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【チロの章】
僕はチロ
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僕は小さい頃に今の家に貰われて来たんだよ。この家のね、大祖母さんの娘さんの所で生まれたんだ。お母さんと兄妹と一緒に暮らしてたんだけどね、この家の大祖母さんが元気がないからって言われて、僕がくる事になったんだ。
最初にこの家に来た時は、大きな家でビックリしたんだ!だって生まれた家は今の家にスッポリ入っちゃうんだもん!それにね、玄関も広いの。なんかねえ、玄関が広いから土間って言うんだって。この土間はお外と同じで土で出来てるんだよ。凄いよね!
それにね、壁がなくて、引き戸で間仕切りしてるんだ。だから、部屋から部屋に行く時はこの引き戸を開ければいけるんだよ。僕が開ける時はね、体を横にして引き戸に前足のツメを掛けて後ろ足の方に引っ張るの。そうすると開くんだよ。僕、ちゃんと開けられて偉いでしょう!
僕の名前は新しく家族になった子が付けてくれたんだよ。『チロ』って言うの!いいでしょう。それで僕は大祖母さんを慰めるために来たから、ちゃんとお仕事しなくっちゃね。僕がんばるぞ~!!
そうそう、僕の居るところはね、大祖母さんの布団の上なんだ。いつも布団の上で寝てるとね大祖母さんが『いい子だねぇ』って言って、撫ぜてくれるんだよ!すっごく気持ちいいの。あとね、この家の人は僕のことが好きみたいでね、布団の上にいると、背中とか撫ぜてくれるんだよ。
よく撫ぜてくれるのは大祖母さんだけど、この家の子供たちがその次によく撫ぜてくれるんだよね!でもね、寝てる時に撫ぜられるのは、イヤだなぁ。だってさ、グッスリ寝てる時に撫ぜられるから、ビックリして起きちゃうんだもん。睡眠妨害、反対!!って思うよね。そうでしょう!
この家で一番会わない人が居るんだけど、その人だけは僕のことが嫌いみたいなんだ。だってさ、トイレとかご飯を食べに行くとさ、凄い睨んでくるんだよ。すっごく怖いの!だからその人に会わないようにしてるんだけど、どうしても会っちゃうんだよね。そんな時はすぐに大祖母さんの所に逃げて行くんだ。そうすれば、大祖母さんが助けてくれるの。もう、その時は全力で『好き、好き』攻撃をしちゃう!
そうそう、この家には大祖母さんとお父ちゃんとお母ちゃんとおばあちゃんとお兄ちゃん、さよちゃん、ゆうの7人家族なんだよ。お兄ちゃんとゆうはよくケンカをしてる。よせばいいのにね。どうせお兄ちゃんには勝てないんだからさ。
ケンカがはじまるとね、大祖母さんがいつも仲裁するの。そうするとね、なぜか、さよちゃんの名前が出てくるんだよね。ケンカしてたのは、お兄ちゃんとゆうなのにね。いつも不思議だったけど、僕にはわからない事だから、スルーしてたんだ。仕方ないよね。
そんな日常がずうっと続くと思ってたんだけど、ある日、突然終わっちゃったんだ!
最初にこの家に来た時は、大きな家でビックリしたんだ!だって生まれた家は今の家にスッポリ入っちゃうんだもん!それにね、玄関も広いの。なんかねえ、玄関が広いから土間って言うんだって。この土間はお外と同じで土で出来てるんだよ。凄いよね!
それにね、壁がなくて、引き戸で間仕切りしてるんだ。だから、部屋から部屋に行く時はこの引き戸を開ければいけるんだよ。僕が開ける時はね、体を横にして引き戸に前足のツメを掛けて後ろ足の方に引っ張るの。そうすると開くんだよ。僕、ちゃんと開けられて偉いでしょう!
僕の名前は新しく家族になった子が付けてくれたんだよ。『チロ』って言うの!いいでしょう。それで僕は大祖母さんを慰めるために来たから、ちゃんとお仕事しなくっちゃね。僕がんばるぞ~!!
そうそう、僕の居るところはね、大祖母さんの布団の上なんだ。いつも布団の上で寝てるとね大祖母さんが『いい子だねぇ』って言って、撫ぜてくれるんだよ!すっごく気持ちいいの。あとね、この家の人は僕のことが好きみたいでね、布団の上にいると、背中とか撫ぜてくれるんだよ。
よく撫ぜてくれるのは大祖母さんだけど、この家の子供たちがその次によく撫ぜてくれるんだよね!でもね、寝てる時に撫ぜられるのは、イヤだなぁ。だってさ、グッスリ寝てる時に撫ぜられるから、ビックリして起きちゃうんだもん。睡眠妨害、反対!!って思うよね。そうでしょう!
この家で一番会わない人が居るんだけど、その人だけは僕のことが嫌いみたいなんだ。だってさ、トイレとかご飯を食べに行くとさ、凄い睨んでくるんだよ。すっごく怖いの!だからその人に会わないようにしてるんだけど、どうしても会っちゃうんだよね。そんな時はすぐに大祖母さんの所に逃げて行くんだ。そうすれば、大祖母さんが助けてくれるの。もう、その時は全力で『好き、好き』攻撃をしちゃう!
そうそう、この家には大祖母さんとお父ちゃんとお母ちゃんとおばあちゃんとお兄ちゃん、さよちゃん、ゆうの7人家族なんだよ。お兄ちゃんとゆうはよくケンカをしてる。よせばいいのにね。どうせお兄ちゃんには勝てないんだからさ。
ケンカがはじまるとね、大祖母さんがいつも仲裁するの。そうするとね、なぜか、さよちゃんの名前が出てくるんだよね。ケンカしてたのは、お兄ちゃんとゆうなのにね。いつも不思議だったけど、僕にはわからない事だから、スルーしてたんだ。仕方ないよね。
そんな日常がずうっと続くと思ってたんだけど、ある日、突然終わっちゃったんだ!
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