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近づく距離
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オフィーリアは突然の告白に当惑し、頬を真っ赤に染めた。
「な、なにを仰っているのですか!」
「この一ヶ月、短い時間とはいえ君と一緒に過ごしてみて思った。君はいつも真摯に向き合ってくれるし、私のためにあれこれ考えて尽くしてくれている」
ハイウェルはふっと笑った。
「その真心に、私はとても癒されている」
くだけた笑みを見て、オフィーリアは身体を熱く震わせた。
(どうしよう。……どうしよう)
ハイウェルの眼差しを受け止めきれなくなって、また逃げるようにうつむく。
ハイウェルはオフィーリアが赤面したことに触れるわけでもなく、「手」と呟くように言葉を落とした。
上目遣いで無言のうちに問い返すと、ハイウェルが軽く首をかしげた。
「荒れているな。薬草の管理というのは、やはり大変か」
指摘されて、気恥ずかしい思いで自分の指先をこすり合わせる。とはいえ、話題を振ってくれて助かった。顔を上げて向き合うことはできないが、調子を取り戻すことはできそうだった。
「はい。ラクだと思ったことはありません。ただ、よく育ってくれると嬉しくなります。この薬草が仲間の傷を癒してくれるのだと思うと、大切に育てなきゃと思いますし。ああでも、手を抜くことができないから、やっぱり大変です」
自分の手は、貴族の令嬢としては相応しくない手をしている。爪の間は土の色が移ったようにくすんだ色をしているし、肌は荒地のようだ。しかし、騎士団に身を置く者として、玉のような肌では人を助けることはできない。改めて注目されると恥ずかしさを覚えるが、自分の仕事には誇りを持っていた。
「他人からもらったものだが、保湿剤がある。使ってみるか」
「え? ですが」
「私には使う機会がない。手に馴染むようなら、そのまま君に譲りたいと思っている」
オフィーリアの答えを聞く前にハイウェルは立ち上がり、執務机の引き出しから白い陶器を持ってきた。手のひらに乗るくらいの大きさで、ささやかな彩色が施されている。
陶器の蓋をテーブルに置き、一度オフィーリアを見る。
「触れてもいいか」
「え、あ、はいっ」
反射的に答えるが、心のなかではひどく狼狽していた。
保湿剤を乗せたハイウェルの指がオフィーリアの手の甲に触れる。
「今は冷えて固まっているため白いが、馴染ませるうちに熱で溶けて透明になる。こんなふうに」
手に乗る保湿剤の一端を取って、くる、くる、と馴染ませるようにハイウェルの指が渦を描く。
身体がカッと熱くなるような恥ずかしさがやってきて、胸の奥がゾクゾクした。それは、ときめきというには生々しい高鳴りだった。
「自分でもやってみるといい」
「はい……あの、ですが、ハイウェル様。私にはすこし多い気がします」
「そうなのか? すまない、こういったことには疎くて。不要な分は捨てよう」
「あっ……せっかくですし、ハイウェル様も使ってくださいませんか」
「私が?」
オフィーリアはハイウェルの手の大きさを測るように眺めてから、手の甲に乗る保湿剤をすくい取り、ハイウェルの手に乗せた。意識しないようにしても、指の腹でハイウェルの肌の硬さを感じ取ってしまう。
(ああもう、ドキドキする。たいしたことじゃないんだから、落ち着かないと)
じん、と疼く指を引っ込めて、なんでもないように自分の手の甲にある保湿剤を馴染ませ始めた。
ハイウェルもまた同じようにして保湿剤を溶かしていく。
「君は足りているのか」
「はい。おかげさまで肌がしっとりしてきました」
「そうではなくて、安らぎのことだ」
目をパチパチと瞬くオフィーリアに対し、ハイウェルは真面目な顔をした。
「君には安らぎを与えてくれる人がいるのか。たとえば、恋人だとか」
「い、いません!」
「それなら、私と同じだな」
どうして急にそんなことを訊いてくるのだろう。
まさか、こんな自分に気があるとは思えない。雑談のひとつとして捉えるべきか、好奇心に任せて尋ねてきただけか。どちらにしろ、自惚れたりはしないと心に誓う。
「ちょっと多かったな。ハンカチで拭いた方がいいかもしれない」
ハイウェルは上着のポケットから綺麗に折り畳まれたハンカチを出して、オフィーリアに渡した。
「つ、使えませんっ……」
「だが、触れるもの全てに油を移すはめになるぞ」
「自分のハンカチを使いますから」
「汚れてしまうだろう。このハンカチは人に貸すために持っているんだ。気にせず使ってくれていい」
おずおずと受け取り、かすめる程度にハンカチで肌を撫でる。
「いつも二枚持ち歩いているんですか」
「ああ。止血にも使えるし、緊急時には手紙代わりにもなる」
「危機感を持ちすぎでは……?」
冗談だろうと思ってそう言ったが、彼の声音は冗談を言う雰囲気ではなかった。
「私に消えて欲しいと願う人間はたくさんいる。万が一を常に考えておく必要があるし、それは私の義務だ」
オフィーリアはなにも言えなくなった。
ハイウェルはたくさんの人々から称賛され、人望を集めている。だが同時に妬まれ恨まれていることをよく理解しているのだろう。それは、どんなに寂しいことだろうか。
気を休めて、なんて軽々しく口にした自分を恥じる。真っ白なハンカチを眺めて、なにもできないことに歯痒さを感じた。
「手に触れてもいいですか」
ハイウェルは訝いぶかしげにしつつも、片手を差し出した。
オフィーリアはそれを包むように掴んで、ハンカチをそっと押し当てた。油分の多いところを丁寧に拭き取り、塗り残しのあるところには保湿剤を塗り伸ばす。
「オフィーリア」
「はい」
「君を食事に誘いたいのだが」
「え?」
弾かれたように顔を上げると、ハイウェルはどこか熱を含んだ目でオフィーリアに眼差しを向けていた。
「今日じゃなくてもいい。君の気が向く日にでも、私の屋敷で。どうだろうか」
「それは、たいへん光栄なことですが」
オフィーリアは言い淀み、手を引っ込めた。
「迷惑だろうか」
「そんなことありません! ただ……なぜ、私なんかを誘ってくださるのか、わからなくて」
ハイウェルは歌ってもらいたがっている。その企みに気づけないほど自分も馬鹿じゃない。
だがあの朝以来、彼は一度だって「歌ってくれ」とは口にしなかった。
いっそ脅された方が拒絶して距離を置けるのに、ハイウェルはなにもできないオフィーリアを良しとして一ヶ月もそばに置いている。だから、余計に自分の身の置き場がわからなくなっていた。
「なんか、ではない。私は君をそんなふうに見てはいない」
(だったら、どう見ているんです?)
思うだけで、口にはできなかった。
「それに、患者の治療は主治医の務めだと思うのだが?」
都合のいい言い訳を与えられたオフィーリアは、おずおずといった具合に頷いた。
「かしこまりました。あなたのお役に立てるなら、喜んでご一緒致します。私には予定がありませんので、ハイウェル様のご希望に従います」
「ありがとう。君の仕事に支障をきたさないようにする」
「な、なにを仰っているのですか!」
「この一ヶ月、短い時間とはいえ君と一緒に過ごしてみて思った。君はいつも真摯に向き合ってくれるし、私のためにあれこれ考えて尽くしてくれている」
ハイウェルはふっと笑った。
「その真心に、私はとても癒されている」
くだけた笑みを見て、オフィーリアは身体を熱く震わせた。
(どうしよう。……どうしよう)
ハイウェルの眼差しを受け止めきれなくなって、また逃げるようにうつむく。
ハイウェルはオフィーリアが赤面したことに触れるわけでもなく、「手」と呟くように言葉を落とした。
上目遣いで無言のうちに問い返すと、ハイウェルが軽く首をかしげた。
「荒れているな。薬草の管理というのは、やはり大変か」
指摘されて、気恥ずかしい思いで自分の指先をこすり合わせる。とはいえ、話題を振ってくれて助かった。顔を上げて向き合うことはできないが、調子を取り戻すことはできそうだった。
「はい。ラクだと思ったことはありません。ただ、よく育ってくれると嬉しくなります。この薬草が仲間の傷を癒してくれるのだと思うと、大切に育てなきゃと思いますし。ああでも、手を抜くことができないから、やっぱり大変です」
自分の手は、貴族の令嬢としては相応しくない手をしている。爪の間は土の色が移ったようにくすんだ色をしているし、肌は荒地のようだ。しかし、騎士団に身を置く者として、玉のような肌では人を助けることはできない。改めて注目されると恥ずかしさを覚えるが、自分の仕事には誇りを持っていた。
「他人からもらったものだが、保湿剤がある。使ってみるか」
「え? ですが」
「私には使う機会がない。手に馴染むようなら、そのまま君に譲りたいと思っている」
オフィーリアの答えを聞く前にハイウェルは立ち上がり、執務机の引き出しから白い陶器を持ってきた。手のひらに乗るくらいの大きさで、ささやかな彩色が施されている。
陶器の蓋をテーブルに置き、一度オフィーリアを見る。
「触れてもいいか」
「え、あ、はいっ」
反射的に答えるが、心のなかではひどく狼狽していた。
保湿剤を乗せたハイウェルの指がオフィーリアの手の甲に触れる。
「今は冷えて固まっているため白いが、馴染ませるうちに熱で溶けて透明になる。こんなふうに」
手に乗る保湿剤の一端を取って、くる、くる、と馴染ませるようにハイウェルの指が渦を描く。
身体がカッと熱くなるような恥ずかしさがやってきて、胸の奥がゾクゾクした。それは、ときめきというには生々しい高鳴りだった。
「自分でもやってみるといい」
「はい……あの、ですが、ハイウェル様。私にはすこし多い気がします」
「そうなのか? すまない、こういったことには疎くて。不要な分は捨てよう」
「あっ……せっかくですし、ハイウェル様も使ってくださいませんか」
「私が?」
オフィーリアはハイウェルの手の大きさを測るように眺めてから、手の甲に乗る保湿剤をすくい取り、ハイウェルの手に乗せた。意識しないようにしても、指の腹でハイウェルの肌の硬さを感じ取ってしまう。
(ああもう、ドキドキする。たいしたことじゃないんだから、落ち着かないと)
じん、と疼く指を引っ込めて、なんでもないように自分の手の甲にある保湿剤を馴染ませ始めた。
ハイウェルもまた同じようにして保湿剤を溶かしていく。
「君は足りているのか」
「はい。おかげさまで肌がしっとりしてきました」
「そうではなくて、安らぎのことだ」
目をパチパチと瞬くオフィーリアに対し、ハイウェルは真面目な顔をした。
「君には安らぎを与えてくれる人がいるのか。たとえば、恋人だとか」
「い、いません!」
「それなら、私と同じだな」
どうして急にそんなことを訊いてくるのだろう。
まさか、こんな自分に気があるとは思えない。雑談のひとつとして捉えるべきか、好奇心に任せて尋ねてきただけか。どちらにしろ、自惚れたりはしないと心に誓う。
「ちょっと多かったな。ハンカチで拭いた方がいいかもしれない」
ハイウェルは上着のポケットから綺麗に折り畳まれたハンカチを出して、オフィーリアに渡した。
「つ、使えませんっ……」
「だが、触れるもの全てに油を移すはめになるぞ」
「自分のハンカチを使いますから」
「汚れてしまうだろう。このハンカチは人に貸すために持っているんだ。気にせず使ってくれていい」
おずおずと受け取り、かすめる程度にハンカチで肌を撫でる。
「いつも二枚持ち歩いているんですか」
「ああ。止血にも使えるし、緊急時には手紙代わりにもなる」
「危機感を持ちすぎでは……?」
冗談だろうと思ってそう言ったが、彼の声音は冗談を言う雰囲気ではなかった。
「私に消えて欲しいと願う人間はたくさんいる。万が一を常に考えておく必要があるし、それは私の義務だ」
オフィーリアはなにも言えなくなった。
ハイウェルはたくさんの人々から称賛され、人望を集めている。だが同時に妬まれ恨まれていることをよく理解しているのだろう。それは、どんなに寂しいことだろうか。
気を休めて、なんて軽々しく口にした自分を恥じる。真っ白なハンカチを眺めて、なにもできないことに歯痒さを感じた。
「手に触れてもいいですか」
ハイウェルは訝いぶかしげにしつつも、片手を差し出した。
オフィーリアはそれを包むように掴んで、ハンカチをそっと押し当てた。油分の多いところを丁寧に拭き取り、塗り残しのあるところには保湿剤を塗り伸ばす。
「オフィーリア」
「はい」
「君を食事に誘いたいのだが」
「え?」
弾かれたように顔を上げると、ハイウェルはどこか熱を含んだ目でオフィーリアに眼差しを向けていた。
「今日じゃなくてもいい。君の気が向く日にでも、私の屋敷で。どうだろうか」
「それは、たいへん光栄なことですが」
オフィーリアは言い淀み、手を引っ込めた。
「迷惑だろうか」
「そんなことありません! ただ……なぜ、私なんかを誘ってくださるのか、わからなくて」
ハイウェルは歌ってもらいたがっている。その企みに気づけないほど自分も馬鹿じゃない。
だがあの朝以来、彼は一度だって「歌ってくれ」とは口にしなかった。
いっそ脅された方が拒絶して距離を置けるのに、ハイウェルはなにもできないオフィーリアを良しとして一ヶ月もそばに置いている。だから、余計に自分の身の置き場がわからなくなっていた。
「なんか、ではない。私は君をそんなふうに見てはいない」
(だったら、どう見ているんです?)
思うだけで、口にはできなかった。
「それに、患者の治療は主治医の務めだと思うのだが?」
都合のいい言い訳を与えられたオフィーリアは、おずおずといった具合に頷いた。
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