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《青と梓の休暇》
青と梓の休暇①
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青と梓は碧から聞いた温泉地の情報で、休暇を過ごす計画を立てる事にしました。その際、まだ場所がよくわからない為に、青と碧が言い合いになってしまいましたが、これは一種のストレス発散でした。
梓はこの物騒なストレス発散に、凄く慌てたので二人に、猛抗議しましたが、二人はどこ吹く風と相手にしませんでした。梓は相手にするのを諦めて、休暇の話をする事にしました。
「あのさ、姉さん。それでどうするの?」
「う~ん。そうね、まずは山の聖霊の神殿まで行ってみましょうか」
「姉さんはそれでいいの?」
「全然良いわよ!」
「じゃあ、そうしょうか」
「やっと、決まったみたいね。楽しんできてね、青」
「勿論よ!碧。お土産を買ってくるわね!」
「青、そんな事考えなくていいのよ。ゆっくりして来てね」
「ちょっと、碧。あたしの楽しみを奪わないでよ!お願い」
「姉さん、ちょっと落ち着いて」
「何よ!あんたまであたしの楽しみを奪うって言うの」
「ち、違うよ!姉さんの楽しみを奪うなんてしないよ。あのさ、碧様の意見も聞こうよ」
「まぁ、そうねぇ。碧、何でお土産を買っちゃぁいけないのよ?」
「えぇっとね、私は青にゆっくりして貰いたいのよ。だから、私へのお土産なんて買わなくていいと言ったつもりだったの。御免なさいね、青」
「な~ぁんだ、そう言う事だったのね。早とちり知っちゃったわ。ゴメンね、碧」
「ううん。私も言葉が足りなかったんだもの。……梓さん、青の勘違いを気付いてくれて、ありがとう」
「いいえ、お役に立てて、良かったです」
「何、畏まってるのよ。…でも、梓のお陰で碧と喧嘩にならなかったんだから、ありがとうね」
碧が良かれと思って言った一言で、もう少しで喧嘩になる所でしたが、梓の機転で喧嘩にもならずに、休暇に入る事が出来る様になりました。
青はすぐに碧の言葉に敏感に反応する事が昔からよくあったので、梓も青や碧の言葉運びを自然と深く考える様になりました。今回も碧が言った言葉の上部だけを聞いて、碧に文句を言い出した青に対して的確に言い返す事が出来ました。それにより、喧嘩にならなかったのです。
「じゃぁ、青、ゆっくりと楽しんで来てね。また話を聞かせて欲しいわ。よろしくね」
「もう碧ったら!そんな事でいいの?」
「えぇ、私は此処から離れられないから。遠くの事を話してくれた方が嬉しいわ」
「わかったわよ、碧。楽しい事をしたら、絶対その日に連絡するからね。イヤなんて言わないでよ」
「やあね、そんな事言う訳ないじゃない!青からの連絡を私も楽しみにしてるからね」
「ふふふ、約束だからね。途中で碧が辞めてって言ったって、辞めないからね。覚悟する様に!!」
「辞めてなんて言わないわよ、青。待ってるからね」
「あの~、じゃぁ、そろそろ行こうか、姉さん」
「そうね。じゃぁ、碧、行ってくるわね」
「えぇ、行ってらっしゃい」
色々と言い合っていた青と碧ですが、そのままにしておくと二人の言葉遊びが終わらなくなると思った梓が、二人の会話が一息ついた時に、割って入る事にしました。
青と碧は『あら~』という顔で梓を見てきましたが、これ以上、話を続けられても困るので、温泉地に向かおうと青に言いました。すると青もやっと会話を辞めて、行く事に同意しました。
梓はこの物騒なストレス発散に、凄く慌てたので二人に、猛抗議しましたが、二人はどこ吹く風と相手にしませんでした。梓は相手にするのを諦めて、休暇の話をする事にしました。
「あのさ、姉さん。それでどうするの?」
「う~ん。そうね、まずは山の聖霊の神殿まで行ってみましょうか」
「姉さんはそれでいいの?」
「全然良いわよ!」
「じゃあ、そうしょうか」
「やっと、決まったみたいね。楽しんできてね、青」
「勿論よ!碧。お土産を買ってくるわね!」
「青、そんな事考えなくていいのよ。ゆっくりして来てね」
「ちょっと、碧。あたしの楽しみを奪わないでよ!お願い」
「姉さん、ちょっと落ち着いて」
「何よ!あんたまであたしの楽しみを奪うって言うの」
「ち、違うよ!姉さんの楽しみを奪うなんてしないよ。あのさ、碧様の意見も聞こうよ」
「まぁ、そうねぇ。碧、何でお土産を買っちゃぁいけないのよ?」
「えぇっとね、私は青にゆっくりして貰いたいのよ。だから、私へのお土産なんて買わなくていいと言ったつもりだったの。御免なさいね、青」
「な~ぁんだ、そう言う事だったのね。早とちり知っちゃったわ。ゴメンね、碧」
「ううん。私も言葉が足りなかったんだもの。……梓さん、青の勘違いを気付いてくれて、ありがとう」
「いいえ、お役に立てて、良かったです」
「何、畏まってるのよ。…でも、梓のお陰で碧と喧嘩にならなかったんだから、ありがとうね」
碧が良かれと思って言った一言で、もう少しで喧嘩になる所でしたが、梓の機転で喧嘩にもならずに、休暇に入る事が出来る様になりました。
青はすぐに碧の言葉に敏感に反応する事が昔からよくあったので、梓も青や碧の言葉運びを自然と深く考える様になりました。今回も碧が言った言葉の上部だけを聞いて、碧に文句を言い出した青に対して的確に言い返す事が出来ました。それにより、喧嘩にならなかったのです。
「じゃぁ、青、ゆっくりと楽しんで来てね。また話を聞かせて欲しいわ。よろしくね」
「もう碧ったら!そんな事でいいの?」
「えぇ、私は此処から離れられないから。遠くの事を話してくれた方が嬉しいわ」
「わかったわよ、碧。楽しい事をしたら、絶対その日に連絡するからね。イヤなんて言わないでよ」
「やあね、そんな事言う訳ないじゃない!青からの連絡を私も楽しみにしてるからね」
「ふふふ、約束だからね。途中で碧が辞めてって言ったって、辞めないからね。覚悟する様に!!」
「辞めてなんて言わないわよ、青。待ってるからね」
「あの~、じゃぁ、そろそろ行こうか、姉さん」
「そうね。じゃぁ、碧、行ってくるわね」
「えぇ、行ってらっしゃい」
色々と言い合っていた青と碧ですが、そのままにしておくと二人の言葉遊びが終わらなくなると思った梓が、二人の会話が一息ついた時に、割って入る事にしました。
青と碧は『あら~』という顔で梓を見てきましたが、これ以上、話を続けられても困るので、温泉地に向かおうと青に言いました。すると青もやっと会話を辞めて、行く事に同意しました。
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