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ULTIMATE〜JAPAN最後の砦
ULTIMATE〜JAPAN最後の砦第10話
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登場人物一覧
真島俊(26)…警衛隊西日本方面本部室口班所属隊員候補生 主人公
永野瑛二(26)…警衛隊西日本方面本部室口班所属隊員候補生
沖琉太(23)…警衛隊西日本方面本部室口班所属隊員候補生
上倉翔吾(23)…警衛隊西日本方面本部室口班所属隊員候補生
室口俊信(54)…警衛隊西日本方面本部室口班班長
長内貴也(34)…警衛隊西日本方面本部室口班副班長
福浦一生(39)…警衛隊西日本方面本部室口班狙撃主任
小倉通憲(50)…警衛隊西日本方面本部統括官
……………………………………………………………
「全滅だと?」
現場にいた室口班のメンバーから無線を受けた今津は、連絡を聞くなりその場で膝から落ちた。
その頃、現場にいた長内達室口班の1部メンバー達は、撃たれた隊員達の死体整理を行っていた。
その時、真島が何やら落ちていた銃弾を手にとった。
「おい、さぼんな」長内が怒鳴った。
「長内さん、ちょっといいすか?」そう言うと真島は、長内に銃弾を見せた。
「何だこれ?普通のとちげーな、もしかして福浦の?」
福浦は、銃にこだわりがあり、海外の軍隊から特殊なルートで銃を入手しているのだ。
その為福浦の銃弾だけ、他の隊員とは異なる。
「恐らく、あの短時間でこれだけの人数を殺せる、現場には、普通とは別の弾丸が落ちている、福浦主任とは連絡が取れない、全てを考慮すると、今福浦さんは、このビルにいるのでは?と」
真島が言うと長内は、焦りの表情を見せた。
「1つの班から3人の犯罪者を出した。これは異常事態だぞ」そう言うと長内は、無線機を握った。
「現場から本部、室口班に突入命令を出してください。」
「……」
「本部から現場」
「……」
「本部から現場、応答願いたい」「……」
「クソだな」長内は、無線機を踏み潰した。
「今ここにいる者総員に告げる、ここからは、我々のみで彼らの制圧にあたる。班の違いや、隊員、隊員候補生など全ての壁を排除し一丸となって制圧及び人質救出を行う。突入は、ヘリからの降下で行う、以上だ」
指示を出し終えると長内は、ヘリに向かった。
「おい、真島、福浦さんが犯人側ってまじか?」
工藤の問いかけに真島は、頷いた。
「あー。あくまで推測だけど間違いないと思う」
「そうか」
工藤は、ゆっくりとヘリに向かった。
その頃
西日本方面本部では、今津の指示により、本隊が出動準備を行っていた。
「犯人全員射殺だ、警衛隊のメンバーが立てこもり事件を起こすなど」
「それはいいのですが、会見でどう説明されるんですか?」
本隊管理官の柳岡が聞いた。
「身元不明で書類送検、これでいく」
「わかりました」
午後4時
本隊は、会議室を出るとヘリポートに向かった。ヘリポートに着いた
その時小倉からの指示を受け集まった西日本方面本部のメンバー達がいた。
「何だ?お前ら、そこをどけ」
柳岡が言うと先頭にいた西日本方面本部統括官の小倉が静かに柳岡の前に向かった。
「この事件は、我々の事件です。犯人も人質も全て西日本のメンバーです。ですから、我々が突入及び制圧を行います」
「何勝手なこと言ってるんだ?いいからどけ」
「どけるわけねーだろ」
小倉が怒鳴ると小倉の後ろから西日本方面本部の隊員達は、本隊の隊員らに向かって殴りかかった。
「止まれー」
本隊の隊員達も殴りかかった。
「総員、降下準備だ。」
長内は、自分のベルトにロープをつけながら、指示を送った。
「長内聞こえるか?」
「小倉統括官ですか?」
「今、本隊が出動しうとしている。本隊は、彼らを射殺する気だ。今俺達が阻止している。絶対に全員生け捕りだ。いいな?」
「分かってますよ。必ず成功させて見せます。」
「頼んだ」
午後4時10分
長内の指示が下りると、一斉に降下を行った。
「10年前もこんなに晴れてたな」
永野が窓を開けながら呟いたその時工藤の安全靴が窓ガラスと共に永野の顔を直撃した。
「警衛隊だーそこまでにしとけ」
長内は、叫びながら、次々と制圧していった。
「おい、邪魔すんなよ」
福浦は、長内の後頭部に銃を突きつけた。
「10年前の事件が原因だろ?お前らが室口班長を人質にとったのは」
「あーそうだ。警察は、犯人射殺のため、何人ものの民間人を誤認発砲した。でも誤認発砲で死んだ人間を警察は、犯人による射殺として片付けた。その事件を担当してた警察官は、いや室口は、今こうやって、警衛隊員としてのこのこ生きてやがる、許せるわけねーだろ」
「その10年前の事件、俺が責任を持って真実を公表する。約束だ」
「信じられるかよ」
福浦は、室口に向かって発砲した。
「やめろー」長内はすぐに止めに入ったが遅かった。
「ふはは、これで処刑は完了した。」
大声で笑っていた福浦を真島は、すぐに制圧した。
「福浦さん、確保します」
午後5時30分
福浦、上倉、永野の身柄は、大阪府警が拘束した。
その後の取り調べで真島の恋人が殺された無差別殺傷事件と今回起きた事件の首謀者は、半グレ組織で影の総長としていた上倉だと判明した。
そして、長内は、10年前の事件の真実を全て公表し、現警察上層部と現警衛上層部が合同記者会見を開く事になった。
事件で負傷した、沖、真島、室口は病院に搬送され、沖、真島は助かったが室口は、帰らぬ人となった。
この事態を重く見た警衛上層部は、指揮を取っていた今津と西日本方面本部の最高責任者、小倉を除隊処分にした。
そして迎えた半年後
20人の隊員候補生が正式に警衛隊員として拝命を受けた。
これで解決したかのように思えた10年前の事件(4.22事件)
しかし、まだ終わった訳ではなく、
ここから本当の争いに火蓋を切る事となった。
真島俊(26)…警衛隊西日本方面本部室口班所属隊員候補生 主人公
永野瑛二(26)…警衛隊西日本方面本部室口班所属隊員候補生
沖琉太(23)…警衛隊西日本方面本部室口班所属隊員候補生
上倉翔吾(23)…警衛隊西日本方面本部室口班所属隊員候補生
室口俊信(54)…警衛隊西日本方面本部室口班班長
長内貴也(34)…警衛隊西日本方面本部室口班副班長
福浦一生(39)…警衛隊西日本方面本部室口班狙撃主任
小倉通憲(50)…警衛隊西日本方面本部統括官
……………………………………………………………
「全滅だと?」
現場にいた室口班のメンバーから無線を受けた今津は、連絡を聞くなりその場で膝から落ちた。
その頃、現場にいた長内達室口班の1部メンバー達は、撃たれた隊員達の死体整理を行っていた。
その時、真島が何やら落ちていた銃弾を手にとった。
「おい、さぼんな」長内が怒鳴った。
「長内さん、ちょっといいすか?」そう言うと真島は、長内に銃弾を見せた。
「何だこれ?普通のとちげーな、もしかして福浦の?」
福浦は、銃にこだわりがあり、海外の軍隊から特殊なルートで銃を入手しているのだ。
その為福浦の銃弾だけ、他の隊員とは異なる。
「恐らく、あの短時間でこれだけの人数を殺せる、現場には、普通とは別の弾丸が落ちている、福浦主任とは連絡が取れない、全てを考慮すると、今福浦さんは、このビルにいるのでは?と」
真島が言うと長内は、焦りの表情を見せた。
「1つの班から3人の犯罪者を出した。これは異常事態だぞ」そう言うと長内は、無線機を握った。
「現場から本部、室口班に突入命令を出してください。」
「……」
「本部から現場」
「……」
「本部から現場、応答願いたい」「……」
「クソだな」長内は、無線機を踏み潰した。
「今ここにいる者総員に告げる、ここからは、我々のみで彼らの制圧にあたる。班の違いや、隊員、隊員候補生など全ての壁を排除し一丸となって制圧及び人質救出を行う。突入は、ヘリからの降下で行う、以上だ」
指示を出し終えると長内は、ヘリに向かった。
「おい、真島、福浦さんが犯人側ってまじか?」
工藤の問いかけに真島は、頷いた。
「あー。あくまで推測だけど間違いないと思う」
「そうか」
工藤は、ゆっくりとヘリに向かった。
その頃
西日本方面本部では、今津の指示により、本隊が出動準備を行っていた。
「犯人全員射殺だ、警衛隊のメンバーが立てこもり事件を起こすなど」
「それはいいのですが、会見でどう説明されるんですか?」
本隊管理官の柳岡が聞いた。
「身元不明で書類送検、これでいく」
「わかりました」
午後4時
本隊は、会議室を出るとヘリポートに向かった。ヘリポートに着いた
その時小倉からの指示を受け集まった西日本方面本部のメンバー達がいた。
「何だ?お前ら、そこをどけ」
柳岡が言うと先頭にいた西日本方面本部統括官の小倉が静かに柳岡の前に向かった。
「この事件は、我々の事件です。犯人も人質も全て西日本のメンバーです。ですから、我々が突入及び制圧を行います」
「何勝手なこと言ってるんだ?いいからどけ」
「どけるわけねーだろ」
小倉が怒鳴ると小倉の後ろから西日本方面本部の隊員達は、本隊の隊員らに向かって殴りかかった。
「止まれー」
本隊の隊員達も殴りかかった。
「総員、降下準備だ。」
長内は、自分のベルトにロープをつけながら、指示を送った。
「長内聞こえるか?」
「小倉統括官ですか?」
「今、本隊が出動しうとしている。本隊は、彼らを射殺する気だ。今俺達が阻止している。絶対に全員生け捕りだ。いいな?」
「分かってますよ。必ず成功させて見せます。」
「頼んだ」
午後4時10分
長内の指示が下りると、一斉に降下を行った。
「10年前もこんなに晴れてたな」
永野が窓を開けながら呟いたその時工藤の安全靴が窓ガラスと共に永野の顔を直撃した。
「警衛隊だーそこまでにしとけ」
長内は、叫びながら、次々と制圧していった。
「おい、邪魔すんなよ」
福浦は、長内の後頭部に銃を突きつけた。
「10年前の事件が原因だろ?お前らが室口班長を人質にとったのは」
「あーそうだ。警察は、犯人射殺のため、何人ものの民間人を誤認発砲した。でも誤認発砲で死んだ人間を警察は、犯人による射殺として片付けた。その事件を担当してた警察官は、いや室口は、今こうやって、警衛隊員としてのこのこ生きてやがる、許せるわけねーだろ」
「その10年前の事件、俺が責任を持って真実を公表する。約束だ」
「信じられるかよ」
福浦は、室口に向かって発砲した。
「やめろー」長内はすぐに止めに入ったが遅かった。
「ふはは、これで処刑は完了した。」
大声で笑っていた福浦を真島は、すぐに制圧した。
「福浦さん、確保します」
午後5時30分
福浦、上倉、永野の身柄は、大阪府警が拘束した。
その後の取り調べで真島の恋人が殺された無差別殺傷事件と今回起きた事件の首謀者は、半グレ組織で影の総長としていた上倉だと判明した。
そして、長内は、10年前の事件の真実を全て公表し、現警察上層部と現警衛上層部が合同記者会見を開く事になった。
事件で負傷した、沖、真島、室口は病院に搬送され、沖、真島は助かったが室口は、帰らぬ人となった。
この事態を重く見た警衛上層部は、指揮を取っていた今津と西日本方面本部の最高責任者、小倉を除隊処分にした。
そして迎えた半年後
20人の隊員候補生が正式に警衛隊員として拝命を受けた。
これで解決したかのように思えた10年前の事件(4.22事件)
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基本的にお話の展開がゴチャゴチャしてなく簡潔に書かれているのですごく読みやすいです。
ミリタリーや軍隊物好きにはたまりません!
感想ありがとうございます。自衛隊や警察などをモチーフに独自に組織を作ってストーリーを書いているのでできるだけ読者の方々に早くストーリーに馴染んで貰えるよう組織などの説明には最大限力を入れてます‼️