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『セントパール魔術学園~学園ダンジョン編~』
第36話『入浴』
しおりを挟む急遽、セイヴフィール家が依頼した専属の庭師にメアが連絡し庭園の修復作業を行なう。あちこち葉が焦げ付いていたり地面が抉れる原因となったエーヤは、今現在いないリフィアの事を含めて二人へ真摯に謝罪する。エリーは気にしていない事を伝え、メアは普段通りの笑みを浮かべながらエリーに追従した。
リルと共に屋敷に戻りエーヤ達が過ごしていた客間で少しの間寛いでいると、メアが入室してくる。
「そういえばエーヤ様、先程のお手合わせや戦闘で汗をお掻きになったのでは御座いませんか?」
「………あぁ、まぁ」
「なら汗をお流ししてきたら如何でしょうか。幾分かリラックス出来るかと思いますが」
「………ありがとう、そうするよ」
メアへ表情をこわばらせながら感謝を述べるエーヤ。先程のリフィアとのやりとり以降、エーヤの言葉の端々に沈鬱な雰囲気が漂うが今は言葉に甘える事にした。
セイヴフィール家で入浴するのはこれが初めてではないがその広さは大浴場といっても過言ではなく、その様相は壮観の一言に限る。入浴する為に大浴場へ移動すると脱衣所で衣類を脱ぎ、籠の中に入れる。
タオルを腰に巻き付けたエーヤが浴場へ入室すると仄かに湯気が漂う。一面大理石のようなひんやりとした感触が足の裏から伝わるとその刺すような冷たさに一瞬だけ表情を歪めるが、慣れれば何という事は無かった。
風呂椅子に座りながら魔石が動力源のシャワーから湯を噴出させると一通り身体全体を洗う。その後、広い湯船へ向かうと足のつま先からゆっくりと湯に浸かる。湯口の近くの端まで行き、やがて肩まで浸かるとそのじんわりと身体中に広がる温かさや力を抜いたことによる心地良さに思わず深い溜息を吐いた。
「風呂に入る事を"命の洗濯"ってよく例えたものだよなー。あぁキモチイイ。寝ちゃいそう………」
「同意なんだよー。とーけーるー」
「なんだいたのかリルー。てっきり帰界化したのかと思ってたけどー」
「こんな良い湯に入らにゃソンソン♪ 本来精霊には必要ないんだけどー、心と精霊体の保養も大切なんだよー」
そっかー、と二人はいくらか気の抜けた会話を繰り広げる。一息ついたエーヤはちらりと横へ視線を向けるとリルは畳んだタオルを頭の上に乗せながらふにゃふにゃとした表情をしていた。
エーヤは前に向き直ると息を目一杯吸い、吐き出す。天井を見上げるが、視界は仄かな湯気で白く濁っていた。
「リル、ごめんな」
「………んー? なにがなんだよー?」
「言いたくない事を、言わせてしまった」
思い返すのはリフィアとの一件。本来であればエーヤの口から語られるべきであろう、戻らなかった理由を『永遠の色調』の一人である彼女をいざ目の前にしてみると話せなかった。さらにはリルにその役目を負わせてしまった。リルが提案したといえども、みんなの元を離れるという判断を下したのは自分自身だというのに。
リルは目の前を見つめるとぽつりと語り始める。それは、長らく行動を共にしている中でずっと燻ぶっていた気持ち。
「………私からしてみるとさ、エーヤは気張りすぎなんだよ」
「気張っている………俺が?」
「うん。丁度、『アーちゃん』の死から間もなく『唯一神への挑戦』が始まって、失敗しちゃって―――巻き戻った辺りからかな。エーヤは、周りの感情に敏感になった」
思い浮かばず首を傾げるエーヤだったが、リルのその言葉で僅かにハッとした表情になる。そんなエーヤの反応を気にする事も無く言葉を続ける。
「エリディアル王国に着く前の道中、様々な村や集落があって、もちろん王国でもたくさんの人たちに出会って関わってきた。良い人も、悪い人も居たけど、エーヤは自らが犯した罪を、負の感情を抱えながらも真っ直ぐに向き合ってきたのを知っているんだよ。辺りに辛く当たってもおかしくはないのに自分の感情を押し殺して」
「………………」
「正直、見ていてつらかったんだよ。周囲の表情を伺いつつ言いたい事も、心の底に蓋をして、辛い気持ちも吐き出せない、仮面を貼り付けた様子が………何よりも、つらかった」
リルの独白はエーヤの心を代弁していた。エーヤの近くにいて、見て、経験したリルだからこそ理解し得る感情。
「周りに心を悟らせないように常に笑顔を振りまいて、築いた信用や期待を裏切るのが怖くて。いつも怯えていたね」
「…………あぁ、そうだった。これ以上失いたくなかったんだ。虚勢を張っていたのは、これ以上心の弱さが露呈するのは嫌だったから」
「うん。まぁ私は虚勢でも自信でも、気張るのは悪くないと思っているんだよ。ただ、いっぱい抱えちゃうと耐えきれなくて溢れちゃう。現に今でも、前に進むと決めたとしても心の中はぐちゃぐちゃでいっぱいだよね? ―――特に、アイツへの憎しみは」
「………あぁ」
その声音は落ち着いているが、芯には熱い熱を秘めている。
自分への信用や期待を裏切ってしまう『怖さ』、愛する人を失った『虚しさ』、その原因になった魔人への『憎しみ』が。
―――その昂る焔は深く、じわじわと、いつまでもエーヤの奥底に燻ぶっていた。
リルはぐっと両手を組んで背伸びすると、再びふにゃっとした柔らかな表情に戻った。
「まー私が言いたいのは言いたいときや行動したいとき、頼むときはエンリョしなくても良いってことー。リーちゃんに言ったこともぜーんぜん後悔してないんだよ。寧ろスッキリしちゃったー!」
「スッキリって………多分、というか絶対アイツへこんでるぞ? 案外打たれ弱いんだからな?」
「リーちゃんなら分かってくれるんだよー! それじゃー話は終わりっ! じゃねっ!」
自ら話を打ち切るとその精霊体は魔力の粒子となりエーヤへ帰界化する。若干早々に話を切り上げた感じがしないでもないが、エーヤは目元を柔らかくしながらその姿を見届ける。
再び湯船に一人だけになったエーヤは身体が十分に温まってきた事を自覚すると、あと少ししたら風呂から上がろうかと考えていた。
すると―――、
「ふぅ、まったくメアにも困ったものだわ。冗談ばかりで私をからかってばかり。さっきだって………」
「………ッ!?」
脱衣所のドアが開かれる音と共に少女の声が聞こえた。広いだけあって湯船と入口の距離は離れているのだが、小さな声でもいやに反響する。エーヤは思わず身体を浮き上がらせてしまい、湯のバシャッという水音が僅かに響いた。
「ん? いま音が聞こえた様な………気のせいかしら」
(やばい………ッ!)
何故エリーがここに、という考えが一瞬頭を過ぎるが、とにかくここはやり過ごさなければならない。急いで視線を方々に彷徨わせてどこかに隠れようとするが、そんな死角は都合良く見当たらなかった。
エーヤは少女のひたひたと歩く音を耳に留めながら大声を立てないように焦りながら小声で呟く。
「リルっ、おい聞こえてるかリルッ!? どうしよう、エリーが来たっ! 隠れようにもその場所が無い!!」
『んー? ………ナルホド、絶体絶命ってヤツなんだよー。いっそのこと堂々といる?』
「社会的に俺が死ぬわっ! 変態のレッテルが張られる!!」
「………エリーの事だからそんな事ないと思うけどなー。じゃあ焦ってどうしようもないエーヤに良いこと教えてあげる。認・識・阻・害♡」
「ッ、それだ!」
エーヤは咄嗟に自らに認識阻害の魔術を施す。これは『永遠の色調』として活動していた時に頻繁に使用していた魔術で、人、場所、物関係なくあらゆる対象に発動することが出来る。発動後はその存在を視認・認知されないので主に顔を隠す為に使われていたのだが、体全体にも使用可能なのだ。
久しぶりに使用する魔術だったが、無詠唱で難なく成功。もしエリーに見られたとしても湯船にはエーヤの存在が認識されない。
「………まいっか。ふん、ふふんふん、ふふんふふっふんふーん♪ まずはシャワーを浴びてからっ」
エリーは機嫌良さそうに鼻歌を歌っており、シャワーからお湯が噴出する音が聞こえた。ひとまずは湯船側に来る事は無いと知って心を落ち着かせるが、あちらから認識されないとしてもこの切羽詰まった状況が変わらないエーヤは心臓をバクバクとさせていた。未だエーヤ側からエリーの姿は見えないがいずれここに来るだろう。そう思い水音を立てないようにゆっくりと淵側へ移動しようとしたのだがシャワーの音が止まった。どうやら掛け湯だったらしい。今度こそ湯船に近づいてくる。
不自然に波紋を広げるわけにはいかず、その場から一歩も動けなくなったエーヤは目を見開きながら石のように固まるしかなかった。
「おっふろ、おっふろ♪ きーもちーいおーふろー♪」
「――――――」
故意では無いとはいえエリーが口遊んでしまうほど風呂好きな一面を見てしまったエーヤだが、タオルを巻きつけた彼女の姿を見た瞬間一気に思考が吹き飛ぶ。入浴を行なうのだから何も違和感はないのだが、問題はそこではない。
肢体にタオルが張り付いていたのだ。
白いタオルは元々薄いのか生地越しに張り付いた肌色が透き通る。肝心なところは見えないので安心なのだが、彼女は開花したばかりの美しい若き花。張り付いたお椀型の胸の膨らみや腰の括れなど、女性的な成長が垣間見える。入浴するまでの時間が短いことから掛け湯としてシャワーを浴びただけなのは明らかなのだが、エーヤにとってその恰好は全裸よりも刺激があった。
近づいてくるエリーはオレンジ色の長髪は下ろしていたのか後頭部に団子状でまとめており、瑞瑞しい肌に水滴が滴る様子は少女という幼さを持ちながら酷く煽情的に見えた。
エーヤがいるとも知らずに湯船に片足を入れるエリーに思わず見とれてしまったエーヤだが頭を振りながら己の煩悩を払い落とそうとする。下腹部に血液が集中する感覚を覚え、これ以上思い出すまいと瞳をぎゅっと閉じるが、先程のエリーの姿が脳裏から離れない。それ程にエーヤにとっては鮮烈な光景だった。自分がいる湯口付近には来ないように、と心の中で強く思うがその願いに反してエリーはエーヤの真横の位置に移動する。
彼女はタオルを巻いたまま肩まで浸かり、満面の笑みで身体を伸ばし始めた。
「ん~~、ふぅー、すぅー、きもちいーなー………ん?」
(近い………! あと数センチで肩と肩がぶつかりそうだ………! ちょっとずつ離れて………)
エリーとの距離に心臓が自分の中でバクバクと鳴り響くのが判る。波紋が目立たないようにゆっくりと移動している最中、エリーは深呼吸したあと何かに気付いたかのように鼻をスンスンと動かす。その様子は、何かの残り香を探そうとするようにも見えた。
「あれ………? なんだかエーヤさんの匂いがする………? お風呂に入ったのかしら?」
(………ッ!?)
肩をびくりと揺らしながら背筋が凍るような感覚を覚えるエーヤ。エリーには現在のエーヤの姿は認識出来ない筈なので嗅覚のみで察知したのだろう、鋭い感性だと思わず戦々恐々とした。
「うーん、あの戦いの後からなんだかおかしいのよねぇ………。視力と聴力、嗅覚も上がって、食べ物の味も敏感になるし。『聖の神域』での影響もあるのかしら………?」
再度うーんと呟きつつ首を傾げるエリー。少しずつ移動していたエーヤもその言葉を聞いて疑問を抱く。五感が鋭敏になった事や、何より『聖の神域』という聞き慣れない言葉。
動きを止めるとリルへ話しかける。
(なぁリル、その、『聖の神域』っていうのは何かわかるか?)
『(……………むー、さぁ。知らないんだよー)』
エーヤの中に帰界化していたリルだが、その返した言葉には間があった。実はエーヤには知り得ぬことだがあの戦いの帰りにエリーとリルの間で約束を交わしており、『聖の神域』の事はリルは一切知らない事になっている。
エーヤから聞かれたことだったのでリルは一瞬だけ逡巡してしまったが、エーヤはその間を不思議に思う事なく相槌を打つ。
そんなエーヤの様子を中から覗きつつ、心の中でリルは謝罪する。
『(ごめんねエーヤ。今はまだ、話せないんだよ。そ、の、か、わ、り)』
エリーの方をちらちらと見ながらゆーっくりと湯船から上がろうとしているエーヤを現界化したリルが背後から全力で押し出す。結果―――、
「どぅ………っ!!」
「ひゃあぁぁぁぁぁ!!」
突如やってきた背後から押された衝撃に耐えきれずエーヤは僅かな声を洩らしながら思いっきり体勢を崩す。幸いな事に水飛沫でエーヤが発した声は気が付かれなかったのだが、エーヤが倒れた方向にはピンポイントにエリーがいた。つまり、姿が見えないエーヤだがエリーに抱き着く形となりその胸に顔をうずめてしまう。
エリーからしてみれば何もない所からいきなり水飛沫がやってきて、何かが自分を押し付けているのだ。悲鳴を上げてしまうのも無理はない。彼女は魔力を爆発させてしまうと一目散に浴場を出ていってしまった。
その様子を他人事のようにニヤニヤとしながら見ていたリルはぽつりと呟く。
「ありゃりゃ、出て行っちゃったんだよー。せっかくラッキースケベな状況を作ってあげたのに。ね、エーヤ………」
「………………」
「うわぁ、気絶してる………」
残されたエーヤといえば風呂の中で気絶しており、ぷかぷかと浮いていた。既に認識阻害の魔術は解かれており、リルがその表情を覗いてみるととても穏やかだった。
エリーの女性らしい柔らかな感触を味わったからなのか、心地良い甘い匂いを直に嗅いだからなのか、それともただ単にのぼせてしまっただけなのか。それはエーヤのみぞ知る事だった。
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