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プロになりたければプロに学べ!
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この創作論に辿り着いた方は、書籍化を目指しているという方だと思います。私もアマチュアですから、いくら創作論を書いてもそれだけでは説得力に欠けます。ここでタイトルに帰結します。プロになりたければプロに学べ! です。
しかし、プロは自分の創作論を披露することはないでしょう。ライバルを増やすだけですから。書店に売っている創作論も一般論に終始しています。そんな方に朗報です。プロが惜しげもなく自らの創作論を書いた書籍があります。その名は『ミステリーの書き方』です。
本書は「日本推理作家協会」編著です。普通であれば「創作論」の類は著者が一人ですが、本作は実績のあるミステリー作家たちが自らの創作論を書いています。東野圭吾氏、有栖川有栖氏、宮部みゆき氏、伊坂幸太郎氏、綾辻行人氏に赤川次郎氏など。すごい面々です。ミステリーを書く人に限らず一般論もあるので、かなりためになります。
本作の目次を見ただけで「これを求めていた!」となりました。「アイデア発見のための四つの入口」、「プロットの作り方」、「視点の選び方」、「文体について」など。これらはミステリーに限らず一般論としてためになりました。
気になった方はぜひ買ってみてください。ただ、Amazonなどで注文することはおすすめしません。書店で買いましょう。田舎で取り扱いのない方は別ですが。また、図書館で借りればいいや、という考えは推奨しません。書籍化を目指すのであれば、常に手元に置くべきです。自己投資をケチるのはやめましょう。
書店で買うことをおすすめする理由はいくつかあります。
第一にそもそも自分の求めている内容と異なる場合がありうるからです。中身を見てから買うかを判断しましょう。
第二に他のジャンルの流行りを知ることができます。私はミステリー系ラノベを目指すべき、という持論がありますが、別にミステリーにこだわる必要はありません。書店に行けば他ジャンルの流行本が平積みされています。それらと掛け合わせることも一つの手です。
第三はラノベ売り場に寄ることができるからです。気になったラノベがあれば買いましょう。買わないと書籍市場が小さくなり、当然ラノベ市場も小さくなります。市場が小さくなることは即ち自分がプロになることを閉ざすことになります。
第四はヒット作が平積みされていることを見て、具体的に自分が目指したいビジョンが明確化されるからです。みなさん、どのようになりたいか考えたことはありますか? なんとなく、ダラダラと書くよりはビジョンがあった方が良いです。この際、必ず自作が平積みされているイメージを持ちましょう。
なぜか。私が敬愛する齋藤孝先生の本に『不機嫌は罪である』という本があります。ここで齋藤先生はこう書かれています。
「自分の「普通」は他人から見ると不機嫌に見えると自覚する」と。
つまり、他人から見ると自分の感覚よりワンランク下に見えるわけですが、これは私たちにも当てはまります。「書籍化を目指したい」と考えているとアルファポリスでヒットするに留まるのでは? というのが持論です。
長々と書きましたが、簡潔にまとめるなら、「書籍化を目指すならアルファポリスの創作論は話半分で読み、プロの創作論を読むべき」です。もちろん、この創作論もアマチュアが書いているわけですが、可能な限り具体例や参考になる書籍を紹介し、より説得性があるものにしたいと思っています。今後も思いつき次第書きますので、気長にお待ちください。
しかし、プロは自分の創作論を披露することはないでしょう。ライバルを増やすだけですから。書店に売っている創作論も一般論に終始しています。そんな方に朗報です。プロが惜しげもなく自らの創作論を書いた書籍があります。その名は『ミステリーの書き方』です。
本書は「日本推理作家協会」編著です。普通であれば「創作論」の類は著者が一人ですが、本作は実績のあるミステリー作家たちが自らの創作論を書いています。東野圭吾氏、有栖川有栖氏、宮部みゆき氏、伊坂幸太郎氏、綾辻行人氏に赤川次郎氏など。すごい面々です。ミステリーを書く人に限らず一般論もあるので、かなりためになります。
本作の目次を見ただけで「これを求めていた!」となりました。「アイデア発見のための四つの入口」、「プロットの作り方」、「視点の選び方」、「文体について」など。これらはミステリーに限らず一般論としてためになりました。
気になった方はぜひ買ってみてください。ただ、Amazonなどで注文することはおすすめしません。書店で買いましょう。田舎で取り扱いのない方は別ですが。また、図書館で借りればいいや、という考えは推奨しません。書籍化を目指すのであれば、常に手元に置くべきです。自己投資をケチるのはやめましょう。
書店で買うことをおすすめする理由はいくつかあります。
第一にそもそも自分の求めている内容と異なる場合がありうるからです。中身を見てから買うかを判断しましょう。
第二に他のジャンルの流行りを知ることができます。私はミステリー系ラノベを目指すべき、という持論がありますが、別にミステリーにこだわる必要はありません。書店に行けば他ジャンルの流行本が平積みされています。それらと掛け合わせることも一つの手です。
第三はラノベ売り場に寄ることができるからです。気になったラノベがあれば買いましょう。買わないと書籍市場が小さくなり、当然ラノベ市場も小さくなります。市場が小さくなることは即ち自分がプロになることを閉ざすことになります。
第四はヒット作が平積みされていることを見て、具体的に自分が目指したいビジョンが明確化されるからです。みなさん、どのようになりたいか考えたことはありますか? なんとなく、ダラダラと書くよりはビジョンがあった方が良いです。この際、必ず自作が平積みされているイメージを持ちましょう。
なぜか。私が敬愛する齋藤孝先生の本に『不機嫌は罪である』という本があります。ここで齋藤先生はこう書かれています。
「自分の「普通」は他人から見ると不機嫌に見えると自覚する」と。
つまり、他人から見ると自分の感覚よりワンランク下に見えるわけですが、これは私たちにも当てはまります。「書籍化を目指したい」と考えているとアルファポリスでヒットするに留まるのでは? というのが持論です。
長々と書きましたが、簡潔にまとめるなら、「書籍化を目指すならアルファポリスの創作論は話半分で読み、プロの創作論を読むべき」です。もちろん、この創作論もアマチュアが書いているわけですが、可能な限り具体例や参考になる書籍を紹介し、より説得性があるものにしたいと思っています。今後も思いつき次第書きますので、気長にお待ちください。
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