17 / 58
第二章 月齢25.5
207
しおりを挟む
「ときに、お二人は、『時間』はどういうものとお考えでしょうか?」
唐突に、ニーマントはユモとユキに尋ねる。
「え?え、えーっと……」
「この三次元世界に存在する、四つ目の軸。我々三次元人はその存在を認識する事は出来ても、それに干渉する事は出来ず、ただ不可逆的に進行するのを甘受するしかない。そんなところかしら?」
咄嗟に、頭が真っ白になってしまったユキを差し置いて、ユモは答えた。
「なるほど。確かにそのようなものでしょう。では、その時間を、あなた方はどうやって認知しますか、時間という軸の変化、進行を知りますか?」
「時間の、変化?」
「えっと、時計を見るとか、お日様が傾くとか、あ、お腹がすくとか?」
何事か複雑に考えてしまったユモに替わって、今度はユキが、非常に身近な例を示して即答する。
「指針の変化、環境の変化、自身の変化、いずれも正しいと言えましょう。では、それらをまったく認識出来なかったら?時間の推移を知る事が出来ないとしたら、時間というものに意味はあるのでしょうか?」
「え?時間が、え?」
「……客観的な、絶対的な時間の推移はこの三次元宇宙において停止するとは思えないけれど、でも、それをまったく認知する事が出来ないとしたら、自身の加齢も含めて何も経時的な変化が起きない世界があるとしたら、少なくとも主観的な時間に意味は無い、主観時間は存在しないに等しい」
ユモは、抑揚のない声で、述べる。
「あなたの言いたいのは、つまり、そういう事かしら?」
「その通りです、ジュモーさん」
ニーマントは、同意する。
「つまるところ、ジュモーさん、あなたが箱の蓋を開けてくれるまで、私は、そういう状態でした」
「私が、いつからこのような意識を持っていたのか、まったく知る手段がありません。何故なら、ジュモーさんが箱を開けるまで、私の主観時間は停止しており、絶対時間との相関が取れないからです。先ほど述べました通り、私はあなた方人間とは違う形で周辺を認識しています。ですが、どうやらあの箱は、電磁波、磁気、加速度、その他考えられるすべての刺激を無効化していたようです。唯一、私の傍にあった水晶玉、発光する方ではなく源始力を蓄積している方ですが、その源始力はもう一つの水晶玉を発光させ続けるために経時的に減少しているはずですが、私にはその減少量を検知することはできませんでした。恐るべき量の源始力が蓄積され、また、恐るべき低燃費で発光を維持していた、そういうことでしょう。いずれにしても、箱が開くまで、私の周りにはただ水晶玉の発するわずかな光りだけが満ち、それ以外は、時間すら存在しない、そういう状態でした」
ニーマントの語りに、ユモもユキも、つい引き込まれてしまう。
「時間すら意味を持たない世界。そんな無間地獄から私を救い出してくれたのが、ジュモーさん、あなたです。私は、この事について、大変に感謝しています」
ユモは、自分がしでかしたことを思い出す。確かに強固だったが、今現在の自分の力量で解除できないことはなかった封印。おそらくは内側からは何をやっても破れないように、それがゆえに外からの正しい手順での解錠には素直に従ってしまう、二面性を持った呪い。その呪いを行ったのが誰で、出てきたのは役に立つ精霊か、それとも邪悪な魔人か、ユモには何もわからない。ただ、自分が行った結果が、ここにある、それだけだった。
「あなたは、私にとって女神と呼んでもよいほどの存在です。ですが、その時の私は、大変混乱しました。突然、莫大な量の情報があらゆる方向から入ってきたのですから。私の記憶の始まりは、そんな感じです。驚愕と、混乱。私がその場からの逃走を欲したとしても、責められる筋合いではない。そうは思いませんか?」
「えっと……まあ、そう、かも?」
「……つまり、私が時間と空間を移動したのは、あなたの道連れになったから、ということ?」
突然質問され、何も考えずに本音で答えたユキを制するように、ユモがニーマントに問い返した。
「結果から言うと、そういうことになります。突然莫大な量の情報にさらされた私は、自己保存のため、その情報を遮断したかったのですが、これは不可能でした。私が認識できるすべての手段で情報は流れ込み続け、その奔流に負けて私は何一つ手が打てない。外部環境に干渉することはおろか、自身の入力を遮断する、あなた方で言えば、目を閉じるとか、耳をふさぐとか、そういうことが出来ない。私には、目も耳も、ふさぐための手もないのですから。残された方法は、その場からの逃走、これしかありません。ちょうどその時、情報の奔流の一部が停止しました。光がなくなったのです。今にして思えば、ジュモーさんが手を握り、手の中にあった私に光が届かなくなった、そういうことでした。私は必死でしたから、とにかくどこでもいい、ここではない場所へ逃げよう、そう思って、そうしたら……」
「……ここへ出た?」
ユモが、ニーマントの話を遮るように言う。
「じゃないわよね、あたしのところが先のはずよ、でしょ?」
そのユモに、ユキが突っ込む。
「その通りです。その時は混乱していましたから、どうしてそこを選んだのかはよくわかりません。複数の選択肢があったように思いますが、その中で一番マシなように思えた、その程度のことだったようです」
「マシ、ね」
ユキは、頬杖をついてこぼす。
「どうやら私は、行こうと思った時と場所に移動する事が出来るようです。どうやっているかは聞かないでください、私にもわかりません。ただ、そう出来る、としか言えないのです。あなた方が二本の足で歩くように、出来るから出来る、やり方は説明できない、そんなものです。そして、選んだ先に出てみれば、またしても情報の奔流、その中に、私の中の何かに触れるものがあり、そこに長居をしてはいけないと、危険の予告のようなものを感じたのです。そこで、私はそこからすぐさま別なところへさらに逃げようとしました。その先が、ここというわけです」
「いろいろ突っ込みたいところがあるんだけど」
ユキが、低めの声で、言う。
「ちょっと整理させて。えっと、ニーマントさん、あなたは最初、何かの箱の中に入っていた?」
「魔法で封じられた小箱よ。ママの机の上にあったの」
ユキの質問に、ニーマントより先にユモが答えた。
「で、その小箱は、ジュモー、あんたが開けた」
暗闇の中で、ユモがうなづく気配をユキは感じる。
「びっくりしたニーマントさんは、そこから逃げようとした、ジュモーを道連れというか巻き込んで」
「私自身まだよくわかってないのですが、どうやら時間と空間を跳躍するのには、それ相応の源始力を必要とするようです。この時は、手が触れていたジュモーさんのそれを、無意識のうちに、無断で拝借したようです」
ユモは、ニーマントのその一言で、自分の中の源始力不足に説明がつくと納得する。
「それで、あんたたちがあたしの世界に跳んできた、と。で、ジュモーを助けようとして、あたしも二度目のジャンプに巻き込まれた、と?」
「この時は、ジュモーさんの体経由で、密着しているユキさんの源始力を拝借した模様です」
ニーマントの答えには、良心の呵責とか、遠慮とか、責任とかそういうものは全くない。ただ、淡々と事実を述べる、それだけのものだった。
ユキは、盛大にため息をついてから、言う。
「……つまり。ジュモーが箱を開けて、びっくりしてニーマントさんがあたしの前に飛び出して、止せばいいのにおせっかい焼きのあたしはそれに巻き込まれて、今こうして戦前の北アメリカの地面の下にいる、こういう事?」
「大変おおざっぱですが、おおむねその認識で結構です。戦前、というのがどの戦争を指すのかがよくわかりませんが」
「まあ、戦前というより戦間期か。いやそれはともかく」
ざっくりまとめたユキの言葉を肯定したニーマントに、ユキは聞き返す。
「じゃあ、ニーマントさん、あなたがその気になれば、あたしたちは元のところに戻れるって事?」
唐突に、ニーマントはユモとユキに尋ねる。
「え?え、えーっと……」
「この三次元世界に存在する、四つ目の軸。我々三次元人はその存在を認識する事は出来ても、それに干渉する事は出来ず、ただ不可逆的に進行するのを甘受するしかない。そんなところかしら?」
咄嗟に、頭が真っ白になってしまったユキを差し置いて、ユモは答えた。
「なるほど。確かにそのようなものでしょう。では、その時間を、あなた方はどうやって認知しますか、時間という軸の変化、進行を知りますか?」
「時間の、変化?」
「えっと、時計を見るとか、お日様が傾くとか、あ、お腹がすくとか?」
何事か複雑に考えてしまったユモに替わって、今度はユキが、非常に身近な例を示して即答する。
「指針の変化、環境の変化、自身の変化、いずれも正しいと言えましょう。では、それらをまったく認識出来なかったら?時間の推移を知る事が出来ないとしたら、時間というものに意味はあるのでしょうか?」
「え?時間が、え?」
「……客観的な、絶対的な時間の推移はこの三次元宇宙において停止するとは思えないけれど、でも、それをまったく認知する事が出来ないとしたら、自身の加齢も含めて何も経時的な変化が起きない世界があるとしたら、少なくとも主観的な時間に意味は無い、主観時間は存在しないに等しい」
ユモは、抑揚のない声で、述べる。
「あなたの言いたいのは、つまり、そういう事かしら?」
「その通りです、ジュモーさん」
ニーマントは、同意する。
「つまるところ、ジュモーさん、あなたが箱の蓋を開けてくれるまで、私は、そういう状態でした」
「私が、いつからこのような意識を持っていたのか、まったく知る手段がありません。何故なら、ジュモーさんが箱を開けるまで、私の主観時間は停止しており、絶対時間との相関が取れないからです。先ほど述べました通り、私はあなた方人間とは違う形で周辺を認識しています。ですが、どうやらあの箱は、電磁波、磁気、加速度、その他考えられるすべての刺激を無効化していたようです。唯一、私の傍にあった水晶玉、発光する方ではなく源始力を蓄積している方ですが、その源始力はもう一つの水晶玉を発光させ続けるために経時的に減少しているはずですが、私にはその減少量を検知することはできませんでした。恐るべき量の源始力が蓄積され、また、恐るべき低燃費で発光を維持していた、そういうことでしょう。いずれにしても、箱が開くまで、私の周りにはただ水晶玉の発するわずかな光りだけが満ち、それ以外は、時間すら存在しない、そういう状態でした」
ニーマントの語りに、ユモもユキも、つい引き込まれてしまう。
「時間すら意味を持たない世界。そんな無間地獄から私を救い出してくれたのが、ジュモーさん、あなたです。私は、この事について、大変に感謝しています」
ユモは、自分がしでかしたことを思い出す。確かに強固だったが、今現在の自分の力量で解除できないことはなかった封印。おそらくは内側からは何をやっても破れないように、それがゆえに外からの正しい手順での解錠には素直に従ってしまう、二面性を持った呪い。その呪いを行ったのが誰で、出てきたのは役に立つ精霊か、それとも邪悪な魔人か、ユモには何もわからない。ただ、自分が行った結果が、ここにある、それだけだった。
「あなたは、私にとって女神と呼んでもよいほどの存在です。ですが、その時の私は、大変混乱しました。突然、莫大な量の情報があらゆる方向から入ってきたのですから。私の記憶の始まりは、そんな感じです。驚愕と、混乱。私がその場からの逃走を欲したとしても、責められる筋合いではない。そうは思いませんか?」
「えっと……まあ、そう、かも?」
「……つまり、私が時間と空間を移動したのは、あなたの道連れになったから、ということ?」
突然質問され、何も考えずに本音で答えたユキを制するように、ユモがニーマントに問い返した。
「結果から言うと、そういうことになります。突然莫大な量の情報にさらされた私は、自己保存のため、その情報を遮断したかったのですが、これは不可能でした。私が認識できるすべての手段で情報は流れ込み続け、その奔流に負けて私は何一つ手が打てない。外部環境に干渉することはおろか、自身の入力を遮断する、あなた方で言えば、目を閉じるとか、耳をふさぐとか、そういうことが出来ない。私には、目も耳も、ふさぐための手もないのですから。残された方法は、その場からの逃走、これしかありません。ちょうどその時、情報の奔流の一部が停止しました。光がなくなったのです。今にして思えば、ジュモーさんが手を握り、手の中にあった私に光が届かなくなった、そういうことでした。私は必死でしたから、とにかくどこでもいい、ここではない場所へ逃げよう、そう思って、そうしたら……」
「……ここへ出た?」
ユモが、ニーマントの話を遮るように言う。
「じゃないわよね、あたしのところが先のはずよ、でしょ?」
そのユモに、ユキが突っ込む。
「その通りです。その時は混乱していましたから、どうしてそこを選んだのかはよくわかりません。複数の選択肢があったように思いますが、その中で一番マシなように思えた、その程度のことだったようです」
「マシ、ね」
ユキは、頬杖をついてこぼす。
「どうやら私は、行こうと思った時と場所に移動する事が出来るようです。どうやっているかは聞かないでください、私にもわかりません。ただ、そう出来る、としか言えないのです。あなた方が二本の足で歩くように、出来るから出来る、やり方は説明できない、そんなものです。そして、選んだ先に出てみれば、またしても情報の奔流、その中に、私の中の何かに触れるものがあり、そこに長居をしてはいけないと、危険の予告のようなものを感じたのです。そこで、私はそこからすぐさま別なところへさらに逃げようとしました。その先が、ここというわけです」
「いろいろ突っ込みたいところがあるんだけど」
ユキが、低めの声で、言う。
「ちょっと整理させて。えっと、ニーマントさん、あなたは最初、何かの箱の中に入っていた?」
「魔法で封じられた小箱よ。ママの机の上にあったの」
ユキの質問に、ニーマントより先にユモが答えた。
「で、その小箱は、ジュモー、あんたが開けた」
暗闇の中で、ユモがうなづく気配をユキは感じる。
「びっくりしたニーマントさんは、そこから逃げようとした、ジュモーを道連れというか巻き込んで」
「私自身まだよくわかってないのですが、どうやら時間と空間を跳躍するのには、それ相応の源始力を必要とするようです。この時は、手が触れていたジュモーさんのそれを、無意識のうちに、無断で拝借したようです」
ユモは、ニーマントのその一言で、自分の中の源始力不足に説明がつくと納得する。
「それで、あんたたちがあたしの世界に跳んできた、と。で、ジュモーを助けようとして、あたしも二度目のジャンプに巻き込まれた、と?」
「この時は、ジュモーさんの体経由で、密着しているユキさんの源始力を拝借した模様です」
ニーマントの答えには、良心の呵責とか、遠慮とか、責任とかそういうものは全くない。ただ、淡々と事実を述べる、それだけのものだった。
ユキは、盛大にため息をついてから、言う。
「……つまり。ジュモーが箱を開けて、びっくりしてニーマントさんがあたしの前に飛び出して、止せばいいのにおせっかい焼きのあたしはそれに巻き込まれて、今こうして戦前の北アメリカの地面の下にいる、こういう事?」
「大変おおざっぱですが、おおむねその認識で結構です。戦前、というのがどの戦争を指すのかがよくわかりませんが」
「まあ、戦前というより戦間期か。いやそれはともかく」
ざっくりまとめたユキの言葉を肯定したニーマントに、ユキは聞き返す。
「じゃあ、ニーマントさん、あなたがその気になれば、あたしたちは元のところに戻れるって事?」
0
あなたにおすすめの小説
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ジャングリラ~悪魔に屠られ魔王転生。死の森を楽園に変える物語~
とんがり頭のカモノハシ
ファンタジー
「別の世界から勇者を召喚する卑怯な手口」に業を煮やした堕天使・ルシファーにより、異世界へ魔王として転生させられた大学生・左丹龍之介。
先代・魔王が勇者により討伐されて100年――。
龍之介が見たものは、人魔戦争に敗れた魔族が、辺境の森で厳しい生活を余儀なくされている姿だった。
魔族の生活向上を目指し、龍之介は元魔王軍の四天王、悪魔公のリリス、フェンリルのロキア、妖狐の緋魅狐、古代龍のアモンを次々に配下に収めていく。
バラバラだった魔族を再び一つにした龍之介は、転生前の知識と異世界の人間の暮らしを参考に、森の中へ楽園を作るべく奔走するのだが……
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
D○ZNとY○UTUBEとウ○イレでしかサッカーを知らない俺が女子エルフ代表の監督に就任した訳だが
米俵猫太朗
ファンタジー
ただのサッカーマニアである青年ショーキチはひょんな事から異世界へ転移してしまう。
その世界では女性だけが行うサッカーに似た球技「サッカードウ」が普及しており、折りしもエルフ女子がミノタウロス女子に蹂躙されようとしているところであった。
更衣室に乱入してしまった縁からエルフ女子代表を率いる事になった青年は、秘策「Tバック」と「トップレス」戦術を授け戦いに挑む。
果たしてエルフチームはミノタウロスチームに打ち勝ち、敗者に課される謎の儀式「センシャ」を回避できるのか!?
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる