ULTIMATE〜BATTLE 瑞光無き驀進(2213)SECRET 邦家の秘匿

〓Mr.鷹党〓

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ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿

ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第1話

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2213年2月、日本海沖で海上科部隊による訓練中、艦艇2隻が民間船と衝突する事故があった。これによる負傷者は警衛隊、民間含め2桁に上り、駆けつけた海上保安庁、警衛隊 消防科部隊による救助活動が行われた。
しかし、8名の死傷者を出す結果に終わり、警衛隊はマスコミを含め多くの国民から非難を買うことになった。これに対して幕僚総監の籐洲はすぐに謝罪。そして水難救助の更なる高みを実現させるため、海上科に新たに機動特殊潜水隊を、航空科に航空救難群を新たに発足させた。
陸上科目、航空科、消防科、海上科、特殊科から選抜された隊員らから選抜され米軍救難隊を招き、約半年間による研修訓練を実施。
8名の脱落が出たものの、研修訓練を乗り越え同日に両部隊は8月を持って、正式に運用を開始され、機動特殊潜水隊は札幌、 仙台、横浜、名古屋、神戸、広島、高知、博多、那覇に、航空救難群は札幌、仙台、横浜、長野、奈良、広島、松山、博多、那覇に駐屯地を設置した。
また、2213年7月出入国在留管理庁に所属していた入国警備官は長年による人手不足などの影響により防衛省を通じて警衛隊に併合され各空港に駐屯地が設置され、日本の水際となる空港のセキュリティーを一括管理する事により警衛隊は更なる本土防衛が実現出来ると意気込みを述べた。

主要登場人物一覧
赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉
東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉
籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監
能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士
新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「失礼します。機動特殊潜水隊、航空救難群の両部隊の運用計画書をお持ちしました。航空科 入国管理部隊の運用計画書につきましては明日、航空科から来るそうです」
第1秘書官の東奥 1等隊尉はそう言うと持っていた封筒を机の上に置いた。
「そこらに置いといてくれや」
幕僚総監の籐洲が言うと東奥は一礼した。
「おいお前さ、そんなに気張るなよ。なんか固いよな」
そう言いながら籐洲はその場に立ち上がった。
「すいません」
東奥が言うと籐洲は軽く笑った。
「前の秘書官覚えてるか?」
「皇山 2尉ですよね?」
「そうだ。前任の総監から皇山を残しておくように言われたがあいつはどうも固くてな。性にあわんかった」
「だから第2秘書官に降格、ですか?」
「そうだ。不思議か?」
「え?あ、いえ」
「だからお前もそんなに固くなってると俺に飛ばされるぜ?今空いてるのはもう居ないのか。となると幕僚勤務じゃなくなるかもな」
「ちょっと待ってください。俺はまだここに来て1年も経ってないです」
「そうだよな笑 去年まで西部方面隊にいたんだろ?」
「はい。訓練運用幹部をしてました」
「なるほど。それなら運用は得意って訳か?」
「え?まーそれなりにですかね。運用科程ではありませんが」
「わかってるよ笑」
そう言うと籐洲は1枚の紙を机の上に置いた。
「今、駐屯科からジブチ駐屯地の再建に向けて部隊を出したいと要望事項書が届いててな」
「去年、襲撃されたんでしたっけ?」
「そうだよ。新日本交戦規定ってのに違反して何人か首が飛んでたな。まぁその駐屯地再建に向けてのプロジェクトをだ、君に任せてみようかなと思ってる。運用経験あるんだろ?」
「経験はありますが、その部隊を動かすというよりは私がしてたのは訓練の運用でして、年間スケジュールで定められた日数から弾薬などの数を掌握して射撃訓練などを決めるものでして、なんと言いますか」
「規模が違いすぎると言いたいんだろ?お前は」
「え?そ、そうですね」
「ま、そう言うだろうと思って既に呼んであるよ。助っ人」
「助っ人ですか?」
東奥が言うと部屋に東部方面隊 方面総監の能 1等将士が入ってきた。
「東部方面隊 方面総監の能 1等将士だ」
籐洲が言うと東奥はその場で軽く敬礼した。
「第2秘書官の東奥 1尉です」
「彼はちょっと固いところがある。が、まー使える奴だとは思ってる。いい感じにこき使ってやれ」
籐洲が言うと能は軽く頭を下げた。
「じゃあ、行こうか」
能に言われ東奥は軽く一礼し歩き出した。
部屋を出ると能はすぐに口を開けた。
「東奥 1尉は入隊年度いつなんだ?」
「13年目ですかね。2200年入隊だったと記憶しております」
「2200年か。どうだ?警衛隊は」
「はい。勉強する事が多くて。日々勉強って感じで。忙しいです」
「昇任試験の勉強でもしてるのか?」
「いつかは総監になりたくて。今からって感じで」
「なるほど。なら、これは覚えとけよ?出世したいんだったら×を○、○を×と言えることになることだ」
「は、はぁー」
「ま、要するに自分を殺せということだな。あまり自分を生かしておけば出世は遠のくと思っておけ」
「わかりました」
そんな事を話しながら東奥達は地上駐車場に停めてある黒のセダンにたどり着いた。
能の姿を見るなり運転席から1人の男が降りてきた。
運転担当の隊員だ。
ドアが空くと中には、後部座席に1人の男が座っていた。
「紹介するよ、新濱 3将。東部方面隊で副総監やってる」
能が言うと東奥は軽く目を見開いた。
「に、新濱さんって言いました?まさか前任の」
東奥が言うと新濱は見ていた資料をその場に置きながら東奥の顔に目をやると軽く笑った。
「そうだよ笑 君は?」
「幕僚総監第1秘書官の東奥 1尉です。よろしくお願いします」
東奥が言うと新濱は軽く頷いた。
「君が今の第1秘書官なのか。皇山という男を知ってるか?」
「あ、はい。第2秘書官やってます」
「そうか。今は第2か。約束を反故にされたみたいだな」
新濱が呟くと東奥は軽く頭を下げた。
その後、東奥らを乗せた車は東部方面隊の本部がある市ヶ谷駐屯地に向かった。
市ヶ谷駐屯地に着くと、運転手はそのまま奥の建物に向け車を動かした。
「これから、ジブチ駐屯地再建に向けた部隊派遣に関する取り決めを行う。が、お前はどう思ってる?東部方面隊で出来ると思うか?」
能に聞かれ新濱は軽く首を捻った。
「難しいかなと思います。方面隊検閲で東部方面隊は最下位でした。部隊としての力、個々の力は1番負けてるのが東部方面隊だと感じました」
「同意見だよ。そうだよな。ついでに1位は近畿方面隊みたいだな」
能が言うと東奥は軽く手を上げた。
「なんだ?」
能に言われ東奥は即答した。
「その、もし東部方面隊がしないとなると、あなた方はどうされるのですか?」
「そうだな。新濱、お前はどこの方面隊が1番ふさわしいと思う?この若造に答えてやれ」
「そうですね。近畿方面隊ですかね。彼らの方が1枚2枚上手なのは確かです。任せるとしたら彼らで決まりなのでは無いかと」
「という事だ。東奥わかったか?」
「は、はい。そうなると、今から我々がする事はなんなんでしょうか?」
「そうだな。近畿方面隊に出張行くか」
能の言葉に東奥はすぐに耳を疑った。
「な、何を言ってるのですか?わかってます?伊丹ですよ?ここから伊丹なんて」
東奥が呟くと新濱は軽く腕を組んだ。
「ま、それが正解みたいっすね。多分」
「え、」
東奥は新濱に目をやった。
「とにかくそうと決まればヘリポートだな。航空科に連絡。すぐに飛ばせるように連絡しといてくれ」
能が言うと運転手は軽く頭を下げた。
「ま、マジすか。これから行くんすね。伊丹まで」
東奥がそう呟くと能は軽く笑った。
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