ゆる~い創作論ときどきエッセイ

雨宮 徹

文字の大きさ
7 / 10

プロになりたければプロに学べ!

しおりを挟む
 この創作論に辿り着いた方は、書籍化を目指しているという方だと思います。私もアマチュアですから、いくら創作論を書いてもそれだけでは説得力に欠けます。ここでタイトルに帰結します。プロになりたければプロに学べ! です。
 しかし、プロは自分の創作論を披露することはないでしょう。ライバルを増やすだけですから。書店に売っている創作論も一般論に終始しています。そんな方に朗報です。プロが惜しげもなく自らの創作論を書いた書籍があります。その名は『ミステリーの書き方』です。

 本書は「日本推理作家協会」編著です。普通であれば「創作論」の類は著者が一人ですが、本作は実績のあるミステリー作家たちが自らの創作論を書いています。東野圭吾氏、有栖川有栖氏、宮部みゆき氏、伊坂幸太郎氏、綾辻行人氏に赤川次郎氏など。すごい面々です。ミステリーを書く人に限らず一般論もあるので、かなりためになります。

 本作の目次を見ただけで「これを求めていた!」となりました。「アイデア発見のための四つの入口」、「プロットの作り方」、「視点の選び方」、「文体について」など。これらはミステリーに限らず一般論としてためになりました。

 気になった方はぜひ買ってみてください。ただ、Amazonなどで注文することはおすすめしません。書店で買いましょう。田舎で取り扱いのない方は別ですが。また、図書館で借りればいいや、という考えは推奨しません。書籍化を目指すのであれば、常に手元に置くべきです。自己投資をケチるのはやめましょう。


 書店で買うことをおすすめする理由はいくつかあります。

 第一にそもそも自分の求めている内容と異なる場合がありうるからです。中身を見てから買うかを判断しましょう。

 第二に他のジャンルの流行りを知ることができます。私はミステリー系ラノベを目指すべき、という持論がありますが、別にミステリーにこだわる必要はありません。書店に行けば他ジャンルの流行本が平積みされています。それらと掛け合わせることも一つの手です。

 第三はラノベ売り場に寄ることができるからです。気になったラノベがあれば買いましょう。買わないと書籍市場が小さくなり、当然ラノベ市場も小さくなります。市場が小さくなることは即ち自分がプロになることを閉ざすことになります。

 第四はヒット作が平積みされていることを見て、具体的に自分が目指したいビジョンが明確化されるからです。みなさん、どのようになりたいか考えたことはありますか? なんとなく、ダラダラと書くよりはビジョンがあった方が良いです。この際、必ず自作が平積みされているイメージを持ちましょう。
 なぜか。私が敬愛する齋藤孝先生の本に『不機嫌は罪である』という本があります。ここで齋藤先生はこう書かれています。
「自分の「普通」は他人から見ると不機嫌に見えると自覚する」と。
 つまり、他人から見ると自分の感覚よりワンランク下に見えるわけですが、これは私たちにも当てはまります。「書籍化を目指したい」と考えているとアルファポリスでヒットするに留まるのでは? というのが持論です。


 長々と書きましたが、簡潔にまとめるなら、「書籍化を目指すならアルファポリスの創作論は話半分で読み、プロの創作論を読むべき」です。もちろん、この創作論もアマチュアが書いているわけですが、可能な限り具体例や参考になる書籍を紹介し、より説得性があるものにしたいと思っています。今後も思いつき次第書きますので、気長にお待ちください。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?

無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。 どっちが稼げるのだろう? いろんな方の想いがあるのかと・・・。 2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。 あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。

アルファポリスの禁止事項追加の件

黒いテレキャス
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスガイドライン禁止事項が追加されるんでガクブル

投稿インセンティブで月額23万円を稼いだ方法。

克全
エッセイ・ノンフィクション
「カクヨム」にも投稿しています。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

アルファポリスであなたの良作を1000人に読んでもらうための25の技

MJ
エッセイ・ノンフィクション
アルファポリスは書いた小説を簡単に投稿でき、世間に公開できる素晴らしいサイトです。しかしながら、アルファポリスに小説を公開すれば必ずしも沢山の人に読んでいただけるとは限りません。 私はアルファポリスで公開されている小説を読んでいて気づいたのが、面白いのに埋もれている小説が沢山あるということです。 すごく丁寧に真面目にいい文章で、面白い作品を書かれているのに評価が低くて心折れてしまっている方が沢山いらっしゃいます。 そんな方に言いたいです。 アルファポリスで評価低いからと言って心折れちゃいけません。 あなたが良い作品をちゃんと書き続けていればきっとこの世界を潤す良いものが出来上がるでしょう。 アルファポリスは本とは違う媒体ですから、みんなに読んでもらうためには普通の本とは違った戦略があります。 書いたまま放ったらかしではいけません。 自分が良いものを書いている自信のある方はぜひここに書いてあることを試してみてください。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

処理中です...