【完結】空の青と海の碧

榊咲

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《青と梓の休暇》

青から碧への質問

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 梓に言われた青は水鏡の前で、『う~ん』と言いながら、まだ連絡するのを迷っていました。しかし、梓に強く言われているので『よしっ!』と気合を入れて、水鏡に話しかけました。

「は~い、碧!今、良いかしら」
「あら、青。どうしたの?」
「ちょっと聞きたい事があるのよ」

「どんな事かしら。私に答える事かしら?」
「まあ、碧ならすぐに答えられると思うわね」
「そうなの?青が言うとなんだか胡散臭いわねぇ……」

 青が質問すると碧は胡散臭いと言い返してきました。青は碧の言いように、『はぁ~』とため息を出しながら言い返します。

「ちょっと、碧。胡散臭いってどう言うことよ!」
「あら、その言葉通りだけど」
「いつ、あたしが胡散臭い事を言ったのよ!」

「さっき、言ったじゃぁないの」
「えっ、言ってないわよ、そんな事」
「言ったじゃぁない!……私だったらすぐ答えられるって」

「どうしてさっきの、すぐ答えられるって事が胡散臭いのよ!」
「だって、青からそんな風に言われた事ってなかったから……、いつも無理難題だったじゃない」
「うっ、そ、そうだったかしら?」

 青は碧からの答えに、過去の自分の言動に頭を巡らせますが、碧に言われる程の無理難題だったか思う出せません。それを見た碧は『はぁ~』とため息を出しました。それに対して青はバツが悪い様にモジモジとしながら話しかけます。

「あのね、本当に今回はすぐ答えられると思うのよ……。信じてよ!」
「まあ、良いわ。信じてあげる。それで、何が聞きたいの?」
「あのね、今、温泉地にいるでしょう?」

「そうね。温泉はどうなの?」
「え、温泉?……温泉は気持ち良いし、食べ物は美味しいし、良いところよ」
「そう、それは良かったわ。それで温泉がどうかしたの?」

「違うのよ!……温泉の事じゃないのよ!」
「え、そうなの?じゃぁ、なんなのよ、青」
「だから、温泉だけじゃなくて、違う所にも行ってみようってなったのよ!」

「あら、そうだったの。それは……、ゴメンなさいね、青」
「それでね。梓が聞いてきたんだけど、山の向こうに湖があって景色が綺麗だって言うのよ。……それで聞きたいと思ったのよ」
「そうだったのね。わかったわ、詳しく教えて!!」

「梓が聞いた事だから、あたしは詳しくないのよ」
「じゃぁ、梓さんを呼んできて欲しいわ」
「そう言うと思ったわ。それで一度、碧の所に行きたいんだけど……」

「それなら、すぐでも良いわよ」
「本当!碧、ありがとう!」
「そんなに喜ばれると照れるわね」

「じゃぁ、梓に言ってすぐに碧の所に行くわね!」
「それはいいけど、そちらから、どれ位で来られるの?」
「そうねぇ、2~3日で行けると思うわ。碧、よろしくね!」

 青は碧に言い終わると水鏡から通信を切ってしまいました。そして梓に碧から了承を貰ったと言いに行きます。青は嬉しくて忘れていますが、相手をしていた碧は、いつもの事だとため息を出しながら笑っていました。
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