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派遣勇者の進む道
140.火を吐く魔獣
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■獣人の村
~第12次派遣3日目~
タケルはアルコールの力を借りて眠りについたものの、硬い板間に敷皮を敷いた寝床の痛みで夜中に何度も目が覚めた。他のメンバーからも寝返りを打つ音が聞えてきたので、熟睡するのは難しかったようだ。
日の出と共に町の中心に近い場所にある井戸へ行って顔を洗った。既に多くの獣人達が起き出していて、井戸の周りを囲んでいたが、タケルが行くと笑顔で場所を譲ってくれた。奴隷扱いから1日で英雄に昇格したようだ。
集会所に戻ると、ハンザは約束通りに10人の若い獣人を連れてきてくれていた。全員が虎系の獣人だったが、獣人の中にも種族で派閥が出来ているのだろう。
「じゃあ、出発しようか? どっちに向かっていくのかな?」
「今日はお前たちが倒してくれた空の魔獣が居る場所と反対側だ」
海から見て左が翼竜のねぐらだから、海沿いに右に行くと言う事か。
「では、案内をお願いします。皆さんは火を噴く魔獣を見かけたら、大声で知らせながら私たちの所に戻ってきてください。決して、戦わなくていいですからね」
全員素直にうなずいている。手には尖った石を括りつけた長い棒を持っているが、硬い鱗のトカゲなら、かすり傷をつけることも出来そうにない。本人たちも戦うのが無理だと言う事は十分に理解しているようだ。
村を囲む丸太の壁から外に出て、壁伝いに右へ進んで行った。村の全容は見えないが、族長達から聞いた話では、壁の中に1万人以上が住んでいるらしい。確かに丸太の壁は長い距離で続いているのが見えている。これだけのものを作るのには相当な時間と労力がかかったのだろう。
「ハンザ、この丸太の壁はどのぐらいの時間で作ったか知っている?」
「もともと戦いのために作った壁をこの10年程で大きくしたのだ」
元々は人間と戦うための砦だったと言う事か。
「魔獣が増えてきたのはその頃からなの?」
「そうだ、私が子供のころに初めて見つかって、どんどん増えている。昔は我らのような戦士が戦っていたのだが、剣や槍が折れて今は逃げているだけだ。なんとも情けない」
ハンザ達は体も大きく強い戦士になれるだろう。しかし、それも武器があっての話だ。素手で戦えば剣を持った普通の人間に勝つのも難しいはずだ。
壁は感覚的には1㎞以上は続いていたと思う。徐々に海側から遠ざかりつつ、密林の中に村がせり出したように壁が伸びていた。壁の切れ目からは、タケル達が謎の神殿から歩いて来たような密林が広がっていた。
密林に入ると捜索隊は二人一組になって密林の奥へ走って行った。タケル達は散らばって行く獣人達の中心になるようにハンザについて移動していく。ハンザは時たま大きな声を上げて自分達のいる位置を知らせていた。
「ハンザ、このあたりは上に木もあるから翼竜からは見つかり難いんじゃないの?」
「ああ、だが、こちらも気が付くのが遅れるのだ。それに、トカゲの火を噴く声を目印に飛んでくる」
視界が悪いのはこちらにとっても不利なのかもしれない。昨日は遠くから飛んでくるのも上から降りてくるのも、すべて目で追う事が出来た。密林は太い幹から横に張り出した大きな枝葉で頭上が覆われている。
「木を切ったりはあまりしないのか?」
「いや、できるだけ切りたいのだが、斧はあと2本しかないから大事に使っている」
またもや鉄不足の問題が出てきた。
「ここいらの木を全部倒しても問題ないかな?」
「あぁ!?そんなことが出来るのか?」
「うん、練習にはちょうど良いかもしれない。アキラさん、コーヘイ、見える範囲の木を練習台だと思って根元から倒していこうか」
「いいですね、準備運動に丁度いいですよ」
コーヘイはニヤリと笑みを浮かべて炎の剣を抜いた。アキラさんもニッコリ頷くと右側に立っていた木の根元に駆け寄って拳を打ちおろした。
-バガァーン!!
「うわァ!」
アキラさんの右ストレートで木の根元付近が砕け散って木が倒れてきた。ハンザはたまらず声を上げている。
-パシュッ! -ザ、ザァッーー
コーヘイはアキラさんと逆サイドを自分のエリアと決めたようだ。炎の刀で根元を斜めに断ち切って、木が向こう側に倒している。タケル達が通った後の密林は切り開かれた道のように上空から日差しが差し込んでくるよになった。
「マユミと俺は上空も警戒しながら歩いて行こう。咥えられて飛ぶのは嫌だからね」
「はい! 隊長! アタッ!」
上を見ながら歩き出したマユミがさっそく躓いている。密林の中は下草もかなり生えているから、上だけ見ているとすぐに躓くのだ。タケルは槍の石突で下草を払って上と下の両方を見ながら伐採チームについて行く。倒した木は家を補修する材料として使うつもりだったが、木を搬送するためには近場の魔獣は出来るだけ倒しておく必要がある。
-出たぞー!!
声が聞えた左前方にハンザが走り出した。俺達も伐採をやめて、遅れないように走り出す。すぐに捜索隊の二人が走って来るのが見えた。その後ろに居るはずだが、まだ魔獣の姿が見えない。二人が立ち止まったハンザの元に到着したところで、後ろから来るトカゲの群れを見つけた。大きさはワニぐらいだと思うが、動きはワニよりも素早いようだ。
「じゃあ、作戦通りに!」
タケルの合図でアキラさんとコーヘイは左右に散った。タケルは水のロッドを取り出して、水の神と風の神に祈りを捧げる。
-ワテル様、ウィン様、強き氷の風を与えてください。
「アイスバレット!」
風の魔法で先頭を走って来るトカゲの顔面に氷の塊を叩きつける。5㎝ぐらいの氷の塊だが、強烈な突風に乗った氷の破壊力でトカゲの顔面から血が飛び散った。タケルは自分の位置を変えながら、見つけたトカゲに散弾銃のように氷の塊を叩きつけて行く。
トカゲ達の突進が止まったところを両側から拳と刀が襲い掛かる。アキラさんの拳は胴体を引き裂き、コーヘイの刀は綺麗に首を落としていく。全部で6匹いたが、炎を吐かれることも無く仕留めることが出来た。
「タケルさん、完璧ですね!」
「ああ、真っすぐこっちに来てもらえたから良かったよ」
タケルは上空を眺めながらコーヘイに返事をした。翼竜の気配は今のところは無いようだ。作戦としてはタケルが注意を引き付けて、両側からアタッカーが殲滅するというシンプルなものだった。二人のアタッカーは一撃必殺の技を持っているので、初撃さえかわせば怪我をすることは無い。
倒れているトカゲ達は尾まで入れて全長3メートルぐらいだろう。どうやって炎を吐くのか興味があって口の中を覗いたが、科学的な解明は難しいようだ。ひょっとするとこいつらも神様に祈っているのかもしれない。
攻撃パターンを確立したタケル達はその後も捜索隊が見つけるトカゲ達を掃討していき、短時間で50匹を超える成果を上げることが出来た。翼竜が襲ってこなかったのも成果が上がった理由の一つだ。
「タケルよ、一度村まで戻りたいのだが。ついて来てもらえるだろうか?」
「良いけど、戻ってどうするんですか?」
「せっかく、狩ったトカゲ達を一度村に運びたいのだ」
昨日の翼竜で魔獣も食べられることが判ったから、このトカゲも貴重な食糧と言うわけか。
「いいですよ、もう少し人手を集めて運んだ方が良いですよね。だけど、俺達の傍から離れないようにしてくださいよ」
「わかった。そうしよう」
トカゲ退治は思ったよりも手ごたえが無いが、何頭いるか判らないから終わりが見えない。今日中に目途をつけたかったが、ハンザ達の意向も無視できなかった。
一緒に村に戻ったハンザは族長に報告して200人ぐらいの人を連れだした。それぞれ木の棒や麻紐を手にしている。さっきの狩場まで戻って、倒したトカゲ達を棒に縛り付けて運び出し始めた。
-ドン!-ドン!-ドン!-ドン!-ドン!
翼竜が来る合図の太鼓が聞えてきた。
「ハンザ、全員を俺達の傍に呼び戻してくれ!」
「わかった! おーい、すぐに戻って来―い!」
わらわらと森の中から戻って来る獣人達を視界に納めてから上空に目を移した。
「みんなも上を見て、見付けたら教えてくれ!」
全員で上を見ていたが、しばらくは無言の状態が続き密林の中に静寂が広がった。
「あっちだ!」
声を上げた獣人はタケルの後ろを指さしていた。タケルの位置からは木が邪魔で上空が見えなかったが、密林の奥からこちらに走って来る二人の獣人が見えた。
-マズい。逃げ遅れた人が居た!
タケルは槍を握りしめて獣人達に向かって走り出した。
~第12次派遣3日目~
タケルはアルコールの力を借りて眠りについたものの、硬い板間に敷皮を敷いた寝床の痛みで夜中に何度も目が覚めた。他のメンバーからも寝返りを打つ音が聞えてきたので、熟睡するのは難しかったようだ。
日の出と共に町の中心に近い場所にある井戸へ行って顔を洗った。既に多くの獣人達が起き出していて、井戸の周りを囲んでいたが、タケルが行くと笑顔で場所を譲ってくれた。奴隷扱いから1日で英雄に昇格したようだ。
集会所に戻ると、ハンザは約束通りに10人の若い獣人を連れてきてくれていた。全員が虎系の獣人だったが、獣人の中にも種族で派閥が出来ているのだろう。
「じゃあ、出発しようか? どっちに向かっていくのかな?」
「今日はお前たちが倒してくれた空の魔獣が居る場所と反対側だ」
海から見て左が翼竜のねぐらだから、海沿いに右に行くと言う事か。
「では、案内をお願いします。皆さんは火を噴く魔獣を見かけたら、大声で知らせながら私たちの所に戻ってきてください。決して、戦わなくていいですからね」
全員素直にうなずいている。手には尖った石を括りつけた長い棒を持っているが、硬い鱗のトカゲなら、かすり傷をつけることも出来そうにない。本人たちも戦うのが無理だと言う事は十分に理解しているようだ。
村を囲む丸太の壁から外に出て、壁伝いに右へ進んで行った。村の全容は見えないが、族長達から聞いた話では、壁の中に1万人以上が住んでいるらしい。確かに丸太の壁は長い距離で続いているのが見えている。これだけのものを作るのには相当な時間と労力がかかったのだろう。
「ハンザ、この丸太の壁はどのぐらいの時間で作ったか知っている?」
「もともと戦いのために作った壁をこの10年程で大きくしたのだ」
元々は人間と戦うための砦だったと言う事か。
「魔獣が増えてきたのはその頃からなの?」
「そうだ、私が子供のころに初めて見つかって、どんどん増えている。昔は我らのような戦士が戦っていたのだが、剣や槍が折れて今は逃げているだけだ。なんとも情けない」
ハンザ達は体も大きく強い戦士になれるだろう。しかし、それも武器があっての話だ。素手で戦えば剣を持った普通の人間に勝つのも難しいはずだ。
壁は感覚的には1㎞以上は続いていたと思う。徐々に海側から遠ざかりつつ、密林の中に村がせり出したように壁が伸びていた。壁の切れ目からは、タケル達が謎の神殿から歩いて来たような密林が広がっていた。
密林に入ると捜索隊は二人一組になって密林の奥へ走って行った。タケル達は散らばって行く獣人達の中心になるようにハンザについて移動していく。ハンザは時たま大きな声を上げて自分達のいる位置を知らせていた。
「ハンザ、このあたりは上に木もあるから翼竜からは見つかり難いんじゃないの?」
「ああ、だが、こちらも気が付くのが遅れるのだ。それに、トカゲの火を噴く声を目印に飛んでくる」
視界が悪いのはこちらにとっても不利なのかもしれない。昨日は遠くから飛んでくるのも上から降りてくるのも、すべて目で追う事が出来た。密林は太い幹から横に張り出した大きな枝葉で頭上が覆われている。
「木を切ったりはあまりしないのか?」
「いや、できるだけ切りたいのだが、斧はあと2本しかないから大事に使っている」
またもや鉄不足の問題が出てきた。
「ここいらの木を全部倒しても問題ないかな?」
「あぁ!?そんなことが出来るのか?」
「うん、練習にはちょうど良いかもしれない。アキラさん、コーヘイ、見える範囲の木を練習台だと思って根元から倒していこうか」
「いいですね、準備運動に丁度いいですよ」
コーヘイはニヤリと笑みを浮かべて炎の剣を抜いた。アキラさんもニッコリ頷くと右側に立っていた木の根元に駆け寄って拳を打ちおろした。
-バガァーン!!
「うわァ!」
アキラさんの右ストレートで木の根元付近が砕け散って木が倒れてきた。ハンザはたまらず声を上げている。
-パシュッ! -ザ、ザァッーー
コーヘイはアキラさんと逆サイドを自分のエリアと決めたようだ。炎の刀で根元を斜めに断ち切って、木が向こう側に倒している。タケル達が通った後の密林は切り開かれた道のように上空から日差しが差し込んでくるよになった。
「マユミと俺は上空も警戒しながら歩いて行こう。咥えられて飛ぶのは嫌だからね」
「はい! 隊長! アタッ!」
上を見ながら歩き出したマユミがさっそく躓いている。密林の中は下草もかなり生えているから、上だけ見ているとすぐに躓くのだ。タケルは槍の石突で下草を払って上と下の両方を見ながら伐採チームについて行く。倒した木は家を補修する材料として使うつもりだったが、木を搬送するためには近場の魔獣は出来るだけ倒しておく必要がある。
-出たぞー!!
声が聞えた左前方にハンザが走り出した。俺達も伐採をやめて、遅れないように走り出す。すぐに捜索隊の二人が走って来るのが見えた。その後ろに居るはずだが、まだ魔獣の姿が見えない。二人が立ち止まったハンザの元に到着したところで、後ろから来るトカゲの群れを見つけた。大きさはワニぐらいだと思うが、動きはワニよりも素早いようだ。
「じゃあ、作戦通りに!」
タケルの合図でアキラさんとコーヘイは左右に散った。タケルは水のロッドを取り出して、水の神と風の神に祈りを捧げる。
-ワテル様、ウィン様、強き氷の風を与えてください。
「アイスバレット!」
風の魔法で先頭を走って来るトカゲの顔面に氷の塊を叩きつける。5㎝ぐらいの氷の塊だが、強烈な突風に乗った氷の破壊力でトカゲの顔面から血が飛び散った。タケルは自分の位置を変えながら、見つけたトカゲに散弾銃のように氷の塊を叩きつけて行く。
トカゲ達の突進が止まったところを両側から拳と刀が襲い掛かる。アキラさんの拳は胴体を引き裂き、コーヘイの刀は綺麗に首を落としていく。全部で6匹いたが、炎を吐かれることも無く仕留めることが出来た。
「タケルさん、完璧ですね!」
「ああ、真っすぐこっちに来てもらえたから良かったよ」
タケルは上空を眺めながらコーヘイに返事をした。翼竜の気配は今のところは無いようだ。作戦としてはタケルが注意を引き付けて、両側からアタッカーが殲滅するというシンプルなものだった。二人のアタッカーは一撃必殺の技を持っているので、初撃さえかわせば怪我をすることは無い。
倒れているトカゲ達は尾まで入れて全長3メートルぐらいだろう。どうやって炎を吐くのか興味があって口の中を覗いたが、科学的な解明は難しいようだ。ひょっとするとこいつらも神様に祈っているのかもしれない。
攻撃パターンを確立したタケル達はその後も捜索隊が見つけるトカゲ達を掃討していき、短時間で50匹を超える成果を上げることが出来た。翼竜が襲ってこなかったのも成果が上がった理由の一つだ。
「タケルよ、一度村まで戻りたいのだが。ついて来てもらえるだろうか?」
「良いけど、戻ってどうするんですか?」
「せっかく、狩ったトカゲ達を一度村に運びたいのだ」
昨日の翼竜で魔獣も食べられることが判ったから、このトカゲも貴重な食糧と言うわけか。
「いいですよ、もう少し人手を集めて運んだ方が良いですよね。だけど、俺達の傍から離れないようにしてくださいよ」
「わかった。そうしよう」
トカゲ退治は思ったよりも手ごたえが無いが、何頭いるか判らないから終わりが見えない。今日中に目途をつけたかったが、ハンザ達の意向も無視できなかった。
一緒に村に戻ったハンザは族長に報告して200人ぐらいの人を連れだした。それぞれ木の棒や麻紐を手にしている。さっきの狩場まで戻って、倒したトカゲ達を棒に縛り付けて運び出し始めた。
-ドン!-ドン!-ドン!-ドン!-ドン!
翼竜が来る合図の太鼓が聞えてきた。
「ハンザ、全員を俺達の傍に呼び戻してくれ!」
「わかった! おーい、すぐに戻って来―い!」
わらわらと森の中から戻って来る獣人達を視界に納めてから上空に目を移した。
「みんなも上を見て、見付けたら教えてくれ!」
全員で上を見ていたが、しばらくは無言の状態が続き密林の中に静寂が広がった。
「あっちだ!」
声を上げた獣人はタケルの後ろを指さしていた。タケルの位置からは木が邪魔で上空が見えなかったが、密林の奥からこちらに走って来る二人の獣人が見えた。
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タケルは槍を握りしめて獣人達に向かって走り出した。
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