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甲府駐屯地 奪還作戦 偵察編
ULTIMATE〜Ground - Force 大地の守り人 第5話
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主要登場人物一覧
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
…………………………………………………………………
「その無線って偵察用のやつじゃんか?」
真城が手に持っている無線機を見て清塚が言った。
「偵察任務で名古屋から派遣されたんだよ。まぁでも、今じゃあ使えねーけど」
「使えない?」
「墜落した時に壊れて」
「あぁー」
「俺以外の人はみんな死んだしな」
「大変だったな」
「てかここから出れんのか?」
「今ここを出ても死ぬだけだぞ。」
阿藤が言うと真城は軽く頷きながらその場に座りこんだ。
その頃
名古屋駐屯地では、警衛庁から電話を受け北丸が偵察無線に何度も無線を送っていた。
「何も応答が無いぞ」
北丸が呟くと近くにいた1人の隊員が北丸に目をやった。
「航空とも連絡が取れません。」
「航空もか?なんかあったんか?」
「機内に何らかの異常事態があったのは事実かと」
「機内か。心配だな」
「連絡、駐屯地とは取れたんですけど偵察に向かった部隊とは連絡が取れないようです」
無線傍受係の隊員から報告を受けるなり佐村は西と沖矢を呼んだ。
数分後
別の会議にいた西と沖矢が佐村のもとにやってきた。
「お呼びでしょうか?」
西が聞くと佐村は軽く頷いた。
「これから前線部隊を名古屋駐屯地に配置する。どうやら甲府に偵察に行ったメンバーと連絡が取れないんだ。向かえるか?」
「自分らが偵察に行くということですか?」
沖矢が聞くと佐村は頷いた。
「既に、警戒監視に当たってる隊員から報告の無戦が入ってる。武装集団の目撃情報だ」
「武装集団のですか?もしかして、新政府軍とか」
沖矢が言うと西はすぐに否定した。
「んなわけが無い。まだ本土に上陸してきたと情報は本隊にはまだ上がってきてないはずだ。」
「いや、でも本隊、本隊って」
「まぁ落ち着けよ。とにかく部隊運用室からも何人か行かせる。部隊の運用に関してはスペシャリストだからな。そいつらに頼るといいよ」
そう言うと佐村は一人の男を目の前に来させた。
「運用訓練幹部の鷹原です。よろしくお願いします」
鷹原が言うと西と沖矢はその場で敬礼した。
「運用訓練幹部変わったんですか?」
西が聞くと佐村はすぐに答えた。
「前の奴な、ちょっと病んじゃってな。幹部ってのは結構メンタルに来る仕事だからな」
そう言いながら佐村は去年の退職者リストに目を通した。
「ここに載る奴はみな、志高くして入隊してきたはずなのにな。いつの間にか辞めてしまって。残念だよ」
「とにかくこのまま部隊展開を実施します」
そう言うと鷹原はその場で敬礼した。
「頼んだぞ」
そう言うと佐村も敬礼した。
午後3時、鷹原を指揮官とし40名の隊員で構成された部隊を乗せたヘリは名古屋駐屯地へ向け離陸した。
名古屋駐屯地上空に着くとパイロット達はある異変に気づいた。
「レーダーサイトの反応、鈍くないすか?」
「レーダーサイトか?なんかいつもより着陸ムズいなって思ったんだよ。」
「どうします?本隊に着陸補助の連絡入れますか?」
「頼めるか」
「わかりました」
そう言うと1人のパイロット(副操縦士)は無線ボタンを押した。
「あれ?」
「あ?どした?」
「いや、反応しないです。」
「ちゃんと押してんのかよ」
そう言うと機長の男は無線ボタンに目をやった。
「ちょ、ちょっと機長はそっち見ててくださいよ」
「あ、そうか。わりー」
そう言うと機長は操縦席に体重を戻した。
その後、ヘリは静かにその場に着陸した。
「うわぁー。ちょっとミスったな」
機長が言うと副操縦士は機体から顔を出した。
「確かにちょっと着陸時点ずれてますね。」
「整備に後で言っとけ。給料分は働けって」
「わかりましたよ笑」
そう言いながら副操縦士の男は機内から出てきた鷹原に敬礼した。
「お疲れ様です。着陸完了しました」
「わかりました。そのままこの基地で待機願えますか?待機要員任せれますよね?」
「もちろん」
そう言うと副操縦士の男は機長と共にそのまま隊舎の中に入って行った。
真城大暉(23)…8代目主人公 警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
有邊翔(31)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊統括 隊士官
北丸魁真(51)…警衛庁中部方面隊 愛知地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 1等幹士
辰巳愛斗(26)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊所属 2等隊士
生島亮秦(41)…警衛庁中部方面隊 山梨地区自衛科保安中隊 陸上科 第3区域機動第1作戦班 第3陸上小隊 小隊長 2等幹士
會澤桂司(56) …警衛庁運用科 部隊運用室 理事官 2等将士
清塚翔(29)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
阿藤仁(26)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊所属 2等隊士
基淳人(44)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊 管理官 隊尉
新野敦(51)…警衛庁自衛科方面隊統括本部 第1連絡中隊長1等幹士
一織将太(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
相模恭介(46)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 3等士官
仲原賢都(29)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部付き運用訓練員 助教補佐 隊士長
鷹原宏也(48)…警衛庁運用科 部隊運用室 運用訓練幹部 3等隊尉
西 寿梨(38)…警衛庁警務大隊 刑事課 課長兼 警務大隊 統括代理 3等将士
沖矢蒼真(33)…警衛庁警務大隊 刑事課 総務統括管理官 2等幹士
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
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「その無線って偵察用のやつじゃんか?」
真城が手に持っている無線機を見て清塚が言った。
「偵察任務で名古屋から派遣されたんだよ。まぁでも、今じゃあ使えねーけど」
「使えない?」
「墜落した時に壊れて」
「あぁー」
「俺以外の人はみんな死んだしな」
「大変だったな」
「てかここから出れんのか?」
「今ここを出ても死ぬだけだぞ。」
阿藤が言うと真城は軽く頷きながらその場に座りこんだ。
その頃
名古屋駐屯地では、警衛庁から電話を受け北丸が偵察無線に何度も無線を送っていた。
「何も応答が無いぞ」
北丸が呟くと近くにいた1人の隊員が北丸に目をやった。
「航空とも連絡が取れません。」
「航空もか?なんかあったんか?」
「機内に何らかの異常事態があったのは事実かと」
「機内か。心配だな」
「連絡、駐屯地とは取れたんですけど偵察に向かった部隊とは連絡が取れないようです」
無線傍受係の隊員から報告を受けるなり佐村は西と沖矢を呼んだ。
数分後
別の会議にいた西と沖矢が佐村のもとにやってきた。
「お呼びでしょうか?」
西が聞くと佐村は軽く頷いた。
「これから前線部隊を名古屋駐屯地に配置する。どうやら甲府に偵察に行ったメンバーと連絡が取れないんだ。向かえるか?」
「自分らが偵察に行くということですか?」
沖矢が聞くと佐村は頷いた。
「既に、警戒監視に当たってる隊員から報告の無戦が入ってる。武装集団の目撃情報だ」
「武装集団のですか?もしかして、新政府軍とか」
沖矢が言うと西はすぐに否定した。
「んなわけが無い。まだ本土に上陸してきたと情報は本隊にはまだ上がってきてないはずだ。」
「いや、でも本隊、本隊って」
「まぁ落ち着けよ。とにかく部隊運用室からも何人か行かせる。部隊の運用に関してはスペシャリストだからな。そいつらに頼るといいよ」
そう言うと佐村は一人の男を目の前に来させた。
「運用訓練幹部の鷹原です。よろしくお願いします」
鷹原が言うと西と沖矢はその場で敬礼した。
「運用訓練幹部変わったんですか?」
西が聞くと佐村はすぐに答えた。
「前の奴な、ちょっと病んじゃってな。幹部ってのは結構メンタルに来る仕事だからな」
そう言いながら佐村は去年の退職者リストに目を通した。
「ここに載る奴はみな、志高くして入隊してきたはずなのにな。いつの間にか辞めてしまって。残念だよ」
「とにかくこのまま部隊展開を実施します」
そう言うと鷹原はその場で敬礼した。
「頼んだぞ」
そう言うと佐村も敬礼した。
午後3時、鷹原を指揮官とし40名の隊員で構成された部隊を乗せたヘリは名古屋駐屯地へ向け離陸した。
名古屋駐屯地上空に着くとパイロット達はある異変に気づいた。
「レーダーサイトの反応、鈍くないすか?」
「レーダーサイトか?なんかいつもより着陸ムズいなって思ったんだよ。」
「どうします?本隊に着陸補助の連絡入れますか?」
「頼めるか」
「わかりました」
そう言うと1人のパイロット(副操縦士)は無線ボタンを押した。
「あれ?」
「あ?どした?」
「いや、反応しないです。」
「ちゃんと押してんのかよ」
そう言うと機長の男は無線ボタンに目をやった。
「ちょ、ちょっと機長はそっち見ててくださいよ」
「あ、そうか。わりー」
そう言うと機長は操縦席に体重を戻した。
その後、ヘリは静かにその場に着陸した。
「うわぁー。ちょっとミスったな」
機長が言うと副操縦士は機体から顔を出した。
「確かにちょっと着陸時点ずれてますね。」
「整備に後で言っとけ。給料分は働けって」
「わかりましたよ笑」
そう言いながら副操縦士の男は機内から出てきた鷹原に敬礼した。
「お疲れ様です。着陸完了しました」
「わかりました。そのままこの基地で待機願えますか?待機要員任せれますよね?」
「もちろん」
そう言うと副操縦士の男は機長と共にそのまま隊舎の中に入って行った。
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