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魔法での移動
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レーナ、と何度か呼ばれて私は我に返った。
目の前に心配そうなリュシエールとサラさんの顔がある。
「あ・・・ごめんなさい。キリウスが何て・・・」
私はそう言いかけて、思い出した。
そう、リュシエールは、キリウスが『妖物』になった、と言ったのだった。
「リュシエール、それは、ホントなの?」
私に聞かれてリュシエールは困惑の表情になった。
「ヨークトリア国の宰相の依頼ではそうだった。でも、なんで、ヨークトリアでキリウスが妖物なんかに・・・レーナなら何か知ってるって思って来たんだけど」
なにも知らない、と、私は首を振った。
自分が分かることだけを私はリュシエールに説明した。
キリウスがヨークトリア国の王女の誕生日パーティに一人で行ったこと、それから帰って来ないこと。
そして、キリウスがマーガレッタ王女を愛して、私に別れを告げる手紙を寄こしたこと。
リュシエールは怖いくらいに美しい顔を不快そうに歪めて
「ありえないでしょ。キリウスがレーナからあの、男癖も性格も悪い王女に乗り換えるなんて」
男癖が悪い。ってリュシエールもサラさんと同じことを言った。
「リュシエールは知ってるの?マーガレッタ王女のこと」
「マグノリアはどんな王侯貴族のことでも把握してるよ。でないと魔法の契約を結んでもいい相手か分からないからね。マグノリアは悪事に加担するような魔法の依頼は受けないんだ。そういえば、以前マーガレッタ王女が『不眠症だから超強力な眠り薬が欲しい』って依頼があって、通常の3倍の値段で売ったことがあったよ」
あの薬、本当はいったい何に使ったんだか、と少年は呟いた。
「それで、マグノリアでは、宰相様からの妖物退治の依頼をお受けしたのですか?」
サラさんが強張った顔でリュシエールに尋ねた。
「たぶん、すぐにでも妖物退治に特級魔法使いが派遣される」
あ、それなら、キリウスは助かるのじゃないのか、と私は安堵してしまった。でも、リュシエールはそんな私の表情を見て、困った顔で
「レーナ、あのね、特級魔法使いの妖物退治っていうのは、憑りつかれた人間から妖しを無理矢理に引きはがすんだよ。憑りつかれた人間は心が戻らないまま・・・廃人になるか、下手をしたら死んでしまうかもしれないだ」
「・・・え?」
つまり・・・キリウスが死んでしまうかもしれないって・・・こと?
そんなのダメに決まってる!
「リュシエール!そんなのダメよ!退治させないで!」
「じゃあ、レーナはどうしたい?」
私を試すようなリュシエールの目だった。どう、って私の取るべき道は一つしかない。
「私を妖物の・・・キリウスのところに連れてって」
「それは僕への正式な魔法の依頼?」
「依頼!」
りょーかいと、魔法使いの少年は私の手を取って、呪文を唱え始めた。
きっと、瞬間移動的な魔法だ。
私はぎゅっと目を閉じて、衝撃に堪えようとした。
「お待ちください!」
と、サラさんが慌てて呪文を止めた。リュシエールは邪魔されて不機嫌そうにサラさんを見た。
「申し訳ございません。なにぶんにもレーナ様は身重の体ですので、魔法での移動が御子に障りますことがございましたら・・・」
「へ?」
サラさんの言葉にリュシエールが目を丸くして、私を見た。
「え?レーナ、赤ちゃんいるの?」
そうだけど。
「でも、お願い、リュシエール。私どうしてもキリウスのところに行きたいの」
「う~~~。キリウスの子、なんだよね」
拗ねたような少年の言葉に、私は当たり前じゃない、と答えた。
「う~~~。僕としては複雑なんだけど・・・分かった、じゃあ魔法を変える」
リュシエールは仕方なさそうに言うと、諸手を広げて、集中するように目を閉じた。桜色の唇から音楽のような呪文が流れると、しばらくして魔法使いの少年の両の手のひらに白い光と不思議な文様が浮かび上がった。
息継ぎもなく呪文を唱える少年のきれいな顔に真珠のような汗が浮いているのが見えて、もしかしたらこの魔法は難しいのかもしれないと、私は不安な気持ちで少年を見つめた。
リュシエールが最後の息を吐き出すと、執務室の扉に白い魔法陣のような文様が浮かびあがった。
「つながった」
少年はそう言うと、私の手をとった。
「急ぐよ。つながってるのは一瞬だから」と、私の手を引いて駆け出し、文様の浮かんでる扉を開けて外に出た。
扉の外は、城の見慣れた廊下・・・じゃなくて。
「ここは・・・どこ」
私は唖然と辺りを見回した。城の中には違いないがそこはローマリウスの城の中じゃなかった。
大広間に騒然と人が入り乱れている。皆、狂乱に近いほどの取り乱しようだ。召使い風の人間や衛兵、身分の高そうな人間が口々に何かを叫んでいる。喧噪の中「妖物」というワードが聞こえた。
これって、前にも見たことがある。ローマリウスに妖物が出たときの状況にそっくりだ。
「リュシエール、ここって」
私はまだ私の手を握り締めているリュシエールを見た。少年はひどく疲れて口をきくのも億劫そうに
「ヨークトリア国の城だよ・・・ローマリウスの城と、つなげた」
リュシエールの疲労からやっぱり難しい魔法だったのだと私は申し訳ない気持ちになり
「ごめんなさい。ありがとう、リュシエール。私、キリウスを探すね」
「待った」と少年はほどきかけた私の手を握りしめた。
「ここにいていいよ。たぶんキリウスが求めるのはレーナだ。レーナの匂いを嗅ぎつけて、向こうから現れるよ」
でも、と少年は険しい顔をして続けた「キリウスは正気じゃない。レーナが語りかけてもレーナの言葉が届くかどうかはわからないよ?もしかしたらレーナを取り込もうとするかもしれない」
私はリュシエールが何を言いたいのか考えあぐねて少年のきれいな顔を見つめた。
「もし、キリウスがレーナを取り込りこんだら、レーナの命を吸い取ろうとしたら、僕は、特級魔法使いの退治を止めない」
リュシエールの青緑の瞳は今までに見たことがないほど澄んでいて、迷いなど感じられなかった。
私は頷いた。それでいい・・・もし私の言葉すら届かないようなら、もうキリウスを止められる人はいないだろう。彼が妖物として人の命を奪うなら・・・
きっと、キリウスなら自分を殺してくれって言う。
「魔法使い様!」
突然、会話に侵入してしてきた女性の声に私とリュシエールは振り返った。
赤い髪の肉感的な女性がこちらに小走りにやってくるのが見えた。
目の前に心配そうなリュシエールとサラさんの顔がある。
「あ・・・ごめんなさい。キリウスが何て・・・」
私はそう言いかけて、思い出した。
そう、リュシエールは、キリウスが『妖物』になった、と言ったのだった。
「リュシエール、それは、ホントなの?」
私に聞かれてリュシエールは困惑の表情になった。
「ヨークトリア国の宰相の依頼ではそうだった。でも、なんで、ヨークトリアでキリウスが妖物なんかに・・・レーナなら何か知ってるって思って来たんだけど」
なにも知らない、と、私は首を振った。
自分が分かることだけを私はリュシエールに説明した。
キリウスがヨークトリア国の王女の誕生日パーティに一人で行ったこと、それから帰って来ないこと。
そして、キリウスがマーガレッタ王女を愛して、私に別れを告げる手紙を寄こしたこと。
リュシエールは怖いくらいに美しい顔を不快そうに歪めて
「ありえないでしょ。キリウスがレーナからあの、男癖も性格も悪い王女に乗り換えるなんて」
男癖が悪い。ってリュシエールもサラさんと同じことを言った。
「リュシエールは知ってるの?マーガレッタ王女のこと」
「マグノリアはどんな王侯貴族のことでも把握してるよ。でないと魔法の契約を結んでもいい相手か分からないからね。マグノリアは悪事に加担するような魔法の依頼は受けないんだ。そういえば、以前マーガレッタ王女が『不眠症だから超強力な眠り薬が欲しい』って依頼があって、通常の3倍の値段で売ったことがあったよ」
あの薬、本当はいったい何に使ったんだか、と少年は呟いた。
「それで、マグノリアでは、宰相様からの妖物退治の依頼をお受けしたのですか?」
サラさんが強張った顔でリュシエールに尋ねた。
「たぶん、すぐにでも妖物退治に特級魔法使いが派遣される」
あ、それなら、キリウスは助かるのじゃないのか、と私は安堵してしまった。でも、リュシエールはそんな私の表情を見て、困った顔で
「レーナ、あのね、特級魔法使いの妖物退治っていうのは、憑りつかれた人間から妖しを無理矢理に引きはがすんだよ。憑りつかれた人間は心が戻らないまま・・・廃人になるか、下手をしたら死んでしまうかもしれないだ」
「・・・え?」
つまり・・・キリウスが死んでしまうかもしれないって・・・こと?
そんなのダメに決まってる!
「リュシエール!そんなのダメよ!退治させないで!」
「じゃあ、レーナはどうしたい?」
私を試すようなリュシエールの目だった。どう、って私の取るべき道は一つしかない。
「私を妖物の・・・キリウスのところに連れてって」
「それは僕への正式な魔法の依頼?」
「依頼!」
りょーかいと、魔法使いの少年は私の手を取って、呪文を唱え始めた。
きっと、瞬間移動的な魔法だ。
私はぎゅっと目を閉じて、衝撃に堪えようとした。
「お待ちください!」
と、サラさんが慌てて呪文を止めた。リュシエールは邪魔されて不機嫌そうにサラさんを見た。
「申し訳ございません。なにぶんにもレーナ様は身重の体ですので、魔法での移動が御子に障りますことがございましたら・・・」
「へ?」
サラさんの言葉にリュシエールが目を丸くして、私を見た。
「え?レーナ、赤ちゃんいるの?」
そうだけど。
「でも、お願い、リュシエール。私どうしてもキリウスのところに行きたいの」
「う~~~。キリウスの子、なんだよね」
拗ねたような少年の言葉に、私は当たり前じゃない、と答えた。
「う~~~。僕としては複雑なんだけど・・・分かった、じゃあ魔法を変える」
リュシエールは仕方なさそうに言うと、諸手を広げて、集中するように目を閉じた。桜色の唇から音楽のような呪文が流れると、しばらくして魔法使いの少年の両の手のひらに白い光と不思議な文様が浮かび上がった。
息継ぎもなく呪文を唱える少年のきれいな顔に真珠のような汗が浮いているのが見えて、もしかしたらこの魔法は難しいのかもしれないと、私は不安な気持ちで少年を見つめた。
リュシエールが最後の息を吐き出すと、執務室の扉に白い魔法陣のような文様が浮かびあがった。
「つながった」
少年はそう言うと、私の手をとった。
「急ぐよ。つながってるのは一瞬だから」と、私の手を引いて駆け出し、文様の浮かんでる扉を開けて外に出た。
扉の外は、城の見慣れた廊下・・・じゃなくて。
「ここは・・・どこ」
私は唖然と辺りを見回した。城の中には違いないがそこはローマリウスの城の中じゃなかった。
大広間に騒然と人が入り乱れている。皆、狂乱に近いほどの取り乱しようだ。召使い風の人間や衛兵、身分の高そうな人間が口々に何かを叫んでいる。喧噪の中「妖物」というワードが聞こえた。
これって、前にも見たことがある。ローマリウスに妖物が出たときの状況にそっくりだ。
「リュシエール、ここって」
私はまだ私の手を握り締めているリュシエールを見た。少年はひどく疲れて口をきくのも億劫そうに
「ヨークトリア国の城だよ・・・ローマリウスの城と、つなげた」
リュシエールの疲労からやっぱり難しい魔法だったのだと私は申し訳ない気持ちになり
「ごめんなさい。ありがとう、リュシエール。私、キリウスを探すね」
「待った」と少年はほどきかけた私の手を握りしめた。
「ここにいていいよ。たぶんキリウスが求めるのはレーナだ。レーナの匂いを嗅ぎつけて、向こうから現れるよ」
でも、と少年は険しい顔をして続けた「キリウスは正気じゃない。レーナが語りかけてもレーナの言葉が届くかどうかはわからないよ?もしかしたらレーナを取り込もうとするかもしれない」
私はリュシエールが何を言いたいのか考えあぐねて少年のきれいな顔を見つめた。
「もし、キリウスがレーナを取り込りこんだら、レーナの命を吸い取ろうとしたら、僕は、特級魔法使いの退治を止めない」
リュシエールの青緑の瞳は今までに見たことがないほど澄んでいて、迷いなど感じられなかった。
私は頷いた。それでいい・・・もし私の言葉すら届かないようなら、もうキリウスを止められる人はいないだろう。彼が妖物として人の命を奪うなら・・・
きっと、キリウスなら自分を殺してくれって言う。
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