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第二話
女だろうと、男だろうと(1)
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カモメが青空を泳ぐ昼下がり。
石造りの粗末な住居が立ち並ぶ、通称――貧民区に男たちの緊迫した声が響き渡った。
「向こうに行ったぞ!」
三人組の強盗犯は、勝手知ったる足取りで細い路地を右へ左へと駆け抜けていく。
ルイスは自警団の連中から逃げ切れる自信があるものの、なぜアジトがバレたのか分からず混乱していた。
漁港にほど近い貧民区には持ち主不明のいくつかの廃倉庫があり、ルイスたちは廃倉庫のひとつを根城にしていた。
強盗を始めて二ヶ月。順調に稼げていたというのに、なぜ自警団にアジトを突き止められたのか。
薄汚れた生成りのシャツの下を嫌な汗が伝った。
「クソッ」
ルイスは荒い呼吸の合間に、そう吐き捨てた。
追ってくる足音は遠く、三人を見失ったと思われる声が聞こえてきた。
建物と建物の、大人ひとりがなんとか通り抜けられる隙間を見つける。壁に手をつき、横歩きで隙間に入り込み、さっさ、さっさと進んでいく。黒髪にクモの巣が絡まろうが構わない。
ここを抜ければ表通りに繋がる道に出る。表通りにさえ辿り着ければ、人混みに紛れて逃げ切ることができるはず。
(まだ運に見放されてないみたいだな)
ルイスは勝ち誇った笑みを口もとに浮かべ、隙間から飛び出した。
すると次の瞬間――誰かに掴まれた。頭で理解した時には遅く、勢いづいて前のめりになった身体が壁に叩きつけられた。
「ガッ……ぐあっ」
片腕を背中側へと捻りあげられ、壁に頭と胸を押し付けられる。頭部に伝わった衝撃に目の奥がチカチカと明滅した。
ピューイ、と甲高い笛がそばで鳴り、ルイスははたと目を開けた。
視界のはしに大柄な茶髪の男の姿を捉える。
男はルイスの後ろに続いていた仲間を引っ張り出して、同じように壁に押し付けた。
(おわった……)
三人目の仲間もいずれ捕まるだろう。
仲間を捕縛した茶髪の男は、黒服に身を包みえんじ色の手袋をしている。私服が多い自警団の中で、優秀な者だけが着ることのできる制服だった。
なぜ手袋がえんじ色なのかというと、血がついても目立ちにくいから、というのを聞いたことがある。
剣術だけではなく、素手での喧嘩も得意な奴らだった。
もう片方の腕も背中にまわされて、手首に拘束具がはめられるのを感じる。
無言のまま正面を向くよう促されて、気怠げに従うと、ルイスは目を瞬いた。
女顔のきれいな男がルイスを厳しい視線で迎えた。
視線の鋭さには似合わないほど、美しい翠色の瞳を持っていた。
漁港から流れて来る潮風に、男の肩口で切り揃えた金糸のような髪が揺れた。
恰幅は良いが、茶髪の男より細身なうえにひ弱そうだ。
(こいつなら、いける!)
ルイスはわずかに口の端を釣り上げて、男のみぞおち目掛けて脚を突き出す。
金髪の男は油断していたのか、しかし反応は素早くルイスの蹴りをかわしたが、ルイスはこの隙を見逃さなかった。
(今だ!)
逃げ出そうと瞬時に体勢を立て直して、一歩踏み出した。
「ゲフッ」
「ルイス!」
容赦のない蹴りが背後から飛んできて、ルイスは地面に倒れ込んだ。
こっちの道にいる自警団員は、茶髪の男と女顔の男の二人だけ。
ルイスを蹴飛ばしたのは間違いなく茶髪の男だ。
背中を踏みつけられ、再び痛みにあえぐ。女顔の男よりも遥かに力が強く、肺が圧迫されてうまく呼吸ができない。
「だーれに手ぇ出してんだ、テメェ。殺すぞ」
「殺してどうするんだ。というか、自分の捕物から手を離すなよ」
「お前が油断したからだろ!」
ダンッ!
「ぐあっ」
ルイスは涙声でうめく。
男にまた踏みつけられ、あばら骨がきしんだ。
「余計な世話だ。これくらいなら、すぐに対処できた」
「そういって前も怪我しそうになっただろ!」
「お前が勝手な行動を取らなければ、あんな事態にはならなかった!」
「んだと!」
ルイスたちのことはお構いなしに痴話喧嘩が始まった。
ここぞとばかりにルイスと仲間は逃げ出そうと試みるが、その度に蹴られ殴られ、散々な目にあった。
「お前ら、何してんだ!」
「うわっ! 先輩方、あんまりですよ! コイツら伸びきってるじゃないですか! あーあ、どうするんですか……引きずって帰るのだるーい」
「悪ぃ……」
「ごめん……」
残りの自警団員がここに来た時、ルイスは助かったと心底思った。
* * * *
「ちょっと話がある」
昼間の大捕物を終え、自警団の詰所に戻ったヴェルナはカルロを人気のない詰所裏に呼び出した。
「お前、どういうつもりだ」
「は?」
「とぼけるな」
ヴェルナの表情は冷静そのものだが、語気には怒りが含まれていた。
カルロに呪いのことがバレてから早一ヶ月。
あの一夜以来、カルロはヴェルナの身に少しでも危険が迫れば、任務のことなどお構いなしに助けに入ってくる。相手が武器を持っていればなおさら、身を投げ出してヴェルナを庇おうとした。
それがかえって鬱陶しく、任務に支障が出ていた。
仕事に多少の怪我はつきものだ。これまでだって怪我をすることはいくらでもあった。
夜になれば女の姿に戻るヴェルナと、男の姿で働くヴェルナを重ねているのだろうか。
だとすれば、腹立たしいことこの上ない。本来の姿は女と言えど、体力作りも訓練も手を抜いたことなどなかった。任務の危険性も重々承知しているし、これまでだって問題なくやってきた。
どうして、今になって。
「あの日から、俺を下に見てんだろ」
「見てねーよ」
「じゃあなんで、でしゃばってくるんだ!」
カルロは目を丸くした。
きつい言い方だとは自覚している。だがもう我慢の限界だった。
「大したことのないことでもすっ飛んでくるわ、すぐに首を突っ込んで事態をややこしくするわ、こっちまでとばっちりを食らってるんだよ! さっきのことだってそうだ。あの程度、これまでだってうまく対処してきた! お前が捕物の手を離した時、心底腹が立ったよ。あの時、俺がすぐに動かなかったら逃げられてたんだぞ!」
「……ヴェルナ」
「俺はヴェルだ!」
ヴェルナは怒りに任せてカルロの胸ぐらを掴み、自身より大きなその身体を壁に押し付けた。
ぎりり、とカルロの胸ぐらを掴む手に力がこもる。
怒りで顔が熱い。頭の中が沸騰しそうだ。
カルロは顔をしかめてヴェルナを見下ろした。
「なぁ、今の俺は女の姿か? ん? バカにするのも大概にしろ」
乱暴に手を離して、カルロから数歩下がった。
「けほっ、ヴェル……」
「次にまたこんなことがあれば、もうお前とは組まない」
「なっ」
「へぇ、良いこと聞いちゃった!」
詰所裏に適当に置かれていた木箱の山から、ひょっこりと青年が顔を出した。
栗色の髪をもつ青年は、人懐こい笑顔を見せてヴェルナのもとへと駆け寄ってきた。
「トーマ、何しにきた」
「やだなぁ、ヴェル先輩。怖い顔しないでくださいよぉ」
トーマと呼ばれた二十二歳の若者は、わざとらしく困り顔でヴェルナを見上げた。
「先輩たちが犯人をボコボコにしちゃったせいで、取調べが始められないんです。だから、ヴェル先輩、お昼ごはん食べにいきましょ? もちろん、先輩のおごりで」
「取り込み中だ」
というか、なぜおごる前提なんだ。
ヴェルナは眉間にしわをつくった。
「まぁまぁ、そう言わず。そんな顔していると、きれいな顔がしわだらけになっちゃいますよ! ほら! お昼休憩終わっちゃいますって!」
カルロは一言も口を挟まないまま、ヴェルナとトーマの横を通り過ぎて行く。
その態度になぜか寂しさと罪悪感を抱いてしまう。
いいや、悪いのはあいつだ。余計な思考を振り払い、ヴェルナはトーマを伴って詰所裏から出たのだった。
石造りの粗末な住居が立ち並ぶ、通称――貧民区に男たちの緊迫した声が響き渡った。
「向こうに行ったぞ!」
三人組の強盗犯は、勝手知ったる足取りで細い路地を右へ左へと駆け抜けていく。
ルイスは自警団の連中から逃げ切れる自信があるものの、なぜアジトがバレたのか分からず混乱していた。
漁港にほど近い貧民区には持ち主不明のいくつかの廃倉庫があり、ルイスたちは廃倉庫のひとつを根城にしていた。
強盗を始めて二ヶ月。順調に稼げていたというのに、なぜ自警団にアジトを突き止められたのか。
薄汚れた生成りのシャツの下を嫌な汗が伝った。
「クソッ」
ルイスは荒い呼吸の合間に、そう吐き捨てた。
追ってくる足音は遠く、三人を見失ったと思われる声が聞こえてきた。
建物と建物の、大人ひとりがなんとか通り抜けられる隙間を見つける。壁に手をつき、横歩きで隙間に入り込み、さっさ、さっさと進んでいく。黒髪にクモの巣が絡まろうが構わない。
ここを抜ければ表通りに繋がる道に出る。表通りにさえ辿り着ければ、人混みに紛れて逃げ切ることができるはず。
(まだ運に見放されてないみたいだな)
ルイスは勝ち誇った笑みを口もとに浮かべ、隙間から飛び出した。
すると次の瞬間――誰かに掴まれた。頭で理解した時には遅く、勢いづいて前のめりになった身体が壁に叩きつけられた。
「ガッ……ぐあっ」
片腕を背中側へと捻りあげられ、壁に頭と胸を押し付けられる。頭部に伝わった衝撃に目の奥がチカチカと明滅した。
ピューイ、と甲高い笛がそばで鳴り、ルイスははたと目を開けた。
視界のはしに大柄な茶髪の男の姿を捉える。
男はルイスの後ろに続いていた仲間を引っ張り出して、同じように壁に押し付けた。
(おわった……)
三人目の仲間もいずれ捕まるだろう。
仲間を捕縛した茶髪の男は、黒服に身を包みえんじ色の手袋をしている。私服が多い自警団の中で、優秀な者だけが着ることのできる制服だった。
なぜ手袋がえんじ色なのかというと、血がついても目立ちにくいから、というのを聞いたことがある。
剣術だけではなく、素手での喧嘩も得意な奴らだった。
もう片方の腕も背中にまわされて、手首に拘束具がはめられるのを感じる。
無言のまま正面を向くよう促されて、気怠げに従うと、ルイスは目を瞬いた。
女顔のきれいな男がルイスを厳しい視線で迎えた。
視線の鋭さには似合わないほど、美しい翠色の瞳を持っていた。
漁港から流れて来る潮風に、男の肩口で切り揃えた金糸のような髪が揺れた。
恰幅は良いが、茶髪の男より細身なうえにひ弱そうだ。
(こいつなら、いける!)
ルイスはわずかに口の端を釣り上げて、男のみぞおち目掛けて脚を突き出す。
金髪の男は油断していたのか、しかし反応は素早くルイスの蹴りをかわしたが、ルイスはこの隙を見逃さなかった。
(今だ!)
逃げ出そうと瞬時に体勢を立て直して、一歩踏み出した。
「ゲフッ」
「ルイス!」
容赦のない蹴りが背後から飛んできて、ルイスは地面に倒れ込んだ。
こっちの道にいる自警団員は、茶髪の男と女顔の男の二人だけ。
ルイスを蹴飛ばしたのは間違いなく茶髪の男だ。
背中を踏みつけられ、再び痛みにあえぐ。女顔の男よりも遥かに力が強く、肺が圧迫されてうまく呼吸ができない。
「だーれに手ぇ出してんだ、テメェ。殺すぞ」
「殺してどうするんだ。というか、自分の捕物から手を離すなよ」
「お前が油断したからだろ!」
ダンッ!
「ぐあっ」
ルイスは涙声でうめく。
男にまた踏みつけられ、あばら骨がきしんだ。
「余計な世話だ。これくらいなら、すぐに対処できた」
「そういって前も怪我しそうになっただろ!」
「お前が勝手な行動を取らなければ、あんな事態にはならなかった!」
「んだと!」
ルイスたちのことはお構いなしに痴話喧嘩が始まった。
ここぞとばかりにルイスと仲間は逃げ出そうと試みるが、その度に蹴られ殴られ、散々な目にあった。
「お前ら、何してんだ!」
「うわっ! 先輩方、あんまりですよ! コイツら伸びきってるじゃないですか! あーあ、どうするんですか……引きずって帰るのだるーい」
「悪ぃ……」
「ごめん……」
残りの自警団員がここに来た時、ルイスは助かったと心底思った。
* * * *
「ちょっと話がある」
昼間の大捕物を終え、自警団の詰所に戻ったヴェルナはカルロを人気のない詰所裏に呼び出した。
「お前、どういうつもりだ」
「は?」
「とぼけるな」
ヴェルナの表情は冷静そのものだが、語気には怒りが含まれていた。
カルロに呪いのことがバレてから早一ヶ月。
あの一夜以来、カルロはヴェルナの身に少しでも危険が迫れば、任務のことなどお構いなしに助けに入ってくる。相手が武器を持っていればなおさら、身を投げ出してヴェルナを庇おうとした。
それがかえって鬱陶しく、任務に支障が出ていた。
仕事に多少の怪我はつきものだ。これまでだって怪我をすることはいくらでもあった。
夜になれば女の姿に戻るヴェルナと、男の姿で働くヴェルナを重ねているのだろうか。
だとすれば、腹立たしいことこの上ない。本来の姿は女と言えど、体力作りも訓練も手を抜いたことなどなかった。任務の危険性も重々承知しているし、これまでだって問題なくやってきた。
どうして、今になって。
「あの日から、俺を下に見てんだろ」
「見てねーよ」
「じゃあなんで、でしゃばってくるんだ!」
カルロは目を丸くした。
きつい言い方だとは自覚している。だがもう我慢の限界だった。
「大したことのないことでもすっ飛んでくるわ、すぐに首を突っ込んで事態をややこしくするわ、こっちまでとばっちりを食らってるんだよ! さっきのことだってそうだ。あの程度、これまでだってうまく対処してきた! お前が捕物の手を離した時、心底腹が立ったよ。あの時、俺がすぐに動かなかったら逃げられてたんだぞ!」
「……ヴェルナ」
「俺はヴェルだ!」
ヴェルナは怒りに任せてカルロの胸ぐらを掴み、自身より大きなその身体を壁に押し付けた。
ぎりり、とカルロの胸ぐらを掴む手に力がこもる。
怒りで顔が熱い。頭の中が沸騰しそうだ。
カルロは顔をしかめてヴェルナを見下ろした。
「なぁ、今の俺は女の姿か? ん? バカにするのも大概にしろ」
乱暴に手を離して、カルロから数歩下がった。
「けほっ、ヴェル……」
「次にまたこんなことがあれば、もうお前とは組まない」
「なっ」
「へぇ、良いこと聞いちゃった!」
詰所裏に適当に置かれていた木箱の山から、ひょっこりと青年が顔を出した。
栗色の髪をもつ青年は、人懐こい笑顔を見せてヴェルナのもとへと駆け寄ってきた。
「トーマ、何しにきた」
「やだなぁ、ヴェル先輩。怖い顔しないでくださいよぉ」
トーマと呼ばれた二十二歳の若者は、わざとらしく困り顔でヴェルナを見上げた。
「先輩たちが犯人をボコボコにしちゃったせいで、取調べが始められないんです。だから、ヴェル先輩、お昼ごはん食べにいきましょ? もちろん、先輩のおごりで」
「取り込み中だ」
というか、なぜおごる前提なんだ。
ヴェルナは眉間にしわをつくった。
「まぁまぁ、そう言わず。そんな顔していると、きれいな顔がしわだらけになっちゃいますよ! ほら! お昼休憩終わっちゃいますって!」
カルロは一言も口を挟まないまま、ヴェルナとトーマの横を通り過ぎて行く。
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