日本政治を糾弾

愛国文恵

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『永田町中国代理人』

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『永田町中国代理人』永田町に巣食う親中政治家たちは、五星紅旗を振って街を行進するわけでも、中国共産党万歳と叫ぶわけでもない。ただ静かに、しかし確実に、日本の国益を削り、中国の顔色をうかがい続ける。それが彼らの仕事であり、生き方であり、処世術なのだ。

彼らの決まり文句はだいたい同じだ。「対話が重要」「刺激を避けるべき」「経済的相互依存」。聞こえはいい。だが実態はどうか。尖閣に中国公船が押し寄せても“遺憾砲”を一発撃って終わり。人権弾圧には沈黙し、台湾有事には言葉を濁す。要するに、怒らない、決めない、責任を取らない。その代わり、中国側からにらまれないことだけは全力で守る。

なぜここまで親中政治家が増えたのか。答えは明快だ。金とポストと「その後の人生」である。引退後に待つ中国関連企業の顧問ポスト、日中友好団体の名誉職、謎の講演料。現役時代に「良い中国人」であることを演じておけば、老後は安泰。国家より自分、国益より老後。これほど分かりやすい動機もない。

皮肉なのは、彼らが決して「中国が好き」なわけではない点だ。好きなのは自分の地位と肩書きと安心な余生。中国はそのための“便利な後ろ盾”にすぎない。だから中国が何をしても見て見ぬふりをするし、日本国民が不利益を被っても気にしない。票は選挙の時だけ必要で、任期が終われば用済みだ。

『永田町中国代理人』が突きつける現実は重い。日本はすでに、外から侵略される前に、内側から切り売りされているという事実だ。しかも売っている本人たちは、自分が売国奴だという自覚すらない。「現実的対応」「大人の外交」と言い換えれば、どんな腰抜けも正当化できると思っている。

――この国を代表しているのは誰なのか。国民か、それとも北京か。答えを先送りにし続ければ、いずれ日本は“何も決められない国”として、静かに利用され、静かに空洞化していく。そのとき彼らは言うだろう。「想定外だった」「責任は感じている」と。
その言葉が、これまで一度でも日本を守ったことがあっただろうか。
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