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派遣勇者の進む道
166.土人形
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■チタの町
~第16次派遣3日目~
州境での戦いで惨敗した西方教会の武術士達は副司教の治療魔法により、命にかかわるものは出なかった。それでもブラックモアを始め出血量が多かった武術士達はチタの町の宿で一旦休養を取ってから今後の方針を決めることにした。
オズボーン司教への報告は副司教のギレンが担う事になり、昨日のうちに皇都から転移魔法でムーアへ到着しているはずだった。ギレンは南方州の武術士に歯が立たなかったブラックモア達へ怒りをぶつけていたから、責任をブラックモアに押し付けることは間違いないだろう。
嫌々ついてきたにもかかわらず、自らも危険にさらされたと感じた副司教の怒りは凄まじかった。
「お前が言った通りの人数を揃えてやったにもかかわらず、この有様だ!弓への備えが無いと言うのはどういう事だったのだ!」
「弓自体はそれほど脅威ではありませんでしたが、あの土人形は計算外でした・・・。移動する壁のような役割を・・・」
「言い訳は良い! すべての責任は貴様にあるのだ! 司教にはそのように報告しておく」
ブラックモアの西方教会での出世はこれで無くなっただろう。それよりも、ブラックモアの頭の中を大きく占めていたのはあの土人形のことだった。あのような土魔法は初めて見たが、人形に意思を持たせて弓隊を守らせると言うのは想定外どころの話では無い。土と言っても硬い岩のようなものだったから、武術士の剣は全く通らない。あの土人形と弓隊の組み合わせを倒すには・・・、今のところ良い方法が浮かばなかった。
-それでも、倒さねばならない。何としてもだ・・・
ブラックモアはベッドに横になったまま、土人形の破壊方法を考え続けた。
■南方州 州都バーン
前回は船と徒歩、そして馬車を組み合わせて7日かけて到着したバーンも転移ポイントのおかげで1秒と掛からずにスタートスからたどり着くことが出来た。
それでも、先にタケルだけが転移してきて、転移ポイントの聖教石を大きな五角形に埋め直してから、空飛ぶ荷台とメンバーをもう一度連れてくることになった。
「いやー、ダイスケとナカジーも前回の長旅に付き合わせたかったよ。こんなに楽じゃなかったからね。なあ、コーヘイ」
「そうっすよね。やっぱり、この転移魔法ってズルイですよね」
「えっ!? 何? コーヘイは歩きの方が良かったの?」
タケルは驚いた表情でコーヘイを見返した。
「いや、もちろん転移魔法の方が良いですけどね。この世界の人でも、教会以外で転移魔法を使う人は居ないんでしょ?ほぼ全員が歩きと馬車の世界なのに、俺達だけってのがね」
「それは、まあそうかもしれないな。だけど、そのうち誰かが思いつくんじゃない?」
「そうですかねぇ・・・、どうもこの世界の人って向上心と言うか好奇心みたいなのが少ないような気がするんですよねぇ」
それはタケルも以前から感じていたことだった。この世界の歴史は古いらしいが科学や魔法が発展しないのは、好奇心や欲求と言うものが少ないからだと思っている。
-同じ“人”と言っても、世界が違うと欲求とか欲望の総量が違うのだろう・・・
「なんにせよ、1秒と掛からずに来られることには感謝してほしいね」
「あたしは感謝してますよぉ。あんな馬車に長いこと揺られてたらお尻が3つか4つに割れてしまいますわ」
マユミは魔法万歳という感じで笑顔を向けてくれた。これが一般的な感想のはずだった。
「じゃあ、司教の所に行って、副司教の研究所の詳しい場所を聞いてくるよ。コーヘイは町で食料とか良さそうなものが無いかをみんなと探してきてよ」
「了解! 気を付けて行って来て下さいよ」
タケルはアキラさんとダイスケを連れて南方大教会へと向かった。教会の入り口には前回よりも兵の数が多い気がしたが、タケルの顔を覚えていた武術士が二人ほどいた。
「お前達か・・・、今日は何の用だ?」
「今日もフィリップ司教にお話があります。ところで、この間より警戒が厳重になってますね? 何かあったのでしょうか?」
「それは・・・、いや、司教様に直接聞いてもらうのが良いだろう。お前たちが来たら案内するように言われているから付いて来い」
今回はスムーズに司教の部屋へ連れて行かれた。司教は執務室の大きな机に座ったまま、タケル達が入って来たのを虚ろな目で見ている。
「こんにちは。今回は副司教の所へ行こうと思っているのですが、詳しい場所とできれば紹介状を書いてもらえないでしょうか?」
タケルは愛想よく挨拶をしたが、フィリップからの返事は無かった。
「フィリップ司教? どうしたのですか? 顔色が優れないようですが・・・」
「いや、何でもない。紹介状を書いてやるのは構わぬが、ビジョンが言う事を聞くかは判らんがな・・・、そこに座って待っておれ」
そう言って、机の上に置いてあった便せんに何かを書き始めた。タケル達は勧められたソファーに座って、部屋を眺めながら書き終わるのを待っていると、しばらくして机から腰を上げたフィリップが丸めた書状に蝋で封緘をして持って来てくれた。
「ありがとうございます。ところで下でも聞いたのですが、警備が前回よりも厳重になっていますが、何かあったのですか?」
「ああ、一昨日のことだが・・・、西方教会の武術士とこちらの武術士で戦いがあったのだ」
「戦い! それって、どういう事なんですか!?」
「ふむ、オズボーンが私のやっていることを知るために力ずくで州境を通ろうとしたのだ」
「力ずくで・・・、怪我人や死んだ人が居るのですか!?」
「いや、死人は出ておらんと報告を受けている。怪我も治療魔法で治せる程度だったが、多くの血が流されたのは間違いない」
「どうして・・・、フィリップ司教は州境を閉ざすことにそこまでこだわるのですか?それに、オズボーンさんは力づくで通る必要があったのでしょうか?」
タケルは平和なドリーミアで理不尽な州境閉鎖とそれに対する強引なオズボーンのやり方で血が流されたことに憤りを感じていた。
「オズボーンは儂らのやっていることが判らないのが怖いのだろう。あの男は教皇の座を狙っておるからな。自分の知らないところで物事が進んで行くのを極端に恐れておる」
-確かにオズボーンはタケル達に魔法力があると判るとすぐに手元に置きたがっていた・・・
「しかし、それなら司教同士で話をするとか、戦わない方法は幾らでもあるんじゃないですか?」
「それは・・・、出来んのだ。我らは既に違う道を歩み始めておる。もう少しで、勇者の再生が成功する・・・、ビジョンはそう信じ、儂はビジョンを信じる・・・、そう決めたのだからな・・・」
「だったら、教皇にそのように説明して、オズボーンさんとも話せば良いだけでしょ? 繰り返しになりますけど、なんで教会の人同士で戦う必要があるのでしょう?」
「それは、儂も心苦しいのだ・・・、だが、魔竜を倒すためには勇者の力がどうしても必要だ。それもこの世界の勇者がな・・・、仮に教皇や聖教会の教えに背くことになったとしても我らはやり遂げると決めておる」
結局は其処に行きついてしまうのか・・・、外から連れてきた勇者は勇者では無い。魔竜を倒す自前の勇者を復活させなければならない。それは教皇の考えとは違う。だから、教皇や教会には説明せずに、異なる神の力を借りて勇者を再生させる・・・。
要するにフィリップ達は既に教会の異端者でアシーネ様の教えを信じていない?いや、そこまでではないのだろう。アシーネ様以外にも神が居るから他の神の力を使うというだけだ。
「だが、お前達がここにきて、教皇の神託が正しかったかもしれんと思い直すようになった」
「だったら!直ぐに州境を・・・」
「しかし、絶対に正しいともまだ言い切れん。そうであれば、ビジョンのやっていることをわしが止めるわけにはいかんのだ。わしはビジョンに約束をしておるからな・・・、何があってもビジョンの研究を支援するとな」
フィリップは今更ビジョンを裏切ることが出来ないようだ。やはり、ビジョンに直接会って考えを変えてもらうしかないだろう。
「わかりました。ビジョンさんと会って来ます。それで、研究所? それは何処にあるのでしょうか?」
「バーンを東門から出て、遠く見える高い山を目指してひたすら行けば3日ほどで着くだろう。だが、近くには魔獣が増えてきておる。行くなら手練れの者を連れて行け。武術士から人を出しても構わんぞ」
「大丈夫ですよ。こちらにも手練れが揃ってますから」
それに空を飛んで行くので、戦わないで済むと思います・・・。
~第16次派遣3日目~
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オズボーン司教への報告は副司教のギレンが担う事になり、昨日のうちに皇都から転移魔法でムーアへ到着しているはずだった。ギレンは南方州の武術士に歯が立たなかったブラックモア達へ怒りをぶつけていたから、責任をブラックモアに押し付けることは間違いないだろう。
嫌々ついてきたにもかかわらず、自らも危険にさらされたと感じた副司教の怒りは凄まじかった。
「お前が言った通りの人数を揃えてやったにもかかわらず、この有様だ!弓への備えが無いと言うのはどういう事だったのだ!」
「弓自体はそれほど脅威ではありませんでしたが、あの土人形は計算外でした・・・。移動する壁のような役割を・・・」
「言い訳は良い! すべての責任は貴様にあるのだ! 司教にはそのように報告しておく」
ブラックモアの西方教会での出世はこれで無くなっただろう。それよりも、ブラックモアの頭の中を大きく占めていたのはあの土人形のことだった。あのような土魔法は初めて見たが、人形に意思を持たせて弓隊を守らせると言うのは想定外どころの話では無い。土と言っても硬い岩のようなものだったから、武術士の剣は全く通らない。あの土人形と弓隊の組み合わせを倒すには・・・、今のところ良い方法が浮かばなかった。
-それでも、倒さねばならない。何としてもだ・・・
ブラックモアはベッドに横になったまま、土人形の破壊方法を考え続けた。
■南方州 州都バーン
前回は船と徒歩、そして馬車を組み合わせて7日かけて到着したバーンも転移ポイントのおかげで1秒と掛からずにスタートスからたどり着くことが出来た。
それでも、先にタケルだけが転移してきて、転移ポイントの聖教石を大きな五角形に埋め直してから、空飛ぶ荷台とメンバーをもう一度連れてくることになった。
「いやー、ダイスケとナカジーも前回の長旅に付き合わせたかったよ。こんなに楽じゃなかったからね。なあ、コーヘイ」
「そうっすよね。やっぱり、この転移魔法ってズルイですよね」
「えっ!? 何? コーヘイは歩きの方が良かったの?」
タケルは驚いた表情でコーヘイを見返した。
「いや、もちろん転移魔法の方が良いですけどね。この世界の人でも、教会以外で転移魔法を使う人は居ないんでしょ?ほぼ全員が歩きと馬車の世界なのに、俺達だけってのがね」
「それは、まあそうかもしれないな。だけど、そのうち誰かが思いつくんじゃない?」
「そうですかねぇ・・・、どうもこの世界の人って向上心と言うか好奇心みたいなのが少ないような気がするんですよねぇ」
それはタケルも以前から感じていたことだった。この世界の歴史は古いらしいが科学や魔法が発展しないのは、好奇心や欲求と言うものが少ないからだと思っている。
-同じ“人”と言っても、世界が違うと欲求とか欲望の総量が違うのだろう・・・
「なんにせよ、1秒と掛からずに来られることには感謝してほしいね」
「あたしは感謝してますよぉ。あんな馬車に長いこと揺られてたらお尻が3つか4つに割れてしまいますわ」
マユミは魔法万歳という感じで笑顔を向けてくれた。これが一般的な感想のはずだった。
「じゃあ、司教の所に行って、副司教の研究所の詳しい場所を聞いてくるよ。コーヘイは町で食料とか良さそうなものが無いかをみんなと探してきてよ」
「了解! 気を付けて行って来て下さいよ」
タケルはアキラさんとダイスケを連れて南方大教会へと向かった。教会の入り口には前回よりも兵の数が多い気がしたが、タケルの顔を覚えていた武術士が二人ほどいた。
「お前達か・・・、今日は何の用だ?」
「今日もフィリップ司教にお話があります。ところで、この間より警戒が厳重になってますね? 何かあったのでしょうか?」
「それは・・・、いや、司教様に直接聞いてもらうのが良いだろう。お前たちが来たら案内するように言われているから付いて来い」
今回はスムーズに司教の部屋へ連れて行かれた。司教は執務室の大きな机に座ったまま、タケル達が入って来たのを虚ろな目で見ている。
「こんにちは。今回は副司教の所へ行こうと思っているのですが、詳しい場所とできれば紹介状を書いてもらえないでしょうか?」
タケルは愛想よく挨拶をしたが、フィリップからの返事は無かった。
「フィリップ司教? どうしたのですか? 顔色が優れないようですが・・・」
「いや、何でもない。紹介状を書いてやるのは構わぬが、ビジョンが言う事を聞くかは判らんがな・・・、そこに座って待っておれ」
そう言って、机の上に置いてあった便せんに何かを書き始めた。タケル達は勧められたソファーに座って、部屋を眺めながら書き終わるのを待っていると、しばらくして机から腰を上げたフィリップが丸めた書状に蝋で封緘をして持って来てくれた。
「ありがとうございます。ところで下でも聞いたのですが、警備が前回よりも厳重になっていますが、何かあったのですか?」
「ああ、一昨日のことだが・・・、西方教会の武術士とこちらの武術士で戦いがあったのだ」
「戦い! それって、どういう事なんですか!?」
「ふむ、オズボーンが私のやっていることを知るために力ずくで州境を通ろうとしたのだ」
「力ずくで・・・、怪我人や死んだ人が居るのですか!?」
「いや、死人は出ておらんと報告を受けている。怪我も治療魔法で治せる程度だったが、多くの血が流されたのは間違いない」
「どうして・・・、フィリップ司教は州境を閉ざすことにそこまでこだわるのですか?それに、オズボーンさんは力づくで通る必要があったのでしょうか?」
タケルは平和なドリーミアで理不尽な州境閉鎖とそれに対する強引なオズボーンのやり方で血が流されたことに憤りを感じていた。
「オズボーンは儂らのやっていることが判らないのが怖いのだろう。あの男は教皇の座を狙っておるからな。自分の知らないところで物事が進んで行くのを極端に恐れておる」
-確かにオズボーンはタケル達に魔法力があると判るとすぐに手元に置きたがっていた・・・
「しかし、それなら司教同士で話をするとか、戦わない方法は幾らでもあるんじゃないですか?」
「それは・・・、出来んのだ。我らは既に違う道を歩み始めておる。もう少しで、勇者の再生が成功する・・・、ビジョンはそう信じ、儂はビジョンを信じる・・・、そう決めたのだからな・・・」
「だったら、教皇にそのように説明して、オズボーンさんとも話せば良いだけでしょ? 繰り返しになりますけど、なんで教会の人同士で戦う必要があるのでしょう?」
「それは、儂も心苦しいのだ・・・、だが、魔竜を倒すためには勇者の力がどうしても必要だ。それもこの世界の勇者がな・・・、仮に教皇や聖教会の教えに背くことになったとしても我らはやり遂げると決めておる」
結局は其処に行きついてしまうのか・・・、外から連れてきた勇者は勇者では無い。魔竜を倒す自前の勇者を復活させなければならない。それは教皇の考えとは違う。だから、教皇や教会には説明せずに、異なる神の力を借りて勇者を再生させる・・・。
要するにフィリップ達は既に教会の異端者でアシーネ様の教えを信じていない?いや、そこまでではないのだろう。アシーネ様以外にも神が居るから他の神の力を使うというだけだ。
「だが、お前達がここにきて、教皇の神託が正しかったかもしれんと思い直すようになった」
「だったら!直ぐに州境を・・・」
「しかし、絶対に正しいともまだ言い切れん。そうであれば、ビジョンのやっていることをわしが止めるわけにはいかんのだ。わしはビジョンに約束をしておるからな・・・、何があってもビジョンの研究を支援するとな」
フィリップは今更ビジョンを裏切ることが出来ないようだ。やはり、ビジョンに直接会って考えを変えてもらうしかないだろう。
「わかりました。ビジョンさんと会って来ます。それで、研究所? それは何処にあるのでしょうか?」
「バーンを東門から出て、遠く見える高い山を目指してひたすら行けば3日ほどで着くだろう。だが、近くには魔獣が増えてきておる。行くなら手練れの者を連れて行け。武術士から人を出しても構わんぞ」
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それに空を飛んで行くので、戦わないで済むと思います・・・。
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