ULTIMATE〜season34(2180)CONNECT 最愛の君と

〓Mr.鷹党〓

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ULTIMATE〜CONNECT 最愛の君と

ULTIMATE〜CONNECT 最愛の君と 第7話

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主要登場人物一覧
喜多将吉(22)…9代目主人公 警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
来島美乃(21)…ガルシア島住民
小野村雄大(48)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班長 3等隊尉
窪塚遥也(22)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
宮沖翔平(32)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 小隊長 1等士官
仲原賢都(39)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 3等士官
眞木淳(22)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
湊都孝輔(20)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
登梨昌磨(20)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
廣島陵斗(19)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 2等隊士
倉持英仁(40)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 機長 士官長
松前幸弥(30)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 副操縦士 3等士官
岡部智昭(50)…警衛庁航空科長 1等将士
相模恭介(56)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 1等隊尉
上倉翔汰(25)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 3等隊尉
沖矢蒼真(43)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚長 3等将士
笹本親宜(58)…警衛庁10代目 幕僚総監
HYOKEI(48)…自警団 団長
RUKIYA(19)…自警団 副団長

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………………
「おら、もうお前は終わりなんだよ。」
そう怒鳴ると男はよこたわる窪塚に蹴りを入れた。
「こいつ動いてねーぜ?死んだんか?」
「な訳ねーだろ。警衛官だろ?こんなんで死ぬようなやつじゃねーよな?笑」
そう言いながら男は窪塚の頭を鷲掴みにした。
「通りかかっていきなり襲いかかる。お前らこれが自警団なんか?意味わかってんのか?」
窪塚が言うと男は近くにあったビール瓶で顔面を殴った。
「知らねーし、とりま警衛官見つけたら片っ端からやれって言われてんだよ。大人しく死んでもらったらいいんだよ」
そう言いながら男は窪塚の頭を踏みつけた。
「そろそろ終わるか?」
そう言いながら1人の男がやってきた。
「お疲れ様です。KANMUさん。どうしましょう?」
「あ?どうしましょうってなんだよ。殺せって言ってんだろ?殺れよ。さっさと」
そう言うとKANMUは煙草を近くに吐き捨てると落ちていたビール瓶を拾った。
「これで俺は天下だ。RUKIYAなんぞ若造にトップ2任せるほど落ちこぼれてねーってところ見せつけてやんよ」
そう言うとKANMUは近くの車の窓を割った。
「じゃあそろそろやっちゃうか」
そう言うと男は拳銃を構えた。
「くそが、そんな簡単に殺られるような俺じゃねーんだよ」
そう呟くと窪塚はその場に立ち上がると男を睨みつけた。
「まだ立てんのかよ。やるじゃんか」
「うるせー、舐めんなよ。」
窪塚は男を殴り飛ばすと拳銃を奪いそのままもう1人の男に銃口を向けた。
「おら、こっち忘れてんだよ」
そう叫ぶとKANMUは窪塚を蹴り飛ばした。
飛ばされた窪塚は近くの車に体を強くぶつけた。
「あのさ、総合力だとまーそれなりの力あるんだろうけど個々の力は底辺って俺知ってんだぜ?笑 税金泥棒って本土ではすんげー叩かれてんだろ?」
そう言いながらKANMUは窪塚に何度も蹴りを入れた。
「やめてー」
そう叫びながら美乃がやってきた。
「RUKIYAの姉貴じゃねーかよ。何しに来たんだ?あ?」
そう言うとKANMUは美乃を蹴り飛ばした。
「よく見たらお前美人だな?」
「やめてよ。」
「俺がそんな変態に見えんのかよ」
そう言いながらKANMUは美乃の顔面を数発、平手打ちすると拳銃を投げつけた。
「こいつを殺れ。窪塚っていう兵隊だ。殺らなきゃお前の頭吹き飛ばすからな?」
KANMUは、にやけながら拳銃を構えた。
「早くやれや。3。2~」
KANMUは顔を真っ赤にして叫び続けた。
次の瞬間、警棒が飛んできた。
「いって、」
KANMUは背中を抑えながらその場に倒れた。
「大した事ねーじゃん。」
そう言いながら仲原はKANMUを踏みつけた。
「な?お前ら例の自警団か?あ?」
「離せや、」
そう叫ぶとKANMUは持っていた短刀で仲原の足を切りつけた。
「反撃にしてはいいところついてんじゃん」
そう言いながら仲原はその場に倒れた。
「うるせーよ。こっちは本気だ。ぶちのめしてやる」
KANMUは倒れた仲原に拳銃を向けた。
それを見て車から急いで降りた喜多はすかさずKANMUを飛び蹴りで倒した。
そしてそのまま馬乗りになるとKANMUの胸ぐらを掴んだ。
「自警団にもまともな奴と、頭のネジ離れたきちがいがいんだよな。お前はそのきちがいだよな?」
そう怒鳴ると喜多はKANMUのみぞおちに膝蹴りを入れた。
「ぐはっ」
KANMUはその場に血を吐いた。
「仲原さん。大丈夫すか?」
喜多はKANMUから離れると倒れた仲原に駆け寄った。
「こんなの擦り傷だよ。それよりその女性保護したれ。」
「わかりました」
そう言うと喜多は美乃のもとに駆け寄った。
しばらくして警務隊員と衛生科隊員が駆けつけてきた。
「大丈夫か?」
「喜多さん。」
「何があった?詳しく話せるか?」
「私も訳分からなくてあの人は、KANMUって言って、自警団の幹部の人です」
「RUKIYAの部下って事か?」
「弟が関与してるなんてそんな事は無いと思うんですけど」
「後は我々に」
後ろから声をかけられ喜多は警務隊員らに一礼した。
「お願いします」
喜多が言うと警務隊員らは美乃の両脇についた。
「これからどうなるんですか?」
「簡単な事情聴取とそれが終わりましたら、怪我の治療もと考えてます」
そう言いながら1人の警務隊員は美乃の肘にあった擦り傷に目をやった。
その日の夜
基地を後にしようとする美乃に基地警備の応援で警戒要員に指定された喜多は外周警戒途中に声をかけた。
「大丈夫だった?」
「はい。何とか」
「それは良かった。」
「窪塚さんは?」
「彼も何とか一命を取り留めたよ。KANMUだっけ?犯人は明日、本土に身柄を移送するらしい」
「なるほど。あんな人が時々いるんです。自警団。」
「外様を殺るってやつだろ?聞いたよ。」
「元々この島、天湾の領土で、日本人を嫌う風習が古くからあったみたいで」
「まー現地の人らはそうなるよな。警衛隊はこの島に侵攻してきたって本土でもそんな声多いから。日本人がそう思ってるんだったらそりゃあ現地の人はどうなんだって話だよな。」
「うちの弟もそうだったんです。最初は。でも不器用だからそうは見えないかもしれないですけど、警衛隊が来るって、決まった時はもう凄い喜んでて、自警団の負担も少しは減るって。でも不器用だから、」
「上層部が言ってる武装集団が自警団なのかそれとも別の新たな組織なのか。それを調べるのが自分たちの任務なんで。それが自警団であった場合は全力で潰しにかかります。でもそれが新たな組織立った場合は、私は自警団と協力してこの島を守り抜く事が大事だと考えてるんで、RUKIYAみたいな考え持ってる人が居てくれるってわかっただけでも心強いよ」
そう言うと喜多は美乃に目線を合わせるようにして少し体勢を低くした。
「あなたの故郷は私が必ず守ります。」
喜多が言うと美乃は少し顔を赤らめた。
それを見て喜多は軽く微笑んだ。
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