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『終わりから始まる物語』
第20話『各々の内側』
しおりを挟む引きずられる形でギルドを出たエーヤ達はモーティラン丘陵へと行く為に商業区域を歩いていた。目の前には円を描くように中央広場が存在しており巨大な噴水がきらきらと太陽の光を反射しながら水飛沫を上げている。
名スポットというべきか、憩いの場というべきか。その周りにははしゃぎ回る幼い子ども、仲が良さげな老夫婦、新婚の雰囲気が漂う恋人など、様々な老若男女が集っていた。
「平和…………なんだよな。この光景は」
「―――今の内は、なんだよ」
こうして住む人々を見てみるとギルド長の判断も正しいのだろう。魔物が凶暴化しただけならば国民に情報を拡散して王国から出ないように処置すれば良いだけの話だ。
だが、『空間遮断』がもし同時に使用されれば。王国都市周囲に十数枚ばら撒くだけで人々が逃げられなくなる檻という名の結界の完成である。防壁の周囲、または都市内部に魔物が出現すれば戦えない人々がどう反応するのか、想像に容易い。
リルとこうした平和な日常を眩しいもののように見ているとふと視界に見知った人影が入り込む。
「マスト……………?」
「あ、エーヤさんじゃないですか! 奇遇ですね、これからどこかへ行くんですか?」
マスト・ディンブル。モーティラン丘陵で出会った少年の名をエーヤは思わず呟くと、彼もこちらに気が付いたようで背負った荷物を走る反動で揺らしながら駆け寄ってきた。
「まぁな、昨日のところで魔物を狩るんだと。リルが行こうって聞かなくて、今から強引に連れていかれるとこだよ。マストはこれからどうするんだ?」
「はい、その事でエーヤさん達に声を掛けました! ところで昨日ご一緒されていた綺麗な人―――エリー・セイヴフィールさんはどこに住んでいらっしゃるのか分かりますか?」
「知ってるが、何か用事でもあるのか?」
「はい。初めて会ったのは昨日でしたが、どうも表情に陰りがあるのが気になりまして。だから、僕が育てている魔物をエリーさんに買っていただいて可愛がってもらえれば少しでも元気が出るのかなって思って探しているのです」
「………………そっか、観察眼が鋭いんだな」
育てている魔物といったら、昨日の幼い魔物たちの事なのだろう。エリーにとって魔術が使えない事の根本的な解決要因にはあまりならないだろうが、ストレスの解消にはなる。
マストは謙遜したように答えながら片目を覆う。
「いえいえ、ほんの少しだけ良い目をしているだけですよ。…………あ、そうだ! ところで、エーヤさんは何者なんですか?」
「――――いきなりどうした、見た目通り俺はしがない魔術師だぜ?」
「……………っ! い、いや、変なこと聞いてすみませんでした、昨日の戦闘は惚れ惚れするものでしたから!」
エーヤは思わず怪訝な表情で両手を前に出してぶんぶんと振るマストを見つめるが、その意図は読めない。単純に、気になっただけだろうか。
マストにセイヴフィール公爵邸の場所を案内しようとするが慌てて辞退する。仕方なく場所だけを伝えると足早にその場を去ろうとした。
「それじゃあエーヤさん、リルさん、また会いましょう! では!」
「あ、あぁ………もう行っちまったな」
「―――エーヤ」
今まで隣で静かでいたリルだったが、下から見上げてエーヤに話しかける。その声は固い。
「一応聞くけど、なんともない?」
「ん、何がだ?」
「………………ううん、なんでもない。さ、早くモーティラン丘陵に行こう!」
安堵したようにリルが息を吐くと、早く行こうと急かす。後ろから押されているせいでその表情は見えない―――。
(―――さっきの魔力に似た異様な流れ。手で覆われていた彼の瞳から放出されてエーヤを包み込んでいた……。エーヤの魔力が多いおかげで何も異常はないようだけれど、彼の方こそいったい何者なんだよ………?)
―――――瞳の裏に秘めた真意を隠すように。
◆◇◆
足早に歩く少年は幼女精霊を連れて歩く青年から情報を聞き出すとポツリと呟く。その声は誰にも気付かれることはなく、雑踏の中に消えてゆく。
「―――――さっきは失敗したなぁ」
『マスト、先程の行為は露骨過ぎるわ。それにあまり多用するのは得策とは言えない』
「わかってるわかってる。でもレイン、エーヤにはなんで効かなかったんだろうねぇ? 今までそんなことはなかったのに」
一人………否。二人になった途端に頭の後ろに手を組みながら不思議そうに呟く今の彼には、先程の誠実そうな少年の面影は見えない。むしろ、その表情には不遜な態度がありありと表に出ており、目は細められている。
現在、自身が従えている精霊レインと会話しているマストだが、その姿を確認するまでもなく目の前を見据えながら歩く。
マスト以外には姿を現さないようにしているレインはその問いに対し淡然たる言葉で返答する。
『内包魔力量が多い人間はマストの瞳の力が効かない場合があるの。彼はその中の一人よ』
「ふーん…………昨日の戦いを見て思ってたけどやっぱりエーヤは強いんだぁ。―――なら、どっちが強いか勝負しなくちゃいけないね!」
『………………………』
マストの背後に佇むように漂う精霊レインだが、自らの主に気付かれないように密かに溜息を吐く。いつもの癖が出たか、と。
『(精霊である私には理解できないけど、マストは強い相手を見つけるとどうしても自分が優位な立場に居るのだと証明したくなるようね)』
内包魔力量が多いからといってその量が本人の強さに比例しているとは限らないのだが、マストの中では既にそのような構図が出来ているらしい。
出会って間もないというにもかかわらず、恐らく強いのだという理由だけで魔術師エーヤとその契約精霊リルを自身の計画の中に組み込むようだ。
「ねぇレイン。準備は滞り無く進んだんだよね?」
『それはこのエリディアル王国都市部の周辺全域にあの空間遮断という札タイプの魔具を埋め込んだのかっていう問いに対して? 仕込むのはほんの少し大変だったけど、それであれば答えはイエスよ。後は貴方が持つ最後の一枚に魔力を込めれば、連鎖的に発動するようになっているわ』
「そっか、僕の友だちも上手くやってくれたようで良かったよ。試しにモーティラン丘陵で発動した魔具も上手く成功して、中にいた友だちも喜んでいたようだったし!」
周りを気にせずに無邪気な声で言う。その表情には満面の笑みが湛えられているのだが、狂気染みたものが見え隠れしている。
水色の瞳を煌々とさせながら口角をニィィっと吊り上げる。
「よし、後は僕が調整するだけだね。友達も強くなるからきっと嬉しがるよ。それに、それがみんなの為なんだから当然、喜ぶよね―――?」
『………えぇ、全ては貴方の言う通りよ。マストのお友だちの力、ひいてはあなたの全力を、この国に見せつけてあげましょう』
『(私はマストの意志に従うのみ。それが、私の存在意義だから…………)』
「うん―――それじゃあ、お嬢様を迎えに上がろっか」
迫り来る脅威は、すぐそこに―――――――――。
◆◇◆
「はぁ…………」
エリー・セイヴフィールは現在自室にいた。年頃の女の子なのだからもう少し内装を凝ったものにしても良いと思うのだが、前面に敷き詰められたカーペット、大きめのベッド、机、化粧台、丸テーブル、窓を覆うカーテンといった具合で目立つ色が無く整然と完結している。彼女の母親が生前の時であれば、レイアウトはオレンジ色を中心としたレイアウトであったのだが、それが今では見る影もない。
そんな場所のベッドの上に普段着で横になっていた彼女はこれまでのことを考えていた。
(私は、このままでいいのかしら………………)
エリーは真っ白な天井を意味もなく見つめて溜息を吐くという行為を何度も繰り返している。ダンジョンにいた無属性魔術師エーヤとの邂逅は明らかに彼女の内面に変化をもたらしていた。
セントパール魔術学園に通っていた彼女であったが、ここ一年は足が遠退いている。原因は明解。エリーが魔術を使えなくなったからである。
学園では身分は関係がないといっても公爵令嬢、しかもエリディアル王国を守護する重要な二大役職の内の一つである『盾の守護者』の血縁だ。魔術が使えない分、その風当たりというのは自然と強くなる。
当然、良く思われていない学生からは心ない言葉を浴びせ掛けられたり、多くいたと思っていた友人も片手で数えられるほどに減った。魔術を使えないという事実であったとしても友人でいてくれたのは感謝しているが、エリーにとってその出来事はショックではないと言えば嘘になる。しかし、離れていった者たちは『盾の守護者』としての私を見ていたのだという証明にもなった。
………………とても、とても悔しかった。でもそれが今の無力な私の現状だと考えると俄然やる気が湧いてきていた。母を殺した魔人を殺したい、手のひらを返した者を見返したい、この国に住む住民を全て守れるくらいに強くなりたい。そうした私利私欲とも分別が付かない欲望が、心の中に渦巻いた。
家の格を落とすまいと今までは魔術が使えなくとも魔力を込めるだけで使用できる魔具を使い魔物を倒してきたが、それもダンジョンに潜ったことで限界が見えてきた。
「でも、私にとっての転機はダンジョンでのエーヤさん達との出会いね」
彼らと出会い、魔術を使わずに魔力で強化するという手段がある事を知った。それは、現在魔術を使えず、尚且つ力を求めている私にはぴったりだろう。
「そ、それに顔から火が噴いちゃうほど恥ずかしいこともあったり…………………」
脳裏に焼き付くのは、ダンジョン帰りにおんぶされていたこと。恥ずかしい写真を見られていたと勘違いして、取り戻そうと思ったら転んで胸元に彼の顔があったこと。
エリーは思わず枕に顔をうずめて足をバタバタとさせる。
「今考えればあんなに男の人に近づいたのって初めてじゃない………? しかも、胸まで…………~~~~~ッ!!」
不慮の事故とはいえその衝撃は今でも鮮明に覚えている。枕で隠れているが、絶対に自分の顔は真っ赤だろう。
エーヤと出会ったこれまでのことを振り返っていると、ある出来事を思い出す。それは―――エーヤがソニックウルフを倒しているときの光景で―――――。
「羨ましいな…………」
ふと、冷静になったエリーが胸の内に秘めていたある思いがポツリと呟かれる。正直これまでなんども同じ思いを抱いたことはあったが、その先にあるモヤモヤとした感情が不明瞭だった。
エリーは僅かに目を見開き、なんでこんな言葉が口から漏れ出たのかと驚くと同時に、「あぁ」とその理由に思い至る。
(私、エーヤさんの強さに嫉妬しているんだ)
あまりにも明解且つ単純で醜い理由に思わず溜息が出る。こんな感情を抱くなど『盾の守護者』としてあってはならないとも。
実際、エーヤの魔術師としてのスペックは一般魔術師の域を遥かに超えている。彼にしか使えないという無属性魔術は勿論だが、彼自身が持っている魔力量にも目を見張るものがあるからだ。
(私も魔力量の多さなら他の魔術師には劣らないと自負している……………。でも、彼のあの魔力量は異常よ)
他の一般魔術師の魔力量がコップ一杯分だとしたら私はバケツ一個分程であろうと考える。母親譲り………いや、それ以上の魔力量を保持して生まれたということもあり、魔術は使えなくなったがその多さには自信はあったのだ。
エーヤ・クリアノートという魔術師に出会う前までは。
ダンジョンで出会ったときは魔力量も少なく、ちょっとだけ常識外れの普通の魔術師だと思った。鋼鉄巨人を倒したのだって彼が契約している精霊のリルちゃんの実力だろうとも。
しかしその認識は間違っていたのだと途中から気付く。精霊が異常な強さならばその主人が普通な訳がない。私が負った傷や戦闘服の損傷を回復したりミノタウロス戦で見せた戦闘状態のエーヤは栓を外したかのように多くの魔力が溢れ迸っていた。それ以前の姿は自らの中に眠る魔力を押さえつけていたのだろう。
しかし、その様子を例えるならばそれはまるで噴水。戦闘中の魔力が際限なく吹き出る様子は自分と比べる事すら烏滸がましいと思った。加えて、それに比例する戦闘技術。
「……………エーヤさんって一体何者なんだろう。そういえば私、彼のこと何も知らない」
彼ほどの実力者が今までどこで何をしていたのか。
パーティは組んでいたのか。
……………………なんでここまで私に親切にしてくれるのか。
(お母さま…………………………)
いつも肌身離さずに身に付けている琥珀色のペンダントをギュッと握りしめながら天井を見つめる。その様子はまるで親にすがる子供のよう。
次の瞬間、家の中から警報が鳴る。警報といってもけたたましい音ではないのだが、それでもセイヴフィール公爵家関係者以外の誰かが門を開けようとしたという事なので僅かばかり警戒心を上げながら窓から外を覗く。
「あれは、確かマストくん………?」
そこにはモーティラン丘陵で出会ったマスト・ディンブルと名乗る少年がいた。見知った顔なので警戒を弱めるが、エリーは"何故ここにいるのか"という疑念が頭を過ぎる。
偶然というべきか、いつも家にいるメアは今日はいない。どうやら用事があるようで、『お嬢様、私はこれから用事がありますので少々暇を頂ますね。あ、勿論セイヴフィール家のメイドを辞めるという意味ではないのでご安心を。寂しいからってわんわん泣かないでくださいね?』と茶目っ気たっぷりに言った後どこかへと出かけて行った。
家には現在エリーただ一人。公爵家であるというのに不用心と言われても仕方がないが、この邸宅内には対魔術用などの結界が張ってある。もし侵入者がいたり魔術を発動すると、防衛機能が働いたり魔術を打ち消したりといった結界の効果が効き始めるので安心なのだ。だからこそ門番や他のメイドは雇用しておらずに少数なのである。
とにかく敷地内に入って来た彼の用件を聞く為に私は部屋を出た後に階段を下に降りる。この広い邸宅にたった一人だけという心理が働いてなのか、心なしかほんの少しだけ寒気を感じたが気にも留めずに玄関の扉を開ける。
門と玄関入口の距離は離れていたが、マストはこちらに気が付いたのか手をぶんぶんを振りながら呼びかけた。
「エリーさん、お久しぶりです!」
「マスト君だったよね……………? 昨日ぶりだけど、急にどうしたの? というか、ここの場所知ってたのね」
小さく驚いて門に施工されている魔力認証のロックを解除しながら話す。彼は表情をにこやかにしながら言葉に耳を傾けるとそれに答えるべく返す。
だがその表情が作られたものに見えて、なんだが不気味に感じる。
「ええ、先程エーヤさんと出会って教えてもらったんですよ。…………それで僕の用事なのですが、長くなりそうなので一先ず中に案内して貰っても良いですか?」
「…………………はい」
彼の瞳が仄かに妖しく輝くと、そこで私の意識は途切れた。
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