ULTIMATE〜BATTLE 瑞光無き驀進(2213)SECRET 邦家の秘匿

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ジブチ共和国 ルシウト小学校 偵察派遣

ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第16話

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主要登場人物一覧
赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉
東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉
籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監
能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士
新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士

階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「00こちら01.応答願う」
無線を送り続ける中、芦澤はジブチ駐屯地の部隊から何も無線の応答が来ないことに軽く焦りを見せていた。
「なんで、無線の応答こないんですかね」
垣内が聞くと芦澤は持っていた無線機をその場に置きながら言った。
「妨害電波でも流されてんだろ。これじゃあ部隊を動かすとか無理難題だ。本部と連携取れない集団に何が出来ると思う?」
芦澤が話していると部屋に1人の男が入ってきた。
「運用科 教養指導室の栗阪 3等士官と言います。噂で耳にしてました。駐屯科の方ですか?」
「東部地区警務中隊 刑事第1小隊の芦澤 2等士官だ。教育支援ってやつか?ここに来てるのは」
「そうですね。はい」
「何人派遣されてる?」
「えーっと自分含めて、民間採用の人が20人で我々警衛官は15名ですね」
「35人か。とりあえず児童の行動を全て規制しろ」
「え?」
「何百人って数の児童を守るなんて俺には無理だ。わかったか?」
「分かりました」
「それと、長はどこに?」
「あ、それなら教養指導室 理事官の村上 1尉が今、職員室にいるのかなと」
「そうか。ならその理事官さんに言っておいてくれ。これからは地区警務中隊の芦澤っていう奴が指揮する事になるって」
「分かりました」
栗阪がその場から去ると芦澤は軽くため息を吐いた。
「どうします?これから本部とも無線が繋がらないって」
垣内に言われ芦澤は何度も頷きながら窓の外に目をやった。
「多分、人質にとった連中は日本人村を襲った連中だろうな。これでわかったな。日本人に対しての恨みがあるって。村ではなく、日本人そのものが嫌いなようだ。あいつらは」
そう呟くと芦澤は部屋から飛び出した。
「芦澤さん」
垣内もすぐに追いかけるようにして部屋から飛び出した。
外に出ると芦澤は周囲に目をやった。
「どうしたんすか?いきなり走って」
「すぐ横がジブチ駐屯地だろ?そこに知らせが届くようにする。お前も手伝え」
「わ、わかりました」
垣内が言うと芦澤は校庭に向かって走り出した。
校庭に着くと、旗ポールを見つけそのまま旗ポールのもとに駆け寄った。
「垣内、揺らせ」
「え?」
「旗ポールを揺らすんだよ。原始的だって思ったろ?でも今はこれしか無いんだ」
そう言うと芦澤はそのまま旗ポールに全体重を掛け揺らし始めた。
「垣内、お前も早くしろや」
芦澤に怒鳴られ垣内は慌てて旗ポールを揺らした。
「こんなので異変伝わりますか?」
「これしかねーんだよ。手段は黙って揺らし続けるんだ。これしか無いんだから」
その頃
ジブチ駐屯地では偵察に行った芦澤らから連絡が来ないのを不審に思い、無線傍受担当に指名されていた青村は何度も無線を送っていた。
「01こちら00.応答せよ」
「なに?無線が通じねーのか?」
澤田に声をかけられ青村は軽く返事した。
「ずっとですよ。おかしいっすよね」
「オンボロだからな。無線機」
そう言いながら澤田は無線機を叩いた。
「どうすれば?」
「どうすれば?って聞かれてもやるしかねーだろ。んなもん。継続力だよ。ばーか」
澤田が言っていると部屋に入ってきた1人の隊員が横の小学校で揺れる旗ポールを指さしながら何かを喋っていた。
それを聞いてまた数人の隊員が窓に釘付けになるようにして見入っていた。
「ん?」
澤田は青村に目をやりつつコーヒーの入った紙コップを片手に窓の外に目をやった。
「旗ポールか?あれ。なんか揺れてんな」
澤田が呟くと青村もすぐに景色に目をやった。
「今日はそこまで風吹いてないですよね」
青村が言うと澤田は軽く首を傾げながらコーヒーを1口飲んだ。
「とりあえず、浅木だっけ?指揮官役に伝えねーとな」
「皇山さんっすよ。第2秘書官の」
「あー。誰でもいいけど」
そう呟くと澤田は青村と共に部屋から出て行った。
「お前、何ついてきてんだよ。無線の担当だろ?お前」
「持ってきてますよ。ほら」
そう言うと青村は手に持っていた無線傍受機を見せた。
「馬鹿じゃん。んなもん持って笑」
そう言いながら澤田は飲み終えて空になった紙コップを握りしめた。
数分後
皇山ら主要指揮幹部隊員達がいる談話室に着くと澤田と青村は軽く頭を下げた。
「どうした?」
今西が聞くと皇山は席から立ち上がった。
「失礼します。無線傍受担当を任されてます、青村 2等士官でありますが、偵察部隊から無線の応答がなく、不審に思っていた中、横にあります小学校の旗ポールが揺れてるのが目に入りご相談に参りました」
「旗ポール?」
そう言いながら貴内はソファーから立ち上がった。
「旗ポールですか。それが揺れていた?」
皇山が聞くと青村は返事した。
「旗ポールだけだと、異常を感知したというのは難しいっすよね?」
今西が聞くと皇山は軽く頷いた。
「一度、調査派遣するのはどうですか?」
浅木の言葉に皇山は軽く頷きながら口を開けた。
「それでいきましょう。調査部隊をすぐに編成し小学校に派遣します。これで」
「分かりました」
そう言い青村が頭を下げた時、澤田が口を開けた。
「調査とかそんなん言ってる段階なんすかね」
「なに?」
今西が言うと澤田は軽く声を荒らげた。
「旗ポールが揺れてる。連絡がつかない。異常条件は揃ってると思うのは自分だけなのかなと思って。調査部隊となると、武器は携行させないという事ですよね?そんなんで被害が出たら情けないでしょ?」
「なら、どうしろと?」
皇山が聞いた。
「芦澤は仕事サボりがちの奴すけど、連絡取れないなんてのは有り得ない。それにあいつは何かあればがむしゃらに手段を選ばずやる男なんです。旗ポールが揺れてるのも何か理由があるのでは無いかなと思ってしまうんすよ。すいませんね。勘ってやつなんで信ぴょう性とか、んなもん無いんすけどね笑」
「その勘、信じてみてもいいんじゃないんですかね?」
浅木の言葉に澤田は浅木に目をやった。
「いや、芦澤 2等士官とは関係値深い奴が言ってる事です。だから信ぴょう性は高いんじゃないかなって。別にここで主力部隊を派遣したところで何も無ければ帰ってきたらいいだけだし。何かあればそのまま応戦すればいいだけ。別にそれだけの話でしょ?」
浅木が言うと皇山は浅木に目をやった。
「主力部隊か。しかし、異常が起きていたとして、その原因も何もかも分からないところに主力部隊を出すのは危険過ぎではないか?と思います。何のための偵察なのか」
「偵察が機能してない今、それ言うんすか?」
澤田が怒鳴ると浅木は澤田に目をやった。
「確か、1等士官ですよね?あなた」
「そうすけど」
澤田が言うと浅木は皇山に目をやった。
「1等士官なら、分隊作戦決定権を有してます。主力部隊が無理なら彼に分隊指揮を任せるのも1つの手かと」
「わかった。それで行こう。澤田 1等士官。あなたに分隊をお渡しします。失敗なく帰還してきてください。武器携行につきましては、第2種とします。頭に入ってますね?第2種 武器携行一覧です」
「小銃、防弾チョッキ、防弾盾、プロテクター、鉄帽、防弾サングラスでしたっけ?」
「そうです。それでよろしくお願いします」
皇山が言うと澤田は軽く頷きその場を後にした。
「し、失礼いたしました」
そう言うと青村もその場を後にした。
「本当に良いのかよ。部隊なんか勝手に出して」
今西が言うと浅木は腕を組みながら口を開けた。
「規律違反、規則違反?んなもん受けて仲間を助けれるんだったら安いダメージでしょ」
浅木の言葉に皇山は軽く笑った。
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