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ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比

ULTIMATE〜SEALs 精鋭無比 第27話

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主要登場人物一覧
佐倉綾斗(26)…6代目主人公 日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(警視庁から出向中)巡査部長
呉航汰(30)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊所属兼専従班(大阪府警察から出向中)巡査部長
都築崇人(26)…日本法衛庁関東地方総監本部長所属兼専従班長(警衛庁から出向中)将補
亜川達也(30)…日本法衛庁外務部所属兼専従班副班長(警察庁から出向中)警部
倉橋八穂季(38)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(神奈川県警察から出向中) 巡査部長
中野凱翔(27)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)3等隊士
相藤仁哉(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(警衛庁から出向中)準等隊士
藤原紀之(22)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊所属兼専従班(兵庫県警察から出向中) 巡査
藤ヶ谷慶斗(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第1隊長 (警衛庁から出向中)隊士長
磯城野大弥(36)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第2隊長(警衛庁から出向中)隊士長
成嶋智輝(43)…日本法衛庁第2管区機動警戒班第3隊所属 兼専従班(警衛庁から出向中)隊士長
中将一郎(57)…日本法衛庁長官(警衛庁から出向中) 幕僚長
梶唯我(57)…日本法衛庁副長官 (警衛庁から出向中) 幕僚官
伏見儀武(55)…日本法衛庁第2管区機動警戒班基地司令 (警衛庁から出向中) 隊将
緋鷺徹哉(46)…日本法衛庁外務部理事官(警察庁から出向中)  警視正
凪岡智康(40)…警衛庁警務隊管理官 2等幹士
眞田豪介(38)…警衛庁警務隊主任 衛幹
土井彰人(38)…警視庁捜査一課 巡査部長
根室昌磨(28)…警視庁捜査一課 巡査部長
九池篤志(30)…九池警備保証株式会社長
藍野孝輔(28)…九池警備保証株式会社社長秘書

九池警備保証株式会社身辺警護課
中原竜也(48)…身辺警護課長
井戸雄也(38)…専従警護員
長嶺透也(35)…専従警護員
河田良秀(30)…専従警護員

階級(警衛隊)
隊士候補官→準等隊士→3等隊士→2等隊士→1等隊士→隊士長→隊士官→隊尉→衛幹→2等幹士→1等幹士→将補→隊将→幕僚官→幕僚補→副幕僚長→幕僚総監
階級 (警察)
巡査→巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監
…………………………………………………………………
施設に着くなり凪岡は運担を無視しそのまま車から下りた。
「お、お疲れ様です。」
施設警備に当たっていた警務隊員は凪岡を見るなり慌てて敬礼した。
「施設長今いるか?」
凪岡が聞くと警務隊員はすぐに無線機を手にした。
「今から連絡するのでしばらく待ってて貰えますか?」
「早くしろよ」
「わかりました」
凪岡は軽くため息を吐いたあと、そのまま車の中へと入っていった。
その時だった、数台の車が凪岡の乗っていた車を包囲した。
「あ?なんだ?」
凪岡と運担警務隊員は目の前にやってきた車に目をやった。
しばらくして凪岡の乗っていた車に数人の男がやってきた。
「警衛庁行政人事院の者です。ちょっとよろしいですか?」
男に言われ運担警務隊員はすぐに凪岡に目をやった。
「人事院の人らしいです」
「人事院?」
「はい」
凪岡は首を軽く傾けながら車から下りた。
「なんだ?」
凪岡が言うと男たちは一斉に凪岡を包囲した。
「都築崇人 将補の身柄拘束の件についてお話したいことがありまして。同行できますか?」
「どういう意味だ?お前らの管轄外だろ?憲法違反の捜査を行ってる。管轄は我々が担当してるはずだが?」
凪岡が言うと1人の男がゆっくりと凪岡の前にやってきた。
「そうぐちぐち文句言うなや。な?とにかく上から言われてんだよ。あんたと、んで誰だっけー?。えーっと、まーいいわ。今回お前ら警務隊が担当してる憲法違反の件に関与してる奴ら全員に拘束命令が政府からおりた。俺らはそれに従ってるだけだ。文句言うなら政府に言えや。な?」
男が言うと周りにいた男はそのまま凪岡の両脇にたつとそのまま車の中へと入れた。
その頃、同時期
日本法衛庁第2管区機動警戒班基地にも警衛庁行政人事院がやってきた。
「は?拘束?どゆこと?」
呉が口を開いた。
「とにかく早くついてこいや」
男に言われ佐倉、呉、藤ヶ谷、磯城野の4人は警衛庁行政人事院によって拘束された。
その後
都築も警衛庁行政人事院によって身柄を拘束され、都築にかけられていた憲法違反の嫌疑は1度不問とされた。
藤ヶ谷と磯城野はしばらくして解放されたが、警衛庁行政人事院は、日本法衛庁第2管区機動警戒班基地に対して無期限の活動停止処分を下した。
凪岡はその後、都築に対しての暴行、不当な身柄拘束の指示をしたとして警視庁に身柄を移送され、同日に警衛隊から懲戒処分をうけた。
佐倉と呉は警務隊への暴行及び殺人未遂をしたとして身柄を拘束された後、2人の出身の長である警察庁に処分の決定を委ねられた。
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