【完結】空の青と海の碧

榊咲

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《海の神殿にて》

青と梓の休暇の話②

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 碧は青と梓から温泉地での休暇中の話を聞いて、疑問というか不思議に思った事を2人に聞いてみる事にしました。

「そういえば青。今回は買い物はしなかったの?」
「まあね。一応、お店を見には行ったわよ」
「どうして今回はしなかったの?」

 いつもは何を置いても買い物をする青が珍しく、お土産の話をしないので不思議に思い本人に聞いた結果がウインドショッピングで終わられたと聞いて、碧はビックリしました。それで、その理由を聞いてみました。

「この前の山の領域の騒動の時に欲しかった物は、買い尽くしちゃったのよねぇ!」
「そうだったのね」
「そうだ、聞いてくださいよ、碧様。姉さんはあの時に、よくまあっていう位、買い漁ったんですよ~」

 梓はあの時の呆気に取られる程の買いっぷりを碧に話して聞かせます。青は梓の口を塞ごうとしますが、反対に梓に羽交い締めにされてしまい、碧に全てを聞かれてしまいました。

 青は梓の話を聞いている碧の顔を見てホッとしました。碧の顔は決して怒っている様には見えなかったからです。梓の話が終わる頃には、碧はクスクスと楽しそうに笑っていました。

 笑っていた碧が突然、青に話しかけました。

「そういえば、青は私に聞きたい事があったのよねぇ」
「あ、そうだった。あのね、湖の事が聞きたかったのよ」
「湖の事?」

「そうなのよ。梓が熊さんに聞いたんだけど、湖の景色が綺麗らしいの!」
「そうなんですよ、碧様。凄く綺麗だと熊さん達が言ってました。そんなに綺麗な景色の湖なら、是非とも見てみたいと思って……。是非、教えて下さい。お願いします!」

 碧は青よりも梓の湖に対する、並々ならない執着にも似た力説に、ちょっとヒキそうになりながら、話を聞きました。でも、いくら碧が湖の聖霊と姉妹でも、領域が全然違うので梓が熊達に聞いた湖が何処にあって、どんな景色なのかはわからないのです。そこで梓の話が終わるのを待って、妹の和泉に湖の事を聞いてみる事を提案する事にしました。
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