11 / 17
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿
ULTIMATE〜SECRET 邦家の秘匿 第9話
しおりを挟む
主要登場人物一覧
赤眞翔平(26)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
塩崎柊斗(24)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(33)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(22)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(22)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(25)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(36)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(34)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(39) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(52)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(34)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(51)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(31)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(41)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(30)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
中森蓮仁(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(30)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
河木涼(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(38)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(48)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(45)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(44)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(38)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(30)…警衛庁 幕僚総監 第1秘書官 2等隊尉
新濱恭吾(48)…警衛庁 16代目幕僚総監
籐洲猛靖(53)…警衛庁 幕僚官房室長 幕僚補
翠谷敦也(33)…内閣府行政人事院 警衛隊総監局 局管
在暁舜也(28)…内閣府行政人事院 警衛隊総監局 局員
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「彼の名前は野瀬真司。53歳。3年前まで警衛隊で幹部をしており、所属は幕僚官房室 部内調査課 第2係だそうです」
iPadを見ながら椎津は淡々と述べた。
「部内調査課と言ったら各科部隊から上がる日報なんかも管理してる部署だな」
今西が呟いた。
「元幹部のお方か」
そう言いながら貴内は野瀬の顔を凝視した。
「さっさと尋問をしろ。尋問要項に沿って違法性なくだ」
「言われなくても尋問要項は全て頭に入ってますので」
貴内は椎津からiPadを受け取りながら今西に目をやった。
「地区警務中隊の方にお願いしたい事があります」
「え?お願いしたい事ですか?」
今西が聞くと貴内は軽く頷いた。
「今、帰還した隊員で駐屯地溢れかえってるでしょう?場内整備頼めますか?」
「あ、場内整備すか?わ、わかりました」
今西はそう言うと一礼しそのまま部屋を後にした。
「で?野瀬さんでしたっけ?あなた、外人部隊にいたんでしょ?今、うちの部隊の隊員の一部が行方不明なんですよ」
貴内が言うと後ろにいた椎津は河木達、ジブチ警戒遊撃班の隊員6名の顔写真を机に置いた。
「テロ事案が発生した直後、このジブチ駐屯地から6名の隊員が先遣隊としてルッシュルト共和国に派遣された。避難住民の隣国への移動を支援する為、このジブチ駐屯地で救助隊が編成されたんだ。先遣隊、そして実動部隊が4つだ。先遣隊から報告が来たらその4つの実動部隊がサイクルで動くという仕組みだ」
そう言うと貴内はその場に立ち上がった。
「だがその先遣隊と連絡が取れなくなった。そのため、実動部隊を送りこめなくなった。その先遣隊を捜索するため、警衛庁本隊で捜索部隊が編成されこのジブチ駐屯地を本部にルッシュルト共和国に派遣されていた。そこであんたと会ったという事だ。あんたはもう幹部でも何でもない。だからここからはタメ口で行かせてもらう」
貴内が言うと椎津はiPadに目をやった。
「ここには、あなたがルッシュルト共和国軍 外人部隊の主力兵士であったと記されてます。今回起きましたテロ事案について、我々は現地当局からの要請もあり、正式に捜査活動を任されました」
「要件は?何故俺は今ここであなた方から尋問を受けてるんだ?」
野瀬が聞くと椎津は貴内に目をやった。
「今回起きたテロ事案とルッシュルト共和国軍 外人部隊との間で深い関係があると私たちは考えてる。これについて異論は?」
貴内が聞くと野瀬は軽く頷いた。
「なるほど。あんたらやっぱり優秀なんだな。警務隊はかなりの優秀者が集まってると現役時代聞いていたが、その噂は本当だったようだな」
野瀬の言葉に貴内は軽く鼻で笑った。
「俺は、捜査をしに来た。無駄な駆け引きは嫌いだ。だからさっさと吐いて欲しい。無駄な犠牲を出したくは無い」
そう言うと貴内は軽く咳払いをした。
その頃
ジブチ駐屯地の敷地内では今西ら東部地区警務中隊 刑事第1小隊主導での場内整備が行われていた。
「何も考えずに帰らせるからでしょ。溢れかえってるのは」
伊敷が呟くと前原は軽く笑った。
「まぁな。けどそんなの下らない言い訳にしかなんねーぞ。場内整備なんて基本中の基本だ。警衛官なら誰でもできる事だぞ」
前原が言うと伊敷はその場にしゃがんだ。
「お、おい何座ってんだよ。お前だけずるいだろ?」
東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属の崇眞 隊士長が言うと伊敷は軽く笑った。
「うっせーよ。ってお前居たのかよ」
「え?あー、有給取って、北海道の実家に帰ってたからな。それがいきなり戻って来いって連絡来て。急いで戻ってきたらそのままジブチに行って欲しいって言われて。ジブチどこだよ状態だった」
「なんか色々慌ただしかったな。まともに休めてねーだろ?お前も。ここに座れよ」
「有給休暇中に出動要請があって出動したら、緊急出動手当ってのが貰えるだろ?それに俺ら警務隊の場合は捜査手当ってのも貰える。ほら、悪くないだろ?お金がっぽり稼げるんだし」
「馬鹿みたいな考えだな。手当って言っても、たかがしれてるだろ」
「まぁ、俺からしたらお金貰えるんだから嬉しいよ。少なくても多くても貰えるだけましって考えねーとだろ?」
そう言いながら崇眞は軽く欠伸をした。
「おい、こら。そこの若造連中」
澤田が怒鳴りながらやってきた。
「あ、やっべ」
崇眞はそう言いながらその場で直立不動の姿勢をとった。
「くっそ。見つかったか」
伊敷もその場に立ち上がると直立不動の姿勢をとった。
「なぁ、さっきお前らサボってたろ?何してた?サボっていいって誰に言われた?あー」
澤田に怒鳴られ2人は軽く頭を下げた。
「全く。いらいらさせんなよ。こっちは機嫌悪いんだよ」
そう叫ぶと澤田は近くにあった石を力強く蹴った。
「澤田さん、ちょっといいすか?」
崇眞が言うと澤田は崇眞を睨みつけた。
「あ?何だよ」
「あの、いつまでここに?食料もあまり調達されてないように思えるのですが」
そう言いながら崇眞は周囲にあった段ボールに目をやった。
「知らん。駐屯科の範疇だからな。食料とかは。だが1ヶ月に1回だと聞いてる。調達日がな?だから2週間ちょっとなんじゃねーのか?食料来んのは」
「自分、その着替えとかも持ってないんですが」
続けて言う崇眞に澤田は軽くいらつきを見せた。
「うるせーな。そんなの知るかよ。中央警務班の貴内って男次第だろ?んなの。なんで俺ら警務隊が海外派遣されんだよ。普通だと捜査支援ってやつでも俺ら警務隊じゃなくて駐屯科で何とかするもんだろ」
「いや、でも逮捕権とか」
伊敷が言うと澤田は鼻で笑った。
「警衛官ってのは捜査権と逮捕権も持ってる。自衛隊時代と違うのはそういう所だ。国外防衛だけではなく国内防衛。つまり警察が行う事も我々は出来るという事だ。ってこれ教育隊で習ったろ?」
「あ、そうでした」
伊敷はそう言うと軽く頭を下げた。
「とにかくお前ら、言われた以外の事はやるなよ?馬鹿みたいに動いて疲れても無駄だからな?ま、いい感じにサボってやれよ」
そう言うと澤田はその場から去っていった。
「なんだよ。あの人、サボっんなって怒ってきたくせに」
伊敷が言うと崇眞は軽く笑った。
「まぁまぁまぁ笑 いいじゃん。とにかく場内整備やろーぜ」
崇眞は軽く背伸びをすると軽く腕と首を回した。
赤眞翔平(26)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
塩崎柊斗(24)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(33)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(22)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(22)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(25)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(36)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(34)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(39) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(52)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(34)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(51)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(31)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(41)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(30)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
中森蓮仁(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(30)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(28)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
河木涼(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(38)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(48)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(45)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(44)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(38)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(30)…警衛庁 幕僚総監 第1秘書官 2等隊尉
新濱恭吾(48)…警衛庁 16代目幕僚総監
籐洲猛靖(53)…警衛庁 幕僚官房室長 幕僚補
翠谷敦也(33)…内閣府行政人事院 警衛隊総監局 局管
在暁舜也(28)…内閣府行政人事院 警衛隊総監局 局員
階級
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→3等士官→2等士官→1等士官→士官長→3等隊尉→2等隊尉→1等隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→3等将士→2等将士→1等将士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
………………………………………………………………
「彼の名前は野瀬真司。53歳。3年前まで警衛隊で幹部をしており、所属は幕僚官房室 部内調査課 第2係だそうです」
iPadを見ながら椎津は淡々と述べた。
「部内調査課と言ったら各科部隊から上がる日報なんかも管理してる部署だな」
今西が呟いた。
「元幹部のお方か」
そう言いながら貴内は野瀬の顔を凝視した。
「さっさと尋問をしろ。尋問要項に沿って違法性なくだ」
「言われなくても尋問要項は全て頭に入ってますので」
貴内は椎津からiPadを受け取りながら今西に目をやった。
「地区警務中隊の方にお願いしたい事があります」
「え?お願いしたい事ですか?」
今西が聞くと貴内は軽く頷いた。
「今、帰還した隊員で駐屯地溢れかえってるでしょう?場内整備頼めますか?」
「あ、場内整備すか?わ、わかりました」
今西はそう言うと一礼しそのまま部屋を後にした。
「で?野瀬さんでしたっけ?あなた、外人部隊にいたんでしょ?今、うちの部隊の隊員の一部が行方不明なんですよ」
貴内が言うと後ろにいた椎津は河木達、ジブチ警戒遊撃班の隊員6名の顔写真を机に置いた。
「テロ事案が発生した直後、このジブチ駐屯地から6名の隊員が先遣隊としてルッシュルト共和国に派遣された。避難住民の隣国への移動を支援する為、このジブチ駐屯地で救助隊が編成されたんだ。先遣隊、そして実動部隊が4つだ。先遣隊から報告が来たらその4つの実動部隊がサイクルで動くという仕組みだ」
そう言うと貴内はその場に立ち上がった。
「だがその先遣隊と連絡が取れなくなった。そのため、実動部隊を送りこめなくなった。その先遣隊を捜索するため、警衛庁本隊で捜索部隊が編成されこのジブチ駐屯地を本部にルッシュルト共和国に派遣されていた。そこであんたと会ったという事だ。あんたはもう幹部でも何でもない。だからここからはタメ口で行かせてもらう」
貴内が言うと椎津はiPadに目をやった。
「ここには、あなたがルッシュルト共和国軍 外人部隊の主力兵士であったと記されてます。今回起きましたテロ事案について、我々は現地当局からの要請もあり、正式に捜査活動を任されました」
「要件は?何故俺は今ここであなた方から尋問を受けてるんだ?」
野瀬が聞くと椎津は貴内に目をやった。
「今回起きたテロ事案とルッシュルト共和国軍 外人部隊との間で深い関係があると私たちは考えてる。これについて異論は?」
貴内が聞くと野瀬は軽く頷いた。
「なるほど。あんたらやっぱり優秀なんだな。警務隊はかなりの優秀者が集まってると現役時代聞いていたが、その噂は本当だったようだな」
野瀬の言葉に貴内は軽く鼻で笑った。
「俺は、捜査をしに来た。無駄な駆け引きは嫌いだ。だからさっさと吐いて欲しい。無駄な犠牲を出したくは無い」
そう言うと貴内は軽く咳払いをした。
その頃
ジブチ駐屯地の敷地内では今西ら東部地区警務中隊 刑事第1小隊主導での場内整備が行われていた。
「何も考えずに帰らせるからでしょ。溢れかえってるのは」
伊敷が呟くと前原は軽く笑った。
「まぁな。けどそんなの下らない言い訳にしかなんねーぞ。場内整備なんて基本中の基本だ。警衛官なら誰でもできる事だぞ」
前原が言うと伊敷はその場にしゃがんだ。
「お、おい何座ってんだよ。お前だけずるいだろ?」
東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属の崇眞 隊士長が言うと伊敷は軽く笑った。
「うっせーよ。ってお前居たのかよ」
「え?あー、有給取って、北海道の実家に帰ってたからな。それがいきなり戻って来いって連絡来て。急いで戻ってきたらそのままジブチに行って欲しいって言われて。ジブチどこだよ状態だった」
「なんか色々慌ただしかったな。まともに休めてねーだろ?お前も。ここに座れよ」
「有給休暇中に出動要請があって出動したら、緊急出動手当ってのが貰えるだろ?それに俺ら警務隊の場合は捜査手当ってのも貰える。ほら、悪くないだろ?お金がっぽり稼げるんだし」
「馬鹿みたいな考えだな。手当って言っても、たかがしれてるだろ」
「まぁ、俺からしたらお金貰えるんだから嬉しいよ。少なくても多くても貰えるだけましって考えねーとだろ?」
そう言いながら崇眞は軽く欠伸をした。
「おい、こら。そこの若造連中」
澤田が怒鳴りながらやってきた。
「あ、やっべ」
崇眞はそう言いながらその場で直立不動の姿勢をとった。
「くっそ。見つかったか」
伊敷もその場に立ち上がると直立不動の姿勢をとった。
「なぁ、さっきお前らサボってたろ?何してた?サボっていいって誰に言われた?あー」
澤田に怒鳴られ2人は軽く頭を下げた。
「全く。いらいらさせんなよ。こっちは機嫌悪いんだよ」
そう叫ぶと澤田は近くにあった石を力強く蹴った。
「澤田さん、ちょっといいすか?」
崇眞が言うと澤田は崇眞を睨みつけた。
「あ?何だよ」
「あの、いつまでここに?食料もあまり調達されてないように思えるのですが」
そう言いながら崇眞は周囲にあった段ボールに目をやった。
「知らん。駐屯科の範疇だからな。食料とかは。だが1ヶ月に1回だと聞いてる。調達日がな?だから2週間ちょっとなんじゃねーのか?食料来んのは」
「自分、その着替えとかも持ってないんですが」
続けて言う崇眞に澤田は軽くいらつきを見せた。
「うるせーな。そんなの知るかよ。中央警務班の貴内って男次第だろ?んなの。なんで俺ら警務隊が海外派遣されんだよ。普通だと捜査支援ってやつでも俺ら警務隊じゃなくて駐屯科で何とかするもんだろ」
「いや、でも逮捕権とか」
伊敷が言うと澤田は鼻で笑った。
「警衛官ってのは捜査権と逮捕権も持ってる。自衛隊時代と違うのはそういう所だ。国外防衛だけではなく国内防衛。つまり警察が行う事も我々は出来るという事だ。ってこれ教育隊で習ったろ?」
「あ、そうでした」
伊敷はそう言うと軽く頭を下げた。
「とにかくお前ら、言われた以外の事はやるなよ?馬鹿みたいに動いて疲れても無駄だからな?ま、いい感じにサボってやれよ」
そう言うと澤田はその場から去っていった。
「なんだよ。あの人、サボっんなって怒ってきたくせに」
伊敷が言うと崇眞は軽く笑った。
「まぁまぁまぁ笑 いいじゃん。とにかく場内整備やろーぜ」
崇眞は軽く背伸びをすると軽く腕と首を回した。
0
あなたにおすすめの小説
ULTIMATE〜BATTLE 瑞光無き驀進(2213)SECRET 邦家の秘匿
〓Mr.鷹党〓
ファンタジー
ジブチ駐屯地襲撃事件から1年
新体制となった警衛隊は再びジブチに駐屯地再建という目的で部隊を派遣した
主要登場人物一覧
赤眞翔平(27)…11代目主人公 近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 隊士長
垣内淕也(22)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
駒田勝生(23)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 1等隊士
塩崎柊斗(25)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 副班長 3等士官
吉瀬淳也(34)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班 班長 2等士官
高濵翔盛(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
樋樫柊臣(26)…近畿方面隊 陸上科 第4区域機動第3作戦班所属 隊士長
成濱佑汰(27)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
伊敷煌大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
崇眞稜大(23)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
前原裕季哉(26)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 隊士長
芦澤柊太(37)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
青村聡士(35)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 2等士官
澤田新太(40) …東部地区警務中隊 刑事第1小隊所属 1等士官
今西遙駕(53)…東部地区警務中隊 刑事第1小隊 小隊長 士官長
新城彪駕(35)…警衛庁 警務隊長 2等幹士
藤浦恭介(52)…警衛庁 警務隊 総務管理官 衛幹
椎津愛虎(32)…警衛庁 警務隊 中央警務班所属 2等士官
貴内伸介(42)…警衛庁 警務隊 中央警務班 管理官 1等幹士
正随緋斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 2等士官
比嘉晃斗(25)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 隊士長
河城蒼空(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
天辻慶斗(31)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
夢丸奎大(29)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班所属 3等士官
浅木零(33)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班 管理官 2等士官
伏垨綉梧(39)…警衛庁 駐屯科 ジブチ警戒遊撃班長 1等士官
猪俣繁倖(49)…警衛庁 駐屯科長 3等将士
大須賀敦晴(46)…警衛庁 駐屯科 副科長 1等幹士
国藤尚崇(45)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 部隊長 1等隊尉
坂浦聡磨(39)…警衛庁 駐屯科 巡回機動連絡部隊 管理官 3等隊尉
皇山誠士郎(31)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第2秘書官 2等隊尉
東奥崇伍(35)…警衛庁 幕僚総監 秘書室 第1秘書官 1等隊尉
籐洲猛靖(54)…警衛庁 17代目幕僚総監
能敦紀(50)…警衛庁 東部方面隊 方面総監 1等将士
新濱恭吾(49)…警衛庁 東部方面隊 副総監 3等将士
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
本物の夫は愛人に夢中なので、影武者とだけ愛し合います
こじまき
恋愛
幼い頃から許嫁だった王太子ヴァレリアンと結婚した公爵令嬢ディアーヌ。しかしヴァレリアンは身分の低い男爵令嬢に夢中で、初夜をすっぽかしてしまう。代わりに寝室にいたのは、彼そっくりの影武者…生まれたときに存在を消された双子の弟ルイだった。
※「小説家になろう」にも投稿しています
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる