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勇者候補たちの想い
78.バトラーの勇者
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■東方大教会 司教執務室
魔力を注がなくても炎が出続ける武器。
もし作れれば魔法力に関係なく強くなれるだろう・・・
「武器にするなら、他の鉱石と混ぜて使えば良いという事でしょうか?」
「基本的な考え方はその通りね。だけど、作ったことがある人は居ないと思うわ」
「?」
「私も、この石を見るのは初めてなのよ。実家は代々魔法士なんだけど、特に聖教石とこの魔法石に詳しい家だったから、資料を読んだことがあるだけ。それも何十年も前の話よ」
「実際に加工するとなると、腕の良い職人が必要なはずだわ」
(パパスに頼めば何とかしてくれそうな気がする)
「ねぇ、勇者さまぁ。この石だけどぉ。一つ譲ってくれないかなぁ? もちろん、お返しはするわよ。 私自身でも良いし、私が愛する聖教石と交換でもいいわよ」
(この、キャバ嬢がおねだりするようなノリは何とかならんか)
「お返しは別にして、一つなら構いませんよ。もう一つを武器にして見ますから。バトラーさんは、この石をどうするのですか?」
「私? 私は石をを集めるのが大好きなの。そうだ! まだ、私の愛しい聖教石を見てもらって無かったわね」
バトラーは壁に作りつけられている棚から、アタッシュケースのような木のかばんを持って来て開けた。
カバンの中は宝石を並べるように、ベルベット地の上に綺麗な色の聖教石が並んでいる。どれも色がはっきりしており、強い魔力が込められているのだろう。
「私は風の魔法士だから、お祈りしても白にしかならないのよ。だから、赤いのとか青いのは、他の司教にお願いして作ってもらったの。凄く綺麗でしょ」
(確かに綺麗だが、自分で作った物の方が濃いような気がする)
「赤いのはオズボーンに頼んだんだけど、あのオヤジ勿体つけて中々作ってくれなかったから、手に入れるまで随分時間が掛ったのよ・・・・?」
「あれ? あんたは、こんなに綺麗な聖教石に興味が無いの? 見るのは初めてなんでしょ?」
「・・・」
(うかつな返事はしないほうが良さそうだな)
「ちょっと、あんた! もしかしたら石を持ってんじゃない? すぐに見せなさいよ!」
バトラーは返事も待たずに、タケルが座っている横に飛び込んできた。
足元に置いたリュックを無理やり奪い取る。
「あ、バトラーさん、そんな乱暴に・・・」
「!! ギャー!!! 何これ!!」
バトラーはリュックの中身をひっくり返して、タケルが持っている聖教石をテーブルの上にぶちまけた。
赤、青、白、そして黄金色、全ての石がバトラーの石よりも色がはっきりしていた。
「こ、これ・・・あんた、ひょっとして自分で作れるの?」
(もう隠しても意味が無い)
「え、ええ。神様が親切なのでお願いすると色々できるようになりました」
「スッゴーイ!! もう最高!!」
叫びながらタケルに抱きついて、頬にキスしてくる。
腕にはノーブラの豊満な乳房が押し付けられる。
「ちょ、ちょっと、バトラーさん離れてください」
「だめよ、絶対離さないんだから。あんたは今日からバトラーの勇者だからね!」
「え!?」
(この人何言ってんだろう・・・)
(もう一人の美女の目も怖いし・・・)
魔力を注がなくても炎が出続ける武器。
もし作れれば魔法力に関係なく強くなれるだろう・・・
「武器にするなら、他の鉱石と混ぜて使えば良いという事でしょうか?」
「基本的な考え方はその通りね。だけど、作ったことがある人は居ないと思うわ」
「?」
「私も、この石を見るのは初めてなのよ。実家は代々魔法士なんだけど、特に聖教石とこの魔法石に詳しい家だったから、資料を読んだことがあるだけ。それも何十年も前の話よ」
「実際に加工するとなると、腕の良い職人が必要なはずだわ」
(パパスに頼めば何とかしてくれそうな気がする)
「ねぇ、勇者さまぁ。この石だけどぉ。一つ譲ってくれないかなぁ? もちろん、お返しはするわよ。 私自身でも良いし、私が愛する聖教石と交換でもいいわよ」
(この、キャバ嬢がおねだりするようなノリは何とかならんか)
「お返しは別にして、一つなら構いませんよ。もう一つを武器にして見ますから。バトラーさんは、この石をどうするのですか?」
「私? 私は石をを集めるのが大好きなの。そうだ! まだ、私の愛しい聖教石を見てもらって無かったわね」
バトラーは壁に作りつけられている棚から、アタッシュケースのような木のかばんを持って来て開けた。
カバンの中は宝石を並べるように、ベルベット地の上に綺麗な色の聖教石が並んでいる。どれも色がはっきりしており、強い魔力が込められているのだろう。
「私は風の魔法士だから、お祈りしても白にしかならないのよ。だから、赤いのとか青いのは、他の司教にお願いして作ってもらったの。凄く綺麗でしょ」
(確かに綺麗だが、自分で作った物の方が濃いような気がする)
「赤いのはオズボーンに頼んだんだけど、あのオヤジ勿体つけて中々作ってくれなかったから、手に入れるまで随分時間が掛ったのよ・・・・?」
「あれ? あんたは、こんなに綺麗な聖教石に興味が無いの? 見るのは初めてなんでしょ?」
「・・・」
(うかつな返事はしないほうが良さそうだな)
「ちょっと、あんた! もしかしたら石を持ってんじゃない? すぐに見せなさいよ!」
バトラーは返事も待たずに、タケルが座っている横に飛び込んできた。
足元に置いたリュックを無理やり奪い取る。
「あ、バトラーさん、そんな乱暴に・・・」
「!! ギャー!!! 何これ!!」
バトラーはリュックの中身をひっくり返して、タケルが持っている聖教石をテーブルの上にぶちまけた。
赤、青、白、そして黄金色、全ての石がバトラーの石よりも色がはっきりしていた。
「こ、これ・・・あんた、ひょっとして自分で作れるの?」
(もう隠しても意味が無い)
「え、ええ。神様が親切なのでお願いすると色々できるようになりました」
「スッゴーイ!! もう最高!!」
叫びながらタケルに抱きついて、頬にキスしてくる。
腕にはノーブラの豊満な乳房が押し付けられる。
「ちょ、ちょっと、バトラーさん離れてください」
「だめよ、絶対離さないんだから。あんたは今日からバトラーの勇者だからね!」
「え!?」
(この人何言ってんだろう・・・)
(もう一人の美女の目も怖いし・・・)
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