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派遣勇者の進む道
138.浜辺の宴
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■獣人の村
~第12次派遣2日目~
タケルは族長たちと翼竜の肉をかじりながらやし酒を飲んでいた。翼竜の肉は淡泊で鳥のササミのような食感だったが、塩を振って食べるとやし酒のつまみに丁度良かった。やし酒は、甘みのある酒だったので、タケルは魔法で氷を出してロックにしてみた。
「今のは何なのだ!?」
「ああ、族長たちのカップにも入れてみますか?」
タケルは3㎝程の氷を手のひらでたくさん作って、族長達のカップに入れてやった。
「少し経つと冷えて来て、のど越しが良くなると思います」
「これは石なのか?」
-そうか、氷も見たことが無いのか。
「それは、氷です。水を冷やしていくと、石のように固まるんですよ。やし酒は少し冷やした方が飲みやすくなると思ったので」
アルコール度数の高い酒で無いから、薄くなってしまうが、量でカバーすればいいと思っていた。
「ホウ、これが水の塊か・・・、なるほど、少し冷たくなってきた」
族長達は顔を見合わせながら頷いている。やし酒ロックを気に入ってもらえたようだ。
「ここは海沿いだから塩は沢山取れるんですよね?」
「うむ、塩は浜で作ればいくらでも作れるのだが、仕上げるための鉄なべが徐々に不足してきておる」
ここでも鉄器の問題がある。だが塩はドリーミアでは貴重品だから、塩と加工品を交換できることが出来れば問題は解決するはずだ。その為には教皇に頼んで結界を開いてもらう必要があるが・・・
「大昔、ドリーミアと行き来が出来ていたころは、人間たちと争っていたのですか?」
「わしらも父の代から聞いておるだけじゃが、人間はわしらを人とは認めず、わしらはそれに抗い、危害を加える人間を狩っていたようだ」
狼族長の話では、どちらが仕掛けたは判らないが、双方に戦う理由があったのだろう。
「では、人間たちを奴隷にしていたのはそのころからの名残ですか?」
「そうじゃ、人間たちは我らを人として認めず、時にはわしらを奴隷として連れ去って行く奴らもおった。わしらは抵抗し、反対に人間の村を襲い食料や家畜を略奪するようになったのだ」
不幸な歴史だとタケルは思ったが、仮に現世に獣人が現れたとしたら・・・、人間として同じような権利を与えるだろうか?今も昔も難しい問題なのだと考えなおした。
「それで、結界が出来て人間との交流が無くなってからはどうですか?争いが無くなって幸せになりましたか?」
「うむ、争いは無くなったが、わしらの暮らしはごらんのとおりじゃ。結界が出来るよりはるか昔の生活に戻ってしまった。それに魔獣が出てきて、この村も近いうちに滅びるだろうと皆が思っておったのじゃ」
虎系長老は悲しそうに浜に集まった獣人達を眺めていた。獣人達の多くは布を体に巻き付けただけの服を着てやせ細った体をしている。人間の村人たちだけが貧しい暮らしをしているわけでは無かったのだ。
「魔獣は明日と明後日で何とかしたいと思っています。ところで、空の魔獣ですが、まだ沢山いるんでしょうか?」
「いや、このあたりを縄張りにしているのは、あと1匹だけのはずだ。だが、地面の火を吐くトカゲが火を吐くと、それを合図にして飛んでくるのだ」
族長の横に居るハンザの説明だと火を吐くトカゲが呼んでいるようだが、翼竜が勝手に獲物をかっさらうために利用している可能性もある。いずれにせよ、明日は地上と空中の両方をカバーしなければならないということだ。
「火を吐くトカゲはどのぐらいの数が居るんだろう?」
「わからん、50か100か・・・」
「何処かに集まってるの?」
思ったより多い数だったが、一斉に襲われなければ何とかなるとタケルは思っていた。
「いや、集まっている場所は無い。いつも、5匹ぐらいの群れでウロウロしていると思う」
5匹なら倒すのは大丈夫だが、全部見つけるのは時間が掛かる。見つける係を作ってもらおう。
「じゃあ、案内役の数を増やしてもらえないかな?トカゲを探す範囲を広げてもらって、見付けたら俺達がそこに行くって感じでどう?」
「わかった。俺達も10人ぐらいを出すことにしよう」
よし、これで火トカゲ狩りの体制は整った。残り二日でできるだけの事をしておこう。だが、二日後に結界の中に戻れなければ、延長プレーが発生する可能性もあることをタケルは理解していた。
-永遠に延長ってならないですよね? 神様?
宴会の後は族長達と面談をした集会場で寝かせてもらうことになった。敷皮とやし酒も差し入れてくれたので、メンバーだけで車座になって飲み直しをすることした。
「みんな、お疲れ様。まさかの展開だけど、現状を受け入れてもらって助かるよ」
「受け入れるっていうか・・・、どうしようもないですからね」
「そう、コーヘイの言う通り。どうしようもないんだよ。でも、これも神の思し召しだから、必ず出口があるはず」
「タケルは、ほんまに神様の事を信じてるの?」
「ああ、この世界では100%信じてるよ。だって、そうじゃないと魔法は使えないからね」
「日本でも信心深い人なん?」
「いや、現世ではカケラも信じていないね。その反動だと思う。神が居てくれたらいいなって思ってたから・・・、この世界に神が居ると思うとうれしいんだよ。マユミは神の存在を信じてるの?」
この世界も完璧ではないが、少なくとも神の恩恵と言う形で魔法が実現できている。善行を施せばタケル達を助けてくれる・・・、現世では味わえない満足感をタケルはこのドリーミアで味わっていた。
「私も信じてません。あっちの世界では神なんか絶対に居ませんよ。悪魔しかおれへんと思います」
かなり強い語調でマユミは言い切った。よほどあっちの世界に不満があるんだろう。
「マユミは出来るだけ派遣に参加したいって言ってたけど、向こうで嫌なことがあるの?」
「それは・・・、内緒です」
本人が言いたくない以上、詮索する話では無い。その後も獣人達と結界についての話をしていたが、話題も尽きたので2次会を終了することにした。
「明日も夜明けからトカゲ狩りだから、そろそろ寝ることにしようか」
3人とも頷いて敷皮のある場所で体を横たえた。皆が硬い床に敷皮だけで眠れるかが心配だったが、遠くに聞こえる波の音を子守歌にすれば何とかなるはずだ。
-アシーネ様。明日もよろしくお願いします。
-それと水の神の使い・・・、力を貸してくれるんですよね?
タケルは神と精霊に心の中で話し掛けながら瞼を閉じた。
~第12次派遣2日目~
タケルは族長たちと翼竜の肉をかじりながらやし酒を飲んでいた。翼竜の肉は淡泊で鳥のササミのような食感だったが、塩を振って食べるとやし酒のつまみに丁度良かった。やし酒は、甘みのある酒だったので、タケルは魔法で氷を出してロックにしてみた。
「今のは何なのだ!?」
「ああ、族長たちのカップにも入れてみますか?」
タケルは3㎝程の氷を手のひらでたくさん作って、族長達のカップに入れてやった。
「少し経つと冷えて来て、のど越しが良くなると思います」
「これは石なのか?」
-そうか、氷も見たことが無いのか。
「それは、氷です。水を冷やしていくと、石のように固まるんですよ。やし酒は少し冷やした方が飲みやすくなると思ったので」
アルコール度数の高い酒で無いから、薄くなってしまうが、量でカバーすればいいと思っていた。
「ホウ、これが水の塊か・・・、なるほど、少し冷たくなってきた」
族長達は顔を見合わせながら頷いている。やし酒ロックを気に入ってもらえたようだ。
「ここは海沿いだから塩は沢山取れるんですよね?」
「うむ、塩は浜で作ればいくらでも作れるのだが、仕上げるための鉄なべが徐々に不足してきておる」
ここでも鉄器の問題がある。だが塩はドリーミアでは貴重品だから、塩と加工品を交換できることが出来れば問題は解決するはずだ。その為には教皇に頼んで結界を開いてもらう必要があるが・・・
「大昔、ドリーミアと行き来が出来ていたころは、人間たちと争っていたのですか?」
「わしらも父の代から聞いておるだけじゃが、人間はわしらを人とは認めず、わしらはそれに抗い、危害を加える人間を狩っていたようだ」
狼族長の話では、どちらが仕掛けたは判らないが、双方に戦う理由があったのだろう。
「では、人間たちを奴隷にしていたのはそのころからの名残ですか?」
「そうじゃ、人間たちは我らを人として認めず、時にはわしらを奴隷として連れ去って行く奴らもおった。わしらは抵抗し、反対に人間の村を襲い食料や家畜を略奪するようになったのだ」
不幸な歴史だとタケルは思ったが、仮に現世に獣人が現れたとしたら・・・、人間として同じような権利を与えるだろうか?今も昔も難しい問題なのだと考えなおした。
「それで、結界が出来て人間との交流が無くなってからはどうですか?争いが無くなって幸せになりましたか?」
「うむ、争いは無くなったが、わしらの暮らしはごらんのとおりじゃ。結界が出来るよりはるか昔の生活に戻ってしまった。それに魔獣が出てきて、この村も近いうちに滅びるだろうと皆が思っておったのじゃ」
虎系長老は悲しそうに浜に集まった獣人達を眺めていた。獣人達の多くは布を体に巻き付けただけの服を着てやせ細った体をしている。人間の村人たちだけが貧しい暮らしをしているわけでは無かったのだ。
「魔獣は明日と明後日で何とかしたいと思っています。ところで、空の魔獣ですが、まだ沢山いるんでしょうか?」
「いや、このあたりを縄張りにしているのは、あと1匹だけのはずだ。だが、地面の火を吐くトカゲが火を吐くと、それを合図にして飛んでくるのだ」
族長の横に居るハンザの説明だと火を吐くトカゲが呼んでいるようだが、翼竜が勝手に獲物をかっさらうために利用している可能性もある。いずれにせよ、明日は地上と空中の両方をカバーしなければならないということだ。
「火を吐くトカゲはどのぐらいの数が居るんだろう?」
「わからん、50か100か・・・」
「何処かに集まってるの?」
思ったより多い数だったが、一斉に襲われなければ何とかなるとタケルは思っていた。
「いや、集まっている場所は無い。いつも、5匹ぐらいの群れでウロウロしていると思う」
5匹なら倒すのは大丈夫だが、全部見つけるのは時間が掛かる。見つける係を作ってもらおう。
「じゃあ、案内役の数を増やしてもらえないかな?トカゲを探す範囲を広げてもらって、見付けたら俺達がそこに行くって感じでどう?」
「わかった。俺達も10人ぐらいを出すことにしよう」
よし、これで火トカゲ狩りの体制は整った。残り二日でできるだけの事をしておこう。だが、二日後に結界の中に戻れなければ、延長プレーが発生する可能性もあることをタケルは理解していた。
-永遠に延長ってならないですよね? 神様?
宴会の後は族長達と面談をした集会場で寝かせてもらうことになった。敷皮とやし酒も差し入れてくれたので、メンバーだけで車座になって飲み直しをすることした。
「みんな、お疲れ様。まさかの展開だけど、現状を受け入れてもらって助かるよ」
「受け入れるっていうか・・・、どうしようもないですからね」
「そう、コーヘイの言う通り。どうしようもないんだよ。でも、これも神の思し召しだから、必ず出口があるはず」
「タケルは、ほんまに神様の事を信じてるの?」
「ああ、この世界では100%信じてるよ。だって、そうじゃないと魔法は使えないからね」
「日本でも信心深い人なん?」
「いや、現世ではカケラも信じていないね。その反動だと思う。神が居てくれたらいいなって思ってたから・・・、この世界に神が居ると思うとうれしいんだよ。マユミは神の存在を信じてるの?」
この世界も完璧ではないが、少なくとも神の恩恵と言う形で魔法が実現できている。善行を施せばタケル達を助けてくれる・・・、現世では味わえない満足感をタケルはこのドリーミアで味わっていた。
「私も信じてません。あっちの世界では神なんか絶対に居ませんよ。悪魔しかおれへんと思います」
かなり強い語調でマユミは言い切った。よほどあっちの世界に不満があるんだろう。
「マユミは出来るだけ派遣に参加したいって言ってたけど、向こうで嫌なことがあるの?」
「それは・・・、内緒です」
本人が言いたくない以上、詮索する話では無い。その後も獣人達と結界についての話をしていたが、話題も尽きたので2次会を終了することにした。
「明日も夜明けからトカゲ狩りだから、そろそろ寝ることにしようか」
3人とも頷いて敷皮のある場所で体を横たえた。皆が硬い床に敷皮だけで眠れるかが心配だったが、遠くに聞こえる波の音を子守歌にすれば何とかなるはずだ。
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