幼馴染み(♀)がプレイするMMORPGはどうしてか異世界に影響を与えている

坂森大我

文字の大きさ
53 / 226
第二章 悪夢の果てに

世界線の矛盾

しおりを挟む
「アーシェは亡くなったじゃないか?」

 諒太は言葉を失い呆然と頭を振っている。問い質そうと考えるも、小さく動くだけの口からは何も発せられない。
「リョウの頑張りには感謝している。だが、君には時間が足りなかった。ただそれだけのことだよ……」
 まるでアーシェを救えなかったかのように語られている。諒太は確かにリッチを討伐し、不死王の霊薬を手に入れたはず。意識を戻すアーシェを間違いなくこの目で見たのだ。

「街外れにアーシェの墓を建てた。想い人であった君が祈りを捧げてくれるのなら、アーシェも喜ぶだろう……」
 どうやらたちの悪い冗談ではなく、重い口ぶりから明かされる話は真実であるようだ。諒太の記憶と異なる話は一つの可能性にしか導いていない。

「世界線が変わった……?」
 そうとしか思えなかった。受け入れ難いことにアーシェの未来にまで夏美の移籍が影響を与えた可能性。しかし、原因が少しも分からない。アーシェが回復したのは一週間も前の話であり、夏美の移籍により影響を受けるはずもなかったというのに。

「フレアさん、お墓参りに行きます。参戦の返事はあとでも構わないですか?」
「ああ、構わない。我々はもう君に頼るしか未来がない……」
 フレアと別れ、諒太は一人墓地を目指す。一応は確認しておかねばならない。本当にアーシェが亡くなったのかどうかを。

 城下の外れにある小さな墓地。諒太は白い花が供えられた真新しい墓を見つけている。
【アーシェ・マキシミリアン 没16歳】
 残念ながら墓地には聞いていたようにアーシェの墓があった。ここに彼女が眠っているだなんて、とても考えられない。

「アーシェ……」
 そこはかとない罪悪感に苛まれている。何も語らぬ墓を眺めては溜め息を吐くしかない。
 救ったはずのアーシェが死んでしまうだなんて。夏美に移籍を勧めたばかりにアーシェが死んでしまった。選択を誤ったとしか思えない。諒太は世界の改変を甘く見すぎていた。

「どうしてこうなった……?」
 思い返してみても現状に導かれた過程が不明である。ここまで諒太は普通に戦ってきただけだ。夏美が移籍した以外に特別なことをしたつもりはない。

「俺は不死王の霊薬を手に入れたはず……」
 アーシェが重体となってから諒太はリッチを倒すと決めた。グレートサンドワームを討伐したあとはオツの洞窟に籠もりレベリングに励んだはず。謎の指輪による効果を得ていたけれど、何とかリッチを討伐できるくらいにまでレベルアップできた。

 過去が記憶の通りであるのならロークアットと共にリッチを倒し、彼女の幸運値にあやかりつつも諒太は不死王の霊薬を手に入れたはず。
 一体何が問題なのだろう。どうしてアーシェの回復に夏美の移籍が関係してしまうのか。諒太は目一杯に頭を悩ませていた。

「ロークアット……?」
 ふと脳裏によぎる。現状を説明する一つの解。考えられる中でアーシェの回復がなかったことになるのは、それが原因であるとしか思えない。

「現在のアクラスフィア王国はスバウメシア聖王国と敵対している。だとすれば現状における俺は……?」
 アーシェが回復したのは一週間前だ。だがしかし、夏美が移籍したのはセイクリッド世界において三百年前の話である。諒太がプレイする時間軸とは隔たりがあり、予想する通りであれば夏美の移籍は確実に影響を及ぼしているだろう。

「この世界線の俺はロークアットに出会えなかったのか……?」
 現状のスバウメシア聖王国は敵対国である。人族である諒太はロークアットとの邂逅だけでなく、スバウメシアでのレベリングすらできなかったのかもしれない。

 夏美の移籍により経験したはずの全てが矛盾を抱え、改変されるべくして書き換えられた可能性。矛盾を排除していくと、確かに諒太はリッチを討伐できない。ロークアットの助力がなければ、倒すことも霊薬を手に入れることもできなかったのだ。
「ロークアットとの繋がりがなければアーシェは助けられない。だからこそアーシェは亡くなったことにされた……」
 まさか結果を遡ってまで修正されてしまうなんて。阿藤の告白がこんなにも多大な影響を及ぼすだなんて。昨日の時点では少しも想定できなかった。

「俺はまだアーシェに何も返事をしていない……」
 今さらになって後悔している。少しばかりの勇気を持ってさえいれば、諒太はアーシェに会うことができたのだ。先延ばしにした結果、墓前での再会となっている。

「アーシェ……」
 意図せず涙が零れた。悔恨の念に諒太は苛まれている。

「許してくれ……」

 膝をつき項垂れた。諒太には懺悔するしかなく、一方的な感情を墓前に投げるしかできない。
 これ程までに無力を感じたことはなかった。先週の行動は全てが無駄となっている。目的としていたのは世界を救うことじゃなく、たった一人を助けることであったのだから。

 予想はできなかったとして、せめて矛盾について諒太は考えるべきであった。改変を軽んじた結果が救われたはずの命を奪っている。
「どうしてだよ……」
 吐ききれない溜め息と共に漏らす。けれども、諒太は思考を再開していた。どこで何を間違ったのか。三百年という時間経過がどれだけ遡り現状を再計算したのかと。

「遡った……?」
 ふと気付く。昨日までアーシェは生きていたこと。それが今になってなかったことにされた。それはつまり逆のシチュエーションも起こり得るのではないかと。
「俺とロークアットが出会う矛盾さえなくなればアーシェは助かる?」
 諒太はこの現状を変えられるような気がしていた。常に揺れ動くセイクリッド世界だ。元に戻すことだって不可能ではないように感じる。歴史の起点が同じであるのだから矛盾さえ解消できればと。

「ナツをまたアクラスフィア王国へ移籍させたらどうだ……?」
 正すとすれば三百年前に違いない。今の諒太にできることではないはずだ。世界線を戻す鍵は夏美が握っている。勇者ナツであればアーシェが生きる世界線へと移行させられるかもしれない。

「しかし、スバウメシアに移籍した事実は覆らないか……」
 既にスバウメシア聖王国に移籍した事実。夏美のプレイ履歴はどうやっても覆らない。それこそ時間遡行でもしない限りは不可能だろう。
「もう一度、アクラスフィア王国に移籍したとして、今度はスバウメシア聖王国が夏美に対して不信感を抱いてしまう。スパイ疑惑にまで発展しかねない……」
 再びアクラスフィアに移籍するのは選択として誤りだ。最初の移籍がなかったことにならなければ、今よりも関係が悪化するはずである。

「だとしたら、どうすればいい? 両国の関係改善さえなされたのなら現状を変えられるはず……」
 現状で確定しているのはアーシェが盗賊に襲われて怪我を負うことだ。経験したどちらの世界線も彼女は瀕死になっている。生死を分けたのは諒太がロークアットの助力を得られるかどうか。そこさえ改善できればアーシェは助かる可能性がある。なぜならアーシェが失われたこの世界線においても諒太は彼女を救うために尽力したはずなのだ。

『リョウの頑張りには感謝している――――』

 フレアは時間が足りなかったと話していた。それは決定的な証拠である。この世界線の諒太もアーシェを救おうと動いていたのは間違いない。結果は伴わなかったみたいだが、どの世界線にあっても彼は同じような努力をしていたはず。いつ何時も諒太はアーシェを見捨てたりしない。だからこそ、この世界線にいた自分自身とロークアットを引き合わせるだけで良かった。二人が出会うという過去を用意するだけで未来は変わるはず。ロークアットの助力を得られさえすれば、必ずや諒太は同じ結果に辿り着いたことだろう。

「まてよ……?」
 ここで疑問が思い浮かぶ。自身の状態がどうなっているのか。恐らくこの世界線の諒太は謎の指輪を得られていない。だとすれば昨日よりずっと弱くなっている可能性があった。

 諒太は恐る恐るステータスを確認する。

【リョウ】
【勇敢なる神の使い(勇者)・Lv93】

 驚いたことに諒太は昨日のままであった。明らかに世界線は異なっていたのだが、何の影響も受けていないようだ。20近くレベルダウンする気がしていたのに。
「どうしてだ? 改変の影響はないのか?」
 そういえばフレアにもらったアクラスフィア王国史も改変の影響を受けていない。どうしてか目まぐるしく変化する世界に諒太は取り残されていた。

「影響を受けないなら、どうしてロークアットとの出会いがなかったことになる?」
 矛盾の解消が世界線の移行に繋がったのは明らかである。しかし、諒太はその影響下にない。今回も世界線を越えたのは彼だけのようである。

「ロークアット側の問題かもしれない……。俺は覚えていたとしても彼女自身は改変を受けてしまう。記憶にない出会いは消去され、俺を取り巻く人たちにだけその影響が及んだのか? だからロークアットが俺を知らないという現状はアーシェの生存可能性を否定してしまう……」
 諒太は改変の影響を受けないどころか関与すらできないのかもしれない。キーマンとなっているのは確かだが、実際に世界線を動かしているのは周囲の人々ではないかと思う。諒太の言動に対して、彼らがどう動いているかによって世界が変わっていくような気がする。

 ステータス画面を眺めていた諒太はここで気付いた。彼自身が少しも改変を受けていないという明らかな証拠に。

【アクセサリ】誓いのチョーカー(青)

 その装備品はロークアットにもらったものだ。現状の世界線では出会っていないはずの彼女がくれたもの。どうしてかセイクリッド世界は諒太にある矛盾を残したままだった。

『ロークアット、返事をしてくれ!』

 直ぐさま念話を送る。ロークアットなら即座に返事をくれるはずと。しかし、当ては外れてしまう。彼女が対になるチョーカーを装備していないからか、諒太の声は脳裏に響くだけであった。

 やはり現状のロークアットにとって諒太は見知らぬ者のよう。出会ってもいない人間に誓いのチョーカーを渡すはずもなかった。
「これはロークアットに会いに行くしかないな……」
 改変を受けていない諒太ならばリバレーションが使えるはず。聖都エクシアーノへの訪問経験がなくなっているとは思えない。

「時空の精霊よ、我に応えよ。無限に拡がる大地。遙かなる稜線の頂……」
 エクシアーノ聖王城にある貴賓室を脳裏に思い浮かべる。呪文を詠唱しつつ転移先の景色を心に描くのだ。
「リバレーション!!」
 ロークアットにさえ会えたのなら諒太にもできることがある。両国の関係を正すだけの権力と思慮深さが彼女にはあるからだ。

 時を移さず諒太はエクシアーノ聖王城にある貴賓室へと転移していた。かといって問題がないわけではない。諒太は兵に見つかることなくロークアットを探さねばならない。
「まだ夕飯には早い。だとすればどこだ? 確か先日は……」
 ロークアットと出会える可能性は極めて低い。ならば諒太は先にセシリィ女王と会うべきだろう。昨日は公務じゃなくプライベートルームにいた。聖王城の中で知っている場所は限られているし、諒太を一目で勇者だと見抜いたセシリィ女王ならば会う価値があるはずだ。

 諒太は再びリバレーションを唱え出す。確実に問題は発生するだろうが、今の諒太にできることは権力を持つ人物に関係改善を訴えるしかなかった。
 少しばかり期待をし、諒太は詠唱を終える。

「リバレーション!――――」
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる

街風
ファンタジー
「お前を追放する!」 ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。 しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

処理中です...