【完結】空の青と海の碧

榊咲

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《野原の章》

青と梓の山の領域の件の報告②

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 青と梓の山の聖霊の領域の件の報告は終わり、碧は休暇中の事を聞く事にしました。それに対しては青が嬉々として話し始めます。

「それで、青も梓さんも休暇は十分楽しめましたか?」
「よく聞いてくれたわ碧。もう、もう少し休暇が欲しかったわ!」
「何言ってるの!姉さん。十分だったじゃないか」

「何言ってるのよ!梓。まだまだ足りないわよ!」
「まあまあ、青。梓さんも……。どうして、足りないの?青」
「だって、木樵きこり達の村で作られたモノも見たかったのよ!」

「……姉さん、#木樵__きこり__達の村にも行ってたじゃないか。まだ行き足りなかったの?」
「そうよ!まだ足りないわよ!」
「青は何がそんなに見たかったのかしら?」

「それはねえ、木で作った小物が見たかったのよ」
「姉さん、小物も買ってたよね。まだ足りないの?」
「だって、前に買ったのは髪飾りなんだもの。その他のモノも見たかったのよね」

「姉さんは買いすぎだよ!もう少し自重したら?」
「何言ってるのよ!買い過ぎてなんていないわよ!」
「まあまあ、青も梓さんも。落ち着いて」

 青と梓の言い合いもだんだんと過熱していき、声も大きくなってきた為、碧が仲裁しました。それによって、やっと青も梓もトーンダウンしました。

「青も梓さんもちょっと落ち着きましょう。青はもう少し休暇が欲しかったのね」
「そうよ、碧」
「それじゃ青、ちょっと頼まれてくれないかしら?」

「どんな事なの?碧」
「まだ、相談は無いんだけど、野原の聖霊の領域を調べてきて欲しいのよ」
「え、野原の?」

「えぇ、まず、海で問題が起きて、湖と続いて、山にも問題が起きたでしょう?だから、野原でも問題が起きてると思うのよ。どうかしら、行ってくれる?青」
「そうねぇ。問題が起きてる可能性があるわね」

「碧様、もし姉さんが行くなら僕も行きますよ。姉さんだけだと心配ですから」
「何言ってるのよ、梓。私だけでも大丈夫よ!」
「まあまあ、喧嘩しないで、青。……実際、問題があった場合、一人では調査は難しいわ。だから二人で行った方がいいわ」

「まあ、そうね。じゃぁいいわよ、梓。一緒に行きましょう」
「もう、姉さんは意地っ張りなんだから……」
「じゃぁ、青も梓さんもよろしくね。……青、野原の聖霊の領域に行く途中に木樵きこりの村に寄って行きなさいね。……野原の調査をする事を優先して欲しいから、2~3日でお願いね」

「わかってるわよ、碧。……でも、ありがとう」
「姉さんよかったね。碧様、ありがとうございます」

 あまりにも、青がシュンと項垂れているので、碧は青に野原の調査に行く途中に木樵きこりの村による事を提案しました。それを聞いた青は嬉しそうに碧にお礼を言いました。
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