6 / 11
警衛隊 装備品横流し事件
ULTIMATE〜CONNECT 最愛の君と 第5話
しおりを挟む
主要登場人物一覧
喜多将吉(28)…9代目主人公 警衛庁航空科 航空科教育隊 班長 3等士官
来島美乃(27)…警衛庁民間採用事務員
来島琉季弥(25)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班付 2等隊士
佐脇江澄駕(22)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班付 隊士長
立塚恭士郎(22)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班付 隊士長
前倉蒼(33)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班長 2等士官
今西遙駕(26)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班長 3等士官
伊村零也(21)…警衛庁 西部方面隊 西部地区警務中隊所属 隊士長
小塚崇(25)…警衛庁 西部方面隊 西部地区警務中隊所属 隊士長
保科雄(40)…警衛庁 西部方面隊 西部地区警務中隊長 2等隊尉
小野村雄大(54)…警衛庁航空科 航空科教育隊長 2等幹士
窪塚遥也(28)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 3等士官
宮沖翔平(38)…警衛庁航空科 指令本部 主任総括官補佐 士官長
仲原賢都(45)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 小隊長 1等士官
眞木淳(28)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 隊士長
湊都孝輔(26)…警衛庁航空科 航空科教育隊 教務部 人事運用幹部 2等隊尉
登梨昌磨(26)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
倉持英仁(46)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 機長 士官長
松前幸弥(36)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 副操縦士 2等士官
相模恭介(62)…警衛庁幕僚官房室 事務官 1等幹士 (定年延長)
藤浦恭介(25)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
原口皓太(24)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 2等隊士
寺塚篤信(53)…警衛庁航空科長 将補
森木翔哉(33)…警衛庁 幕僚官房室 事務次官 1等隊尉
清田幸隆(41)…警衛庁警務大隊理事官補佐官 2等隊尉
千景将(31)…警衛庁警務大隊 地区警務隊 統括管理官 士官長
北倉勇斗(33)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 1等隊尉
上倉翔汰(31)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 1等隊尉
沖矢蒼真(49)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊 小隊長1等将士
奥木奨真(25)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊 小隊主任 2等隊尉
千景遥暢(55)…警衛庁西部方面隊 総監 幕僚補
大岸智晴(55)…警衛庁12代目 幕僚総監
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………………
2186年7月28日
警務隊からの応援要請を受け警視庁は警衛庁に約50人の警察官を派遣。警視庁内にも捜査本部を設置した。
「本隊がか?」
「みたいです」
警視庁の介入を知った清田は千景から情報を聞くなり軽く頷いた。
「ならこの西方の派遣も終わるってことか?」
「どういう理屈ですか?」
「本隊の重要ポストが2人もいないのは問題だろ?」
「それもそうですね」
「すぐに確認取れるか?」
「わかりました」
千景が部屋から出ていくと清田は近くの椅子に腰かけた。
その時、1人の警務隊員が部屋に入ってきた。
「自供しました。」
「村上だっけか?」
「はい。」
「そうか。村上といい、佐脇といい。こいつら航空教育隊の連中だもんな」
「そうですね」
「叩くか」
そう呟くと清田は席から立ち上がり電話をかけた。
その頃
警衛庁では、幕僚官房室からの承諾を受け民間採用で採用された事務員およそ1300人の履歴書の調査業務を行っていた。
「応援で来ましたー。」
そう言いながら眞木と窪塚がやってきた。
「お、来たか。この履歴を全て分けて欲しい。」
沖矢に言われ眞木は欠伸を抑えながら聞いた。
「分けるってどういう風にすか?」
「エルセヴァン共和国出身者とそうで無い者にだ」
「エルセヴァン?」
眞木が呟くと森木が口を開けた。
「拘束した隊員にはある事柄が共通していたんだ。エルセヴァン共和国出身者っていうことだ。要するにガルシア島出身者って事だ。」
「ガルシア島出身者?」
そう言うと窪塚は眞木に目をやった。
「眞木もガルシア出身者っすよ?」
窪塚が言うと眞木は窪塚のみぞおちに蹴りを入れた。
「あはは、こいつ冗談を、」
眞木が言うと森木はパソコンを操作しながら喋った。
「君がガルシア出身者っていうのは知ってるよ。調査済みだ。それで問題は無いと幕僚官房室が判断した。」
「ほら、な?言ったろ?」
眞木が言うと森木は横に置いてあったコーヒーを飲みながら続けた。
「なんで嘘をついたかは知らんが、これから行う事に関しては嘘偽り一切ない様に心がけて欲しい」
「あ、も、もちろん。はい」
眞木が言うと窪塚は軽く笑った。
「じゃあやるか。」
そう言いながら眞木は椅子に腰かけた。
「お前、パソコンとかいじれんの?」
窪塚に言われ眞木は窪塚の足を踏みつけた。
「お前こそ出来んのかよ。頭悪いお前が」
「あ?なんだと?」
眞木と窪塚が言い合いをしているのを目にし近くにいた倉持が2人の頭を叩いた。
「え、なんで倉持さんが?」
眞木が聞くと倉持はため息をつきながら喋った。
「俺も応援で入ってるんだよ。事務員だと1300人か。これが技術職採用者、再雇用採用者も含めると8000は行くな」
「は、は、8000すか?」
窪塚が言うと倉持は頷いた。
「それを全て調べ出すってなったらそれなりに人がいるからな。」
「まじかよー。だりーって」
眞木が言うと原口と藤浦がやってきた。
「は?なんでお前らが?」
眞木が聞くと藤浦が答えた。
「命令っすよ。航機(航空機動隊)も業務停止食らってるんで、暇なんすよ。だから全面的に捜査に協力しろって宮沖さんが」
「そっか」
眞木が言うと2人はそのまま森木のもとに向かった。
「そっか。あいつが指揮官なんか」
眞木が呟くと窪塚は森木に目をやった。
「みたいだな」
「つかさ、喜多の野郎はこねーのかよ。あいつらも業務停止食らってんだろ?」
眞木が聞くと窪塚は軽く首を捻った。
「いやぁムズいんじゃねーんかな?」
「なんで?」
「いや、だって、聞いた話だから信ぴょう性とかわかんねーけど、航空教育隊の関係者は全員、警務隊からの取り調べ受けるとからしいぜ」
窪塚が言うと眞木は口を開けた。
「まじかよ。」
「そんな事よりさ仕事やれよ。なー」
「お、おー。そうだな」
そう言うと眞木はパソコンに目をやった。
「そろそろ終わったな。」
そう言うと今西は席から立ち上がると背中を伸ばした。
「記者会見もう終わるだろ。このまま会見場の掃除やんぞ」
湊都が言うと喜多は軽く欠伸を抑えながら席から立ち上がった。
「俺は、教育隊長の心身を元に戻さねーといけねーから俺は離脱する。あとは頼んだぞ」
そう言うと湊都は部屋を後にした。
「なんかずるいな。な?」
立塚は近くにいた同期の班付に聞いた。
「まー結構、攻められてたもんな。マスコミに。仕方ねーよ。俺だったら死にたくなるな。あんなに言われたら。これであれだろ?テレビとかに顔出されんだろ?まるで、小野村さんだけが責任あるかのように」
前倉が言った。
「確かに、それならメンタルケア必要か」
今西が呟くと前倉は頷いた。
「だろ?」
「そうっすね笑」
「じゃあ行くか」
そう言い前倉がドアを開けた時、目の前にMPの腕章をつけた男たちが集まっていた。
「警務隊?」
前倉が呟くと清田が口を開けた。
「お前ら航空教育隊から2人、検挙者が出た。装備品の窃盗。これは、国家防衛を著しく妨害する最低行為だ。」
「だからなんすか?俺らは関係ないでしょ」
今西が言うと保科が前に出てきた。
それを見て清田は軽く頭を下げ後ろに下がった。
「んな事言えんのも今のうちだ。航空教育隊関係者、全員に取り調べを行うことが決まった。全員の無実が確実になるまで全員、拘束させてもらう。異論は認めんからな」
「いやいや、急すぎでしょ」
そう言い今西が警務隊員を睨みつけると保科は笑いながら今西の胸ぐらを掴んだ。
「生意気なガキ。失せろや」
「あ?」
「反抗すんだったら、規律違反で捕まえたろか?」
「ふざけんなよ」
「なら素直にいろよ」
そう言うと保科は今西の胸ぐらから手を離した。
「ちゃっちゃっとやれや。早く」
後ろで突っ立ていた警務隊員に保科が怒鳴った。
警務隊員らは喜多らをそのまま駐車場へと誘導した。
同じ頃、教育隊長室にも警務隊員らが集まっていた。
「何が起きてるんだ?」
教育隊長室に来た千景を見て小野村が聞いた。
「教育隊長という身分にあられる方をこの様に扱うのは心苦しいですが、お願いします。上の決定事項ですので。無実が証明され次第釈放を考えてますので。」
そう言うと千景は頭を下げた。
「そうか。協力しない訳には行かないからな。学生の教育もある。早く再開させてくれよ。思うがままに調べてくれ」
小野村が言うと千景は再び頭を下げ後ろにいた警務隊員に小野村を拘束するように指示を出した。
「すげーな。総動員だぞ」
隊舎から警務隊員らに連れられ出てくる教官らを見ながら小塚が呟いた。
「身内だからってさすがに好き勝手しすぎなんじゃないすか?」
伊村が言うと小塚は軽く笑った。
「お前もそれに加担してんだよ。それを忘れんな」
そう言うと小塚は車に乗り込んだ。
喜多将吉(28)…9代目主人公 警衛庁航空科 航空科教育隊 班長 3等士官
来島美乃(27)…警衛庁民間採用事務員
来島琉季弥(25)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班付 2等隊士
佐脇江澄駕(22)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班付 隊士長
立塚恭士郎(22)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班付 隊士長
前倉蒼(33)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班長 2等士官
今西遙駕(26)…警衛庁航空科 航空科教育隊 班長 3等士官
伊村零也(21)…警衛庁 西部方面隊 西部地区警務中隊所属 隊士長
小塚崇(25)…警衛庁 西部方面隊 西部地区警務中隊所属 隊士長
保科雄(40)…警衛庁 西部方面隊 西部地区警務中隊長 2等隊尉
小野村雄大(54)…警衛庁航空科 航空科教育隊長 2等幹士
窪塚遥也(28)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 3等士官
宮沖翔平(38)…警衛庁航空科 指令本部 主任総括官補佐 士官長
仲原賢都(45)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 小隊長 1等士官
眞木淳(28)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 隊士長
湊都孝輔(26)…警衛庁航空科 航空科教育隊 教務部 人事運用幹部 2等隊尉
登梨昌磨(26)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
倉持英仁(46)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 機長 士官長
松前幸弥(36)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班 操縦要員 副操縦士 2等士官
相模恭介(62)…警衛庁幕僚官房室 事務官 1等幹士 (定年延長)
藤浦恭介(25)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 1等隊士
原口皓太(24)…警衛庁航空科 航空機動隊 第1陸上要員班所属 2等隊士
寺塚篤信(53)…警衛庁航空科長 将補
森木翔哉(33)…警衛庁 幕僚官房室 事務次官 1等隊尉
清田幸隆(41)…警衛庁警務大隊理事官補佐官 2等隊尉
千景将(31)…警衛庁警務大隊 地区警務隊 統括管理官 士官長
北倉勇斗(33)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 1等隊尉
上倉翔汰(31)…警衛庁運用科 部隊統括幕僚 1等隊尉
沖矢蒼真(49)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊 小隊長1等将士
奥木奨真(25)…警衛庁運用科 部隊運用室 第1事後処理調査小隊 小隊主任 2等隊尉
千景遥暢(55)…警衛庁西部方面隊 総監 幕僚補
大岸智晴(55)…警衛庁12代目 幕僚総監
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………………
2186年7月28日
警務隊からの応援要請を受け警視庁は警衛庁に約50人の警察官を派遣。警視庁内にも捜査本部を設置した。
「本隊がか?」
「みたいです」
警視庁の介入を知った清田は千景から情報を聞くなり軽く頷いた。
「ならこの西方の派遣も終わるってことか?」
「どういう理屈ですか?」
「本隊の重要ポストが2人もいないのは問題だろ?」
「それもそうですね」
「すぐに確認取れるか?」
「わかりました」
千景が部屋から出ていくと清田は近くの椅子に腰かけた。
その時、1人の警務隊員が部屋に入ってきた。
「自供しました。」
「村上だっけか?」
「はい。」
「そうか。村上といい、佐脇といい。こいつら航空教育隊の連中だもんな」
「そうですね」
「叩くか」
そう呟くと清田は席から立ち上がり電話をかけた。
その頃
警衛庁では、幕僚官房室からの承諾を受け民間採用で採用された事務員およそ1300人の履歴書の調査業務を行っていた。
「応援で来ましたー。」
そう言いながら眞木と窪塚がやってきた。
「お、来たか。この履歴を全て分けて欲しい。」
沖矢に言われ眞木は欠伸を抑えながら聞いた。
「分けるってどういう風にすか?」
「エルセヴァン共和国出身者とそうで無い者にだ」
「エルセヴァン?」
眞木が呟くと森木が口を開けた。
「拘束した隊員にはある事柄が共通していたんだ。エルセヴァン共和国出身者っていうことだ。要するにガルシア島出身者って事だ。」
「ガルシア島出身者?」
そう言うと窪塚は眞木に目をやった。
「眞木もガルシア出身者っすよ?」
窪塚が言うと眞木は窪塚のみぞおちに蹴りを入れた。
「あはは、こいつ冗談を、」
眞木が言うと森木はパソコンを操作しながら喋った。
「君がガルシア出身者っていうのは知ってるよ。調査済みだ。それで問題は無いと幕僚官房室が判断した。」
「ほら、な?言ったろ?」
眞木が言うと森木は横に置いてあったコーヒーを飲みながら続けた。
「なんで嘘をついたかは知らんが、これから行う事に関しては嘘偽り一切ない様に心がけて欲しい」
「あ、も、もちろん。はい」
眞木が言うと窪塚は軽く笑った。
「じゃあやるか。」
そう言いながら眞木は椅子に腰かけた。
「お前、パソコンとかいじれんの?」
窪塚に言われ眞木は窪塚の足を踏みつけた。
「お前こそ出来んのかよ。頭悪いお前が」
「あ?なんだと?」
眞木と窪塚が言い合いをしているのを目にし近くにいた倉持が2人の頭を叩いた。
「え、なんで倉持さんが?」
眞木が聞くと倉持はため息をつきながら喋った。
「俺も応援で入ってるんだよ。事務員だと1300人か。これが技術職採用者、再雇用採用者も含めると8000は行くな」
「は、は、8000すか?」
窪塚が言うと倉持は頷いた。
「それを全て調べ出すってなったらそれなりに人がいるからな。」
「まじかよー。だりーって」
眞木が言うと原口と藤浦がやってきた。
「は?なんでお前らが?」
眞木が聞くと藤浦が答えた。
「命令っすよ。航機(航空機動隊)も業務停止食らってるんで、暇なんすよ。だから全面的に捜査に協力しろって宮沖さんが」
「そっか」
眞木が言うと2人はそのまま森木のもとに向かった。
「そっか。あいつが指揮官なんか」
眞木が呟くと窪塚は森木に目をやった。
「みたいだな」
「つかさ、喜多の野郎はこねーのかよ。あいつらも業務停止食らってんだろ?」
眞木が聞くと窪塚は軽く首を捻った。
「いやぁムズいんじゃねーんかな?」
「なんで?」
「いや、だって、聞いた話だから信ぴょう性とかわかんねーけど、航空教育隊の関係者は全員、警務隊からの取り調べ受けるとからしいぜ」
窪塚が言うと眞木は口を開けた。
「まじかよ。」
「そんな事よりさ仕事やれよ。なー」
「お、おー。そうだな」
そう言うと眞木はパソコンに目をやった。
「そろそろ終わったな。」
そう言うと今西は席から立ち上がると背中を伸ばした。
「記者会見もう終わるだろ。このまま会見場の掃除やんぞ」
湊都が言うと喜多は軽く欠伸を抑えながら席から立ち上がった。
「俺は、教育隊長の心身を元に戻さねーといけねーから俺は離脱する。あとは頼んだぞ」
そう言うと湊都は部屋を後にした。
「なんかずるいな。な?」
立塚は近くにいた同期の班付に聞いた。
「まー結構、攻められてたもんな。マスコミに。仕方ねーよ。俺だったら死にたくなるな。あんなに言われたら。これであれだろ?テレビとかに顔出されんだろ?まるで、小野村さんだけが責任あるかのように」
前倉が言った。
「確かに、それならメンタルケア必要か」
今西が呟くと前倉は頷いた。
「だろ?」
「そうっすね笑」
「じゃあ行くか」
そう言い前倉がドアを開けた時、目の前にMPの腕章をつけた男たちが集まっていた。
「警務隊?」
前倉が呟くと清田が口を開けた。
「お前ら航空教育隊から2人、検挙者が出た。装備品の窃盗。これは、国家防衛を著しく妨害する最低行為だ。」
「だからなんすか?俺らは関係ないでしょ」
今西が言うと保科が前に出てきた。
それを見て清田は軽く頭を下げ後ろに下がった。
「んな事言えんのも今のうちだ。航空教育隊関係者、全員に取り調べを行うことが決まった。全員の無実が確実になるまで全員、拘束させてもらう。異論は認めんからな」
「いやいや、急すぎでしょ」
そう言い今西が警務隊員を睨みつけると保科は笑いながら今西の胸ぐらを掴んだ。
「生意気なガキ。失せろや」
「あ?」
「反抗すんだったら、規律違反で捕まえたろか?」
「ふざけんなよ」
「なら素直にいろよ」
そう言うと保科は今西の胸ぐらから手を離した。
「ちゃっちゃっとやれや。早く」
後ろで突っ立ていた警務隊員に保科が怒鳴った。
警務隊員らは喜多らをそのまま駐車場へと誘導した。
同じ頃、教育隊長室にも警務隊員らが集まっていた。
「何が起きてるんだ?」
教育隊長室に来た千景を見て小野村が聞いた。
「教育隊長という身分にあられる方をこの様に扱うのは心苦しいですが、お願いします。上の決定事項ですので。無実が証明され次第釈放を考えてますので。」
そう言うと千景は頭を下げた。
「そうか。協力しない訳には行かないからな。学生の教育もある。早く再開させてくれよ。思うがままに調べてくれ」
小野村が言うと千景は再び頭を下げ後ろにいた警務隊員に小野村を拘束するように指示を出した。
「すげーな。総動員だぞ」
隊舎から警務隊員らに連れられ出てくる教官らを見ながら小塚が呟いた。
「身内だからってさすがに好き勝手しすぎなんじゃないすか?」
伊村が言うと小塚は軽く笑った。
「お前もそれに加担してんだよ。それを忘れんな」
そう言うと小塚は車に乗り込んだ。
0
あなたにおすすめの小説
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
台風のよる、君ひそやかに、魔女高らかに
にしのくみすた
ファンタジー
【空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!】
台風の夜、魔女はホウキで空を翔け――嵐と戦う!
この街で台風と戦うのは、ホウキで飛ぶ魔女の仕事だ。
空を飛ぶ魔女に憧れながらも、魔法が使えない体質のため夢を諦めたモチコ。
台風の夜、嵐に襲われて絶体絶命のピンチに陥ったモチコを救ったのは、
誰よりも速く夜空を飛ぶ“疾風迅雷の魔女”ミライアだった。
ひょんな事からミライアの相方として飛ぶことになったモチコは、
先輩のミライアとともに何度も台風へ挑み、だんだんと成長していく。
ふたりの距離が少しずつ近づいていくなか、
ミライアがあやしい『実験』をしようと言い出して……?
史上最速で空を飛ぶことにこだわる変な先輩と、全く飛べない地味メガネの後輩。
ふたりは夜空に浮かんだホウキの上で、今夜も秘密の『実験』を続けていく――。
空を飛ぶ魔女たちの、もちもち百合ファンタジー・コメディ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる