を伸ばす
右手で斧を掴み構えようとするが何かおかしい
左腕が無い
見るとシュウヤがその左腕を持っていた
俺は王の左腕を食った
すると元々の自分の太さ、長さ、大きさの腕が再生された
「悪いが俺は今、すごく機嫌が悪い
理由は嫁が傷つけられた
だが、すぐ殺してしまっては面白くない
じっくり痛ぶりながら殺してやる
丁度ミクモにやったように、な?」
俺は刀を抜きその先を王に向ける
せっかくだ、この刀の新しい力の実験台になってもらおう
刀に魔力を流すと粘土を練るように段々と形が変わっていく
出来上がったのは大きなハサミ
歯の部分は凸凹しているが凹凸一つ一つがカミソリのように鋭く尖っている
更にハサミ全体に施された装飾はまるで川の流れのように赤い光が流れており、一層不気味さを醸し出していた
「全てを噛み砕け
妖刀参式 龍の顎」
「暴食の私に顎とはなかなかに面白い」
そう言って手に持っていた両手斧を俺に投げてきた
俺はハサミを盾にそれを防ぐ
「俺に喧嘩を売ったこと後悔するがいい」
俺はハサミを開くとそれを閉じた
すると数メートル先にいたはずの暴食の王の右足が落ちた
足をなくした王はバランスを崩し倒れる
「その距離でなぜ届く!?」
「俺のハサミは何処に居ても、どんなに距離があっても、空間すらも切り裂く
その身体ではもう戦えまい
失せろ。そして2度と俺の前にその汚い面を出すな
そしてその身体を引きずりながら惨めに生きて、もがきながら死ねばいい」
俺は武器を刀に戻し鞘に収めながら部屋の出口に手を掛ける
俺が扉を開けて部屋を去ろうとした時、
後から飛んできたレイピアに俺の心臓は貫かれた
「馬鹿め!腕を残したのは失敗だったな!
もう貴様は助からん。後悔するのは貴様の方だ
お前、両足が無いんだろう?
俺が気づかないとでも思っていたのか?
貴様が生きた所で俺とさほど変わらない。
なら、その力を俺に寄越せ!」
そう言って飛び掛ってくる暴食の王に振り返る
その顔には黒い狐面が着けられていた
そして、王の指先が俺に触れる直前に
俺の身体は人の型を崩した
「ハァハァハァハァ…
クソッどうなっている!?人間は心臓を刺せば死ぬんじゃなかったのか!?」
どれだけ走っただろうか
ヤツに切り落とされた足を治した俺は館を飛び出し家の裏にある森の中を走っていた
大きな木が立ち並び魔界独特の明るさと相まって木がいつ動いてもおかしくない様な雰囲気が漂っている
「ルルル~♪」
「ウゥゥヴヴゥゥオオォォォ…」
「ケタケタケタケタ」
「シクシクシクシク…」
俺がいくら走ってもヤツの声が四方八方から聞こえてくる
それは獲物を追いかけ追い詰められていくのを楽しんでいる様だった
ガサガサッ!
俺は持っていたレイピアを音のした方向に投げた
レイピアは木を数本貫通した後、木に突き刺さった
「バァ!」
ヤツはいきなり俺の背後から飛び出してきた
俺は驚きの余り尻餅をついてしまった
「ケタケタケタケタ」
ヤツは俺の前に立って楽しそうに笑っている
「クソッ!こっちに来るんじゃねぇ!」
俺は近くに落ちていた石を手に取るとヤツに投げつけた
投げた石はヤツの顔に見事命中した
しかし、それがトドメとなってしまった
「ヴヴゥゥオオォォォ!」
俺が最後に見た光景は絶対に晴れる事の無い魔界の空が青々と光っている景色だった
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