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《野原の章》
野原の領域の調査②
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野原の調査に入った青と梓は、計画した通り、まずは八百屋などの庶民の生活基盤から調べ始めました。八百屋では、野菜の種類や値段が適正か?、洋服屋では、布の種類、庶民であれば、綿、麻が過不足なく、適正価格で売られているか?などを一つ一つ手分けをして調べました。そしてある程度、調べると、二人は休憩をする為にカフェに入って、意見を交わしました。
「梓、お疲れ様。どうだった?」
「お疲れ様、姉さん。姉さんの方は?」
「それがね、今のところ、不審なところがないのよね」
「そうなんだね。僕の方も無いね」
「でも、なにも無いのも、不審に思っちゃうのよね。そう思わない?梓」
「そうだね。今まで調べたところも、一見何とも無かったものね」
「そうなのよね。……そうだ、装飾品や大型の家具の方はまだだったわよね?」
「うん、姉さん。まだだよ?」
「それじゃぁ、行ってみましょう?」
「そうだね。装飾品は二人で行く方がいいよね?」
「そうよ。梓、いきましょう」
青と梓は庶民の生活基盤の方を先に調べていました。が、大型の家具などはまだ調べていませんでした。カフェでは、恋人か夫婦のように振る舞い、周りの人々に勘違いさせ、装飾品店に向かいました。
「ねぇ梓、今から私達は恋人よ。わかったわね!」
「うん、わかってるよ。姉さんこそ、恋人の様に振る舞ってよ?」
「わかってるわよ。梓こそ、わかってるわよね」
青と梓は小声で言い合いながら、恋人の様に腕を組んで、装飾品店の扉を開けて中に入って行きました。中に入ると、店員か店主と思われる、男性がショーケースの中にいました。梓はそれとなく、その男性に目配せしてから、声を掛けました。
「……いらっしゃいませ。私、店主の○○○でございます。何かお探しでしょうか?」
扉を開けて入ってきた、青と梓の姿と梓の目配せに反応して、店主の男性が声を掛けてきました。
「あら、いい男ね!……そうなの、髪飾りはあるかしら?」
「青、今日は記念日だから奮発するよ!」
「まあ梓、ありがとう。ねぇ、そこのあなた、髪飾りを出していただける?」
「はい、ただいま。……髪飾りでしたら、こちらにございます。どうぞ、こちらで見てくださいませ」
「じゃぁ青、あちらで見せてもらおうか?」
「そうね。良い物があるかしらねぇ」
「こちらの品は、最近流行りのモノになりますが、どうでございましょうか?」
「そうねぇ、私はユリの花が好きなの。ユリの花のモチーフのモノはないかしら?」
「それでしたら、こちらはどうでしょうか?……花弁は珊瑚で出来ております。また、花の中心には真珠をあしらっております」
青の注文内容に、すぐに対応し、ユリのモチーフの髪飾りを出して、説明をしてきます。梓は青と店主とのやり取りを、注意深く見ていました。
「そうねぇ。ねぇこの髪飾り、似合うかしら?」
「そうだね。……このモチーフならブローチの方が良くない?……店主、このモチーフでブローチはないかな?」
「はい、勿論ございます。……今、お出ししますのでお待ち下さい」
店主は梓に問われて、髪飾りと同じモチーフである、百合の花のブローチをショーケースから出して見せました。
「梓、お疲れ様。どうだった?」
「お疲れ様、姉さん。姉さんの方は?」
「それがね、今のところ、不審なところがないのよね」
「そうなんだね。僕の方も無いね」
「でも、なにも無いのも、不審に思っちゃうのよね。そう思わない?梓」
「そうだね。今まで調べたところも、一見何とも無かったものね」
「そうなのよね。……そうだ、装飾品や大型の家具の方はまだだったわよね?」
「うん、姉さん。まだだよ?」
「それじゃぁ、行ってみましょう?」
「そうだね。装飾品は二人で行く方がいいよね?」
「そうよ。梓、いきましょう」
青と梓は庶民の生活基盤の方を先に調べていました。が、大型の家具などはまだ調べていませんでした。カフェでは、恋人か夫婦のように振る舞い、周りの人々に勘違いさせ、装飾品店に向かいました。
「ねぇ梓、今から私達は恋人よ。わかったわね!」
「うん、わかってるよ。姉さんこそ、恋人の様に振る舞ってよ?」
「わかってるわよ。梓こそ、わかってるわよね」
青と梓は小声で言い合いながら、恋人の様に腕を組んで、装飾品店の扉を開けて中に入って行きました。中に入ると、店員か店主と思われる、男性がショーケースの中にいました。梓はそれとなく、その男性に目配せしてから、声を掛けました。
「……いらっしゃいませ。私、店主の○○○でございます。何かお探しでしょうか?」
扉を開けて入ってきた、青と梓の姿と梓の目配せに反応して、店主の男性が声を掛けてきました。
「あら、いい男ね!……そうなの、髪飾りはあるかしら?」
「青、今日は記念日だから奮発するよ!」
「まあ梓、ありがとう。ねぇ、そこのあなた、髪飾りを出していただける?」
「はい、ただいま。……髪飾りでしたら、こちらにございます。どうぞ、こちらで見てくださいませ」
「じゃぁ青、あちらで見せてもらおうか?」
「そうね。良い物があるかしらねぇ」
「こちらの品は、最近流行りのモノになりますが、どうでございましょうか?」
「そうねぇ、私はユリの花が好きなの。ユリの花のモチーフのモノはないかしら?」
「それでしたら、こちらはどうでしょうか?……花弁は珊瑚で出来ております。また、花の中心には真珠をあしらっております」
青の注文内容に、すぐに対応し、ユリのモチーフの髪飾りを出して、説明をしてきます。梓は青と店主とのやり取りを、注意深く見ていました。
「そうねぇ。ねぇこの髪飾り、似合うかしら?」
「そうだね。……このモチーフならブローチの方が良くない?……店主、このモチーフでブローチはないかな?」
「はい、勿論ございます。……今、お出ししますのでお待ち下さい」
店主は梓に問われて、髪飾りと同じモチーフである、百合の花のブローチをショーケースから出して見せました。
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