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第3章 溺れる想いと告白
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「もっと君に触れたい。」
低く囁く声に、胸の奥が熱く震える。
恥ずかしい……けれど、ユリウスならこの身を任せてもいい。
「……うん。」
小さく頷いた瞬間、彼の手が裾をすべり、秘めた場所に触れた。
「あっ……」
全身に甘い痺れが走り、体がびくりと反応する。
「セシリア……かわいいよ。俺だけの人だ。」
口づけが首筋から唇へと降りてくるたびに、指先の熱がさらに深く広がっていく。
「ふぅ……あぁ……」
息が乱れ、声を抑えきれない。
「いいんだ。俺だけを感じて。」
囁きと共に、波のような震えが押し寄せた。
「セシリアっ!」
その瞬間、体がビクンっと大きく揺れた。
「はぁ……はぁ……」
乱れた呼吸を抑えられず、頬は熱く火照っていた。
こんな姿をユリウスに見せてしまうなんて──胸の奥で恥ずかしさが募る。
「こんな顔を見られるなんて、俺は幸せだ。」
真摯な言葉に、胸が震える。
「でも……恥ずかしいの。」
消え入りそうな声で告げると、ユリウスはためらうことなく私の唇を奪った。
深く、甘く、すべてを包み込むような口づけ。
「いいんだよ。これからは恥ずかしいところ、全部俺に見せて。」
その言葉は命じるようであり、同時に限りない優しさを含んでいた。
私は小さく頷き、彼の胸に顔を埋める。
ユリウスの腕がさらに強く私を抱きしめる。
その温もりに包まれていると、不思議と不安は消え去る。
「俺はそれを愛しいと思う。君が涙を浮かべても、笑っていても……どんな姿も、全部受け止めたい。」
胸が熱くなり、思わず彼の衣の裾を握りしめる。
「ユリウス……」
彼は私を強く抱きしめ、耳元でさらに低く囁いた。
「だから、セシリア。これは一時の情熱なんかじゃない。」
「……でもこんなこと、結婚前にされるなんて。」
頬を赤らめ、視線を逸らすと、ユリウスが私の肩を抱き寄せた。
「セシリア。恥ずかしがることはない。」
低く囁き、真剣な瞳で私を見つめる。
「俺は君の結婚相手だよ。」
その言葉に胸が熱くなり、思わず息を呑む。
──結婚。夢のようで、けれど確かに響いた言葉。
「セシリア。」
ユリウスが私の名を呼ぶ声は、いつになく真剣だった。
「いつか……君を王宮の庭園に招く。」
「……楽しみにしています。」
胸の奥に小さな灯がともる。
彼は立ち止まり、真っ直ぐに私を見つめた。
その瞳に映っているのは、幼馴染みの私ではなく、愛する女性としての私だった。
「そこで──君にプロポーズさせてほしい。」
「……はい。」
頬が熱くなりながらも、しっかりと答えを返した。
ユリウスは安堵したように微笑み、私の手を強く握る。
「きっとだよ。絶対に約束を果たす。」
その手の温もりと真剣な瞳に、胸がぎゅっと締め付けられた。
低く囁く声に、胸の奥が熱く震える。
恥ずかしい……けれど、ユリウスならこの身を任せてもいい。
「……うん。」
小さく頷いた瞬間、彼の手が裾をすべり、秘めた場所に触れた。
「あっ……」
全身に甘い痺れが走り、体がびくりと反応する。
「セシリア……かわいいよ。俺だけの人だ。」
口づけが首筋から唇へと降りてくるたびに、指先の熱がさらに深く広がっていく。
「ふぅ……あぁ……」
息が乱れ、声を抑えきれない。
「いいんだ。俺だけを感じて。」
囁きと共に、波のような震えが押し寄せた。
「セシリアっ!」
その瞬間、体がビクンっと大きく揺れた。
「はぁ……はぁ……」
乱れた呼吸を抑えられず、頬は熱く火照っていた。
こんな姿をユリウスに見せてしまうなんて──胸の奥で恥ずかしさが募る。
「こんな顔を見られるなんて、俺は幸せだ。」
真摯な言葉に、胸が震える。
「でも……恥ずかしいの。」
消え入りそうな声で告げると、ユリウスはためらうことなく私の唇を奪った。
深く、甘く、すべてを包み込むような口づけ。
「いいんだよ。これからは恥ずかしいところ、全部俺に見せて。」
その言葉は命じるようであり、同時に限りない優しさを含んでいた。
私は小さく頷き、彼の胸に顔を埋める。
ユリウスの腕がさらに強く私を抱きしめる。
その温もりに包まれていると、不思議と不安は消え去る。
「俺はそれを愛しいと思う。君が涙を浮かべても、笑っていても……どんな姿も、全部受け止めたい。」
胸が熱くなり、思わず彼の衣の裾を握りしめる。
「ユリウス……」
彼は私を強く抱きしめ、耳元でさらに低く囁いた。
「だから、セシリア。これは一時の情熱なんかじゃない。」
「……でもこんなこと、結婚前にされるなんて。」
頬を赤らめ、視線を逸らすと、ユリウスが私の肩を抱き寄せた。
「セシリア。恥ずかしがることはない。」
低く囁き、真剣な瞳で私を見つめる。
「俺は君の結婚相手だよ。」
その言葉に胸が熱くなり、思わず息を呑む。
──結婚。夢のようで、けれど確かに響いた言葉。
「セシリア。」
ユリウスが私の名を呼ぶ声は、いつになく真剣だった。
「いつか……君を王宮の庭園に招く。」
「……楽しみにしています。」
胸の奥に小さな灯がともる。
彼は立ち止まり、真っ直ぐに私を見つめた。
その瞳に映っているのは、幼馴染みの私ではなく、愛する女性としての私だった。
「そこで──君にプロポーズさせてほしい。」
「……はい。」
頬が熱くなりながらも、しっかりと答えを返した。
ユリウスは安堵したように微笑み、私の手を強く握る。
「きっとだよ。絶対に約束を果たす。」
その手の温もりと真剣な瞳に、胸がぎゅっと締め付けられた。
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